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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/8 17:00 (No.664152)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201810290002/

やった事ない問題だと思いますが、普通に解けました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/10 07:56削除
解答
円の中心をOとして、OA,OB,OC,OD,OEを結ぶと、半径より全ての三角形は二等辺三角形で三辺相等より△OABと△OBC,△ODEと△OEAはそれぞれ合同である。
よって、∠OAB=∠OBA=∠OBC=∠OCB=●,∠ODE=∠OED=∠OEA=∠OAE=×と置き、∠OCD=∠ODC=△と置くと、条件の∠BCDと∠CDEの差は、●+△-(△+×)=●-×(これは図形的に見て分かる。)
よって、●-×=25°―――①
また、∠BAE=105°より、
●+×=105°―――②
よって、和差算より●=(105°+25°)÷2=65°,×=(105°-25°)÷2=40°
ところで、5角形の内角の和は540°(180°×(5-2))より、∠BCD+∠CDE=540°-65°×3-40°×3=540°-195°-120°=225°
よって、∠BCD+∠CDE=225°―――③
また、条件より、
∠BCD-∠CDE=25°―――④
よって、和差算より、
∠BCD=(225°+25°)÷2=125°
∠CDE=(225°-25°)÷2=100°
よって、答えは、
∠BCD=125°,∠CDE=100°

因みに、●=65°,×=40°から地道に中心角を求めて行っても良い。
∠AOB=∠BOC=180°-65°×2
=50°
∠AOE=∠EOD=180°-40°×2
=100°
よって、∠COD=360°-50°×2-100°×2=60°
よって、△OCDは頂角が60°の二等辺三角形より正三角形。よって、∠OCD=∠ODC=60°
よって、∠BCD=65°+60°=125°
∠CDE=60°+40°=100°

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/8 13:48 (No.663861)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201810300001/

算数で解けますが、何でもありで良いです。(解答は2つやりますが。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/9 07:56削除
何でもありの解法1
AD=DC=1と置くと、△DFCは1:2:√3の直角三角形より、FC=√3 ∴FB=√3-1
また、∠DFC=30°,∠EFD=30°より、∠EFB=30°+30°=60°
よって、△EFBも1:2:√3の直角三角形である。よって、EB=√3FB=√3(√3-1)=3-√3 ∴AE=(3-√3)-1=2-√3
∴AE:AD=2-√3:1=1:2+√3―――①
また、√6-√2:√6+√2=4:(√6+√2)^2=4:8+4√3=1:2+√3―ーー②
①,②より、AE:AD=√6-√2:√6+√2
よって、△ADEは15°,75°,90°の直角三角形である。∴∠AED=75°

何でもありの解法2
BC=DC=1と置くと、△DFCは1:2:√3の直角三角形より、FC=√3,FD=2
∴FB=√3-1 
また、∠DFC=30°,∠EFD=30°より、∠EFB=30°+30°=60°
よって、△EFBも1:2:√3の直角三角形である。
∴EF=2FB=2(√3-1)
ここで、EからFDに垂線を下ろしその足をHとすると、△EFHも1:2:√3の直角三角形より、EH=EF/2=√3-1,FH=√3EH=√3(√3-1)=3-√3
∴DH=FD-FH=2-(3-√3)=√3-1
∴EH=DH よって、△EHDは直角二等辺三角形である。∴∠HED=45°また、∠FEH=60°より、∠FED=45°+60°=105°
また、∠FEB=30°より、∠AED=105°-30°=75°
よって、答えは、75°

これは、15°,75°,90°の直角三角形の三辺比を使わないので、普通の中学生でも可能な解法ですね。

算数の解法は次回。因みに、検索はしていません。

おまけ:
https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/164.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/9 16:41削除
何でもありの解法3(算数の解法)
∠DFC=30°より∠DFE=∠DFC よって、FEの延長上にDから垂線を下ろしその足をHとすると、直角三角形の斜辺と他の1角が等しいので、△DFHと△DFCは合同。
よって、DH=DC
また、DC=DAより、DH=DA よって、直角三角形の斜辺と他の1辺が等しいので、△DHEと△DAEは合同。よって、∠DEA=∠DEH
ところで、∠DFC=30°より∠EFB=30°+30°=60°よって、∠FEB=30°
よって、∠AEH=180°-30°=150°
よって、∠DEA=150°÷2=75°
よって、∠AED=75°

おまけ:(すっかり忘れていました。懐かしい。)
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/7 17:33 (No.662980)削除
改題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201810310001/

∠Bが直角の△ABCの辺ACの中点をFとし、辺AB上にAD=AFとなる点D,辺BC上にCE=CFとなる点Eが取れた。この時、△EDFは直角二等辺三角形になったという。△ABCの条件を求めよ。
因みに、中学数学で解けます。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/8 07:57削除
改題の解答
AD=AF=CF=CE=x,BD=y,BE=zと置き、FからCEに垂線を下ろしその足をHとすると、定石の形より、△EDB≡△FEH
ところで、△CFH∽△CABで相似比1:2より、AB=2FH ∴x+y=2z―――①
また、FからADに垂線を下ろしその足をIとすると、△AFI∽△ACBで相似比1:2より、CB=2FI ∴x+z=2(y+z)―――②
①-②より、y-z=-2y ∴z=3y
ここで、△ABCで三平方の定理を使うと、
(x+y)^2+(x+3y)^2=(2x)^2
∴x^2+2xy+y^2+x^2+6xy+9y^2=4x^2 ∴2x^2-8xy-10y^2=0 
∴x^2-4xy-5y^2=0 
∴(x-5y)(x+y)=0
∴x=5y,-y x,y>0より、x=5y
∴AB=x+y=5y+y=6y
 BC=x+z=5y+3y=8y
 CA=2x=2・5y=10y
∴AB:BC:CA=6y:8y:10y
=3:4:5
よって、△ABCの条件は3:4:5の直角三角形である事である。

中々良い問題だったのではないでしょうか。ただし、厳密には、逆もやった方が良いですね。

AB=3m,BC=4m,CA=5mと置くと、AD=AF=CF=CE=5m/2
ここで、FからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△CFH∽△CABは相似で相似比は1:2より、FH=3m/2,CH=2m ∴EH=5m/2-2m=m/2
また、DB=3m-5m/2=m/2,BE=4m-5m/2=3m/2 ∴DB=EH,BE=FH また、∠DBE=∠EHF=90°より二辺挟角が等しいので、△DBE≡△EHF ∴DE=EF
また、∠BDE=∠HEFで∠BDE+∠DEB=90°より、∠HEF+∠DEB=90°∴∠DEF=180°-90°=90°
よって、△EDFは直角二等辺三角形である。

よって、求める△ABCの必要十分条件は、△ABCが3:4:5の直角三角形である事である。

念のため、初めの条件は必要条件。△EDFが直角二等辺三角形ならば△ABCは3:4:5の直角三角形という事。ただし、これだけだと全ての3:4:5の直角三角形かどうかは分からない。そこで、△ABCが3:4:5の直角三角形ならば△EDFは直角二等辺三角形になるという十分条件を示した訳である。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/6 10:36 (No.661853)削除
問題
http://blog.livedoor.jp/aritouch/archives/3459383.html(上の問題)

何でもありの別解を作ってみました。
考え方のヒント:重なり部分の角度をθとして三角関数を使ってみて下さい。あまり意味がありませんが、2通り作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/7 07:21削除
解法1
∠EDC=θと置き、AFとDEの交点をHとすると、∠DHC=180°-45°-θ=135°-θ
ここで、DFを結ぶと、∠DFH=180°-45°-(135°-θ)=θ
今、正方形の1辺の長さをaとして、DからACに垂線を下ろしその足をIとすると、
DI=√2a・sinθ―――①
DI=a・sin45°―――②
①,②より、√2a・sinθ=a・sin45°
a≠0より、√2sinθ=sin45°=1/√2
∴sinθ=1/2 ところで、0<θ<90°より、θ=30°
∴∠x=∠DHC=135°-θ=105°
よって、答えは、105°

これだと理詰めで求められ(一直線に着目して三角関数を使う)、算数のような補助線の工夫が要りませんね。因みに、算数と全く同じ補助線ですが。
全く違う補助線の解法2は次回。(わざわざ面倒臭くして解いているだけという見方もありますが。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/7 19:51削除
解法2
DCの延長上にFから垂線を下ろしその足をHとすると、△ABC∽△CHFで△ABCは直角二等辺三角形より△CHFも直角二等辺三角形。
∴CH=FHーーー①
ここで、DFを結び∠EDC=θ,正方形の1辺の長さを1とすると、DF=√2,∠FDH=45°-θ
∴CH=√2cos(45°-θ)-1―――②
FH=√2sin(45°-θ)―――③
①,②,③より、
√2cos(45°-θ)-1=√2sin(45°-θ)
∴cos(45°-θ)-1/√2=sin(45°-θ)
∴cos45°cosθ+sin45°sinθ-1/√2=sin45°cosθ-cos45°sinθ
∴(1/√2)cosθ+(1/√2)sinθ-1/√2=(1/√2)cosθ-(1/√2)sinθ
∴cosθ+sinθ-1=cosθ-sinθ
∴2sinθ=1 ∴sinθ=1/2
ところで、0<θ<90°より、θ=30°
∴∠x=∠DHC=135°-θ=105°
(AFとDEの交点をHとする。)
よって、答えは、105°

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/4 07:56 (No.659423)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811010001/

結構、いい問題(良問でちょっと難問)だと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/6 07:56削除
解答
ABは直径より∠ADB=90°よって、△BCDで三平方の定理を使うと、BD=√(3^2-2^2)=√5cm
また、AE//CBより錯角で∠AEC=∠BCF=● よって、∠AEC=∠ACE=●より、△AECは二等辺三角形。よって、AE=AC=4+2=6cm
また、AE//CBより△FAE∽△FBCで相似比6:3=2:1 ∴AF:FB=2:1
また、AD:DC=4:2=2:1より、AF:FB=AD:DC よって、DF//CBである。
よって、等積変形より△BDF=△CDF この両辺に△ADFを加えると、△ADB=△ACF
∴△ACF=△ADB=4×√5×(1/2)=2√5cm^2 ところで、△FAE∽△FCBの相似比が2:1より、FE:FC=2:1
∴CF:CE=1:3 ∴△ACF:△ACE=1:3 ∴△AEC=3△ACF=3×2√5=6√5cm^2
よって、答えは、6√5cm^2

検索はしていませんが、これが模範解答だと思います。別解はエレガントじゃないので省略。(イメージだけで作っていませんが。)

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12782468867.html
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/5 11:58 (No.660574)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
G=H×Kならば、D(G)=D(H)×D(K)であることを示せ。ただし、D(G)は群Gの交換子を表すものとする(§5演習問題9参照)。

解答
G=H×Kの定義より
① G=HK,② hk=kh(h∈H,k∈K),③ ①の表現は一意的となっている。そこで、
(1)D(G)=D(H)D(K),(2)yz=zy(y∈D(H),z∈D(K)),(3)(1)の表現は一意的
を示せば、定義7.2によってD(G)=D(H)×D(K)を得る。
(2)について:Hの元とKの元は可換であるから、D(H)の元とD(K)の元も可換である。
(3)について:(1)の表現D(G)=D(H)D(K)はG=HKの表現の一意性より出る。
(1)D(G)=D(H)D(K)を示す。
はじめに、D(G)⊃D(H),D(G)⊃D(K)であるから、交換子群の定義によってD(G)⊃D(H)D(K)となっている。
 次に、逆の包含関係D(G)⊂D(H)D(K)を示す。はじめに、[a,b]=[b,a]^-1(a,b∈G)が成り立つことに注意しよう。
∵[a,b]^-1=(aba^-1b^-1)^-1=bab^-1a^-1=[b,a]
このとき、問3.9によって、交換子の有限個の積がD(H)D(K)に属することを示せばよい。さらに、D(H)とD(K)の元が交換可能であるから、1つの交換子がD(H)D(K)に属することを示せば十分である。
 D(G)の1つの交換子を[a,b](a,b∈G)とする。aとbはa=h1k1,b=h2k2(hi∈H,ki∈K)と表せる。Hの元とKの元が可換であることに注意すれば、
[a,b]=aba^-1b^-1
=(h1k1)(h2k2)(h1k1)^-1(h2k2)^-1
=(h1k1)(h2k2)(h1^-1k1^-1)(h2^-1k2^-1)
=(h1h2h1^-1h2^-1)(k1k2k1^-1k2^-1)
=[h1,h2][k1,k2]∈D(H)D(K)
以上によって、D(G)はD(H)とD(K)の直積である。

§5演習問題9
a,bを群Gの2元とするとき、aba^-1b^-1をa,bの交換子という。Gのすべての交換子によって生成される部分群をGの交換子群といい、D(G)で表すことにする。Hを群Gの部分群とするとき、次のことを示せ。
 HがGの正規部分群でかつG/Hが可換群であるための必要十分条件は、HがD(G)を含むことである。
 したがって、特にD(G)は正規部分群であり、剰余群G/D(G)は可換群である。

問3.9
群Gの部分集合をSとするとき次を示せ。
<S>={ai1^±1・ai2^±1…ain^±1|ai1,…,ain∈S,n∈ℕ}

具体的には、

>はじめに、D(G)⊃D(H),D(G)⊃D(K)であるから、交換子群の定義によってD(G)⊃D(H)D(K)となっている。

>次に、逆の包含関係D(G)⊂D(H)D(K)を示す。はじめに、[a,b]=[b,a]^-1(a,b∈G)が成り立つことに注意しよう。
∵[a,b]^-1=(aba^-1b^-1)^-1=bab^-1a^-1=[b,a]
このとき、問3.9によって、交換子の有限個の積がD(H)D(K)に属することを示せばよい。さらに、D(H)とD(K)の元が交換可能であるから、1つの交換子がD(H)D(K)に属することを示せば十分である。

個人的には、ここの部分は丸々と必要ないのではないでしょうか。ただし、次の「D(G)の1つの交換子」は「D(G)の任意の交換子」に変えますが。

それぐらいですかね。

因みに、「(2)yz=zy(y∈D(H),z∈D(K))」の部分はわざとy,zに変えているんでしょうね。渋いですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/5 13:51削除
解説
>はじめに、D(G)⊃D(H),D(G)⊃D(K)であるから、交換子群の定義によってD(G)⊃D(H)D(K)となっている。

§5演習問題9より、D(H),D(K)はそれぞれH,Kの部分群より、HK⊃D(H)D(K)
また、①よりG=HK ∴G⊃D(H)D(K)
ところで、D(H),D(K)は交換子によって生成される群なのでD(H)D(K)も交換子によって生成される群である。よって、G⊃D(H)D(K)の左辺も交換子群に限定出来る。∴D(G)⊃D(H)D(K)

>次に、逆の包含関係D(G)⊂D(H)D(K)を示す。はじめに、[a,b]=[b,a]^-1(a,b∈G)が成り立つことに注意しよう。
∵[a,b]^-1=(aba^-1b^-1)^-1=bab^-1a^-1=[b,a]
このとき、問3.9によって、交換子の有限個の積がD(H)D(K)に属することを示せばよい。さらに、D(H)とD(K)の元が交換可能であるから、1つの交換子がD(H)D(K)に属することを示せば十分である。

ここは、はっきり言ってよく分からない。
まず、[a,b]=[b,a]^-1(a,b∈G)は問3.9の-1乗に関係しているのだろうか。(その後使わないようだが。)
因みに、個人的には、問3.9は間違っていると思っている。
さっぱり分からないのですが、この部分はなくても成り立ちますよね。

問題
G=H×Kならば、D(G)=D(H)×D(K)であることを示せ。ただし、D(G)は群Gの交換子を表すものとする。

解答
G=H×Kの定義より
① G=HK,② hk=kh(h∈H,k∈K),③ ①の表現は一意的となっている。そこで、
(1)D(G)=D(H)D(K),(2)yz=zy(y∈D(H),z∈D(K)),(3)(1)の表現は一意的
を示せば、定義7.2によってD(G)=D(H)×D(K)を得る。
(2)について:Hの元とKの元は可換であるから、D(H)の元とD(K)の元も可換である。
(3)について:(1)の表現D(G)=D(H)D(K)はG=HKの表現の一意性より出る。
(1)D(G)=D(H)D(K)を示す。
はじめに、D(G)⊃D(H),D(G)⊃D(K)であるから、交換子群の定義によってD(G)⊃D(H)D(K)となっている。
 次に、逆の包含関係D(G)⊂D(H)D(K)を示す。
D(G)の任意の交換子を[a,b](a,b∈G)とする。aとbはa=h1k1,b=h2k2(hi∈H,ki∈K)と表せる。Hの元とKの元が可換であることに注意すれば、
[a,b]=aba^-1b^-1
=(h1k1)(h2k2)(h1k1)^-1(h2k2)^-1
=(h1k1)(h2k2)(h1^-1k1^-1)(h2^-1k2^-1)
=(h1h2h1^-1h2^-1)(k1k2k1^-1k2^-1)
=[h1,h2][k1,k2]∈D(H)D(K)
∴D(G)⊂D(H)D(K)
∴D(G)=D(H)D(K)
以上によって、D(G)はD(H)とD(K)の直積である。

おまけ:
https://shinjuku-shalom.com/archives/3656
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/4 16:22 (No.659909)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
G=H×Kならば、Z(G)=Z(H)×Z(K)であることを示せ。ただし、Z(G)は群Gの中心を表すものとする(§2演習問題7参照)。

解答
定義を確認しよう。Z(G)={a∈G|ax=xa,∀x∈G}。G=H×Kの定義より
① G=HK,② hk=kh(h∈H,k∈K),③ ①の表現は一意的となっている。そこで、
(1)Z(G)=Z(H)Z(K),(2)hk=kh(h∈Z(H),k∈Z(K)),(3)(1)の表現は一意的
を示せば、定義7.2によってZ(G)=Z(H)×Z(K)を得る。
(1)Z(G)=Z(H)Z(K)を示す:x∈Z(G)とする。x∈Z(G)⊂G=HKであるからx=ab(a∈H,b∈K)と表される。このとき、a∈Z(H),b∈Z(K)であることが、次のようにしてわかる。
x∈Z(G)であるから、xg=gx(∀g∈G)である。特に、g=h∈Hに対して、xh=hx すなわち、abh=hab ここで、Hの元hとKの元bは可換であるから、ahb=hab 消去律(定理1.4)よりah=ha すなわち、∀h∈Hに対して、ah=haであるからa∈Z(H)  同様にすればb∈Z(K)を得る。
(2)について:Z(H)⊂H,Z(K)⊂Kで、Hの元とKの元は可換であるから、Z(H)の元とZ(K)の元も可換である。
(3)について:(1)の表現Z(G)=Z(H)Z(K)はG=HKの表現の一意性より出る。

§2演習問題7
Sを群Gの部分集合とする。このとき、C_G(S)={a∈G|as=sa,∀s∈S}とおけば、C_G(S)はGの部分群であることを示せ。C_G(S)をSの中心化群という。特に、S=Gであるとき、C_G(G)を群Gの中心といい、Z(G)で表す。

定義7.2
Gを群として、H1とH2をその部分群とする。次の条件を満足するとき、Gは部分群H1,H2の内部直積といい、G=H1×H2(注:×の上に・が付く)で表す。
(A)(1)G=H1H2
   (2)H1の元とH2の元は可換である。
   (3)(1)の表し方は一意的である。 

定理7.1
Gを群としてH1とH2をGの部分群とする。Gが部分群H1,H2の内部直積であるための必要十分条件は、次の条件(B)が成り立つことである。
(B)(イ)G=H1H2
   (ロ)H1,H2はGの正規部分群である
   (ハ)H1∩H2={e} 

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて、a◦c=b◦cならばa=bであり、c◦a=c◦bならばa=bが成り立つ。

具体的には、

>(3)について:(1)の表現Z(G)=Z(H)Z(K)はG=HKの表現の一意性より出る。

ぐらいですかね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/5 07:22削除
解説
>(3)について:(1)の表現Z(G)=Z(H)Z(K)はG=HKの表現の一意性より出る。

G=HKの表現の一意性より定理7.1により、
H∩K={e} である。
また、Z(H)⊂H,Z(K)⊂Kで、H∩K={e} より、Z(H)∩Z(K)=φまたはZ(H)∩Z(K)={e}(ベン図を考えれば自明。)
ところで、§2演習問題7よりZ(H),Z(K)はそれぞれ群である。つまり、それぞれ単位元を含むので、Z(H)∩Z(K)={e}
よって、定義7.2と定理7.1により、
Z(G)=Z(H)Z(K)の表現は一意的である。

おまけ:
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/04/26/kiji/20220426s00041000198000c.html
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/31 23:24 (No.656883)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811010002/

これは難しいですね。何でもありで解いて下さい。因みに、私は以前にこちらの問題https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806100000/を改題してこの問題を作っていました。解答を算数で2通り作っていますが、どちらも難問です。マニア以外は無理でしょう。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/2 07:57削除
何でもありの解法
AからMCに垂線を下ろしその足をHとすると、△MABの内対角の和より、∠AMH=15°+30°=45°よって、△AMHは直角二等辺三角形で、△ABHは15°,75°,90°の直角三角形である。
よって、AH=1とすると、MH=1,BH=(√6+√2)/(√6-√2)=(√6+√2)^2/4=(8+4√3)/4=2+√3
∴BH=2+√3 ∴BM=(2+√3)-1=1+√3 ∴CM=1+√3 ∴CH=√3
∴AH:CH=1:√3
よって、△ACHは1:2:√3の直角三角形より、∠ACH=30°∴∠C=30°

算数の解法のヒント
解法1のヒント:AMの延長上にDM=AMとなる点Dを取り、ABを1辺とした正三角形EABを頂点EがABに関して点M側に作る。

解法2のヒント:AMの延長上にDM=AMとなる点Dを取り、AからCDに垂線を下ろしその足をHとする。

検索していない(しても出ないと思う)が、模範解答は解法2だろう。

また、こちらhttps://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806100000/も解いてみて下さい。上の2つよりははるかに簡単です。
ヒント:CAの延長上にBから垂線を下ろして下さい。簡単と言っても普通の人には難しいと思います。(昔取った杵柄の人とか。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/3 07:15削除
解法1 思い付いた順
AMの延長上にDM=AMとなる点Dを取り、BD,CDを結ぶと、四角形ABDCの対角線ADとBCは互いの真ん中の点で交わっているので、定理により四角形ABDCは平行四辺形になる。
ここで、ABを1辺とした頂点EがABに関して点Dと同じ側にある正三角形EABを描くと、∠BAD=30°よりADは正三角形ABFの頂角の二等分線である。
よって、対称性よりDB=DE また、平行四辺形よりDB=CA よって、DE=AC―――①
また、正三角形よりAB=AE,平行四辺形よりAB=CD よって、AE=CD―――②
また、AEは共通―――③ ①,②,③より、三辺相等で△EADと△CDAは合同。よって、ADを底辺とした高さをそれぞれ考えると、ADとCEは平行である。ところで、∠DAE=60°-30°=30°で、錯角が等しいので、∠AEC=30°また、∠BEA=60°より、∠BEC=60°+30°=90°
また、∠EBC=60°-15°=45°より、△EBCは直角二等辺三角形。よって、EB=EC また、正三角形よりEB=EA よって、EA=EC よって、△EACは頂角が30°の二等辺三角形である。よって、∠ECA=(180°-30°)÷2=75°また、∠ECB=45°より、∠ACB=75°-45°=30°よって、∠C=30°
よって、答えは、30°

念のため、私のオリジナルです。

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12752501390.html

https://ameblo.jp/shig1956/entry-12782130532.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/3 07:47削除
解法2
AMの延長上にDM=AMとなる点Dを取り、BD,CDを結ぶと、四角形ABDCの対角線ADとBCは互いの真ん中の点で交わっているので、定理により四角形ABDCは平行四辺形になる。
ここで、AからDCに垂線を下ろしその足をHとすると、△HADは直角三角形で点Mは斜辺ADの真ん中の点より、長方形を斜め半分に切った形を考えると、MA=MH=MEである。また、ABとCDは平行より錯角で∠ADC=∠DAB=30°である。よって、∠DAH=90°-30°=60°よって、△MAHは1つの角が60°の二等辺三角形より正三角形である。
よって、HA=HM―――①
ところで、△MBAの内対角の和より、∠AMC=15°+30°=45°また、△MAHは正三角形より∠AMH=60°よって、∠HMC=60°-45°=15°
また、ABとCDが平行より錯角で、
∠HCM=∠DCB=∠ABC=15°よって、∠HMC=∠HCMより、△HMCは二等辺三角形。よって、HC=HM―――②
①,②より、HA=HC よって、△HACは直角二等辺三角形である。よって、∠HCA=45°また、∠HCM=15°より、∠ACB=45°-15°=30°
よって、∠C=30°

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E4%BA%BA
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/4 07:25削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806100000/

上の2つよりははるかに簡単です。
ヒント:CAの延長上にBから垂線を下ろして下さい。簡単と言っても普通の人には難しいと思います。(昔取った杵柄の人とか。)

一応、これもやりますね。

解答
CAの延長上にBから垂線を下ろしその足をHとすると、∠CBH=60°より、
∠HBA=60°-15°=45°
よって、△HBAは直角二等辺三角形より、HB=HA―――① 
また、△CBHは30°,60°,90°の直角三角定規型より、BH:BC=1:2 また、点DはBCの真ん中の点より、BH=BD また、∠HBD=60°より、△BHDは頂角が60°の二等辺三角形より正三角形である。よって、HB=HD―――②
①,②より、HA=HD また、∠DHA=90°-60°=30°より、△HDAは頂角が30°の二等辺三角形。
よって、∠HAD=(180°-30°)÷2=75°また、∠HAB=45°より、
∠BAD=75°-45°=30°
よって、△DBAの内対角の和より、
∠ア=15°+30°=45°
よって、答えは、45°

何でもありの解法は次回。

おまけ:https://news-bomb.com/sport/34288
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/4 11:51削除
何でもありの解法
AからDCに垂線を下ろしその足をHとすると、△ABHは15°,75°,90°の直角三角形より、
AH:BH=√6-√2:√6+√2
=1:(√6+√2)/(√6-√2)
=1:(√6+√2)^2/4
=1:(8+4√3)/4=1:2+√3
∴AH:BH=1:2+√3
よって、AH=1とすると、BH=2+√3 また、△ACHは1:2:√3の直角三角形より、CH=√3となる。
∴BC=2+2√3 ∴DC=1+√3
∴DH=(1+√3)-√3=1 
∴DH=AH
よって、△ADHは直角二等辺三角形。
∴∠ADH=45°よって、∠ア=45°

何でもありで解くには15°,75°,90°の直角三角形の三辺比は必須ですね。

おまけ:
https://bunshun.jp/articles/-/58996?page=2
返信
返信5
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/30 22:36 (No.655978)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811050001/

難問ではないですね。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811030001/

30秒以内に解けましたが、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/1 07:43削除
問題1の解法1
△CEFは頂角が30°の二等辺三角形より、∠CEF=(180°-30°)÷2=75°
また、∠BCE=75°より、∠EBC=180°-75°-75°=30°
また、∠FCB=75°-30°=45°
ここで、FからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△FCHは直角二等辺三角形で△FBHは1:2:√3の直角三角形になる。
∴FH=1cm,BF=2cm,また、∠DBC=15°+30°=45°,∠DCB=∠FCB=45°より、∠BDF=∠BDC=180°-45°-45°=90°
今FDの延長上にGD=FDとなる点Gを取ると、二辺挟角が等しいので△BGD≡△BFD
∴BG=BF=2cm また、GからBFに垂線を下ろしその足をIとすると、∠GBI=30°より△GBIは1:2:√3の直角三角形になる。
∴GI=1cm ∴△GBF=2×1×(1/2)=1cm^2
∴△BDF=1/2cm^2

これでは、エレガントさにこだわる解法で難問になってしまいますね。

問題1の解法2
「△FCHは直角二等辺三角形で△FBHは1:2:√3の直角三角形になる」までは同じ。
∴FH=CH=1cm,∴BH=√3cm ∴BC=√3+1cm
また、∠DBC=15°+30°=45°,∠DCB=∠FCB=45°より、∠BDF=∠BDC=180°-45°-45°=90°
よって、△DBCも直角二等辺三角形である。
∴DB=DC=(√3+1)/√2=(√6+√2)/2cm
∴DF=(√6+√2)/2-√2=(√6-√2)/2cm
∴△DBF={(√6+√2)/2}×{(√6-√2)/2}×(1/2)=(4/4)×(1/2)=1/2cm^2
よって、答えは、1/2cm^2

これが一般的な解法だと思います。

因みに、「三平方と相似を駆使して頑張ってみてください!」の相似は使わないような気がしますが、謎ですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/1 14:49削除
問題2の模範解答
EFを結ぶと、FC=12-7=5cm,EC=17-5=12cmより、BE=CF,AB=CE
よって、△ABEと△ECFは合同である。よって、∠EFC=∠AEB=∠ア よって、∠AFEの角度を求めれば良い。
ところで、合同よりAE=EF また、∠EAB=∠FECより、∠AEB+∠FEC=∠AEB+∠EAB=180°-90°=90°(△ABEの内角の和より)
よって、∠AEF=180°-(∠AEB+∠FEC)=180°-90°=90°
よって、△EAFは直角の等辺三角形である。よって、∠AFE=45°
よって、∠ア+∠イ=∠EFC+∠AFD=180°-∠AFE=180°-45°=135°
よって、答えは、135°

中3レベルとありますが、算数でも解けますね。次回は、中3レベルの解法をやります。念のため、模範解答ではありません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/1 21:55削除
問題2の中学生用の解法
△ABEを7/5倍するとBE=DFとなるので、△ABEをBEがDFにくっつくように移動させ、点Aの行き先をGとすると、DG=(7/5)AB=(7/5)×12=84/5cm
ここで、DA上にDH=DFとなる点Hを取ると、HG=84/5-7=84/5-35/5=49/5cm
また、△DHFは直角二等辺三角形より、
HF=7√2cm また、HA=17-7=10cm
∴HG:HF=49/5:7√2=7:5√2―――①
また、HF:HA=7√2:10=7:10/√2
=7:5√2―――②
①,②より、HG:HF=HF:HA よって、二辺比と挟角が等しいので、△HGF∽△HFA
ここで、∠BAE=DGF=〇,∠HFG=∠HAF=●と置くと、∠BAE+∠DAF=〇+●=∠HGF+∠HFG=∠FHD=45°(内対角の和)
よって、∠BAE+∠DAF=45°
∴∠ア+∠イ=∠AEB+∠AFD=(180°-90°-∠BAE)+(180°-90°-∠DAF)=180°-(∠BAE+∠DAF)=180°-45°=135°
よって、∠ア+∠イ=135°

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/a939460b537ed3ddabe157efad67c028c4f6b9b7?page=4
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/2 07:14削除
問題2の高校生用の解法
tan∠ア=12/5,tan∠イ=17/7―――①
tan(∠ア+∠イ)=(∠ア+∠イ)/(1-tan∠ア・tan∠イ)―――②
①を②に代入すると、
tan(∠ア+∠イ)=(12/5+17/7)/{1-(12/5)(17/7)}=(169/35)/(1-204/35)=169/(-169)=-1
∴tan(∠ア+∠イ)=-1 ところで、0<∠ア+∠イ<180°より、∠ア+∠イ=135°
よって、答えは、135°

因みに、大学生用の解法はArctanを使うものだが、加法定理を使うとかほとんど同じ構造なので省略。ただし、さらに工夫がいらない解法である。
一応、今回は工夫でtan(∠ア+∠イ)を発想しなければならないが、Arctanだったら自然に∠ア+∠イから始められる。

おまけ:
返信
返信4
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/30 15:55 (No.655673)削除
次の文章を誤植も含めて完全解説して下さい。

問題
次の各々において準同型写像はいくつあるか。
(4)ℤ2×ℤ2→ℤ2×ℤ2

解答
(4)一般に、f:G→G'を準同型写像とするとき、準同型定理6.5より<a>/kerf'≃<f(a)>が成り立つ。ただし、f'はfを<a>に制限した写像である。この同型より、f(a)の位数はaの位数の約数である。また、Gがaとbによって生成されているとき、準同型写像fは生成元の像f(a),f(b)によって決定される(§6演習問題4)。
 今の場合ℤ2×ℤ2は(|0,|1)と(|1,|0)によって生成されている。これらはいずれも位数2であるから、準同型写像f:ℤ2×ℤ2→ℤ2×ℤ2によるこれらの像の位数は1か2である。そしてℤ2×ℤ2の元はいずれも0か2であるので、f(|0,|1),f(|1,|0)はℤ2×ℤ2の任意の元を像としてとることができる。ゆえに、その組み合わせは16通りある。したがってf:ℤ2×ℤ2→ℤ2×ℤ2なる準同型写像の個数は16個である。

定理6.5(準同型定理)
G,G'を群,fをGからG'への準同型写像とし、K=kerfとする。G/Kの元aKにG'の元f(a)を対応させる写像|fは、剰余群G/KからG'への単準同型写像になる。特に、fが全準同型写像であれば、G/KとG'は同型になる。すなわち、
G/kerf≃G'
また|fは、π:G→G/Kを自然な準同型写像とするとf=|f◦πを満たしている。

§6演習問題4
fとgを群Gから群G'への準同型写像とし、SをGの生成元の集合とする。このとき、Sの任意の元aに対して、f(a)=g(a)が成り立つならば、準同型写像fとgは等しいことを示せ。
(引用終わり)

補足:https://twitter.com/satndRvjMpc4tl7/status/1608688602741116928

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/31 07:58削除
解説
>一般に、f:G→G'を準同型写像とするとき、準同型定理6.5より<a>/kerf'≃<f(a)>が成り立つ。

準同型定理6.5のG/kerf≃G'に、G=<a>,G'にf(<a>)を代入すると、
<a>/kerf'≃f(<a>)(f'はfを<a>に制限した写像だから付ける。特に気にする事ではない。)
ここで、問6.6より、f(<a>)=<f(a)>なので、
<a>/kerf'≃<f(a)>となる。

問6.6
f:G→G'を準同型写像とするとき、Gの任意の元aについて、次を示せ。
f(<a>)=<f(a)>

>この同型より、f(a)の位数はaの位数の約数である。

上の式<a>/kerf'≃<f(a)>の両辺の位数を取ると、同型なので等しい。
∴|<a>/kerf'|=|<f(a)>|
∴|<a>|/|kerf'|=|<f(a)>|
∴|kerf'|=|<a>|/|<f(a)>|
また、定理3.4より、|<a>|=|a|,|<f(a)>|=|f(a)|
∴|kerf'|=|a|/|f(a)|
ところで、|kerf'|は整数より、|a|/|f(a)|も整数。
よって、f(a)の位数はaの位数の約数である。

定理3.4
aを群Gの元とするとき、元aの位数はaで生成された巡回部分群<a>の位数に等しい。
すなわち、|a|=|<a>|

>また、Gがaとbによって生成されているとき、準同型写像fは生成元の像f(a),f(b)によって決定される(§6演習問題4)。

これは§6演習問題4より、

§6演習問題4
fとgを群Gから群G'への準同型写像とし、SをGの生成元の集合とする。このとき、Sの任意の元aに対して、f(a)=g(a)が成り立つならば、準同型写像fとgは等しいことを示せ。

なので、生成元の像f(a),f(b)の種類(数)と準同型写像の数が一致するという事である。

>今の場合ℤ2×ℤ2は(|0,|1)と(|1,|0)によって生成されている。これらはいずれも位数2であるから、準同型写像f:ℤ2×ℤ2→ℤ2×ℤ2によるこれらの像の位数は1か2である。

上の文章より「f(a)の位数はaの位数の約数である」ので、f(ℤ2×ℤ2)の位数はℤ2×ℤ2の生成元の位数2の約数だから1か2。

>そしてℤ2×ℤ2の元はいずれも0か2であるので、

これは誤植である。正しくは、「そしてℤ2×ℤ2の元の位数はいずれも1か2であるので、」である。

>f(|0,|1),f(|1,|0)はℤ2×ℤ2の任意の元を像としてとることができる。ゆえに、その組み合わせは16通りある。したがってf:ℤ2×ℤ2→ℤ2×ℤ2なる準同型写像の個数は16個である。

ここが最大の謎である。これは、fによって、
f:{(|0,|0),(|0,|1),(|1,|0),(|1,|1)}→{(|0,|0),(|0,|1),(|1,|0),(|1,|1)} そして、4×4=16個という事ですよね。
しかし、§6演習問題4より、「Gがaとbによって生成されているとき、準同型写像fは生成元の像f(a),f(b)によって決定される」のだから、f:{(|0,|0),(|0,|1),(|1,|0),(|1,|1)}→{(|0,|0),(|0,|1),(|1,|0),(|1,|1)}の左側は生成元の|0,|1),(|1,|0)だけではないのだろうか。
つまり、2×4=8個

因みに、この問題は、

問題
次の各々において準同型写像はいくつあるか。
(1)ℤ2×ℤ2→ℤ2
(2)ℤ2×ℤ2→ℤ2(全射)
(3)ℤ2×ℤ2→ℤ6
(4)ℤ2×ℤ2→ℤ2×ℤ2

で、(1)の解答は4個,(2)の解答は3個,(3)の解答は4個である。
つまり、ℤ2×ℤ2の元の個数は4個でℤ2は2個,ℤ6は6個で、(4)のように単純に4×2=8とか4×6=24とかにはなっていないのに、(4)だけ4×4=16なんておかしくないのだろうか。
念のため、全然自信ないので信じないで下さい。

>f(|0,|1),f(|1,|0)はℤ2×ℤ2の任意の元を像としてとることができる。

単純に、
f(|0,|1)={(|0,|0),(|0,|1),(|1,|0),(|1,|1)}
f(|1,|0)={(|0,|0),(|0,|1),(|1,|0),(|1,|1)}
から、4+4=8個で良いのではないだろうか。

まぁ、信じる信じないはあなた次第です。

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11248447742.html
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/29 16:32 (No.654898)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811060001/

確かにじっくり考えれば解ける問題だと思います。まぁ、ある程度慣れていないとダメだと思いますが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/30 20:54削除
解答
△EADの内対角の和より、∠AEC=30°+50°=80°よって、∠ACE=∠AEC
よって、△AECは二等辺三角形。
よって、AE=AC――ー①
また、∠CAD=180°-80°-50°
=50°より、∠CDA=∠CAD 
よって、△CADも二等辺三角形より、
AC=DC―――②
①,②より、AE=DC―――③
また、DC=DE+EC=DE+BD=BE
よって、DC=BE―――④ 
③,④より、AE=BE
よって、△EBAも二等辺三角形で、△EBAの内対角の和より、∠EBA+∠EAB=80°また、∠EBA=∠EABより、∠EBA=40°
よって、∠ABD=40°

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bdfe59956b02f3e39632dcf99ded382360eab6d/comments
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/28 17:07 (No.654148)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811070002/

実質上、不可能ですよね。これ。因みに、コンパス3回、定規1回なら出来ます。まぁ、例えば、点Aを中心にこの円に接する円を描くとしたら目分量みたいな事を使えば一発ですが、数学的には中心Oを求めAOの延長と円との交点をPとして半径APで接する円を描かないといけないですよね。それと同じような事です。
コンパス3回、定規1回の方も難問です。一応、邪道の方もやりますが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/29 07:24削除
解答
1.点Aを中心に小さめな適当な半径の円を描き、元の円との交点をB,Cとする。
2.元の円の円周上に中心を取って2点B,Aを通る円を描き、弧BCの延長との交点をDとする。
3.ADを結ぶと、それが点Aを通る接線である。

上の事実を証明して下さい。念のため、厳密にはダメな解法ですが。
また、それを参考にして、コンパス3回,定規1回の解法を作って下さい。

おまけ:
https://www.instagram.com/p/CmjLonuP4V8/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/29 15:56削除
解答
1.点Aを中心に小さめな適当な半径の円を描き、元の円との交点をB,Cとする。
2.元の円の円周上に中心を取って2点B,Aを通る円を描き、弧BCの延長との交点をDとする。
3.ADを結ぶと、それが点Aを通る接線である。

解答の証明
AB,ADを結ぶと、同じ円の半径より、AB=AD
また、2.の元の円の円周上の点をPとすると、同じ円の半径より、PB=PA=PD
よって、△PBAと△PADは三辺相等で合同な二等辺三角形である。
∴∠PBA=∠PAD よって、接弦定理の逆により、ADは3点P,A,Bを通る円の接線である。
よって、示された。

因みに、接弦定理を使わない場合は、∠PBA=∠PAD―――① から、
円の中心をOとしてAOを結びその延長と円との交点をQとし、BQを結ぶとAQは直径より∠QBA=90°
また、円周角より∠QBP=∠QAP―――②
①+②より、∠PBA+∠QBP=∠PAD+∠QAP ∴∠QBA=∠QAD ∴90°=∠OAD
よって、OA⊥ADより、ADは点Aにおける接線である。Q.E.D.

コンパス3回,定規1回の解法は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/12/30 07:32削除
コンパス3回,定規1回の解答
1.点Aを中心に少し大きめな適当な半径の円を描き、元の円との交点をB,Cとする。
2.点Bを中心に半径BAの円を描く。
3.コンパスでBCの長さを取り、点Aを中心に円を描き先の円との交点をDとすると、ADが接線である。
アイデア引用元:https://reto-nayuta.hatenadiary.org/entry/20120117/1326786557

証明
半径よりAB=AC,BA=BD また、BC=ADより、三辺相等で△ABCと△BADは合同な二等辺三角形である。
∴∠ACB=∠BAD よって、接弦定理の逆により、ADは3点A,B,Cを通る円の接線である。
よって、示された。

因みに、接弦定理を使わない場合は、
∠ACB=∠BAD―――① から、
円の中心をOとしAOの延長と(元の)円との交点をEとすると、AEは直径より∠ACE=90°
また、円周角より、∠BCE=∠BAE―――②
①+②より、∠ACB+∠BCE=∠BAD+∠BAE
∴∠ACE=∠EAD ∴90°=∠OAD
よって、OA⊥ADより、ADは点Aにおける接線である。Q.E.D

それにしても、この田村真一さん(アイデア引用元の人)という方は凄いですね。目からうろこでした。接線というと円の中心と直交という条件を避けて通れないと思い込んでいましたから。

おまけ:
https://store.azki-official.com/araierina-boyfriends/

「16:07しかし、実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。 16:08その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。 16:09罪についてとは、彼らがわたしを信じないこと、 16:10義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなること、 16:11また、裁きについてとは、この世の支配者が断罪されることである。 16:12言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。 16:13しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。 16:14その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。 16:15父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」 16:16「しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる。」 」
「ヨハネによる福音書」第16章7節~16節(新共同訳)
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