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数学好きの人は、誰でも投稿して下さい。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/26 16:09 (No.681337)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811230001/

一応、何でもありでも解いて下さい。算数を入れて3通り作ってみました。

おまけ:

壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/27 07:55削除
算数の解法
左の3,4,5の直角三角形を△BCD(Dが直角)とすると、全体の図形の対称性より、
ABとCDは平行である。
よって、錯角より∠ABC=∠DCB 
また、条件より合同な直角三角形なので、
∠ACB=∠DCB
よって、∠ABC=∠ACBより△ABCは二等辺三角形。
よって、AからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、BCの真ん中の点に下りるので、
CH=5/2cm
また、2角が等しいので、△CDBと△CHAは相似である。よって、△CHAも3:4:5の直角三角形である。
よって、AC=(5/4)CH=(5/4)×(5/2)
=25/8cm
ところで、△ABCは二等辺三角形より、
AB=AC
よって、AB=25/8cm

おまけ:
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2011/16/news010.html

https://kotobank.jp/word/%E5%BE%80%E7%94%9F%E9%9A%9B-449060
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/27 20:19削除
何でもありの解法1
左の3,4,5の直角三角形を△BCD(Dが直角)とすると、全体の図形の対称性より、
ABとCDは平行である。
よって、錯角より∠ABC=∠DCB 
また、条件より合同な直角三角形なので、
∠ACB=∠DCB
よって、∠ABC=∠ACBより△ABCは二等辺三角形。∴AB=AC
ここで、CAの延長上の直角をEとし、AE=xと置くと、BE=3cmより、AB=√(x^2+9)
また、AC=4-x ∴√(x^2+9)=4-x
∴x^2+9=16-8x+x^2 ∴8x=7
∴x=7/8 ∴AC=4-7/8=25/8cm
∴AB=25/8cm

全然面白くありませんね。何でもありの解法2はもっとブサイクな解法です。でも、中途半端じゃない分、良いかもしれません。根性で解く解法です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/28 07:55削除
何でもありの解法2
左の3,4,5の直角三角形を△BCD(Dが直角)とすると、全体の図形の対称性より、
ABとCDは平行である。
また、CAの延長上の直角をEとし、AE=xと置くと、BE=3cmより、AB=√(x^2+9)
ここで、CからDBと平行な直線を引き、BAの延長との交点をFとすると、四角形CDBFは長方形になるので、FB=CD=4cm
∴AF=4-√(x^2+9) また、AC=4-x,CF=DB=3cmより、△AFCで三平方の定理を使うと、
{4-√(x^2+9)}^2+3^2=(4-x)^2が成り立つ。
∴16+x^2+9-8√(x^2+9)+9=16-8x+x^2 ∴8√(x^2+9)=8x+18
∴4√(x^2+9)=4x+9
∴16(x^2+9)=(4x+9)^2
∴16x^2+144=16x^2+72x+81
∴72x=63 ∴x=7/8
∴AB=√{(7/8)^2+9}=√(49/8^2+576/8^2)=√625/8=25/8
よって、答えは、25/8cm

頭なんか良くなくても愚直に考え続ければ解けるいい例だと思います。地頭がいいなんて胡散臭い話ですよね。小さい子供の頃に親に要領のいい考え方を身に着けさせられただけかもしれない。潜在意識で覚えているとか。
もっとも、3歳で因数分解を暗算で解く本当の天才もいますが。https://www.fuku-ya.jp/takahasihiroto/
まぁ、それを言ったらラマヌジャンとか意味不明ですよね。笑https://wired.jp/2016/10/21/ramanujyan/

別に天才君達に対抗する訳ではありませんが、たまたま面白いものが(以前に)出来たので、ご賞味下さい。

おまけ:
フェルマーの最終定理n=4
フェルマーの最終定理n=3
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/27 12:01 (No.682277)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
素数個の元からなる可換環は体であることを示せ。

証明
Rの濃度を|R|=p(pは素数)とする。aをRの0でない元として
A(a)={x∈R|ax=0}
なる集合を考える。A(a)は加法群Rの部分群である(実際A(a)はRのイデアルとなっている)。したがって、第2章ラグランジュの定理4.4の系1によって、部分群A(a)の位数は1またはpである。ここで、a≠0より1∉A(a) よって、A(a)≠R ゆえに、|A(a)|≠p したがって、|A(a)|=1でなければならない。すなわち、A(a)={0}である。これはab=0,a≠0(b∈R)⇒b=0を意味している。よって、Rは整域となり、演習問題8よりRは体となる。

ラグランジュの定理4.4の系1
有限群Gの部分群の位数はGの位数の約数である。

演習問題8
有限個の元からなる整域は体であることを示せ。
(引用終わり)

具体的には、

>A(a)は加法群Rの部分群である

この証明と、

>a≠0より1∉A(a) よって、A(a)≠R

ぐらいですかね。また、演習問題8の時に思い付きましたが、1つぐらい例を挙げて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/27 14:07削除
解説
>A(a)は加法群Rの部分群である

証明
A(a)={x∈R|ax=0}はRの空でない部分集合。
∀x,y∈A(a)に対して、ax=0,ay=0 
∴ax-ay=0 ところで、a,x,yは環Rの元より分配法則が成り立つ。∴a(x-y)=0 
また、x,y∈A(a)⊂RでRは加法群より、
x-y∈R
よって、x-y∈R,a(x-y)=0より、
x-y∈A(a)である。
よって、部分群の判定定理2.1の(3)より、
A(a)は加法群Rの部分群である。

定理2.1(部分群の判定定理)
群Gの空でない部分集合をHとする。HがGの部分群であるための必要十分条件は、Hが次の条件(1)と(2)を満足していることである。
(1)∀a,b∈H⇒a◦b∈H
(2)∀a∈H⇒a^-1∈H
さらに(1),(2)は、次の(3)と同値である。
(3)∀a,b∈H⇒a◦b^-1∈H

>a≠0より1∉A(a) よって、A(a)≠R

a=a・1≠0より、1∉A(a) よって、A(a)には乗法の単位元が存在しないので環ではない。
∴A(a)≠R

問題
素数個の元からなる可換環は体であることを示せ。

具体例
ℤ5が可換環である事はℤ5が加法群である事から自明だろう。そこで、ℤ5^*の積の演算表を見る。

  ・ |1 |2 |3 |4
 |1 |1 |2 |3 |4
 |2 |2 |4 |1 |3
 |3 |3 |1 |4 |2
 |4 |4 |3 |2 |1

乗法に関して群をなしている事が分かるだろう。つまり、ℤ5は体をなしている。

演習問題8
有限個の元からなる整域は体であることを示せ。

整域じゃない具体例

   ・ |1 |2 |3
  |1 |1 |2 |3
  |2 |2 |0 |2
  |3 |3 |2 |1

これはℤ4^*の積の演算表だが、|2・|2=|0から整域じゃない事が分かるだろう。ついでに体になっていない事も自明。具体例は、

昨日の「Rは整域であるからlaは全単射である」の事である。

整域ならばℤ5^*のように全単射になるが、整域じゃない場合は、|2 |0 |2の列(行)のように|1,|2,|3が揃わない。つまり、全単射ではないという訳である。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/25 11:56 (No.680059)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
Rを環とする。Rの任意の元aに対して、a^2=aが成り立つとき、Rは可換環であることを示せ。このような環をブール環という。

証明
Rの任意の元a,bに対してab=baを示せばよい。
(1)任意のRの元a,bに対して、
a+b=(a+b)^2=a^2+ab+ba+b^2
=a+ab+ba+b
が成り立つ。これより、ab+ba=0(∀a,b∈R)であることがわかる。
(2)任意のRの元a,bに対して、
(a-b)=(a-b)^2=a^2-ab-ba+b^2
=a-ab-ba+b
が成り立つ。これと(1)より、2b=ab+ba=0を得る。ゆえに、b+b=2b=0
したがって、b=-bが成り立つ。
(3)(1)と(2)よりab=-ba=baを得る。

おまけ:
https://ja.hinative.com/questions/20027958
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/25 13:19削除
解説
>2b=ab+ba=0を得る。

よって、2b=0より、b=0 ところで、bは任意に選んだのでRは零元のみの集合である。よって、乗法の単位元が存在しないので環ではない。
よって、ブール環は存在しない。

一応、a=0も具体的に示しておく。
任意のRの元a,bに対して、
(b-a)=(b-a)^2=b^2-ba-ab+a^2=b-ab-ba+a
∴2a=ab+ba=0((1)より)
∴a=0

ここで、鋭い人だったら、Rは整域ではなくただの環なんだから、2a=0でa=0以外の零因子があるだろうと言うかもしれない。
そんな事はない事は自明だが、一応、変な解説をすると、2は整数で整域なので、違う環の元との積でそんな話は通用しない。
因みに、b+b=0からb=-bとしているが、数直線で考えればこんな数0しかないだろう。そして、ab=-ba=baとしているが0=0しかあり得ない。

おまけ:
https://twitter.com/math095562/status/1611032226548060164
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/26 11:31削除
訂正
ブール環は零環(自明環)である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E7%92%B0

因みに、ブール環は、

「つまり(乗法が)冪等的かつ単位的な環は加法に関して全ての元の位数が高々2であるような可換環となる。」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BB%A3%E6%95%B0#%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%92%B0

零元だけだったら元の位数は1ですよね。念のため、上の解説は元の数が2個(群の位数が2)という意味ではありません。(沢山あるような書かれ方ですね。)

これだけじゃ面白くないので、次の文章を解説して下さい。

^ 具体的には加法群の性質も用いて
x = x^2 = (− x)^ 2 = − xから
x + x =0を得、これにより
0 = (x − y) − (x − y)^ 2 = xy + yx から
xy = − yxを導くことで
xy − yx = xy + xy = 0であると判り
xy = yxを得る。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BB%A3%E6%95%B0#cite_note-2x=0%E3%81%A8%E5%8F%AF%E6%8F%9B%E5%BE%8B%E3%81%AE%E5%B0%8E%E3%81%8D%E6%96%B9-2

別に難しくありませんね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/26 13:36削除
解説
>具体的には加法群の性質も用いて
x = x^2 = (− x)^ 2 = − xから
x + x =0を得、これにより
0 = (x − y) − (x − y)^ 2 = xy + yx から
xy = − yxを導くことで
xy − yx = xy + xy = 0であると判り
xy = yxを得る。

4行目の0 = (x − y) − (x − y)^ 2 = xy + yx は、
(x − y)^ 2=(x − y)(x − y)=x^2-xy-yx+y^2
ところで、ブール環の条件よりx^2=xなので、これとy^2=yを代入すると、=x-xy-yx+yとなる。
つまり、(x − y)^ 2=x-xy-yx+y
よって、0 = (x − y) − (x − y)^ 2に代入すると、0 = (x − y) − (x-xy-yx+y) 
∴0 = (x − y) −x+xy+yx-y=-y-y+xy+yx=-(y+y)+xy+yx
また、3行目よりx+x=0なので、y+y=0でもある。これを代入すると、
0=-0+xy+yx ∴xy+yx=0 
∴xy=-yx この両辺に左からxyを加えると、xy+xy=xy-yx また、xy+yx=0より、xy-yx=0 ∴xy=yx

因みに、前々回に「b+b=0からb=-bとしているが、数直線で考えればこんな数0しかないだろう」と書いたが、複素平面で考えても0しかないだろう。(0をまたいで対称で絶対値が等しい。)そして、例えば、n次一般線形群GLn(ℂ)などで考えても成分は全て複素数(以下)なので、この法則から逃れられず結局0しかないだろう。

因みに、ブール環の定義は、「任意の元 x に対して 積の冪等則x^2 = x を満たす単位的環 B をブール環(boolean ring)という」引用元:「ブール代数」ウィキペディアで、単位的環とは普通の環の事である。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E4%BD%8D%E7%9A%84%E7%92%B0

やはり、おかしい。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/25 16:04 (No.680289)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
有限個の元からなる整域は体であることを示せ。

証明
Rの濃度を|R|=n<∞とすると、RはR={a1,a2,…,an}と表される。aをRの0でない元として、
la:R→aR(x→ax)
なる写像laを考えると、Rは整域であるからlaは全単射である。したがって、n=|R|=|aR|であって、かつaR⊂RであるからaR=Rである。ゆえに、1∈R=aRであるから、Rのある元bが存在してab=1が成り立つ。Rは可換であるから、aはRの可逆元である。
以上により、Rの0でない元は可逆元であることがわかったので、Rは体となる。

具体的には、
>Rは整域であるからlaは全単射である。

>Rは可換であるから、aはRの可逆元である。

の2ヶ所ぐらいですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/26 07:57削除
解説
>Rは整域であるからlaは全単射である。

(自分も含めて)本当の初心者向けに解説してみよう。
まず、aがRの元ではない定数だとしたらy=axのグラフのように全単射である。しかし、aがRの元だからそんな単純な話ではない。ただし、la:R→aRなので全射である。例えば、la:R→R'だったら全射かどうか分からないという事。
よって、単射についてのみ考えれば良い。ところで、写像とは1対1対応や多対1対応の事を言い、1対多対応は写像とは言わない。例えば、y=x^2は±1→1なので多対1対応で写像であるが、x^2+y^2=2^2は1→±√3で1対多対応なので写像ではない。
そこで、単射(1対1対応)を考えると、
2つの元x1,x2があって、x1≠x2⇒f(x1)≠f(x2)である事が分かる。(もとが違えば行った先も異なる。)写像は多対1対応だからである。つまり、単射の定義はx1=x2⇒f(x1)=f(x2)ではない。
そこで、x1≠x2⇒f(x1)≠f(x2)の対偶を取ると、f(x1)=f(x2)⇒x1=x2が単射の定義(の1つ)である。
今、aRの2元をaai,aaj(1≦i,j≦n)として、
aai=aajとすると、a,ai,ajは整域の元だから消去律が成り立つ。∴ai=aj
よって、aai=aaj⇒ai=ajなので単射である。(行った先が等しければもとも等しい。)
よって、laは全単射である。

自分の記憶にあるものを適当に書いただけなので、自分で裏を取って下さい。

定理1.3
整域Rにおいては消去律が成り立つ。
a・c=b・c,c≠0⇒a=b(a,b,c∈R)

>Rは可換であるから、aはRの可逆元である。

Rは整域だから可換である。

定義1.3
零元0_Rと異なる零因子のない可換環を整域という。

因みに、非可換整域というのは全くの別の物なのでしょうか。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E5%8F%AF%E6%8F%9B%E6%95%B4%E5%9F%9F

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 21:00 (No.679538)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811240002/

多分、合っていると思います。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811240001/

大人の7割も解ける訳ないじゃないですか。1割~3割ぐらいですかね。

おまけ:

壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/25 08:02削除
問題1
1+4⇒5
2+5⇒12
3+6⇒21
9+12⇒?
「?」に入る数字は?

解法1
1×4+1=5
2×5+2=12
3×6+3=21より、
9×12+9=117と考えられる。
よって、答えは、117

解法2
左辺の2項の差はどれも一定で3。また、右辺の階差を取ると、7,9,より、ここで書き出しても良いが、階差数列の公式より、
An=5+Σ(k=4~n-1)2k-1

Σ(k=4~n-1)2k-1=7+9+・・・+2(n-1)-1=7+9+・・・+2n-3={7+(2n-3)}×(n-4)/2=(n+2)(n-4)=n^2-2n-8

∴An=n^2-2n-3

これにn=12(左辺の右の項)を代入すると、12^2-2・12-3=144-24-3=117

あとでちょっと調整しますね。左辺の左の項に合わせます。数学好きの人は考えてみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/25 09:21削除
問題1の解法2の訂正

問題1
1+4⇒5
2+5⇒12
3+6⇒21
9+12⇒?
「?」に入る数字は?

解法2
左辺の2項の差はどれも一定で3。また、右辺の階差を取ると、7,9,より、階差数列の公式により、
An=5+Σ(k=1~n-1)2(k+3)-1

Σ(k=1~n-1)2(k+3)-1=Σ(k=1~n-1)2k+5=7+9+11+…+2(n-1)+5=7+9+11+…+2n+3={7+(2n+3)}・(n-1)/2=(n+5)(n-1)=n^2+4n-5

∴An=5+(n^2+4n-5)=n^2+4n

これにn=9を代入すると、A9=81+36=117

因みに、解法1の方法で第n項を求めると、n×(n+3)+n=n^2+4nでOK。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/25 20:24削除
問題2の解答
解説省略で、∠ACD=100°-16°=84°よって、解説省略で、∠CAB=84°÷2=42°
よって、解説省略で、∠ア=100°-42°=58°
よって、答えは、58°

簡単ですが、大人の7割は解けないでしょう。というより、大人の半分以上は数学アレルギーじゃないでしょうか。

おまけ:
https://twitter.com/engineer_jjj/status/1617703137338601472
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/19 14:04 (No.673824)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811250001/

何でもありで解いて下さい。もちろん、算数で解いても良いです。因みに、算数で1通り,何でもありで2通り作ってみました。

おまけ:https://instagrammernews.com/detail/3017621499212687463(ナチュラルに優しい人いいですね。でも。)
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 07:52削除
何でもありの解法1 算数の解法
CDを1辺とした正三角形ECDを点EがCDに関して点A側に作り、AEを結ぶと、∠ECD=60°より∠ECB=150°-60°=90°
また、EC=CD=◦より、四角形ABCEはAB=BC=CE=◦で∠ABC=∠ECD=90°より正方形である。
よって、正方形に正三角形が乗った形なので、対称性から△DABは二等辺三角形である。よって、∠DBAを求めれば良い。
ところで、△CBDは頂角が150°の二等辺三角形より、
∠CBD=(180°-150°)÷2=15°
よって、∠DAB=∠DBA=90°-15°
=75°よって、∠x=75°

因みに、数学も算数も出来なくてもどうしても答えなければいけない時、目分量を使うと思うが、運否天賦に任せるのではなく、あきらめずずっと見ていれば正方形に正三角形を乗せた形を思い付くかもしれない。そうすれば、あとは単純な二等辺三角形の知識があれば確信が持てる。

関係ないけど、こちらhttps://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/507の感想。文系の一般教養に和算の授業でも入れれば良いですね。また、数学科でも数学講和のような授業で和算の講義があっても良いと思います。

おまけ:
https://www.oricon.co.jp/news/2246455/full/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 19:32削除
何でもありの解法2 三角関数の解法
AB=BC=CD=1と置いてACを結ぶと、△ABCは直角二等辺三角形より、AC=√2
また、∠ACD=150°-45°=105°
よって、△CADで余弦定理を使うと、
AD^2=1^2+(√2)^2-2・1・√2cos105°
=3-2√2cos105°―――①
また、cos105°=cos(45°+60°)
=cos45°cos60°-sin45°sin60°
=(1/√2)・(1/2)-(1/√2)・(√3/2)
=(1-√3)/2√2
∴cos105°=(1-√3)/2√2―――②
②を①に代入すると、
AD^2=3-(1-√3)=2+√3
∴AD=√(2+√3)=√[(4+2√3)/2}
=√{(1+√3)^2/2}=(1+√3)/√2
=(√2+√6)/2
∴AD=(√6+√2)/2―――③
ここで、△CADで正弦定理を使うと、
1/sin∠CAD=AD/sin105°―――④
また、②より、
(sin105°)^2=1-(cos105°)^2
=1-{(1-√3)/2√2}^2
=1-(4-2√3)/8
=1-(8-4√3)/16
=(8+4√3)/16
=(√6+√2)^2/4^2
ところで、sin105°>0より、
sin105°=(√6+√2)/4―――⑤
③,⑤を④に代入すると、
1/sin∠CAD={(√6+√2)/2}/{(√6+√2)/4}=2
∴sin∠CAD=1/2 ∴∠CAD=30°
∴∠x=45°+30°=75°

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 20:30削除
何でもありの解法3 中学数学の解法
ACを結び、その延長上にDから垂線を下ろしその足をHとすると、△BACは直角二等辺三角形より∠ACB=45°∴∠ACD=150°-45°=105°
∴∠DCH=180°-105°=75°
よって、△DHCは15°,75°,90°の直角三角形より、CH=√6-√2と置くと、DH=√6+√2,DC=4
∴AB=BC=CD=4 ∴AC=4√2 
∴AH=AC+CH=4√2+(√6-√2)
=3√2+√6
∴AH=3√2+√6
また、DH=√6+√2より、
√3DH=3√2+√6
∴AH=√3DH ∴DH:AH=1:√3
よって、△ADHは1:2:√3の直角三角形である。∴∠DAH=30°
∴∠BAD=45°+30°=75°
∴∠x=75°

おまけ:(死んだ友人が好きだった曲。どこがいいのかよく分からなかったが、今聞くとAKB48が本当に好きだったんだな。因みに、推しは高橋みなみだった。)
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 11:59 (No.679026)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
Rを可換環とし、aをRの単位元1ではないRのベキ等元(a・a=a)とするとき、次のことを示せ。
(4)aRとbRはRの演算に関して環になるが、Rの部分環ではない。

解答
(4)aRの元ar1,ar2(r1,r2∈R)について、
ar1・ar2=a^2r1r2=ar1r2∈aR
であるから、乗法に関して閉じている。
(ⅰ)aRは加法に関して、Rの部分群である。
∵ax1,ax2∈aR⇒ax1-ax2=a(x1-x2)∈aR
(ⅱ)aRはRの部分集合であり、乗法はRと同じ演算を用いている。したがって、乗法結合律は成り立つ。
(ⅲ)a∈aRがaRの乗法単位元であることを示す:x∈aRとすると、x=ar(r∈R)と表される。このとき、
ax=a(ar)=a^2r=ar=x
ゆえに、aRの任意の元xに対してax=xa=xが成り立つので、aはaRの単位元である。
(ⅳ)乗法も加法もRと同じ演算を用いているので、aRにおいて分配法則も成り立つ。
以上によってaRは可換環ではあるが、a≠1であるから、1∉aRである。
∵1∈aR⇒ar=1(∃r∈R)⇒aar=a⇒ar=a⇒a=1
したがって、aRはRの部分環ではない。
(引用終わり)

具体的には、

>Rを可換環とし、aをRの単位元1ではないRのベキ等元(a・a=a)とするとき

a=0ではない理由を述べて下さい。念のため、aRが零元のみとなってしまうからではダメです。(理由になっていない。)

>∵1∈aR⇒ar=1(∃r∈R)⇒aar=a⇒ar=a⇒a=1

最後の⇒の所ですね。

>以上によってaRは可換環ではあるが、a≠1であるから、1∉aRである。
したがって、aRはRの部分環ではない。

環の部分集合で環をなす集合の乗法単位元はもとの環の乗法単位元と必ずしも一致するとは限りませんが、整域や体ならば必ず一致する事を証明して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 13:17削除
解説
>Rを可換環とし、aをRの単位元1ではないRのベキ等元(a・a=a)とするとき

a=0ではない理由を述べて下さい。

Rは環より加法群なので逆元が存在して、-a∈Rである。これをa・a=aの両辺に右から加えると、a・a+(-a)=a+(-a)=0(加法単位元)
 ∴a・a-a=0 ところで、aは環Rの元より分配法則が成り立つ。∴a・(a-1)=0
ここで、Rが整域や体だったらa=0,a-1=0と出来るが、Rはただの可換環なので出来ない。
また、条件よりa≠1なので、a-1≠0であるが、以上の理由により、a=0とは限らない。
ここで、a=0とするとaRは零元のみとなるので、乗法に関する単位元が存在しなくなり環にはならなくなるので矛盾が生じる。よって、a=0ではない。

>∵1∈aR⇒ar=1(∃r∈R)⇒aar=a⇒ar=a⇒a=1

ar=a 消去律よりr=1である。これをar=1に代入すると、a=1
∴ar=a⇒a=1

続きは次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/24 16:40削除
解説の続き
>環Rの部分集合で環をなす集合の乗法単位元はもとの環Rの乗法単位元と必ずしも一致するとは限りませんが、整域や体ならば必ず一致する事を証明して下さい。

証明
環Rの部分集合で環をなす集合の乗法単位元をe',もとの環Rの乗法単位元をeとすると、
まず、単位元だから、e'・e'=e'―――① 
である。
また、e'はもとの環Rの部分集合の元なので、もとの環Rの元でもある。よって、もとの環Rの乗法単位元と、e・e'=e'―――② が成り立つ。
①,②より、e'・e'=e・e'
ここで、Rが整域ならば定理1.3により消去律が成り立つので、e'=e
よって、整域ならば必ず一致する。
また、体ならば問1.5によりR^*が乗法に関して群になるので、第2章定理1.4により消去律が成り立つので、e'=e
よって、体ならば必ず一致する。
よって、示された。

第3章定理1.3
整域Rにおいては消去律が成り立つ。
a・c=b・c,c≠0⇒a=b(a,b,c∈R)

第3章問1.5
環Rが斜体であるための必要十分条件は、Rから0_Rを除いた集合R^*=R-{0_R}が乗法に関して群になることである。これを示せ。

第2章定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて
a◦c=b◦cならばa=b
c◦a=c◦bならばa=b

念のため、①,②より、e'・e'=e・e'から、
体だったら両辺に右からe'^-1を掛けてe'=e
整域だったらe'・e'=e・e' ∴e'・e'-e・e'=0 ∴e'・(e'-e)=0 ここで、整域よりe'-e=0 ∴e'=e
としても良い。

おまけ:
「見せしめにされたくないなら表に出ない目立たない余計な事はしない
出る杭は打たれるし雉も鳴かずば撃たれない
フラワーよりも前の東洋ボールでも殺ってるんだから罪は重いんですよ
あとは当初22年の求刑が判決で11年に割引かれたのを不服としたから15年に増やされた
傷害致死の共犯で12年食らった友人が居ますがそいつも直接の死因には絡んでません
運転と見張りだけ
昔みたいに7~8年じゃないんですよ」
コメント欄より
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/23 12:10 (No.678053)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
pを素数とするとき、ℤ(p)={m/n|m,n∈ℤ,(n,p)=1}はℚの部分環であることを示せ。また、ℤ(p)の可逆元は何か。

解答
(1)ℤ(p)が部分環であることを示す。
「(b,p)=1,(d,p)=1⇒(bd,p)=1」であるから(第1章問1.23)
a/b,c/d∈ℤ(p)⇒a/b-c/d=(ad-bc)/bd∈ℤ(p)
a/b,c/d∈ℤ(p)⇒(a/b)・(c/d)=ac/bd∈ℤ(p)
が成り立ち、乗法と加法に関して閉じていることがわかる。また、単位元1は1=1/1,(1,p)=1であるから1∈ℤ(p) したがって、定理1.5より、ℤ(p)はℚの部分環である。
(2)a/b∈ℤ(p)のℚにおける逆元はb/aである。したがって、a/bがℤ(p)において可逆元であるための必要十分条件はb/a∈ℤ(p)なることである。すなわち、(a,p)=1である。よって、
U(ℤ(p))={a/b|a,b∈ℤ,(a,p)=1,(b,p)=1}

第1章問1.23
n,a,bを整数とするとき、次を示せ。
(n,a)=1,(n,b)=1⇒(n,ab)=1

定理1.5
環Rの部分集合SがRの部分環であるための必要十分条件は次の(1),(2),(3)が成り立つことである。
(1)a,b∈S⇒a-b∈S(∀a,b∈S)
(2)a,b∈S⇒ab∈S(∀a,b∈S)
(3)1_R∈S

具体的には、読んで理解して、

pを素数とするとき、ℤ(p)={m/n|m,n∈ℤ,(n,p)=1,(m,p)=1}はℚの部分環かどうか答えて下さい。

因みに、難しくはありませんがちょっと引っ掛けです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/23 13:05削除
解説

>pを素数とするとき、ℤ(p)={m/n|m,n∈ℤ,(n,p)=1,(m,p)=1}はℚの部分環かどうか答えて下さい。

部分環でも部分体でもない。(m,p)=1よりm≠0なので、零元が存在しないので環にならないから。(加法において群にならないから。)

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/20 20:28 (No.675494)削除
次の文章を解説して下さい。

問題
1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ... を求めよ

解答
n進法で書くと 0.111... なので 1/(n-1)
引用元:https://twitter.com/kaitou_ryaku/status/1616201100457304065

因みに、昔作った面白い解法も付け加えます。念のため、当然ですが、無限等比級数ではありません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/21 07:58削除
解説
まず、n進法について。例えば、2進法の10110は10進法ではいくつかと言うと、
1×2^4+0×2^3+1×2^2+1×2^1+0×2^0=16+0+4+2+0=22と変換する。
これを小数まで延長して考えれば、1/2^1,1/2^2,1/2^3,・・・となっていく事が容易に推定出来るだろう。
つまり、1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ...=1×1/n+1×1/n^2+1×1/n+・・・と考えると、n進法の0.111…である。(0.1+0.01+0.001+…という事。)
補足:https://www.juku.st/info/entry/34
https://mathscience-teach.com/koukoumath-seisuu5-4/

ところで、0.111…=1/9で、また、1/n⇔0.1=1/10より、1/9⇔1/(n-1)である。
よって、1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ...= 1/(n-1)

ここからは蛇足。n進法の0.111…を10進法で考えると=1/9で、1/n⇔0.1=1/10より、1/9⇔1/(n-1)である。
つまり、n進法の0.111…とn-1進法の0.1は等しい。(1×1/9⇔1×1/(n-1)だからn-1進法の1という事。)
確認すると、10進法の0.111…は1/9で9進法の0.1と等しい。(1×1/9という事。)よって、OK。
5進法の0.111…は1×1/5+1×1/5^2+1×1/5^3+…=1/5+1/25+1/125+…=0.2+0.04+0.008+・・・=0.248…
一方、4進法の0.1は1×1/4=1/4=0.25なのでOKである。念のため、どちらも10進法に変換して計算しているという事。

よって、「n進法の0.111…とn-1進法の0.1は等しい。」という定理が出来た。

>因みに、昔作った面白い解法も付け加えます。

これは次回にします。また、今回の新作も出来ましたが、あまり面白くありません。昔作った奴は、当時は感覚が麻痺していて普通だと思ってましたが、傑作だと思います。(小学生でも理解出来ます。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/21 16:35削除
先に今回の新作。もっとも、調べていないので昔作っているかもしれませんが。

問題
1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ... を求めよ

別解
与式に1-1/nを掛けると、
(1-1/n)(1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ... )
=1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ...-1/n^2 + 1/n^3 + 1/n^4 + ...=1/n
∴(1-1/n)(1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ... )=1/n
∴1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ... =(1/n)/(1-1/n)=1/(n-1)
∴1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ...=1/(n-1)

因みに、無限等比級数の解答を変形すれば簡単に出来ますが、私は中学生の因数分解の公式から発想しました。
つまり、x^n-1=(x-1){x^(n-1)+…+1}のx^(n-1)+…+1に着目した訳ですが、有限の場合はx^nが残るのは言うまでもありません。あまり面白くありませんね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/21 20:04削除
>因みに、昔作った面白い解法も付け加えます。

問題
1/n + 1/n^2 + 1/n^3 + ... を求めよ

別解2
適当な図形を描きn等分する。そして、分割したn-1個に1からn-1まで番号を振る。
番号を振らなかった最後の1個を再びn等分し1からn-1まで番号を振る。
また、番号を振らなかった最後の1個をn等分し1からn-1まで番号を振る。
以後、この作業を無限に繰り返し、初めの適当な図形の面積を1とすると、
1の番号が振ってある領域の延べ面積は、
1/n+1/n^2+1/n^3+・・・
2の番号の振ってある領域の延べ面積も、
1/n+1/n^2+1/n^3+・・・
これが1からn-1まであるので、
(n-1)(1/n+1/n^2+1/n^3+…)=1
が成り立つ。
∴1/n+1/n^2+1/n^3+…=1/(n-1)

あまりピンとこない人はn=4で考えると良いです。
1/4+1/4^2+1/4^3+・・・=1/3の証明
面積1の正方形を十字に切って4等分し、右上以外の3マスに1~3と番号を振る。次に、右上の正方形を4等分し、再び右上以外の3マスに1~3と番号を振る。
以後、これを無限に繰り返すと、
1の番号が振ってある領域の延べ面積は、
1/4+(1/4)^2+(1/4)^3+・・・
2の番号の振ってある領域の延べ面積も、
1/4+(1/4)^2+(1/4)^3+・・・
3の番号の振ってある領域の延べ面積も、
1/4+(1/4)^2+(1/4)^3+・・・
よって、3(1/4+1/4^2+1/4^3+…)=1
が成り立つ。
∴1/4+1/4^2+1/4^3+・・・=1/3

因みに、1/2+1/2^2+1/2^3+…=1の正方形を使った証明は有名ですが、そこから番号を振るのは難しいと思います。当時は普通だと思っていましたが、昨日再現しようと思ったら出来なくて、たまたま昔の証明を運よく発見して再現しました。
因みに、1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2や
1/5+1/5^2+1/5^3+…=1/4の証明は番号を振らなくても出来るので考えてみて下さい。

念のため、1/2+1/2^2+1/2^3+…=1の正方形を使った証明は、面積1の正方形を2等分すると片方の面積は1/2でもう一方を再び2等分すると片方の面積は(1/2)^2でこれを繰り返して片方の面積の総和を考えると、
1/2+(1/2)^2+(1/2)^3+…=1が成り立つというもの。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/22 07:41削除
小学生でも分かる1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2の証明(オリジナル)

円の面積を1とする。
円を中心角120°で3等分し、再び真ん中の扇形を3等分すると、2回目の中心角が120°÷3=40°の扇形の面積は、1/3の1/3だから面積は1/3^2である。(小学生でも2乗が分かるとする。)
以後、これを繰り返してそれぞれの分割の時の一番左のものだけをくっつけると、面積は、
1/3+1/3^2+1/3^3+…となる。
また、中心角の和を考えると、120°+40°+(40/3)°+(40/9)°+…=177.777…+αより180°になる事は自明。(綺麗な図を描けば半円になりそうな事は自明という事。念のため、証明は逆に1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2を使えば良い。)
よって、半円になるので、=1/2
よって、1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2

次回は、小学生でも分かる1/5+1/5^2+1/5^3+…=1/4の証明。

しかし、良い問題が出来ました。

問題
円を中心角で3等分し、真ん中の扇形を再び3等分し、さらに新しく出来た真ん中の扇形を3等分し、以後これを繰り返し、それぞれ一番左の扇形の総和は半円になる事を証明せよ。

解答
360°/3+360°/3^2+360°/3^3+…=180°になる事を示せば良い。
つまり、360°(1/3+1/3^2+1/3^3+…)=180°より、1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2を示せば良い。
ところで、左辺は初項1/3,公比1/3の無限等比級数より、公式から、左辺=(1/3)/(1-1/3)=(1/3)/(2/3)=1/2=右辺
よって、示された。

中学生用の解法(因数分解の公式を利用)や小学生用の解法(前回と同様に扇形に番号を付ける)も可能だが、省略。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/22 08:34削除
うっかりしました。訂正。

小学生でも分かる1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2の証明(オリジナル)

円の面積を1とする。
円を中心角120°で3等分し、再び真ん中の扇形を3等分すると、2回目の中心角が120°÷3=40°の扇形の面積は、1/3の1/3だから面積は1/3^2である。(小学生でも2乗が分かるとする。)
以後、これを繰り返してそれぞれの分割の時の一番左のものだけをくっつけると、面積は、
1/3+1/3^2+1/3^3+…となる。
ところで、対称性よりこれが半円に近付いていく事は自明。
よって、1/3+1/3^2+1/3^3+…=1/2

実は、1/(2n+1)+1/(2n+1)^2+1/(2n+1)^3+…=1/(2n)は、同じ方法で示せます。ちょっと工夫が必要ですが。

問題
円を中心角で3等分し、真ん中の扇形を再び3等分し、さらに新しく出来た真ん中の扇形を3等分し、以後これを繰り返し、それぞれ一番左の扇形の総和は半円になる事を証明せよ。

解答
対称性から自明。

ブランクがあるとやはりダメですね。笑

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/23 07:54削除
小学生でも分かる1/5+1/5^2+1/5^3+…=1/4の証明

円の面積を1とする。ここで、円を中心角で5等分すると、左右対称で左に扇形2個,右に扇形2個,中央下に扇形1個となる。
次に、中央下の扇形を5等分すると、やはり左右対称で左に扇形2個,右に扇形2個,中央に扇形1個となる。
さらに、中央の扇形を5等分すると同様の関係が出来る。また、各扇形は前回の扇形の1/5の面積である。(毎回5等分する訳だから。)
ここで、各サイズの扇形を左の2個ずつ取ってくっつけていくと、対称性から、全ての総和は半円になる事が分かる。
つまり、(1/5)×2+(1/5)×(1/5)×2+(1/5)×(1/5)×(1/5)×2+…=1/2
という関係が成り立つ。この両辺を2で割ると、
(1/5)+(1/5)×(1/5)+(1/5)×(1/5)×(1/5)+…=1/4
つまり、1/5+1/5^2+1/5^3+…=1/4
よって、示された。

因みに、前回も書いたように、
1/(2n+1)+1/(2n+1)^2+1/(2n+1)^3+…=1/(2n)が、同じ方法で示せる。
1/3の場合は1個ずつ,1/5の場合は2個ずつ取っていくが、これは2n+1のnの個数である。(図形の対称性を考えれば自明。)
よって、n個ずつ取って最後にnで割れば同様に示せる事が分かるだろう。

これはこれで素晴らしいと思います(小学生用に)が、番号を付けて、1/n+1/n^2+1/n^3+…=1/(n-1)を証明する方法の方が(特許的に)良いと思います。奇数の場合も偶数の場合も示せますからね。

おまけ:(林先生は超優秀そうだね。)
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10364616010.html(特に意味はない。)
返信
返信6
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/20 13:55 (No.675057)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
a,bを環Rの元とする。このとき、任意の整数m,nに対して、(ma)(nb)=(mn)abが成り立つことを示せ。

証明
(ma)(nb)=m(a・nb) (定理1.2の(5))
      =m{n(ab)} (定理1.2の(5))
      =(mn)(ab) (第2章定理2.5)

定理1.2
(5)任意の整数nに対して、
n(a・b)=(na)・b=a・(nb)

第2章定理2.5(指数法則)
群Gの元aと整数m,nについて、次の式が成り立つ。
(1)a^m・a^n=a^(m+n) (2)(a^m)^n=a^mn
(引用終わり)

簡単ですね。別解も作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/20 15:58削除
解説
>(ma)(nb)=m(a・nb) (定理1.2の(5))
      =m{n(ab)} (定理1.2の(5))
      =(mn)(ab) (第2章定理2.5)

1行目と2行目は簡単なので省略。3行目は、第2章定理2.5で考えても良いですが、折角問1.2でm(na)=mnaを示して勿体ないのでこれを使う。aの所をabにすれば良いですね。

問1.2
環Rの元をaとする。任意の整数m,nについて、
m(na)=mna,(m+n)a=ma+naが成り立つことを確かめよ。

別解
(ma)(nb)=(a+…+a)(b+…+b)
        ↑m個   ↑n個
a,bは環Rの元より分配法則を使って良いので、
=ab+…+ab(mn個)
=mn(ab)
∴(ma)(nb)=mn(ab)
よって、示された。

ただし、厳密にはm,n≦0の場合も示さなければならないが、省略。

因みに、環で分配法則を入れるのは、群の時と違って演算が2つになるから意味もなく入れたのでしょうか。個人的には、定理1.3を証明するために入れたんじゃないかと思っています。(もちろん、他の理由もあると思いますが。)

定理1.3
整域Rにおいては消去律が成り立つ。
a・c=b・c,c≠0⇒a=b(a,b,c∈R)

証明
a・c=b・cと仮定すると、(a-b)・c=0 ここでRは整域であるから、0と異なる零因子はない。したがって、a-b=0でなければならない。ゆえにa=b

環では、乗法に関する逆元が存在しないのでa・c=b・cの両辺にc^-1を掛けられない。しかし、整域でも消去律を示したいので、分配法則を導入したという事ではないでしょうか。(適当。)
そういう事はこういう本https://www.amazon.co.jp/dp/4000067915/を読めば分かるものなのでしょうか。(念のため、これは環ではないですが。)全体を把握したいものですね。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/18 15:09 (No.673032)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201811270001/

一応、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/19 07:55削除
解答
OA,OB,OCを結ぶと、半径より△OAB,△OCB,△OCAはそれぞれ二等辺三角形になる。
よって、∠OBC=∠OCB=●と置くと、∠OBA=●+7.5°より∠OAB=●+7.5°
また、∠OCA=●+75°より∠OAC=●+75°
よって、∠BAC=∠OAB+∠OAC=●+7.5+●+75°=97.5°である。
よって、●+●=90°-75°=15°(これは移項ではなく図形的に分かる。)
よって、●=15°÷2=7.5°よって、∠OAB=7.5°+7.5°=15°
また、∠OAC=∠OCA=75°+7.5°=82.5°より、∠COA=180°-82.5°×2=180°-165°=15°
よって、∠OAB=∠COAより錯角が等しいので、OCとBAは平行。
よって、等積変形により△ABCの面積は△ABOの面積と等しい。そこで、この面積を求める。
OからABに垂線を下ろしその足をHとし、OHで△OABを2つに切ってAHとBHをくっつけるように組み換えると、新しく等辺が半径つまり10cmで頂角が30°の二等辺三角形が出来る。
仮に、△PQRとしPQ=PR=10cm,∠QPR=30°として、RからPQに垂線を下ろしその足をIとすると、△RPIは30°,60°,90°の直角三角定規型になるので、RI=10÷2=5cm
よって、△PQR=PQ×RI÷2=10×5÷2=25cm^2
よって、答えは、25cm^2

暗算で解きながら書いたので、ちょっと読み難いかもしれません。また、何でもありの解法は三角関数を使って下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/20 07:59削除
三角関数の解法
△ABCで正弦定理を使うと、
AB/sin75°=AC/sin7.5°=2R=20
∴AB=20sin75°―――①
AC=20sin7.5°―――②
ところで、15°,75°,90°の直角三角形の三辺比は、√6-√2:√6+√2:4より、
sin75°=(√6+√2)/4―――③
③を①に代入すると、
AB=5(√6+√2)―――(Ⅰ)
また、半角の公式より、
sin^2(15°/2)=(1-cos15°)/2―――(ア)
また、cos15°=sin75°=(√6+√2)/4―――(イ)
(ア),(イ)より、
sin^2(7.5°)=(4-√6-√2)/8
sin7.5°は第1象限の角より、sin7.5°>0
∴sin7.5°=√(4-√6-√2)/2√2―――④
④を②に代入してちょっと整理すると、
AC=5√(8-2√6-2√2)―――(Ⅱ)
ところで、
△ABC=(1/2)・AB・AC・sin97.5°―――☆
sin97.5°=sin(90°+7.5°)=cos7.5°=cos(15/2)°―――(ウ)
また、半角の公式より、
cos^2(15°/2)=(1+cos15°)/2=(4+√6+√2)/8
cos7.5°も第1象限の角より、cos7.5°>0
∴cos7.5°=√(4+√6+√2)/2√2―――(エ)
(ウ),(エ)より、
sin97.5°=√(4+√6+√2)/2√2―――(Ⅲ)
(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)を☆に代入すると、
△ABC=(1/2)・5(√6+√2)・5√(8-2√6-2√2)・{√(4+√6+√2)/2√2}
=25(√3+1)√{2(4-√6-√2)(4+√6+√2)}/4
=25(√3+1)√[2{16-(√6+√2)^2}]/4
=25(√3+1)√[2{16-(8+4√3)}]/4
=25(√3+1)√{2(8-4√3)}/4
=25(√3+1)√{2(√6-√2)^2}/4
=25(√3+1)(√6-√2)√2/4
=25(√6+√2)(√6-√2)/4
=25・4/4=25cm^2
よって、答えは、25cm^2

上手い工夫がなくても解けるものですね。まぁ、公式を暗記していて使いこなせなければなりませんが。個人的には、二刀流が好きです。

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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/18 11:59 (No.672920)削除
次の文章を完全解説して下さい。

例1.6
ℚ⊕ℚ={(a1,a2)|a1,a2∈ℚ}は加法と乗法を
(a1,a2)+(b1,b2)=(a1+b1,a2+b2)
(a1,a2)・(b1,b2)=(a1b1,a2b2)
によって定義すると、零因子をもつ可換環となる。
 加法群ℚと加法群ℚの直和であることからℚ⊕ℚは加法に関して群である。ゼロ元は(0,0)である。乗法に関する結合律と分配律は容易に確かめられるのでℚ⊕ℚは可換環になる。乗法単位元は(1,1)であり、また(1,0)(0,1)=(0,0)であるから(1,0),(0,1)は零因子である。よって、ℚ⊕ℚは整域ではない。
(引用終わり)

具体的には、p.132の直積(定義7.1)が群になるので、下段の乗法に関しても群なのにℚ⊕ℚが体にならない理由ですね。因みに、定理1.4より「体ならば整域」なのでℚ⊕ℚが体でない事は自明ですが。

定義7.1
G1,G2,…,Gnを群とする。
集合G1,G2,…,Gnの直積集合G1×G2×…×Gnの2つの元
(a1,…,an),(b1,…,bn)
に対して(a1,…,an)と(b1,…,bn)の積(a1,…,an)・(b1,…,bn)を
(a1,…,an)・(b1,…,bn)=(a1b1,…,anbn)
により定める。(a1,…,an)の第i成分aiと(b1,…,bn)の第i成分biは群Giの元であるから、積aibi(∈Gi)が定義されている。したがって、上で定めた積は直積集合G1×G2×…×Gn上の演算を定義し、この演算に関して直積集合は群になる。
この群を群G1,G2,…,Gnの外部直積という。

定理1.4
体は0と異なる零因子をもたない。すなわち、体は整域である。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/1/18 13:09削除
解説
>具体的には、p.132の直積(定義7.1)が群になるので、下段の乗法に関しても群なのにℚ⊕ℚが体にならない理由ですね。

その理由は、ℚは乗法に関して群にはならないからである。

念のため、

定義7.1
G1,G2,…,Gnを群とする。

のG1,G2が群ではなかったという事である。

ただし、ℚ^*は乗法に関して群になる。
つまり、ℚ^*⊕ℚ^*は体になるという事である。

補足
例1.2(p.57)
(ℚ^*,・):0でない有理数の全体ℚ^*は乗法に関して群になる。

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