掲示板

BBS
アイコン設定
投稿者さん使い方

数学好きの人は、誰でも投稿して下さい。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/22 16:30 (No.547047)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806140000/

最近、やったような気もしますが、一応、順番に解いています。算数で2通り作ってみて下さい。暗算で解けます。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/23 07:52削除
解法1
正十二角形の内角の和は、公式より、180°×(12-2)=1800°よって、1つの内角は、1800÷12=150°よって、図のトゲの部分の1つの角度は、150°-60°×2=30°
ここで、図の1cmと書いてある所の正三角形を左から反時計回りにABCとし、A,Cから下に出ている線分をそれぞれAD,CEとすると、∠DAC=∠ECA=60°+30°=90°また、AD=AC=CE=1cmより、四角形ADECは正方形である。
また、D,Eの所の各頂点を1つ置きに見ていくと、正六角形が出来、その各辺の外側に先の正方形がくっついている形を考える。
ところで、正六角形は正三角形が6個集まった形をしているので、それを分解して先の正方形の内部の正三角形の所に移動させると、斜線部分の面積は、先の正方形6個分になる。
よって、答えは、1×1×6=6cm^2

因みに、「最近、やったような気がする」のは勘違いでした。こちらでした。https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201805190001/
しかし、算数オリンピックの問題より中学入試の問題の方が難しいなんてどうなんでしょう。もちろん、算数オリンピックの問題を改題しているのは明らかですが。また、中学入試の方は誘導が付いているのかもしれません。
因みに、解答を知りたい人は「キーワード検索」でURLをコピペして検索して下さい。

おまけ:

https://koyamachuya.com/news/popular/61451/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/24 07:50削除
解法2
正十二角形の内角の和は、公式より、180°×(12-2)=1800°よって、1つの内角は、1800÷12=150°よって、図のトゲの部分の1つの角度は、150°-60°×2=30°
また、正十二角形の内部の正三角形の頂点12個を結ぶと、対称性からこれも正十二角形になり、その中心を定めると1つの中心角は360°÷12=30°である。また、対称性から二等辺三角形なので、頂角が30°の二等辺三角形が12個集まった形である。
ところで、トゲの部分も頂角が30°の二等辺三角形で先の二等辺三角形と底辺を共有しているので合同である。
つまり、斜線部の面積は頂角が30°の二等辺三角形12×2=24個分である。
ここで、1つの頂角が30°の二等辺三角形をABCとし、BからACに垂線を下ろしその足をHとすると、△ABHは30°,60°,90°の直角三角定規型である。
よって、BH=AB÷2=1÷2=1/2cm また、AB=1cmより、
△ABC=1×(1/2)÷2=1/4cm^2
よって、求める面積はこの24倍より、
(1/4)×24=6cm^2
よって、答えは、6cm^2

因みに、私のオリジナルです。模範解答は解法1ですね。http://minoehon.cocolog-nifty.com/start/2015/06/post-73b6.html

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/20 21:55 (No.545322)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806150002/

一応、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/22 11:49削除
算数の解法
△ABCをACに関して折り返し、点Bの行き先をB'とすると、△ABB'は頂角が120°の二等辺三角形になり、条件よりBB'は正六角形の1辺となる。
ところで、正六角形は正三角形が6個集まった形なので、BB'の下に正三角形OBB'を描きその面積を求め、その値を6倍すれば良い。
そこで、正三角形の中心をGとすると、
△GBB'と△GOBと△GB'Oは対称性より合同な二等辺三角形になり、頂角は360°÷3=120°なので、△ABB'と合同である。(BB'の長さを共有しているから。)
よって、正三角形OBB'の面積は、
4cm^2×3=12cm^2
よって、正六角形の面積は、12cm^2×6
=72cm^2
よって、答えは、72cm^2

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/22 13:17削除
一応、何でもありの解法
△ABCは1:2:√3の直角三角形より、AC=xと置くと、BC=√3x
∴△ABC=√3x^2/2 また、条件より△ABC=2cm^2
よって、√3x^2/2=2が成り立つ。
∴√3x^2=4 ∴x^2=4/√3
∴x=2/√√3=2/∜3―――①
また、求める正六角形の1辺の長さは、
a=2BC=2√3x―――②
①を②に代入すると、a=4∜3―――③
ところで、正六角形は正三角形が6個集まった形で、1辺がaの正三角形の面積は、
S=a×(√3a/2)×(1/2)
=√3a^2/4
よって、求める正六角形の面積は、
6S=(√3a^2/4)×6=3√3a^2/2―――④
③を④に代入すると、
6S=3√3×16√3/2=72cm^2
よって、答えは、72cm^2

今回は算数の方が面白い解法でしたね。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/19 14:13 (No.543845)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806160000/

一応、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/21 08:02削除
何でもありの解法から。

解答
DからBCの延長上に垂線を下ろしその足をHとすると、∠DCH=60°より△DCHは1:2:√3の直角三角形。
∴CH=5/2cm,DH=5√3/2cm 
∴BH=3+5/2=11/2cm 
よって、△DBHで三平方の定理を使うと、
BD=√{(11/2)^2+(5√3/2)^2}
=√(121/4+75/4)=√(196/4)
=√49=7cm
または、△BCDで余弦定理を使うと、
BD^2=3^2+5^2-2・3・5cos120°
=34+15=49 
BD>0より、BD=7cmと求めても良い。
また、角の二等分線の定理より、BE:DE=3:5 ∴BE=(3/8)×7=21/8cm
DE=(5/8)×7=35/8cm
よって、角の二等分線の長さの公式を使うと、
CE=√(CB・CD-BE・DE)より、
CE=√{3・5-(21/8)(35/8)}
=√(15・8^2-3・5・7^2)/8
=√{15(8^2-7^2)}/8
=√{15(8+7)(8-7)}/8=15/8cm
∴AE=8-15/8=49/8cm
または、△CBEで余弦定理を使うと、
cos60°=(CB^2+CE^2-BE^2)/2CB・CE
∴1/2={3^2+CE^2-(21/8)^2}/2・3・CE
∴3CE=CE^2+9-441/64
∴CE^2-3CE+135/64=0
∴CE={3±√(9-135/16)}/2
={3±√(9/16)}/2=(3±3/4)/2
=15/8,9/8cm この選別は△CDEでも余弦定理を使えば良いが省略。
∴CE=15/8cm ∴AE=49/8cm
また、CA上にCF=CBとなる点Fを取ると、AF=8-3=5cm 
また、△CBFは頂角が60°の二等辺三角形より正三角形。∴∠BFC=60°
∴∠BFA=180°-60°=120°また、BF=BC よって、二辺挟角が等しいので、△BFA≡△BCD ∴∠BAF=∠BDC ∴∠BAC=∠BDC よって、円周角の定理の逆により4点A,B,C,Dは同一円周上にある。よって、円周角より∠ABD=∠ACD=60°また、BA=BDより、△BADは正三角形。ところで、BD=7cmより、△BADは1辺が1cmの正三角形7^2=49個分で、BE:DE=3:5より、△AEDは(5/8)×49=245/8個分。
よって、答えは、245/8倍。

下書きなしで暗算と電卓で解いて書いたので読み難いかもしれません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/22 07:33削除
算数の解法
DからACと平行な直線を引き、BCの延長との交点をFとすると、同位角より∠DFC=∠ECB=60°また、∠DCF=180°-60°-60°=60°よって、△DCFは底角が60°の二等辺三角形より正三角形。
よって、CF=DF=DC=5cm
また、EC//DFより、△BECと△BDFは相似で相似比は3:3+5=3:8
よって、EC=(3/8)×DF=(3/8)×5=15/8cm
よって、AE=8-15/8=49/8cm
また、CDの延長上にCG=8cmとなる点Gを取ると、△CAGは頂角が60°の二等辺三角形になるので正三角形である。そして、1辺の長さが8cmより、1辺が1cmの正三角形の8×8=64倍である。
また、CD:CG=5:8 よって、△ACD=(5/8)×64=40より、1辺が1cmの正三角形の40倍である。
また、AE=49/8cm,AC=8cmより、AE:AC=49/8:8=49:64
よって、△AED=(49/64)×40=49×5/8=(50-1)×5/8=245/8
よって、△AEDは1辺が1cmの正三角形の245/8倍。

暗算で解きながら書いたので、読み難いかもしれません。因みに、検索はしていないので別解があるかもしれません。興味がある人は自分で検索してみて下さい。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/21 11:48 (No.545844)削除
問題
位数4以下の群を群表を用いて考察せよ。

解答
Gを群とし、eをその単位元とする。
(1)|G|=1とする。このとき、G={e}
(2)|G|=2とする。このとき、G={e,a}
eを単位元とすれば、演算は、
e・e=e,e・a=a,a・e=a,a・a=e
となる。これを表にしてみると、加法群ℤ2と構造が同じである。
・ea +01
eea≃001(本当は数字の上にーが付く)
aae 110
(3)|G|=3とする。このとき、G={e,a,b}として、群表をつくって考える。はじめに、消去律によって各列,各行には{e,a,b}の順列が並ぶことに注意する。
次ページの最初の表の第1行について:e◦e=e,e◦a=a,e◦b=b
第2行について:a◦e=a 次に、a◦a=eとすると、a◦b=bでなければならない。ところが、消去律によって、この式からa=e これは矛盾である。よって、a◦a=b,a◦b=e
(途中だが引用終わり)
・eab
eeab(上の次ページの表)
aabe
bbea

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて、
a◦c=b◦cならばa=b
c◦a=c◦bならばa=b

完全解説をして下さい。主に、「はじめに、消去律によって各列,各行には{e,a,b}の順列が並ぶことに注意する。」という所ですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/21 13:41削除
解説
>a・a=eとなる。

この((2)の)群表は、
・ea 
eea
aae
群には単位元が必ず存在するので、群表の各行,各列にはeが必ずあるはずである。よって、a・a=eである。

>はじめに、消去律によって各列,各行には{e,a,b}の順列が並ぶことに注意する。

消去律の「a◦c=b◦cならばa=b」の対偶を取ると、a≠bならばa◦c≠b◦c
よって、群表の列でも行でもどの2つでも違っていれば同じ行(列)の演算の結果も異なる。そして、群は演算について閉じているので、演算の結果は、{e,a,b}の順列が並ぶ事になる。
ただし、私だったら消去律の対偶を考えればと付けないならば、定理1.2(逆演算可能性)で解説する。

定理1.2(逆演算可能性)
Gが群であるとする。このとき、Gに属する任意の2つの元a,bに対して、
a◦x=b
y◦a=b
を満足するGの元xおよびyが存在し、しかも、唯一通りに定まる。(引用終わり)

つまり、a◦x=bの両辺に左からa^-1を掛けると、x=a^-1◦bとなり、xは唯一通りに定まるので、群表の各列,各行の演算の結果はダブることなく、また群は演算について閉じているので、演算の結果は、{e,a,b}の順列が並ぶ事になる。
(念のため、群だからa^-1が存在し、それをcなど普通の元と考える。)

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/17 20:46 (No.541889)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806180001/

暗算で解けます。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806170000/

暗算で2通り作ってみました。もっとも、大体覚えてしまっている問題ですが。一応、片方は昔作ったオリジナルです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/18 16:47削除
問題1の解答
左の円の中心をO1,右の円の中心をO2,円同士の交点を上からA,Bとすると、
2つの円の半径が等しいので、O1A=O2A=O1O2 よって、△AO1O2は正三角形である。よって、∠AO1O2=60°
同様に、∠BO1O2=60°より、
∠AO1B=120°
よって、弧AB=7.5×2×3.14×(120/360)=15×3.14×(1/3)=5×3.14cm
よって、赤い線の合計はこの2倍で、
10×3.14=31.4cm
よって、答えは、31.4cm

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/18 20:29削除
問題2の解法1
四角形を左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、BCを1辺とした頂点EがBCに関して点Aと同じ側にある正三角形EBCを描くと、△ABCが二等辺三角形(底角が共に48°)より対称性により、△EABと△EACは合同。よって、∠AEB=∠AEC=60°÷2=30°また、△BCDの内角の和より、∠BDC=180°-36°-72°=72°よって、∠BCD=∠BDCより△BCDも二等辺三角形。よって、BC=BD また、正三角形よりBC=BE よって、BE=BD―――①
また、∠EBA=60°-48°=12°,∠DBA=12°より、∠EBA=∠DBA―――② また、BAは共通―――③
①,②,③より、二辺挟角が等しいので、△ABEと△ABDは合同。よって、∠ア=∠ADB=∠AEB=30°
よって、答えは、∠ア=30°

暗算で書いたので、読み難いかもしれません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/19 16:16削除
問題2の解法2
四角形を左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、BDを1辺とした頂点EがBDに関して点Aと同じ側にある正三角形EBDを描くと、∠ABE=60°-12°=48°また、∠ABC=12°+36°=48°より、∠ABE=∠ABC―――①
また、△BCDの内角の和より∠BDC=180°-36°-48°-24°=72°また、∠BCD=48°+24°=72°よって、∠BDC=∠BCDより、△BCDは二等辺三角形。よって、BC=BD また、正三角形より、BD=BE 
よって、BE=BC―――②
また、ABは共通―――③ ①,②,③より、二辺挟角が等しいので、△ABEと△ABCは合同。よって、∠AEB=∠ACB=48°また、∠BDE=60°より、∠DEA=60°-48°=12°
よって、∠DEA=∠DBA―――④ 
ところで、△ABCは底角が共に48°より二等辺三角形。よって、それと合同な△ABEも二等辺三角形。よって、AE=AB―――⑤ また、ADは共通―――⑥
④,⑤,⑥より、二辺挟角が等しいので、△AEDと△ABDは合同。よって、∠ADE=∠ADB よって、DAは∠EBDを二等分していて、∠EDB=60°より、
∠ア=∠ADB=60°÷2=30°
よって、答えは、30°

暗算で解きながら書いたので、読み難いかもしれません。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/16 21:50 (No.540872)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806190001/

算数ではすぐ出来ましたが、何でもありでは非常に苦労しました。出来たら凄いと思います。是非、挑戦してみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/17 20:09削除
算数の解法
線分を2本追加して、対称的に「井」のような形を作り、円を9ヶ所に分けて、
①②③
④⑤⑥
⑦⑧⑨
と番号を付けると、①と③,④と⑥,⑦と⑨,②と⑧はそれぞれ合同な図形で色違いなので相殺され、結局、黄色い方が⑤の部分だけ面積が大きい。
ところで、⑤は縦4cm,横2cmの長方形なので、面積は4×2=8cm^2
よって、答えは、黄色い方が白い方より8cm^2大きい。

因みに、何でもありは積分の解法ではありません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/18 08:08削除
何でもありの解法1
縦の弦を上からAB,横の元を左からCDとし、ABとCDの交点をEとすると、
白い部分の面積=扇形OAD-△OAD+△EAD+扇形OBC-△OBC+△EBC―――①
黄色い部分の面積=扇形OAC-△OAC+△EAC+扇形OBD-△OBD+△EBD―――②
ここで、AE=a,CE=bと置くと、BE=a+4,DE=b+2である。
また、∠AOD=x,∠BOC=yと置くと、アルハゼンの定理と円周角と中心角の関係より、x+y=180°である。また、円の半径は4cmでCDの中点をMとするとOM=2cmより△ODMは1:2:√3の直角三角形。∴∠COD=120°
これらを考慮に入れて①,②を数式化すると、
白い部分=16π(x/360)-(1/2)・4^2・sinx+a(b+2)/2+16π(y/360)-(1/2)・4^2・siny+b(a+4)/2
=16π{(x+y)/360}-8(sinx+siny)+a(b+2)/2+b(a+4)/2
=8π-8(sinx+sin(180°-x))+(2ab+2a+4b)/2
=8π-16sinx+ab+a+2b―――③
黄色部分=16π{(120°-x)/360)-(1/2)・4^2・sin(120°-x)+ab/2+16π[180°-(120°-x)}/360]-(1/2)・4^2・sin{180°-(120°-x)}+(b+2)(a+4)/2
=8π-8{sin(120°-x)+sin(120°-x)}+(2ab+2a+4b+8)/2
=8π-16si n(120°-x)+ab+a+2b+4―――④
④-③より、
差=-16si n(120°-x)+16sinx+4
=16{sinx-sin(120°-x)}+4―――☆
ここで、和と積の公式より、
sinx-sin(120°-x)=2cos60°・sin{(2x-120°)/2}=sin(x-60°)
これを☆に代入すると、
差=16sin(x-60°)+4―――☆☆
ところで、図より、x-60°=∠AOD-∠MOD=∠AOM=∠OAB(錯角より)
よって、ABの中点をNとすると、sin∠OAM=1/4より、sin(x-60°)=1/4
これを☆☆に代入すると、
差=4+4=8cm^2
よって、黄色い方が8cm^2大きい。
因みに、算数の解法から、この値は円の大きさに関係ないので、それをこの解法で証明して下さい。(何でもありの解法2)
しかし、算数の解法の方が優秀ですね。この解法では絶対に気付きませんからね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/19 07:57削除
何でもありの解法2
円の半径を定めない解法
縦の弦を上からAB,横の元を左からCDとし、ABとCDの交点をEとすると、
白い部分の面積=扇形OAD-△OAD+△EAD+扇形OBC-△OBC+△EBC―――①
黄色い部分の面積=扇形OAC-△OAC+△EAC+扇形OBD-△OBD+△EBD―――②
ここで、AE=a,CE=bと置くと、BE=a+4,DE=b+2である。
また、∠AOD=x,∠BOC=yと置くと、アルハゼンの定理と円周角と中心角の関係より、x+y=180°である。また、半径をrcmとし、CDの中点をMとするとOM=2cmより、∠DOM=Arccos(2/r) 
∴∠COD=2Arccos(2/r)
これらを考慮に入れて①,②を数式化すると、
白い部分=πr^2・(x/360)-(1/2)・r^2・sinx+a(b+2)/2+πr^2・(y/360)-(1/2)・r^2・siny+b(a+4)/2
=πr^2・{(x+y)/360}-(1/2)r^2・(sinx+siny)+a(b+2)/2+b(a+4)/2
=πr^2/2-(1/2)r^2・(sinx+sin(180°-x))+(2ab+2a+4b)/2
=πr^2/2-r^2・sinx+ab+a+2b―――③
黄色部分=πr^2・{(2Arccos(2/r)-x)/360}-(1/2)・r^2・sin(2Arccos(2/r)-x)+ab/2+πr^2・[{180°-(2Arccos(2/r)-x)}/360]-(1/2)・r^2・sin{180°-(2Arccos(2/r)-x)}+(b+2)(a+4)/2
=πr^2/2-r^2{sin(2Arccos(2/r)-x)+ab/2+(b+2)(a+4)/2
=πr^2/2-r^2・si n(2Arccos(2/r)-x)+(2ab+2a+4b+8)/2
=πr^2/2-r^2・si n(2Arccos(2/r)-x)+ab+a+2b+4―――④
④-③より、
差=-r^2・si n(2Arccos(2/r)-x)+r^2・sinx+4
=r^2・{sinx-sin(2Arccos(2/r)-x)}+4―――☆
ここで、和と積の公式より、
sinx-sin(2Arccos(2/r)-x)=2cos{2Arccos(2/r)/2}・sin{(2x-2Arccos(2/r))/2}=2cos(Arccos(2/r))・sin(x-Arccos(2/r))
=2(2/r)sin(x-Arccos(2/r))
=(4/r)sin(x-Arccos(2/r))
これを☆に代入すると、
差=r^2・(4/r)sin(x-Arccos(2/r))+4
=4r・sin(x-Arccos(2/r))+4―――☆☆
ところで、図より、x-Arccos(2/r)=∠AOD-∠MOD=∠AOM=∠OAB(錯角より)
よって、ABの中点をNとすると、sin∠OAM=1/rより、sin(x-Arccos(2/r))=1/r
これを☆☆に代入すると、
差=4r(1/r)+4=4+4=8cm^2
よって、黄色い方が8cm^2大きい。

よって、円の大きさに関係なく、この問題は成立する事が証明された。念のため、算数の解法でもちゃんと解説すればそれでOK。
因みに、変な所で区切れちゃって読み難くてすみません。一度、写し取ってから読んでく下さい。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 20:09 (No.537516)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201807100001/

算数で解いた後、弦をAB,CDとしてABとCDの交点をEとし、AE=a,EB=b,CE=c,ED=d,円の半径をRとすると、
R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2で求められる事を証明して下さい。念のため、AB⊥CDです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/14 15:48削除
算数の解答
もう片方の空白部分にも直交する2線分を付け加えて「井」みたいな形を作り、新しくできる小さい青い部分を元からある空白部分に移すと、求める面積は、円から中央の正方形の部分を除いた面積の半分である事が分かる。
よって、答えは、
8×8×3.14-8×8=200.96-64=136.96cm^2

因みに、R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2とは全く関係ありません。余裕がある人は、2通りで証明してみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/15 07:33削除
問題
弦をAB,CDとしてABとCDの交点をEとし、AE=a,EB=b,CE=c,ED=d,円の半径をRとすると、
R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2で求められる事を証明して下さい。
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201807100001/

解法1
円の中心をO,弦AB,CDの中点をそれぞれM,Nとすると、OM⊥AB,ON⊥CD(証明は、半径から△OAB,△OCDは二等辺三角形だから。)
また、AB⊥CDより、四角形EMONは長方形。よって、ON=ME=MA-AE=(a+b)/2-a=(-a+b)/2
また、CN=(c+d)/2 また、OC=Rより、△OCNで三平方の定理を使うと、
R^2={(-a+b)/2}^2+{(c+d)/2}^2
=(a^2+b^2-2ab)/4+(c^2+d^2+2cd)/4―――①
また、方べきの定理より、ab=cd―――②
②を①に代入すると、
R^2=(a^2+b^2+c^2+d^2)/4
∴R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2
よって、示された。

別証のヒントはアルハゼンの定理です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/16 07:48削除
問題
弦をAB,CDとしてABとCDの交点をEとし、AE=a,EB=b,CE=c,ED=d,円の半径をRとすると、
R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2で求められる事を証明して下さい。


解法2
十字の縦の弦を上からAB,横の弦を左からCDとする。
ところで、アルハゼンの定理より、
弧ADの円周角+弧BCの円周角=90°である。(アルハゼンの定理を使わない場合は、ACを結び△EACの内対角の和を考えれば良い。)
つまり、弧ADの隣り(延長上)に弧BCの長さを取り、弧DB'とすると、弧AB'の円周角は90°になるので、AB'は直径である。∴∠ADB'=90°
よって、△ADB'で三平方の定理を使うと、
AD^2+B'D^2=AB'^2―――①
ところで、
B'D=BC=√(b^2+c^2)―――②
AD=√(a^2+d^2)―――③
AB'=2R―――④
②,③,④を①に代入すると、
a^2+d^2+b^2+c^2=(2R)^2
∴2R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)
∴R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2

おまけ:

壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/16 16:35削除
三角関数の解法を作ってみて下さい。念のため、改題の方です。(今回、開発しました。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/17 07:27削除
問題
弦をAB,CDとしてABとCDの交点をEとし、AE=a,EB=b,CE=c,ED=d,円の半径をRとすると、
R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2で求められる事を証明して下さい。
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201807100001/

解法3
円の中心をOとして、∠AOD=x,∠BOC=yと置くと、アルハゼンの定理より、
弧ADの円周角+弧BCの円周角=90°(アルハゼンの定理を使わない場合は、ACを結び△EACの内対角の和を考えれば良い。)
よって、円周角と中心角の関係を考えると、∠AOD+∠BOC=180°∴x+y=180°∴y=180°-x
今、△OADで余弦定理と△AEDで三平方の定理を使うと、
a^2+d^2=R^2+R^2-2・R・R・cosx
∴a^2+d^2=2R^2-2R^2・cosx―――①
また、△OBCで余弦定理と△CEBで三平方の定理を使うと、
b^2+c^2=R^2+R^2-2・R・R・cosy
∴b^2+c^2=2R^2-2R^2・cos(180°-x)=2R^2+2R^2・cosx
∴b^2+c^2=2R^2+2R^2・cosx―――②
①+②より、
a^2+d^2+b^2+c^2=4R^2
∴2R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)
∴R=√(a^2+b^2+c^2+d^2)/2

おまけ:https://instagrammernews.com/detail/2928188328516043147
返信
返信5
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/16 12:00 (No.540339)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201806200001/

ただし、暗算用の解答を作って下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/16 13:10削除
解答
△ABCの周の長さを考えると、円A,B,Cそれぞれの半径の2倍の合計である。
よって、円Aの半径+円Bの半径+円Cの半径=△ABCの周の長さの半分
=(6+5+4)÷2=15÷2=7.5cm
よって、円Aの半径+円Bの半径+円Cの半径=7.5cm
ところで、円Bの半径+円Cの半径=BC=5cmより、円Aの半径=7.5-5=2.5cm(念のため、図で考える。)
よって、答えは、2.5cm

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/15 11:12 (No.539235)削除
問題
Gを群とする。eはGの単位元を表す。
(1)任意の元x∈Gに対して、x^2=eが成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。
(2)任意の元x,y∈Gに対して、(xy)^2=x^2y^2が成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。

証明
(1)x,y∈Gに対して、xy=yxを示せばよい。仮定よりx^2=eであるから、
x・x=x・x=e
定義によって、xの逆元はxである。すなわち、x^-1=xである。xはGの任意の元であったから、Gの元yについても、y^-1=y したがって、
xy(yx)^-1=xyx^-1y^-1=xyxy=(xy)^2=e
ゆえに、xy(yx)^-1=eであるから、xy=yxが得られる。
(2)(xy)^2=x^2y^2とすると、
xyxy=(xy)^2=x^2y^2=xxyy
ゆえに、xyxy=xxyyであるから、消去律によって、yx=xyを得る。

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて
a◦c=b◦cならばa=b
c◦a=c◦bならばa=b

実は、この参考書(「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著)では、この時点では「(yx)^-1=x^-1y^-1」を習っていない(定理2.6で習う)ので、それを使わない別解を考えてみて下さい。ただし、私のオリジナルではありません。因みに、(1)だけです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/16 10:27削除
問題
Gを群とする。eはGの単位元を表す。
(1)任意の元x∈Gに対して、x^2=eが成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。
(2)任意の元x,y∈Gに対して、(xy)^2=x^2y^2が成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。

別証
(1)a,bをGの任意の元とすると、ab∈Gでx=abと考えると、(ab)^2=e
∴abab=e
この両辺に左からaを右からbをかけると、
a^2=b^2=eより、ba=abとなる。
よって、Gは可換群である。

おまけ:実にいい加減。不倫していた人もいますね。念のため、どうでも良い話である。
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 19:30 (No.537475)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201807110001/

これだけじゃ面白くないので、AB=AC=1とした時の◦の付いた辺の長さを求めて下さい。ただし、その長さをxとしてxを求める方程式を求めるまでで良いです。因みに、三角関数で近似値を求めるのは簡単ですが、中学数学で求める所に意味があります。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 20:57削除
算数の解答
AC上の最も点Aに近い点から折れ線をDEFGHICとする。(辺AC上の点はD,F,Hで、辺AB上の点はE,G,Iという事。)
△DAEは二等辺三角形より∠DAE=∠DEA=●と置くと、△DAEの内対角の和より、∠FDE=●● また、△EDFも二等辺三角形より、∠EFD=∠EDF=●●
また、△EAFの内対角の和より∠FEG=●+●●=●●● また、△FEGも二等辺三角形より、∠FGE=∠FEG=●●●
また、△FAGの内対角の和より、∠HFG=●+●●●=●●●● また、△GFHも二等辺三角形より、∠GHF=∠GFH=●●●●
また、△GAHの内対角の和より、∠HGI=●+●●●●=●●●●●=5×●
また、△HGIも二等辺三角形より、
∠HIG=∠HGI=●●●●●=5×●
また、△HAIの内対角の和より、
∠CHI=●+5×●=6×●
また、△IHCも二等辺三角形より、
∠ICH=∠IHC=6×●
また、△IACの内対角の和より、
∠CIB=●+6×●=7×●
また、△CIBも二等辺三角形より、
∠CBI=∠CIB=7×●
また、△ABCも二等辺三角形より、
∠ABC=∠ACB=7×●
よって、△ABCの内角の和より、
●+7×●+7×●=180°が成り立つ。
よって、15×●=180°
よって、●=180°÷15=12°
よって、∠DAE=12°よって、∠BAC=12°よって、答えは、12°

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/14 07:57削除
問題
AB=AC=1とした時の◦の付いた辺の長さを求めて下さい。ただし、中学数学で求める所に意味があります。
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201807110001/

解答
AC上の最も点Aに近い点から折れ線をDEFGHICとする。(辺AC上の点はD,F,Hで、辺AB上の点はE,G,Iという事。)
ここで、BC=xと置くと、AE=x また、△ABC∽△CBI(∠Bを共有した二等辺三角形だから)より、1:x=x:IB
∴IB=x^2―――①
ところで、算数の解法より●=12°で、
∠HIG=∠HGI=●●●●●=60°
よって、△HGIは正三角形である。
∴GI=HI=x―――②
また、∠FGE=∠FEG=●●●=36°
よって、△FEGは頂角が108°の二等辺三角形。
ここで、EG上にEJ=EFとなる点Jを取ると、∠EFJ=∠EJF=(180°-36°)÷2=72°∴∠JFG=108°-72°=36°∴∠JFG=∠JGF=36°
よって、△FEG∽△JFG よって、EG=yと置くと、x:y=y-x:xが成り立つ。
∴x^2=y(y-x) ∴x^2=y^2-xy
∴y^2-xy-x^2=0 これを解の公式で解くと、y={x±√(x^2+4x^2)}/2
=(x±√5x)/2=(1±√5)x/2
y>0より、y=(1+√5)x/2
∴EG==(1+√5)x/2―――③
①,②,③とAB=1より、
AE=1-x^2-x-(1+√5)x/2
=1-x^2-{(3+√5)/2}x
今、DからAEに垂線を下ろしその足をKとすると、AK=[1-x^2-{(3+√5)/2}x]/2
また、CからABに垂線を下ろしその足をLとすると、△CIBも二等辺三角形より、LB=IB/2=x^2/2 ∴AL=1-x^2/2
よって、△DAK∽△CALを利用すると、
AD:AK=AC:ALより、
x:[1-x^2-{(3+√5)/2}x]/2=1:1-x^2が成り立つ。これを整理すると、
2x^3-2x^2-(7+√5)x+2=0
これは、3次方程式の解の公式でも解けないので、ここまで。念のため、解の公式を使える形まで変形しても還元不能の場合である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AC%A1%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F#%E9%82%84%E5%85%83%E4%B8%8D%E8%83%BD%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88
そこで、裏を取るために、こちらのサイトhttps://keisan.casio.jp/exec/system/1256966554で解を求めると、
x1=-1.8270909175562
x2=0.20905692605582
x3=2.6180339915
図より、0<x<1なので、x2が適正。
∴x=0.20905692605582
また、三角関数で求めると、x=2sin6°=0.2090569なのでOK。よって、裏が取れた。
因みに、x=2cos84°=0.2090569でもある。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 15:56 (No.537287)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201807120000/

普通に試行錯誤で解いても詰まらないので、見つけ方と正しい理由(証明)も含めた解法を考えてみて下さい。念のため、算数なので√を使ってはいけません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 18:38削除
変わった解答
上に正方形3個を付け加えて3×3の大きな正方形にして、左上の頂点から反時計回りにA~Dと振る。
ABを1:2に分ける点(元の図形の左上の頂点)をP,BCを1:2に分ける点をQ,CDを1:2に分ける点をR,DAを1:2に分ける点をSとすると、対称性から四角形PQRSは正方形になり、面積は全体から四隅の合同な直角三角形を引くと、
9-2×1÷2×4=9-4=5cm^2
ところで、正方形を対角線で切ると合同な2つの三角形に二等分されるので、
△PQR=5÷2=2.5cm^2
よって、△PQRが求める三角形である。念のため、点P,Q,Rは全て元の図形の格子点上にある。

念のため、私のオリジナルです。因みに、検索してみましたが、この問題の解答は見つかりませんでした。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 11:21 (No.537076)削除
問題
次の証明を完全解説して下さい。

定理1.5
Gを空でない有限集合とする。Gが群であるためには、次の3条件の成り立つことが必要十分である。
(1)演算が定義されている。
(2)この演算に関して結合律(G1)が成り立つ。
(3)この演算に関して消去律が成り立つ。
(注:消去律は定理1.4で下に補足。)

証明
(1),(2),(3)が必要条件であること:
(1),(2)は定義からただちに得られる。
(3)は定理1.4により正しい。
(1),(2),(3)が十分条件であること:
結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。
すなわち、
∀a,b∈G,∃x,y∈G,a◦x=b
              y◦a=b
を示せば良い。Gは有限集合であるから、Gの各元に番号をつけて、
G={a1,…,an}(a1,…,anは相異なるn個の元)
と表すことができる。Gの各要素にaを左からかけた元の集合
a◦G={a◦a1,a◦a2,…,a◦an}⊂G
を考える。ここで、仮定(3)の消去律のよって、
i≠j⇒a◦ai≠a◦aj
したがって、集合a◦Gを構成している元の個数はn個である。すると、a◦GはGの部分集合で、a◦Gの個数とGの個数は一致するからa◦G=Gでなければならない。
今b∈Gであるから、あるiがあってb=a◦aiとなっている。ここでai=xとすれば、b=a◦xとなる。
y◦a=bなる元yの存在についても同様である。

定理1.2(逆演算の可能性)
Gが群であるとする。このとき、Gに属する任意の2つの元a,bに対して、
a◦x=b
y◦a=b
を満足するGの元xおよびyが存在し、しかも、唯一通りに定まる。

定理1.3
演算の与えられた空でない集合Gが、結合律(G1)を満足し、またGにおいて逆演算可能であれば、Gはその演算に関して群である。

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて
a◦c=b◦cならばa=b
c◦a=c◦bならばa=b

特に、a◦G={a◦a1,a◦a2,…,a◦an}⊂Gの所を解説して下さい。念のため、Gは群ではありません。(ただの有限集合。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2022/9/13 13:35削除
解説
>(1),(2),(3)が必要条件であること:

Gが群であるための必要条件という事で、
「Gが群であるならば~である」の~の部分に(1),(2),(3)を当てはめて正しいなら条件を満たす。

>(1),(2)は定義からただちに得られる。

Gが群であるならば、定義より(1),(2)が正しい事は自明である。

>(3)は定理1.4により正しい。

Gが群であるならば、定理1.4が成り立つので、(3)も正しい。

>(1),(2),(3)が十分条件であること:

Gが群であるための十分条件という事で、
「~ならばGは群である」の~の部分に(1),(2),(3)を当てはめて正しいなら条件を満たす。

>結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。
すなわち、
∀a,b∈G,∃x,y∈G,a◦x=b
              y◦a=b
を示せば良い。

定理1.3を見れば、
定理1.3
演算の与えられた空でない集合Gが、結合律(G1)を満足し、またGにおいて逆演算可能であれば、Gはその演算に関して群である。

より、「逆演算可能」であれば良い事が分かり、定理1.2を見ると、
定理1.2(逆演算の可能性)
Gが群であるとする。このとき、Gに属する任意の2つの元a,bに対して、
a◦x=b
y◦a=b
を満足するGの元xおよびyが存在し、しかも、唯一通りに定まる。

∀a,b∈G,∃x,y∈G,a◦x=b
              y◦a=b
を示せば良い事が分かるだろう。

>Gは有限集合であるから、Gの各元に番号をつけて、
G={a1,…,an}(a1,…,anは相異なるn個の元)
と表すことができる。Gの各要素にaを左からかけた元の集合
a◦G={a◦a1,a◦a2,…,a◦an}⊂G

ところで、(1)が全く使われていないが、「(1)演算が定義されている」とは、「演算◦について閉じている」という意味である。
よって、a◦G={a◦a1,a◦a2,…,a◦an}⊂Gである。

>ここで、仮定(3)の消去律によって、
i≠j⇒a◦ai≠a◦aj

まず、「G={a1,…,an}(a1,…,anは相異なるn個の元)」より、
i≠j⇒ai≠aj―――①
また、定理1.4より、c◦a=c◦bならばa=b ∴c◦ai=c◦ajならばai=aj
また、cをaにすると、a◦ai=a◦ajならばai=aj この対偶を取ると、
ai≠aj⇒a◦ai≠a◦aj―――②
①,②より、i≠j⇒a◦ai≠a◦aj

>したがって、集合a◦Gを構成している元の個数はn個である。すると、a◦GはGの部分集合で、a◦Gの個数とGの個数は一致するからa◦G=Gでなければならない。

これは普通に考えれば自明ですね。

>今b∈Gであるから、あるiがあってb=a◦aiとなっている。ここでai=xとすれば、b=a◦xとなる。
y◦a=bなる元yの存在についても同様である。

これも普通に考えれば自明ですね。よって、解説終わり。

おまけ:
返信
返信1

Copyright © 数学, All Rights Reserved.