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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/27 11:17 (No.1199672)削除
問題
図のように、円Oと正方形ABCDは辺BC上の点Eで接している。A,Dは円Oの周上の点で、Fは円Oと辺ABの交点である。
正方形ABCDの一辺の長さをacmとするとき、次の各問いに答えよ。
(1)線分FBの長さを求めよ。
(2)円Oの半径の長さを求めよ。
(92 早稲田実業)

図の解説:適当な正方形ABCDを描き、点A,Dを通り辺BCと接する円を描く。この円Oと辺ABとの交点をFとした図。

(1)も(2)も別解でした。もっとも、(1)は原理は同じですが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/28 07:56削除
問題
図のように、円Oと正方形ABCDは辺BC上の点Eで接している。A,Dは円Oの周上の点で、Fは円Oと辺ABの交点である。
正方形ABCDの一辺の長さをacmとするとき、次の各問いに答えよ。
(1)線分FBの長さを求めよ。
(2)円Oの半径の長さを求めよ。
(92 早稲田実業)

模範解答
(1)辺BCが円と接する点Eに対して、対称性より、EはBCの中点。
いま、方べきの定理により、
BF×BA=BE²
に、わかっている値を代入して、
BF×a=(a/2)²
これを解いて、BF=a/4(cm)
(2)Oと接点Eを結び、その延長と辺ADとの交点をGとする。円の半径をxとして、網目部(注:△AOG)の△AOGの3辺をa,xを用いた式で表すと右図のよう(OG=a-x,AG=a/2,OA=x)になり、この三角形に三平方の定理を用いると、
x²=(a/2)²+(a-x)²
これを解いて、x=(5/8)a(cm)
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

解説:∠AGO=90°,AG=a/2の理由は、対称性より点EがBCの中点より△EADは二等辺三角形で、点Oは△EADの外心よりADの垂直二等分線上にあるから、EOの延長とADの交点GはADの中点でEG⊥ADだから。

別解
(1)AE,FEを結ぶと、接弦定理より∠EAF=∠FEB=●と置く。
また、∠Bを共有しているので2角が等しく、△ABE∽△EBFである。
ところで、対称性より点EはBCの中点よりBE=a/2 また、△ABEは直角を挟む二辺の比が1:2より△EBFも直角を挟む二辺の比が1:2である。 
よって、FB=BE/2=a/4
よって、答えは、a/4cm
(2)円周角と中心角の関係より、∠EOF=2∠EAF=●●
ここで、OからEFに垂線を下ろしその足をHとすると、半径より△OEFは二等辺三角形なので、∠FOH=● よって、△OHF∽△ABEで△OHFも直角を挟む二辺の比が1:2である。
ところで、△FBEで三平方の定理を使うと、1:2:√5の直角三角形より、
FE=√5FB=√5a/4cm
∴FH=√5a/8cm
∴OF=√5FH=5a/8cm
よって、答えは、5a/8cm

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/26 15:43 (No.1199061)削除
問題
△ABCがあり、3辺の長さは、BC=14,CA=13,AB=15である。
また、2辺AB,BCに接する円Oと、2辺CA,BCに接する円O'が外接していて、2つの円の半径は等しい。この2つの円の半径を求めよ。
(84 早大学院)

図の解説:要はBC=14,CA=13,AB=15の三角形に2つの等円が内接していて、その半径を求めよという問題である。

因みに、模範解答を見る前に解法を2つ作りました。多分、模範解答の方が難しいです。

おまけ:
百詩篇第2巻53番
海辺の都市の大規模な悪疫は、
代償として罪なくして咎められた公正な血(を持つ者)の死が
復讐されることでしか止まらないだろう、
虚構に凌辱されない偉大な身分の高い女性によって

4行目は、佳子さまと日本人のような気がしてならない。
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12857091190.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/27 07:57削除
問題
△ABCがあり、3辺の長さは、BC=14,CA=13,AB=15である。
また、2辺AB,BCに接する円Oと、2辺CA,BCに接する円O'が外接していて、2つの円の半径は等しい。この2つの円の半径を求めよ。
(84 早大学院)

模範解答
△ABCに円が1つ内接している場合、AからBCに下した垂線の足をHとし、CH=xとおくと、13²-x²=15²-(14-x)²を解いて、x=5 AH=√(AC²-CH²)=12
ゆえに、△ABC=12×14÷2=84
内接円の中心をIとし、内接円の半径をrとすると、△ABC=△IBC+△ICA+△IABをrの式で表して、
84=(14r+13r+15r)÷2
これを解いて、r=4
さて、次に2つの円が内接する場合と、1つの内接円を重ねて描くと、右図。(O,O'からBCに垂線を下ろしその足をJ,Kとし、半径をt,BJ=a,CK=bとした図。)
求める2円の半径をtとおくと、
2t+t×(14/4)=BC=14
これを解いて、t=28/11
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

解説
△OBJと△O'CKをくっつけると1つの三角形になり、その三角形と△IBCは相似より、4:14=t:(a+b)が成り立つ。
∴a+b=t×(14/4)
という事。

別解
AからBCに垂線を下ろしその足をHとし、CH=5と仮定すると、△ACHは5,12,13の直角三角形より、AH=12
また、BH=14-5=9より△ABHは9:12:15=3:4:5の直角三角形。
ここで、逆に5,12,13の直角三角形ACHと9,12,15の直角三角形ABHを用意してAHでくっつけると、BHCは一直線になり△ABCが出来、3辺の長さは、BC=14,CA=13,AB=15である。
つまり、3辺の長さが、BC=14,CA=13,AB=15の三角形のAからBCに下した垂線の長さは12である。
∴△ABC=14×12×(1/2)=84———①
また、円O,O'の半径をrと置くと、
△ABC=台形OBCO'+△AOO'+△OAB+△OAC
=(2r+14)×r×(1/2)+2r×(12-r)×(1/2)+15r/2+13r/2
=r(r+7)+r(12-r)+14r
=r²+7r+12r-r²+14🄬
=33r———②
①,②より、33r=84を解くと、
r=28/11

因みに、私は模範解答の方はちょっと違く、内心をI,内接円とBCとの接点をTとすると、公式より、BT=(14+15-13)/2=8,CT=14-8=6
また、内接円の半径は13R/2+14R/2+15R/2=84を解いて、21R=84
∴R=4
よって、△IBTは直角を挟む二辺の比が4:8=1:2で△ICTは直角を挟む二辺の比が4:6=2:3
また、△OBJ∽△IBT,△O'CK∽△ICTより、O,O'の半径をrと置くと、
2r+2r+(3/2)r=14が成り立ち、
4r+4r+3r=28 ∴r=28/11
と求めた。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/25 16:32 (No.1198350)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題4
写像の列Ⅹ→Y→Z(f:X→Y,g:Y→Z)について、次の(1)~(4)を示せ。
(1)fとgがともに上への写像ならば、g◦fも上への写像である。
(2)g◦fが上への写像ならば、gも上への写像である。
(3)fとgがともに1対1ならば、g◦fも1対1である。
(4)g◦fが1対1ならば、fも1対1である。

ポイント
線型写像が1対1であることを示すには核を利用した方が証明が簡単になる。たとえば(3)の場合、Ker(g◦f)=0を示せばよい。そこでKer(g◦f)∋xとしよう。(g◦f)(x)=0よりg(f(x))=0。仮定よりKerg=0。よってf(x)=0でなければならない。さらにKerf=0よりx=0となる。したがって、Ker(g◦f)=0。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著より

適当に分かり易く解説した後、(4)も同じ方法で証明して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/26 07:55削除
解説
問題4
写像の列Ⅹ→Y→Z(f:X→Y,g:Y→Z)について、次の(1)~(4)を示せ。
(3)fとgがともに1対1ならば、g◦fも1対1である。
(4)g◦fが1対1ならば、fも1対1である。

>たとえば(3)の場合、Ker(g◦f)=0を示せばよい。

命題
線型写像F:V→V'において、次の(1),(2)が成り立つ。
(1)x,y∈Vに対し、F(x)=F(y)⇔x-y∈F^-1(0)
(2)Fが1対1である⇔F^-1(0')=0
(注:x,y,0は太字)
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.120より

命題と定義
線型写像F:V→V'に対し、
(ⅰ)V'の零元0'のFによる逆像
F^-1(0')={a∈V|F(a)=0'}
はVの部分空間である。これをFの核(kernel)といい、KerFとも表す。
(ⅱ)Fの像F(V)={F(a)|a∈V}はV'の部分空間である。
(注:a,0は太字)
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.110より

上の命題の(2)と下の命題と定義の(1)から、
線型写像F:V→V'において、Fが1対1である⇔KerF=0
である事が分かるだろう。
つまり、(3)の場合、g◦fが1対1である⇔Ker(g◦f)=0から、Ker(g◦f)=0を示せば良いという事である。

>そこでKer(g◦f)∋xとしよう。(g◦f)(x)=0よりg(f(x))=0。

Ker(g◦f)=0を示したいので、集合Ker(g◦f)の任意の元xを取ると、KerFの定義より、
(g◦f)(x)=0(命題と定義の(ⅰ))
∴g(f(x))=0

>仮定よりKerg=0。よってf(x)=0でなければならない。

Kergというのは(上の定義より)集合で、それが0元のみという事は、KerFの定義より、g(x)=0となるxは0元のみという事である。
また、すぐ上の解説より、g(f(x))=0なので、f(x)=0でなければならないという事である。(g(x)=0のxの所にf(x)が入っているという事。)

>さらにKerf=0よりx=0となる。したがって、Ker(g◦f)=0。

上で解説し忘れたが、gが1対1写像だから、仮定よりKerg=0。同様にfも1対1写像だから、Kerf=0 よって、上の解説と同様に、f(x)=0となるxは0元のみという事である。
∴x=0
ところで、初めに「そこでKer(g◦f)∋xとしよう」としたので、Ker(g◦f)=0(のみ)
よって、「たとえば(3)の場合、Ker(g◦f)=0を示せばよい」が示された。

(4)を同様の方法で示すのは次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/26 12:00削除
問題4
写像の列Ⅹ→Y→Z(f:X→Y,g:Y→Z)について、次の(1)~(4)を示せ。
(3)fとgがともに1対1ならば、g◦fも1対1である。
(4)g◦fが1対1ならば、fも1対1である。

(4)の別解(線型写像を利用する方法)

命題
線型写像F:V→V'において、次の(1),(2)が成り立つ。
(1)x,y∈Vに対し、F(x)=F(y)⇔x-y∈F^-1(0)
(2)Fが1対1である⇔F^-1(0')=0
(注:x,y,0は太字)
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.120より

命題と定義
線型写像F:V→V'に対し、
(ⅰ)V'の零元0'のFによる逆像
F^-1(0')={a∈V|F(a)=0'}
はVの部分空間である。これをFの核(kernel)といい、KerFとも表す。
(ⅱ)Fの像F(V)={F(a)|a∈V}はV'の部分空間である。
(注:a,0は太字)
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.110より

上の命題の(2)と下の命題と定義の(1)から、
線型写像F:V→V'において、Fが1対1である⇔KerF=0
より、
「(4)g◦fが1対1ならば、fも1対1である。」
は、Ker(g◦f)=0ならばKerf=0を示せば良い。
Ker(g◦f)=0とは、定義より(g◦f)(x)=0'となるxが0のみという事である。
((3)の時は解説を省略したが、上の2つの命題と定義より、
KerF=0⇔F^-1(0')=0⇔F(0)=0'だからである。)
別の解説では、Ker(g◦f)=0とは、集合Ker(g◦f)の元が0元のみで、KerFの定義より(g◦f)(x)=0'となる元xは唯1つという事である。
そして、次の定理より、線型写像FはF(0)=0'なので、
(g◦f)(x)=0'となるxは0のみである。

例題3.2.2
V,V'を線型写像とする。写像F:V→V'が線型写像ならば、次の等式が成り立つ事を示せ。ただし0'はV'の零ベクトルを表す。
F(0)=0',F(-a)=-F(a)
F(c₁a₁+c₂a₂+・・・+cnan)
=c₁F(a₁)+c₂F(a₂)+・・・+cnF(an)
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.108より

よって、g(f(x))=0'となるxは0のみである。よって、Kerg∋f(x)がただ1つで、
f(0)=0'よりKerf=0
よって、fは1対1である。

念のため、この証明が使えるのは(ポイントにもあるように)Fが線型写像(厳密には準同型写像)の場合だけである。

ポイント
線型写像が1対1であることを示すには核を利用した方が証明が簡単になる。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著より

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/25 11:22 (No.1198188)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 8-7b
0でないm個の複素数係数1次式fj(x₁,・・・,xn)=aj₁x₁+・・・+ajnxn(j=1,・・・,m)に対して、f(ξ₁,・・・,ξn)がどれも0にならない有理数ξ₁,・・・,ξnがあることを示せ。

解答
nに関する帰納法で示す。n=1のとき、ax(a≠0)なのでξ=1とすればよい。
n-1>0で問題の主張が正しいとする。aj₁≠0をみたす1次式はaj₁^-1を掛けてaj₁=1としてよい。また1次式を並べ換えてj=1,・・・,kまでaj₁=1とし、残りはaj₁=0と仮定してよい。k=mのとき、ξ₁=1,ξj=0(j≠1)とすればよい。k<mのとき、帰納法の仮定よりj>kに対してajξ₂+・・・+ajnξn≠0をみたすξ₂,・・・,ξnをとる。次に、-(aj₂ξ₂+・・・+ajnξn)(j=1,・・・,k)のどれとも等しくないξ₁をとる。(有理数は無限個あるのでこれは可能である。)
ξ₁,・・・,ξnは問題の主張をみたす。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

これはなかなか難解だと思います。もっとも今までこれ以上もいくつもあったと思いますが。(この参考書は。)

おまけ:
https://cyzowoman.jp/2024/03/post_468078_1.html(それは一般論でしょう。わざわざテレビで自分からバラすという要素を忘れていますよ。180°逆だという事。)
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/25 13:54削除
解説
>nに関する帰納法で示す。n=1のとき、ax(a≠0)なのでξ=1とすればよい。

問題 8-7b
0でないm個の複素数係数1次式fj(x₁,・・・,xn)=aj₁x₁+・・・+ajnxn(j=1,・・・,m)に対して、f(ξ₁,・・・,ξn)がどれも0にならない有理数ξ₁,・・・,ξnがあることを示せ。

例えば、n=3とすると、
ax₁+bx₂+cx₃=0の式がm個縦に並ぶ訳だが、mの個数は当然nとは関係ない。
ところで、n=1の時、ax=0の式1つだけで、「0でないm個の複素数係数1次式」よりa≠0 よって、ξ=1とすると、aξ≠0と出来るので、n=1の時は成り立つ。(念のため、1は有理数だから。)

>n-1>0で問題の主張が正しいとする。aj₁≠0をみたす1次式はaj₁^-1を掛けてaj₁=1としてよい。

n=3の場合で考えると、ax₁+bx₂+cx₃=0の両辺にa^-1を掛けても方程式を解くという事に関して何も変わらない。
つまり、「f(ξ₁,・・・,ξn)がどれも0にならない有理数ξ₁,・・・,ξnがある」かどうかも同じように最初の項の係数の逆数aj₁^-1を掛けても関係ない。

>また1次式を並べ換えてj=1,・・・,kまでaj₁=1とし、残りはaj₁=0と仮定してよい。

また、n=3の場合で考えると、
ax₁+bx₂+cx₃=0
dx₁+ex₂+fx₃=0
・・・
とm個の数式がある訳だが、m個中k個の式の3つの係数は全て0ではないという事である。そして、少なくとも1つの係数に0がある式は、一番初めの項に0を持ってくるという事。

>k=mのとき、ξ₁=1,ξj=0(j≠1)とすればよい。

前回の解説を合わせて考えれば、m個全ての数式の全ての係数に0がない場合である。
この場合は、当然、ξ₁=1として他のξを全て0にすれば、全ての数式は≠0となり、成り立つ。つまり、nの時も成り立つ。
因みに、「ξj=0(j≠1)」とあるが、jを使ってはダメだろう。iにした方が良い。(ξ₁,・・・,ξnのnとm(j)は関係ないのだから。)

>k<mのとき、帰納法の仮定よりj>kに対してaj₂ξ₂+・・・+ajnξn≠0をみたすξ₂,・・・,ξnをとる。次に、-(aj₂ξ₂+・・・+ajnξn)(j=1,・・・,k)のどれとも等しくないξ₁をとる。

前々回の解説を合わせて考えると、k個の数式の係数が全て0ではなくて、残りのm-k個の数式の係数には少なくとも1つ0がある。
ここで、数学的帰納法の仮定よりn-1個の数式で、
aj₂ξ₂+・・・+ajnξn≠0をみたすξ₂,・・・,ξnを取れる。(念のため、これらの数式は全てn-1個の項数である。)
そして、-(aj₂ξ₂+・・・+ajnξn)(j=1,・・・,k)のどれとも等しくないξ₁を取ると、
ξ₁+aj₂(-ξ₂)+・・・+ajn(-ξn)≠0となり、nの時も成り立つ。(念のため、項数がn。)
因みに、-(aj₂ξ₂+・・・+ajnξn)(j=1,・・・,k)の(j=1,・・・,k)は誤りだと思います。(j=k+1,・・・,m)ですよね。

おまけ:
https://www.bepal.net/archives/57763
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/24 15:13 (No.1197550)削除
問題
AB=4cm,BC=7cm,CA=5cmである△ABCに円Oが図のように、D,E,Fで各辺に接している。
(1)面積比△AEF:△ABCを求めよ。
(2)面積比△DEF:△ABCを求めよ。
(87 ラ・サール)

図の解説:3辺の長さが4,7,5cmの△ABCに円Oが内接していて、BC,CA,ABとの接点がそれぞれD,E,Fで線分DE,EF,FDが結んである図。

これだけでは受験問題の解説だけになってしまうので、

(3)AD,BE,CFが1点で交わる事を証明して下さい。

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe401a8993d0bd96f11fda44835ae2b5c456c7cb/comments(奇跡を起こす奴はどんなに不利でも奇跡を起こすんだよ。)
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/25 07:58削除
問題
AB=4cm,BC=7cm,CA=5cmである△ABCに円Oが図のように、D,E,Fで各辺に接している。
(1)面積比△AEF:△ABCを求めよ。
(2)面積比△DEF:△ABCを求めよ。
(87 ラ・サール)
(3)AD,BE,CFが1点で交わる事を証明して下さい。

解答
(1)AE=AF=a,BD=BF=b,CD=CE=cとおくと、
a+b=4・・・①
b+c=7・・・②
c+a=5・・・③
①,②,③式を辺々加えて2でわることより、
a+b+c=8・・・④
④から①,②,③式をそれぞれひくと、
c=4,a=1,b=3
そこで、
△AEF:△ABC
=AF×AE:AB×AC=1:20
(2)(1)より、
△AEF=(1/20)△ABC
同様に、
△BDF=(BD×BF/BC×BA)×△ABC=(9/28)△ABC
△CDE=(CE×CD/CA×CB)×△ABC=(16/35)△ABC
よって、△DEF:△ABC
=(△ABC-△AEF-△BDF-△CDE):△ABC
=(1-1/20-9/28-16/35)△ABC:△ABC=6:35
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

解説
初めのa,b,cを求める所は、参考書の欄外にも載っているように公式を使っても良い。参考書の初めの公式集より、
BC=a,CA=b,AB=c,AF=AE=xと置くと、x=(b+c-a)/2で求められる。
また、△AEF:△ABC
=AF×AE:AB×AC
は、1つの角を共有した三角形の面積比の公式ある。(これも参考書の初めの公式集に載っている。図形編の「24」)

(3)の解答
(1)より、AE=AF=1,BD=BF=3,CD=CE=4
ここで、AからBCと平行な直線を引き、BEの延長との交点をP,CFの延長との交点をQとし、BEとCFの交点をRとすると、
△EPA∽△EBCで相似比1:4より、AP=(1/4)BC=7/4
また、△FQA∽△FCBで相似比1:3より、AQ=(1/3)BC=7/3
∴AP:AQ=7/4:7/3=3:4
ところで、△RPQ∽△RBCでAP:AQ=DB:DC(=3:4)なので、△RPAと△RBDも相似である。そして、BRPは一直線より対頂角の定理の逆により、ARDは一直線である。
よって、AD,BE,CFは1点Rで交わっている。

因みに、AE=AF=a,BD=BF=b,CD=CE=cと置いて、チェバの定理を使えば一発である。そして、チェバの定理は参考書の初めの公式集に載っている。(図形編の「16」)

おまけ:
https://eow.alc.co.jp/search?q=bow(尾崎豊は若い。まぁ、永遠に歳を取らないけど。)
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/24 11:52 (No.1197398)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
U,Vが一つの線形空間Wの部分空間であるとき、線型写像f:U×V→W,(x,y)→x-yの核f^-1(0)はどのような部分集合か。またf^-1(0)はU∩Vと同型であることを示せ。(注:x,y,0は太字)


f(x,y)=x-y=0とおくと、
f^-1(0)∋(x,y)⇔x-y=0⇔x=y
よって、f^-1(0)={(x,y)∈U×V|x=y}
={(x,x)|x∈U∩V}
次にU∩Vからf^-1(0)への写像Fを、x→F(x)=(x,x)と定める。このとき、x∈KerFとすれば、F(x)=(x,x)=(0,0)となり、KerF=0となる。 またf^-1(0)の任意の元を(x,y),x∈U,y∈Vとすれば、x=yより、x∈U∩V したがって、Fは1対1で上への写像となるので、f^-1(0)≅U∩V
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著より

適当に分かり易く厳密に解説して下さい。

30年前はいくら読んでも無駄だったのに、無理やり「群・環・体 入門」を読んだ後だとすらすら分かりますね。笑
(この参考書ははっきり言って非常に分かり難い。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/24 13:58削除
解説
>次にU∩Vからf^-1(0)への写像Fを、x→F(x)=(x,x)と定める。

示したい事は、「f^-1(0)はU∩Vと同型であること」なので、
橋渡しの写像F:U∩V→f^-1(0)を考える訳である。そして、具体的には、上より、
x→F(x)=(x,x)である。

>このとき、x∈KerFとすれば、F(x)=(x,x)=(0,0)となり、KerF=0となる。

ここでは、Fが単射という事を示したのである。どういう事かというと、次の命題(2)からである。

命題
線型写像F:V→V'において、次の(1),(2)が成り立つ。
(1)x,y∈Vに対し、F(x)=F(y)⇔x-y∈F^-1(0)
(2)Fが1対1である⇔F^-1(0')=0
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.120より

命題と定義
線型写像F:V→V'に対し、
(ⅰ)V'の零元0'のFによる逆像
F^-1(0')={a∈V|F(a)=0'}
はVの部分空間である。これをFの核(kernel)といい、KerFとも表す。
(ⅱ)は省略。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.110より

>またf^-1(0)の任意の元を(x,y),x∈U,y∈Vとすれば、x=yより、x∈U∩V

ここでは、Fが全射という事を示した訳である。それさえ分かれば内容は読めば分かるだろう。

>したがって、Fは1対1で上への写像となるので、f^-1(0)≅U∩V

Fが線形写像かつ全単射ならばFは同型写像という事である。(下の(1)より)

命題と定義
U,Vを線型空間,F:U→Vを線型写像とする。このとき、Fについて次の3条件はどの二つもたがいに同値である。
(1)FはVの上への1対1の写像である。
(2)Fは逆写像F^-1:V→Uをもつ。
(3)ある線型写像G:V→Uがあって、G◦F=I_U,F◦G=I_V
これらのどれか一つの条件をみたすとき、Fは同型写像であるという。UはVと同型であるといい、U≅Vで表す。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.118より

つまり、厳密には、Fが線形写像である事を示した方が良い。
「U∩Vからf^-1(0)への写像Fを、x→F(x)=(x,x)と定める」より、
x₁,x₂∈U∩V,F(x₁+x₂)=(x₁+x₂,x₁+x₂)=(x₁,x₁)+(x₂,x₂)=F(x₁)+F(x₂)
∴F(x₁+x₂)=F(x₁)+F(x₂)———①
また、F(ax₁)=(ax₁,ax₁)=a(x₁,x₁)
=aF(x₁)
∴F(ax₁)=aF(x₁)———②
①,②より、写像Fは線型性(和とスカラー倍)を保っているので線型写像である。

定義
V,V'を線型空間とする。写像F:V→V'が二つの条件
(ⅰ)任意のa,b∈Vに対し、
F(a+b)=F(a)+F(b)
(ⅱ)任意のa∈V,任意のc∈Rに対し、
F(ca)=cF(a)
をみたすとき、Fを線型写像,一次写像などという。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.108より

また、U∩Vが線形空間である事は、次の問題から。

問題5
Vを線型空間,W₁,W₂⊆Vを部分空間とする。このとき
(1)W₁∩W₂もまたVの部分空間であることを示せ。
(2)は省略。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.104より

また、f^-1(0)が線形空間である事は、上より、

命題と定義
線型写像F:V→V'に対し、
(ⅰ)V'の零元0'のFによる逆像
F^-1(0')={a∈V|F(a)=0'}
はVの部分空間である。これをFの核(kernel)といい、KerFとも表す。
(ⅱ)は省略。
「よくわかる線型代数」有馬哲・石村貞夫著p.110より

で、Vが線型空間だから。

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/22 14:42 (No.1195854)削除
問題
AB=1,AC=√2である△ABCが、半径1の円Oに内接している。Bから線分AOに垂線BDを下し、BDの延長とACとの交点をEとする。
(1)△ABE∽△ACBを証明し、AEの長さを求めよ。
(2)BCの長さを求めよ。
(86 白陵)

図の解説:円にAB<ACの鈍角三角形ABCが内接していて円の中心がOで、BからOAに下した垂線の足がDでBDの延長とACとの交点がEという図。

一応、(2)は別解を2通り作ってみました。

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12857091190.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/23 08:03削除
問題
AB=1,AC=√2である△ABCが、半径1の円Oに内接している。Bから線分AOに垂線BDを下し、BDの延長とACとの交点をEとする。
(1)△ABE∽△ACBを証明し、AEの長さを求めよ。
(2)BCの長さを求めよ。
(86 白陵)

模範解答
(1)長さを図に書くと右のようになる(OA=OB=AB=1,OA=OC=1,AC=√2)ので、△OABは正三角形,△OACは直角二等辺三角形,∠OAB=∠AOB=60°
これより、∠ABE=∠ABD=90°-60°=30°・・・①
∠ACB(円周角)=∠AOB(中心角)÷2=30°・・・②
∠A共通と①,②より、
△ABE∽△ACB(二角相等)・・・③
対応する辺の比をとって、
AB:AC=AE:AB
ゆえに、AE=AB²/AC=1²/√2
=√2/2
(2)△ABDは30°定規,△AEDは45°定規,
よって、BE=BD+DE=√3/2+1/2
③より、AB:AC=BE:CB
よって、BC=(AC/AB)×BE
=(√6+√2)/2
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

(1)の別解
半径が1よりOA=OC=1 また、AC=√2より1:1:√2で△OACは直角二等辺三角形である。∴∠AOC=90°
また、∠ADE=90°より同位角が等しいので、DE∥OC
よって、同位角より∠AED=∠ACO=45°∴∠AEB=45°
また、円周角と中心角の関係より、
∠ABC=(1/2)∠AOC=45°
∴∠AEB=∠ABC また、∠Aが共通より2角が等しいので、△ABE∽△ACB
AEは相似を利用するのが普通だが、△OABが正三角形より△BADが1:2:√3の直角三角形と△ADEが(上より)直角二等辺三角形である事を利用すると、AB=1よりAD=1/2でAE=√2/2と一発で求まる。(逆に、これを利用して二辺比と挟角で△ABE∽△ACBを言っても良いが、それだと問題文に反する。脱法でセーフかもしれないが。)
(2)の別解は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/24 07:46削除
問題
AB=1,AC=√2である△ABCが、半径1の円Oに内接している。Bから線分AOに垂線BDを下し、BDの延長とACとの交点をEとする。
(1)△ABE∽△ACBを証明し、AEの長さを求めよ。
(2)BCの長さを求めよ。
(86 白陵)

(2)の別解1
(2)は△OBCに注目し、OからBCに垂線を下して、発展事項p.59(15°,75°の直角三角形)の公式をつかえば、一発で出るが・・・
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

解説
条件より△OABは正三角形で△OACは直角二等辺三角形より、∠AOB=60°,∠AOC=90°∴∠BOC=60°+90°=150°
また、半径よりOB=OC よって、△OBCは頂角が150°の二等辺三角形より、OからBCに垂線を下ろし15°,75°,90°の直角三角形の三辺比を使うと、OB=OC=1より、
BC=2×{(√6+√2)/4}
=(√6+√2)/2

別解1の系
△OBCは頂角が150°の二等辺三角形までは同じ。ここで、BOの延長上にCから垂線を下ろしその足をHとすると、内対角の和より、∠COH=15°×2=30°よって、△COHは1:2:√3の直角三角形である。
∴CH=1/2,OH=√3/2 ∴BH=1+√3/2 よって、△BCHで三平方の定理を使うと、BC²=(1/2)²+{1+√3/2}²
=1/4+1+√3+3/4=2+√3
=(4+2√3)/2=(√3+1)²/2
BC>0より、
BC=(√3+1)/√2=(√6+√2)/2

別解2
条件より△OABは正三角形で△OACは直角二等辺三角形。∴∠AOB=60°,∠AOC=90°よって、円周角と中心角の関係より、
∠ACB=60°×(1/2)=30°
∠ABC=90°×(1/2)=45°
ここで、AからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△ABHは直角二等辺三角形で△ACHは1:2:√3の直角三角形になる。
AB=1より、BH=AH=1√2,
CH=√3AH=√3/√2
∴BC=BH+CH=1/√2+√3/√2
=(√3+1)/√2=(√6+√2)/2

おまけ:
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返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/20 13:35 (No.1194227)削除
問題
一辺の長さが4cmの正三角形ABCがある。図のように、Bを中心とする半径4cmの弧AC,Cを中心とする半径4cmの弧ABをかき、弧AB,弧ACの中点をそれぞれD,Eとする。
(ⅰ)線分DEの長さを求めなさい。
(ⅱ)三角形ADEの面積を求めなさい。
(91 東京学芸大付)

一応、15°,75°,90°の直角三角形の三辺比のようなマニアックなものは使わないで下さい。ただし、「高校への数学 日日のハイレベル演習」の公式集のような所には載っているのでアルハゼンの定理のように普通に使って良いのかもしれませんが。(私はアルハゼンの定理も使わない方が良いと思っている。)

別解を2通りぐらい作ってみました。それとは別に15°,75°,90°の直角三角形の三辺比を利用する解法も紹介しますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/21 07:54削除
問題
一辺の長さが4cmの正三角形ABCがある。図のように、Bを中心とする半径4cmの弧AC,Cを中心とする半径4cmの弧ABをかき、弧AB,弧ACの中点をそれぞれD,Eとする。
(ⅰ)線分DEの長さを求めなさい。
(ⅱ)三角形ADEの面積を求めなさい。
(91 東京学芸大付)

模範解答
(ⅰ)A,Dから辺BCに下した垂線の足をA',D'とする。△CDD'は30°定規なので、
CD'=(√3/2)CD=(√3/2)×4=2√3
よって、DE=2D'A'=2(CD'-CA')
=2(2√3-2)=4(√3-1)(cm)
(ⅱ)△CADは頂角∠ACDが30°の二等辺三角形だから、
∠CAD=(180°-30°)÷2=75°
同様に、∠BAE=75°
∴∠DAE=∠CAD+∠BAE-∠BAC
=75°+75°-60°=90°
よって、△ADEは(ⅰ)より、斜辺が4(√3-1)の直角二等辺。
△ADE=DE×(1/2)DE×(1/2)
=(1/4)×{4(√3-1)}²=16-8√3(cm²)
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

別解1
(ⅰ)∠DCB=60°÷2=30°よって、円周角と中心角の関係より、
∠DAB=(1/2)∠DCB=15°
同様に、∠EAC=15°(対称性からと言っても良い。)
また、∠BAC=60°より、
∠DAE=15°×2+60°=90°
よって、対称性より△ADEは直角二等辺三角形である。よって、ADの長さを求めれば良い。
ここで、△CADが頂角が30°の二等辺三角形である事とCA=4cmから15°,75°,90°の直角三角形の三辺比を使うと、AD=2(√6-√2)cmと一発で求まるが、それは使わない。
ABとCDの交点をFとすると、FはABの中点でAB⊥CD また、△CAFは1:2:√3の直角三角形である。
∴DF=4-2√3cm,AF=2cm
よって、△ADFで三平方の定理を使うと、
AD=√{(4-2√3)²+2²}
=√(16+12-16√3+4)
=√(32-16√3)=4√(2-√3)cm
∴DE=√2AD=√2・4√(2-√3)
=4√(4-2√3)=4√(√3-1)²
=4(√3-1)cm
よって、答えは、4(√3-1)cm
(ⅱ)△ADEは直角二等辺三角形より、
△ADE=AD²/2={4√(2-√3)}²/2
=8(2-√3)cm²
よって、答えは、8(2-√3)cm²

二重根号を使わない普通の中学生用の別解2は次回。念のため、普通の中学生の知識だけという事で簡単という意味ではない。

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11943874085.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/22 07:40削除
問題
一辺の長さが4cmの正三角形ABCがある。図のように、Bを中心とする半径4cmの弧AC,Cを中心とする半径4cmの弧ABをかき、弧AB,弧ACの中点をそれぞれD,Eとする。
(ⅰ)線分DEの長さを求めなさい。
(ⅱ)三角形ADEの面積を求めなさい。
(91 東京学芸大付)

別解2
(ⅰ)ABとCDの交点をFとすると、CF⊥AB,∠DCB=60°÷2=30°より△FCBは1:2:√3の直角三角形。
∴DF=4-2√3cm
また、DEとAB,ACとの交点をそれぞれG,Hとすると、対称性からDE∥BCより、△FDG∽△FCB よって、△FDGも1:2:√3の直角三角形である。
∴DG=(2/√3)DF
=(2/√3)(4-2√3)=8/√3-4
=8√3/3-4cm
対称性から、EH=DG=8√3/3-4cm
また、△AGH∽△ABCより△AGHも正三角形。∴GH=AB=AF-GF
=AF-DG/2=2-(4√3/3-2)
=4-4√3/3cm
∴DE=2DG+GH
=2(8√3/3-4)+4-4√3/3
=16√3/3-8+4-4√3/3
=4√3-4cm
∴DE=4(√3-1)cm
(ⅱ)模範解答のように△ADEが直角二等辺三角形である事を言っても良いし、私の別解1のように△ADEが直角二等辺三角形である事を言っても良い。とにかく、△ADEは斜辺が4(√3-1)cmの直角二等辺三角形より、
△ADE={4(√3-1)}²/4
=4(√3-1)²=4(4-2√3)
=8(2-√3)cm²
よって、答えは、8(2-√3)cm²

おまけ:
https://www.instagram.com/ugakimisato.mg/p/C6-_domy1pO/?img_index=6
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/21 12:06 (No.1194914)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 8-6b
f(x)=x⁴-2について次の問いに答えよ。
(1)f(x)の4つの根を求めよ。
(2)(1)の根をα₁,α₂,α₃,α₄とおく。ただし、α₁,α₃は実数、α₂,α₄は純虚数で、α₁,-α₃,-α₂ⅰ,α₄ⅰは正の実数とする。このときβ=α₁+α₂-α₃はf(x)の原始元であることを示せ。
(3)(2)のβを根に持つ8次方程式を1つ求めよ。

解答
(1)±⁴√2,±⁴√2ⅰ
(2)条件より、α₁=⁴√2,α₂=⁴√2ⅰ,α₃=-⁴√2,α₄=-⁴√2ⅰである。このとき
β=α₁+α₂-α₃=⁴√2(2+i)
である。β⁴を計算すると
β⁴=2(2+i)⁴=2(16+32ⅰ+24ⅰ²+8i³+i⁴)=2(-7+24ⅰ)
したがってⅰ=(β⁴+14)/48である。ゆえに
⁴√2=β/(2+i)=48β/(β⁴+110)
⁴√2ⅰ={48β/(β⁴+110)}×{(β⁴+14)/48}=β(β⁴+14)/(β⁴+110)
であり、βはf(x)の原始元である。
(3)(2)で計算したβ⁴を利用すると(β⁴+14)²=-48²である。よってβは
(x⁴+14)²+48²=x⁸+28x⁴+2500
の根である。これが求める式である。
(参考:実は、この式は既約なのでβのℚ最小多項式である。実際、この式をp(x)とおく。p(x)を求める計算から、その根はx⁴=2(2+i)⁴とその複素共役x⁴=2(2-i)⁴の8つの根である(±⁴√2(2+i),±⁴√2(2+i)ⅰ,±⁴√2(2-i),±⁴√2(2-i)ⅰ)。問題8-5の解答と同様に、βを根に持つp(x)の既約因子q(x)は(ただし単多項式とする)、
(x-⁴√2(2+i))(x-⁴√2(2-i))
=x²-4⁴√2x+5⁴√4
で割り切れる。この式の係数には無理数-4⁴√2があるので、ほかの2次式(複素共役な根から得られたもの)
x²+4⁴√2x+5⁴√4,x²+2⁴√2x+5⁴√4,
x²-2⁴√2x+5⁴√4
のどれかで割り切れる。先の2次式とここの1個の積はどれもx²に⁴√3の整数倍≠0があるので、q(x)には一致しない。したがってq(x)は上の4つの2次式すべてで割り切れ、p(x)は既約である。)
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

具体的には、

>p(x)を求める計算から、その根はx⁴=2(2+i)⁴とその複素共役x⁴=2(2-i)⁴の8つの根である。

解説した後、全く別にx⁸+28x⁴+2500=0の解を8つ求めてみて下さい。

>先の2次式とここの1個の積はどれもx²に⁴√3の整数倍≠0があるので、q(x)には一致しない。したがってq(x)は上の4つの2次式すべてで割り切れ、p(x)は既約である。

⁴√3が誤植臭いので正して下さい。また、全体的に解説して下さい。

おまけ:
「6 おおかみは小羊と共にやどり、ひょうは子やぎと共に伏し、子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、小さいわらべに導かれ、
7 雌牛と熊とは食い物を共にし、牛の子と熊の子と共に伏し、ししは牛のようにわらを食い、
8 乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。」
「イザヤ書」第11章6節~8節(口語訳)
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/21 13:55削除
解説
>p(x)を求める計算から、その根はx⁴=2(2+i)⁴とその複素共役x⁴=2(2-i)⁴の8つの根である。

「(2)で計算したβ⁴を利用すると(β⁴+14)²=-48²である。よってβは
(x⁴+14)²+48²=x⁸+28x⁴+2500」
で、p(x)=x⁸+28x⁴+2500より、その根の1つはβである。
そして、上より、β⁴=2(2+i)⁴
∴x⁴=2(2+i)⁴
ところで、実数係数の方程式の1つの根の複素共役も根であるので、
{x⁴-2(2+i)⁴}{x⁴-2(2-i)⁴}=0である。一応、展開して確認すると、
x⁸-2{(2+i)⁴+(2-i)⁴}x⁴+4(2+i)⁴(2-i)⁴=0———①
また、a⁴+b⁴=(a²+b²)²-2a²b²より、
(2+i)⁴+(2-i)⁴
={(2+i)²+(2-i)²}²-2(2+i)²(2-i)²
=(3+2i+3-2ⅰ)²-2(4+1)²
=36-50=-14———②
4(2+i)⁴(2-i)⁴=4(4+1)⁴=2²・5⁴
=10²・5²=2500———③
②,③を①に代入すると、
x⁸-2(-14)x⁴+2500=0
∴x⁸+28x⁴+2500=0
よって、OK。

>解説した後、全く別にx⁸+28x⁴+2500=0の解を8つ求めてみて下さい。

(x⁴+50)²-72x⁴=0
∴(x⁴+50+6√2x²)(x⁴+50-6√2x²)=0
∴x⁴±6√2x²+50=0
これを2次方程式の解の公式で解くと、
x⁴+6√2x²+50=0の方は、
x²=-3√2±√(18-50)
=-3√2±√32ⅰ
=-3√2±4√2ⅰ
=√2(-3±4ⅰ)
∴x²=√2(-3±4ⅰ)———①
x⁴-6√2x²+50=0の方は、
x²=3√2±√(18-50)
=3√2±√32ⅰ
=3√2±4√2ⅰ
=√2(3±4ⅰ)
∴x²=√2(3±4ⅰ)———②
①より、
x=±⁴√2・√{(1±2ⅰ)²}
=±⁴√2(1±2ⅰ)
②より、
x=±⁴√2・√{(2±ⅰ)²}
=±⁴√2(2±ⅰ)
よって、解は、
x=±⁴√2(1±2ⅰ),±⁴√2(2±ⅰ)
の8つ。
これが上の「±⁴√2(2+i),±⁴√2(2+i)ⅰ,±⁴√2(2-i),±⁴√2(2-i)ⅰ」と合うか確認すると、
私の方の後半4つは、±⁴√2(2+i)と±⁴√2(2-i)で合い、
残りの±⁴√2(2+i)ⅰと±⁴√2(2-i)ⅰのiを展開すれば、私の方の前半の4つの±⁴√2(1±2ⅰ)に合う事が分かるだろう。
ただし、私の方の解法は複素数の因数分解には一意性がないので補足解説が必要である。(興味がないのでスルー。)

>先の2次式とここの1個の積はどれもx²に⁴√3の整数倍≠0があるので、q(x)には一致しない。したがってq(x)は上の4つの2次式すべてで割り切れ、p(x)は既約である。

先の2次式はx²-4⁴√2x+5⁴√4で、
ここの1個をx²+4⁴√2x+5⁴√4とすると、その積は、
(x²-4⁴√2x+5⁴√4)(x²+4⁴√2x+5⁴√4)で、x²の係数は、
5⁴√4+(-4⁴√2)(4⁴√2)+5⁴√4
=-6⁴√4
よって、上の「⁴√3」は「⁴√4」の誤植である。(「x²に⁴√3の整数倍≠0がある」は、5と-16と5の事。また、合計が-6≠0という事。)
全体的には、先の式にここの式の全部を掛けないと有理数係数にならず、全部かけるとq(x)=p(x)となり、q(x)は(求め方から)既約多項式なので、p(x)も既約多項式になるという事。

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/SARD_UNDERGROUND
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/19 16:41 (No.1193585)削除
問題
線分ABを直径とする半径1の半円の周を6等分し、図のように2点C,Dをとった。2直線CD,ABの交点をEとするとき、線分CD,BEの長さを求めよ。
(91 慶応女子)

模範解答と同じ方法で秒殺でしたが、一応BEの方の別解も作ってみました。(あまり意味はありません。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/19 16:46削除
図の解説を忘れましたね。

問題
線分ABを直径とする半径1の半円の周を6等分し、図のように2点C,Dをとった。2直線CD,ABの交点をEとするとき、線分CD,BEの長さを求めよ。
(91 慶応女子)

半円の直径を左から右にABとし、Aから6等分点の2個目を点C,Bから6等分点の1個目をDとした図。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/20 07:57削除
問題
線分ABを直径とする半径1の半円の周を6等分し、図のように2点C,Dをとった。2直線CD,ABの交点をEとするとき、線分CD,BEの長さを求めよ。
(91 慶応女子)

半円の直径を左から右にABとし、Aから6等分点の2個目を点C,Bから6等分点の1個目をDとした図。

模範解答
半円の中心OとC,Dを結ぶ。半円周は円周角で90°にあたるから、これを6等分した1つ(の弧の円周角)は、90°÷6=15°
これを図示すると右下図(弧ACの所に30,弧CDの所に45,弧BDの所に15,OC,ODの所に1と書かれた図)。
∠COD(中心角)=45°×2=45°より、網目部(△OCD)は45°定規だから、CD=√2OC=√2
次に、∠AECは、30°-15°=15°(基本図35)
よって、∠E=∠BCE
BE=BC=√3OB=√3(基本図52)
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

解説
基本図35はアルハゼンの定理です。http://yosshy.sansu.org/theorem/alhazen.htm(2の方。)
基本図52は頂角が120°の二等辺三角形の二辺比1:√3です。

私の解法(基本的にあまり変わらない)
半円の中心をOとして、OC,ODを結ぶと、弧CDは半円の3/6=1/2なので、
中心角∠COD=180°÷2=90°
また、半径よりOC=OD=1なので、直角二等辺三角形より、CD=√2である。
次に、BCを結ぶと、弧ACは半円の2/6=1/3より、∠AOC=180°÷3=60°
よって、∠ABC=60°×(1/2)=30°
また、弧BDは半円の1/6より∠BCD=15°である。よって、△BCEの内対角の和より、∠E=30°-15°=15°
よって、∠BCD=∠Eより△BCEは二等辺三角形である。∴BE=BC
ところで、ABは直径より∠ACB=90°で∠ABC=30°より△ABCは1:2:√3の直角三角形。また、直径よりAB=2だから、BC=√3である。∴BE=√3
分かり易さは違うと思います。

あまり意味がない別解
Bから2個目の6等分点をFとして、CFを結ぶと対称性からCF∥AB
よって、BFを結びCEとの交点をGとすると、△GCF∽△GEB
また、BCを結ぶと同じ長さの弧の円周角は等しいので、∠BCD=∠FCD
よって、△CBFで角の二等分線の定理を使うと、BG:GF=CB:CF=√3:1(これは△FCBが頂角が120°の二等辺三角形から言っても良いが、△OCFが正三角形で△ABCが1:2:√3の直角三角形から言った方が無難だろう。)
よって、△GCF∽△GEBの相似比は1:√3 また、△OCFは正三角形よりCF=1 ∴BE=√3

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/f43d8a970bee4599fb2f874bdfceb984e5c803eb
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/19 13:58 (No.1193496)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 8-5b
p(x)=x⁶+108は有理数係数多項式として既約であることを示せ。

解答
p(x)の根は本文のとおり、±³√2(1-ω),±³√2(1-ω²),±³√2ω(1-ω)である。
³√2(1-ω)を根に持つp(x)の既約因子をq(x)とおくと、q(x)は有理数係数だから、³√2(1-ω)の複素共役³√2(1-ω²)も根に持つ。したがってq(x)は
(x-³√2(1-ω))(x-³√2(1-ω²))
=x²-3³√2x+3³√4
で割り切れる。しかし、この式の係数は有理数ではないので、q(x)は他に根も含まないといけない。ところが、残りの根についても複素共役を考えると、
(x+³√2(1-ω))(x+³√2(1-ω²))
=x²+3³√2x+3³√4
(x-³√2ω(1-ω))(x+³√2ω(1-ω))
=x²+3³√4
であり、これらの因子を2つとも含まない限り、q(x)は有理数係数にはならない(1つしか含まなければ、p(x)をq(x)で割った商が上の残りの1つになり、係数に³√2が現れ矛盾する)。よってq(x)=p(x)となりp(x)は既約である。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

注:本文とは、
「p(x)=(x²-β²)(x²-β²ω)(x²-β²ω²)=x⁶-β⁶=x⁶+108
β=α₁-α₂=³√2(1-ω)

適当に分かり易く解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/19 15:56削除
解説
>p(x)の根は本文のとおり、±³√2(1-ω),±³√2(1-ω²),±³√2ω(1-ω)である。
注:本文とは、
「p(x)=(x²-β²)(x²-β²ω)(x²-β²ω²)=x⁶-β⁶=x⁶+108
β=α₁-α₂=³√2(1-ω)

p(x)の根は、x=±β,±β√ω,±βω
また、β=³√2(1-ω)より、
x=±³√2(1-ω),±³√2(1-ω)√ω,
±³√2ω(1-ω)
よって、±³√2(1-ω)√ωが±³√2(1-ω²)になる事を示せば良い。
つまり、√ω=1+ωならば良い。
2乗すると、ω=(1+ω)²=1+2ω+ω²
よって、ω²+ω+1=0で合うので問題なし。

>³√2(1-ω)を根に持つp(x)の既約因子をq(x)とおくと、q(x)は有理数係数だから、³√2(1-ω)の複素共役³√2(1-ω²)も根に持つ。

まず、³√2(1-ω)の複素共役が³√2(1-ω²)である理由は、
ω=(-1+√3i)/2より、
ω²={(-1+√3i)/2}²=(-2-√3i)/4
=(-1-√3i)/2
よって、ωとω²は共役関係である。
よって、³√2(1-ω)と³√2(1-ω²)も共役関係という事。
次に、「q(x)は有理数係数だから、³√2(1-ω)の複素共役³√2(1-ω²)も根に持つ」理由は、次の定理から。

定理
α∈ℂがf(X)∈ℝ[X]の根⇔|α∈ℂがf(X)の根
ただし、|αは複素数αの共役複素数を表す。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著(第3章§4演習問題6(4))より

つまり、有理数とは限らず実数ならば成り立つ話である。

>(x-³√2(1-ω))(x-³√2(1-ω²))
=x²-3³√2x+3³√4

(x-³√2(1-ω))(x-³√2(1-ω²))
=x²-³√2(2-ω-ω²)x+³√4(1-ω)(1-ω²)
ここで、ω²+ω+1=0より、-ω-ω²=1を代入すると、
=x²-³√2x+³√4(1-ω)(1-ω²)
=x²-³√2x+³√4(1-ω²-ω+ω³)
また、ω³=1,-ω²-ωを代入すると、
=x²-³√2x+3³√4

>残りの根についても複素共役を考えると、
(x+³√2(1-ω))(x+³√2(1-ω²))
=x²+3³√2x+3³√4
(x-³√2ω(1-ω))(x+³√2ω(1-ω))
=x²+3³√4

根は、±³√2(1-ω),±³√2(1-ω²),±³√2ω(1-ω)で、実は6個中2個ずつが共役関係になっている。つまり、
³√2(1-ω)と³√2(1-ω²)(これは上で確認した)
-³√2(1-ω)と-³√2(1-ω²)(これは自明)
³√2ω(1-ω)と-³√2ω(1-ω)だが、これを確認するには、³√2ω(1-ω)のωをω²にして、-³√2ω(1-ω)となれば良い。
よって、³√2ω²(1-ω²)=³√2ω²-ω⁴
=³√2ω(ω-ω³)=³√2ω(ω-1)
=-³√2ω(1-ω)
よって、OK。
あとは、
(x-³√2ω(1-ω))(x+³√2ω(1-ω))
=x²+3³√4
これを確認すれば良い。
(x-³√2ω(1-ω))(x+³√2ω(1-ω))
=x²-³√4ω²(1-ω)²
=x²-³√4ω²(1-2ω+ω²)
=x²-³√4(ω²-2ω³+ω⁴)
=x²-³√4(ω²-2+ω)
=x²-³√4(-2-1)
=x²+3³√4
よって、OK。

>これらの因子を2つとも含まない限り、q(x)は有理数係数にはならない(1つしか含まなければ、p(x)をq(x)で割った商が上の残りの1つになり、係数に³√2が現れ矛盾する)。よってq(x)=p(x)となりp(x)は既約である。

読めば分かるので解説は省略。

おまけ:
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/tbs%E6%B8%A1%E9%83%A8%E5%B3%BB%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%81%AE-%E6%9C%9D%E3%81%BE%E3%81%A7%E6%B3%A5%E9%85%94-%E6%B0%91%E5%AE%B6%E4%BE%B5%E5%85%A5%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB-%E3%81%A7%E5%A4%A7%E8%BF%B7%E6%83%91%E3%82%92%E8%A2%AB%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%85%88%E8%BC%A9%E7%BE%8E%E4%BA%BA%E3%82%A2%E3%83%8A-%E3%81%AE%E6%86%A4%E6%BF%80%E8%A2%AB%E5%AE%B3/ar-BB1or0fj?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=eae683259c774a738d50ede2a92ce2ca&ei=14
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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/18 20:15 (No.1192937)削除
問題
一辺の長さが4cmの正方形ABCDがある。点P,Qは同時にAを出発し、周上を、PはBを通ってCまで、QはDを通ってCまで、ともに毎秒1cmの速さで動く。次の問いに答えよ。
(1)△APQが正三角形になるのは、Aを出発してから何秒後か。
(2)△APQの面積が線分BDで2等分されるのは、Aを出発してから何秒後か。
(88 筑波大付駒場)

模範解答を紹介した後で、自分の解法をやりますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/19 08:00削除
問題
一辺の長さが4cmの正方形ABCDがある。点P,Qは同時にAを出発し、周上を、PはBを通ってCまで、QはDを通ってCまで、ともに毎秒1cmの速さで動く。次の問いに答えよ。
(1)△APQが正三角形になるのは、Aを出発してから何秒後か。
(2)△APQの面積が線分BDで2等分されるのは、Aを出発してから何秒後か。
(88 筑波大付駒場)

模範解答
(1)△APQが正三角形になるときの図を描くと、右図(PQとACの交点をHとし、△APHを網目で△HPCを斜線にした図)。
ここで、網目部(△APH),斜線部(△HPC)がそれぞれ60°定規,45°定規であることを考え、CH=xとおくと、
PH=x,AH=√3x,PC=√2x
よって、AC=4√2=AH+HC=√3x+x=(√3+1)xより、
x=4√2/(√3+1)
=4√2(√3-1)/(√3+1)(√3-1)
=2(√6-√2)
そこで、AB+BP=AB+(BC-PC)
=4+{4-√2×2(√6-√2)}
=12-4√3
この距離(AB+BP)をPが毎秒1秒で動くのだから、(12-4√3)÷1で、
12-4√3秒後
《別解》BP=BC-CP=4-√2x,AP=2PH=2xより、△ABPに三平方の定理を用いて解く方法もある。
(2)対称性から、PQ∥BD
そこで、右図(BDとAP,AQとの交点をそれぞれR,Sとした図)で、△ARS∽△APQ
この2つの三角形の面積比が1:2であることから、相似比はAR:AP=1:√2
よって、AD:BP=AR:RP=1:(√2-1)
AB+BP=AB+(√2-1)AD=4√2(cm)より、4√2秒後
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

(1)の別解1
△APQが正三角形になるのがx秒後とすると、BP=x-4cm,AB=4cmより△ABPで三平方の定理を使うと、
AP=√{(x-4)²+4²}=√(x²-8x+32)cm———①
また、PC=8-xcmで対称性から△CPQは直角二等辺三角形になるので、
PQ=√2(8-x)cm———②
ところで、①=②より、
√(x²-8x+32)=√2(8-x)
∴x²-8x+32=2(8-x)²
∴x²-8x+32=2x²-32x+128
∴x²-24x+96=0
∴x=12±√(144-96)
=12±√48=12±4√3
ところで、PC=8-x>0より、x<8
∴x=12-4√3
よって、答えは、12-4√3秒後

別解2
△APQが正三角形になるのがx秒後とする。
また、ACとPQの交点をHとすると、△HPCは直角二等辺三角形で△APHは1:2:√3の直角三角形になる。
ところで、PC=8-xより、HC=HP=(8-x)/√2,AH=√3PH=√3(8-x)/√2 また、AC=4√2より、
(8-x)/√2+√3(8-x)/√2=4√2が成り立つ。
∴8-x+√3(8-x)=8
∴8(√3+1)-(√3+1)x=8
∴(√3+1)x=8√3
∴x=8√3/(√3+1)
=4√3(√3-1)=12-4√3
よって、答えは、12-4√3秒後

(2)は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/6/19 09:51削除
問題
一辺の長さが4cmの正方形ABCDがある。点P,Qは同時にAを出発し、周上を、PはBを通ってCまで、QはDを通ってCまで、ともに毎秒1cmの速さで動く。次の問いに答えよ。
(1)△APQが正三角形になるのは、Aを出発してから何秒後か。
(2)△APQの面積が線分BDで2等分されるのは、Aを出発してから何秒後か。
(88 筑波大付駒場)

(2)の別解
△APQの面積が線分BDで2等分される時をx秒後とする。
また、AP,AQとBDとの交点をそれぞれR,Sとすると、対称性からBD∥PQよりRS∥PQ よって、△ARS∽△APQで面積比が1:2より相似比は1:√2である。
∴AR:AP=1:√2
ところで、BP=x-4cm,AD=4cmで△RBP∽△RDAより、AR:PR=AD:BP=4:x-4
∴AR:AP=4:4+(x-4)=4:x
よって、4:x=1:√2を解くと、
x=4√2 よって、答えは、4√2秒後
基本的には模範解答と同じ解法ですが、こちらの方が分かり易いと思います。

因みに、相似を使わない場合はちょっと面倒臭いです。

別解
△APQの面積が線分BDで2等分される時をx秒後とする。
BP=x-4cm,AD=4cmで△RBP∽△RDAより、BR:RD=x-4:4
また、対称性よりDS:SB=x-4:4
∴BD:RS=(x-4)+4:4-(x-4)=x:-x+8 また、BD=4√2cmより、
RS={(-x+8)/x}BD
={(-x+8)/x}×4√2
=4√2(-x+8)/xcm
また、AからRSに下した垂線の長さは、h=2√2cmなので、
△ARS={4√2(-x+8)/x}×2√2×(1/2)
=8(-x+8)/x———①
また、△APQ=正方形ABCD-△ABP×2-△CPQ
=16-(x-4)×4×(1/2)×2-(8-x)²/2
=16-4x+16-(8-x)²/2
=4(8-x)-(8-x)²/2———②
ところで条件より、②=①×2
∴4(8-x)-(8-x)²/2=16(8-x)/x
8-x≠0より両辺を8-xで割ると、
4-(8-x)/2=16/x
∴x/2=16/x ∴x²=32
∴x=4√2
よって、答えは、4√2秒後

念のため、私は相似で秒殺でした。

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E7%9C%9F%E7%90%86%E6%95%99%E3%81%AE%E4%BF%AE%E8%A1%8C
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