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数学好きの人は、誰でも投稿して下さい。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/26 17:11 (No.1173065)削除
問題
2点E,Fで交わる2つの円がある。Eを通る2つの直線AB,CDをひき、2直線ACとDBとの交点をPとする。
∠EAF=30°,∠EBF=40°のとき、∠CPDの大きさを求めなさい。
(92 佼成学園女子)

図の解説:要は、2つの大きさの異なる円(左の方が右よりやや大きい)が交わっていて2点を上から下にE,Fとし、Eから水平っぽい直線を引き左の円との交点をA,右の円との交点をBとする。また、Eから左肩上がり直線(直線y=-(1/2)xぐらいの方向)を引き、左の円との交点をC,右の円との交点をDとし、ACの延長とDBの延長をPとすると、∠FAB=30°,∠FBA=40°となるような図。

因みに、多少の別解でした。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/27 07:47削除
問題
2点E,Fで交わる2つの円がある。Eを通る2つの直線AB,CDをひき、2直線ACとDBとの交点をPとする。
∠EAF=30°,∠EBF=40°のとき、∠CPDの大きさを求めなさい。
(92 佼成学園女子)

解法1 参考書の模範解答
2円の共通弦EFをひく。
円周角の定理より、∠FBD=∠FED
内接四角形の定理より、∠FED=∠FAP
そこで内接四角形の定理の逆により、
4点P,A,F,Bは同一円周上にあり、
∠P=180°-∠AFB=70°
「高校への数学 日日のハイレベル演習」より

解法2 私が解いた解法
△FABの内角の和より、
∠AFB=180°-30°-40°
=110°———☆
ここで、EFを結ぶと、右円の円周角より、
∠EFB=∠EDB———①
また、左円の内接四角形の定理より、
∠EFA=∠ECP———②
①+②より、
∠EFA+∠EFB=∠ECP+∠EDB
∴∠AFB=180°-∠P———☆☆
☆,☆☆より、
110°=180°-∠P
∴∠P=70°
∴∠CPD=70°

よく見たら、全然別のものでしたね。

おまけ:https://www.nicovideo.jp/watch/sm5039638

https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11943874085.html
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/24 15:53 (No.1171167)削除
問題
∠B=90°,AB=CB=6cmの直角二等辺三角形がある。∠Bの三等分線と辺CAとの交点をD,Eとするとき、次の問いに答えよ。
(1)CD:DEの比を求めよ。
(2)BD:DEの比を求めよ。
(3)BDの長さを求めよ。
(有名問題)

別解を2通り作ってみましたが、特には面白くありません。(数学好きの人なら分かりませんが。)

「特別角30°がいろいろなところに出てきます。このようなときは垂線を下して30°定規をつくるのが一つの手筋です。」(模範解答)
「角の二等分線の定理をつかって、CD:DE=BC:BEより求めることもできる」(別解)
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

もちろん、ヒントは見ないで解いています。(今の所全勝。ただし、大抵の場合は1通り出来ると解答を見ますが。一気に2通り行く場合もある。)因みに、今回は別解で解きました。(別解2は私のオリジナル。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/25 07:58削除
問題
∠B=90°,AB=CB=6cmの直角二等辺三角形がある。∠Bの三等分線と辺CAとの交点をD,Eとするとき、次の問いに答えよ。
(1)CD:DEの比を求めよ。
(2)BD:DEの比を求めよ。
(3)BDの長さを求めよ。
(有名問題)

解法1 模範解答
(1)D,EからBCに垂線を下ろしその足をそれぞれD',E'とすると、△DD'Cは直角二等辺三角形で△DD'B,△EE'Bは1:2:√3の直角三角形になる。
ここで、DD'=CD'=aと置くと、BD'=√3a,BD=2a,直角二等辺三角形と角の3等分の対称性からBE=BD=2a
∴BE'=a 
∴D'E'=√3a-a=(√3-1)a
ところで、CD:DE=CD':D'Eより、
CD:DE=a:(√3-1)a=1:√3-1
(2)(1)より、CD:DE=1:√3-1
∴DE=(√3-1)CD=(√3-1)・√2a=√2(√3-1)a
∴BD:DE=2a:√2(√3-1)a
=2:√6-√2(=√6+√2:2)
(3)底辺BCをaの式で表すと、
BC=BD'+CD'=(√3+1)a
よって、(√3+1)a=6を解いて、
a=6/(√3+1)=3(√3-1)
BD=2a=6(√3-1)cm

解法2 私が最初に思い付いた解法
(1)△BCEで角の二等分線の定理を使うと、CD:DE=BC:BE———①
ここで、DからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△DCHは直角二等辺三角形で△DBHは1:2:√3の直角三角形になる。よって、DH=CH=aと置くと、BH=√3a,BD=2a ∴BC=(√3+1)a
また、直角二等辺三角形と角の3等分の対称性よりBE=BD=2a
∴BC:BE=(√3+1)a:2a
=√3+1:2———②
②を①に代入すると、
CD:DE=√3+1:2(=1:√3-1)
(2)△BADでの角の二等分線の定理の変形より、BD:DE=BA:AE———①
また、直角二等辺三角形と角の3等分の対称性より、BA:AE=BC:CD=(√3+1)a:√2a=√3+1:√2———②
②を①に代入すると、
BD:DE=√3+1:√2(=√6+√2:2=2:√6-√2)
(3)は同じ。

解法3は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/25 14:43削除
次回は解法3だけじゃ面白くないので、問題追加しますね。

問題
次の(1)~(4)の各図において、角xの大きさを求めよ。
(3)弧STの点S,Tにおける接線を引き、その交点を定めると66°の角度になった。この時、弧ST上の任意の点と点S,Tで作られる角度xを求めて下さい。
(1),(2),(4)は省略。

余裕がある人は2通り作って下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/26 07:49削除
問題
∠B=90°,AB=CB=6cmの直角二等辺三角形がある。∠Bの三等分線と辺CAとの交点をD,Eとするとき、次の問いに答えよ。
(1)CD:DEの比を求めよ。
(2)BD:DEの比を求めよ。
(3)BDの長さを求めよ。
(有名問題)

解法3
(1)正方形ABCPとなるように点Pを取り、BE,BDの延長と辺AP,PCとの交点をそれぞれF,Gとすると、△ABFと△CBGは合同な1:2:√3の直角三角形で、AF=CG=aと置くと、AB=BC=√3a
また、△EFA∽△EBC,△DGC∽△DABで相似比1:√3より、
AE:EC=CD:DA=1:√3
∴CD:DE=1:√3-1
(2)対称性より△BDE∽△BGFより、
BD:DE=BG:GF
=2a:(√3a-a)×√2
=2:√2(√3-1)=2:√6-√2
∴BD:DE=2:√6-√2
(=√6+√2:2)
(3)は同じ。

問題
次の(1)~(4)の各図において、角xの大きさを求めよ。
(3)弧STの点S,Tにおける接線を引き、その交点を定めると66°の角度になった。この時、弧ST上の任意の点と点S,Tで作られる角度xを求めて下さい。
(1),(2),(4)は省略。

解法1 参考書の模範解答
円の中心をOとして、OS,OTを結ぶと円の中心と接線の関係よりそれぞれ直交する。
よって、66°を含む四角形の内角の和より、
∠SOT=360°-90°×2-66°=114°よって、優角∠SOT=360°-114°=246°https://kotobank.jp/word/%E5%84%AA%E8%A7%92-650401#goog_rewarded
よって、円周角と中心角の関係より、
∠x=(1/2)×246°=123°
解法2
∠66°の点をUとすると、円と接線の関係より、US=UT
よって、△USTは頂角が66°の二等辺三角形より、∠UTS=(180°-66°)÷2=114°÷2=57°
よって、∠STUの外角は180°-57°=123°
ところで、UTは接線より接弦定理により、
∠x=123°

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/23 16:29 (No.1170495)削除
問題
鋭角三角形ABCの外側に、辺AB,ACを一辺とする正三角形ABD,ACEをつくり、辺BD,BC,CEの中点をそれぞれL,M,Nとする。CD=6cmとして次の問いに答えよ。
(1)∠LMNは何度か。
(2)△LMNの面積を求めよ。

余裕がある人はマニア用の別解を作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/24 08:00削除
問題
鋭角三角形ABCの外側に、辺AB,ACを一辺とする正三角形ABD,ACEをつくり、辺BD,BC,CEの中点をそれぞれL,M,Nとする。CD=6cmとして次の問いに答えよ。
(1)∠LMNは何度か。
(2)△LMNの面積を求めよ。

解法1 模範解答
(1)BE,CDを結ぶと、正三角形よりAE=AC,AB=AD,∠BAE=∠BAC+60°=∠DAC
よって、二辺挟角が等しいので、△ABE≡△ADC ∴∠ABE=∠ADC
ここで、BEとCDの交点をPとすると、∠ABP=∠ADPより円周角の定理の逆により4点A,D,B,Pは同一円周上にある。よって、円周角より∠DPB=∠DAB=60°
∴∠DPE=180°-60°=120°
ところで、△BCDでの中点連結定理よりLM∥DC,△CBEでの中点連結定理よりMN∥BE ∴∠LMN=∠DPE=120°
(2)上の中点連結定理より、LM=(1/2)DC,MN=(1/2)BEで△ABE≡△ADCより、DC=BE=6cmなので、
LM=MN=3cm
よって、△LMNは頂角が120°で等辺が3cmの二等辺三角形。MからLNに垂線を下ろしその足をHとすると、MH=3/2cm,LN=3√3cm 
∴△LMN=3√3×(3/2)×(1/2)
=9√3/4cm^2

別解
(1)△ABCが鋭角三角形で△ABDと△ACEが正三角形より、BEとCDの交点をFとすると、点Fは△ABCのフェルマー点である。
よって、フェルマー点の性質より∠AFB=∠BFC=∠CFA=120°
よって、対頂角より∠DFE=BFC=120°
また、△BCDでの中点連結定理よりLM∥DC,△CBEでの中点連結定理よりMN∥BE
∴∠LMN=∠DFE=120°
(2)ところで、フェルマー点の性質より鋭角三角形の内部に点Fを取りAF+BF+CFの長さが最小になる点がフェルマー点でその長さはDC=BEとなる。(証明は中学数学で出来るが省略する。)https://manabitimes.jp/math/635
∴DC=BE=6cm
上の中点連結定理より、LM=(1/2)DC,MN=(1/2)BEで△ABE≡△ADCより、DC=BE=6cmなので、
LM=MN=3cm
よって、△LMNは頂角が120°で等辺が3cmの二等辺三角形。
LMの延長上にNから垂線を下ろしその足をHとすると、△NMHは1:2:√3の直角三角形より、NH=3√3/2cm
∴△LMN=3×(3√3/2)×(1/2)
=9√3/4cm^2

因みに、フェルマー点と似た点としてナポレオン点もあるので興味がある人は調べてみて下さい。どうでも良い事ですが、秒殺でした。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/22 09:20 (No.1169341)削除
問題
図の△ABCは、∠B=90°,BC=20の直角三角形で、BCの中点をM,BMの中点をNとすれば、∠NAM=∠MACになった。ABの長さを求めよ。
(89 市川)

私の解法は別解でした。因みに、模範解答は方程式系です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/23 08:01削除
問題
図の△ABCは、∠B=90°,BC=20の直角三角形で、BCの中点をM,BMの中点をNとすれば、∠NAM=∠MACになった。ABの長さを求めよ。
(89 市川)

解答
AB=xとおき、わかっている数値を図のように記入する。角の二等分線の定理より、
AN:AC=NM:MC=1:2
ゆえに、AN^2:AC^2=1^2:2^2
=1:4
ここで三平方の定理より、AN^2=x^2+5^2,AC^2=x^2+20^2となるので、
(x^2+5^2):(x^2+20^2)=1:4
これを解いて、x^2+20^2=4(x^2+5^2)より、x=10
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

別解(私のオリジナル)
△ANCで角の二等分線の定理を使うと、
AN:AC=NM:MC=5:10=1:2
ここで、ANの延長上にAN=DNとなる点Dを取ると、AC=AD
また、対頂角より∠ANB=∠DNM,BN=MN,AN=DNより二辺挟角が等しいので、
△ANB≡△DNM ∴AB=DM———①
また、AC=AD,∠CAM=∠DAM,AMは共通より二辺挟角が等しいので、△ACM≡△ADM ∴CM=DM———②
①,②より、AB=CM=20÷2=10
よって、答えは、10

類題
右図でACの長さを求めよ。
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

右図とは、∠Cが直角の直角三角形ABCがあり、∠Aの二等分線と辺BCとの交点が定まっていて、点Bとその点との長さが3cmで点Cとその点との長さが1cmである図。

上に倣って2通り作って下さい。

おまけ:
https://asajo.jp/excerpt/104509
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/23 13:38削除
類題
右図でACの長さを求めよ。
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

右図とは、∠Cが直角の直角三角形ABCがあり、∠Aの二等分線と辺BCとの交点が定まっていて、点Bとその点との長さが3cmで点Cとその点との長さが1cmである図。

解法1
AC=xとおくと、角の二等分線の定理より、AB=3x
△ABCについての三平方の定理より
x^2+4^2=(3x)^2
これを解いて、x=AC=√2cm
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

解法2
角の二等分線の定理より、AB:AC=3:1
ここで、ACの延長上にAD=ABとなる点Dを取ると、AC:CD=1:2となる。
また、∠Aの二等分線とBCとの交点をEとすると、二辺挟角が等しいので、△ABE≡△ADE ∴DE=BE=3cm
よって、△CDEで三平方の定理を使うと、CD=√(3^2-1^2)=2√2cm
∴AC=√2cm

解法3
∠Aの二等分線とBCとの交点をEとすると、角の二等分線の定理より、
AB:AC=BE:EC=3:1———①
また、ACの延長上にDE=3cmとなる点Dを取ると、△CDEでの三平方の定理よりCD=√(3^2-1^2)=2√2cm
ところで、∠EAB=∠EAD,BE=DE,AEは共通より二辺と挟角以外の1角が等しいので、△ABEと△ADEは合同か∠Bと∠Dが補角をなす。(昔はこういう定理があった。ただし、私は58歳だがこんな定理は習わなかった。)
ところで、∠Bは鋭角なので∠Dは鈍角か∠B=∠Dだが、形状から鈍角はあり得ない。
∴△ABE≡△ADE ∴AB=AD———②
②を①に代入すると、AD:AC=3:1
∴AC:CD=1:2 ∴AC=√2cm

因みに、二辺と挟角以外の1角が等しい場合の特別バージョンは、鈍角三角形の鈍角と鈍角を挟まない二辺が等しい場合は合同。要は、直角三角形の斜辺と他の1辺が等しい場合と同じ事。ただし、昔の参考書にも深くは書いていないので私が個人的に深掘りした。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/19 17:22 (No.1167197)削除
問題
図のように、正三角形ABC内に点Pをとり、△PBCの外側に、PB,PCをそれぞれ一辺とする正三角形△QBP,△RPCをつくり、点Aと点Q,Rをそれぞれ線分で結ぶ。このとき、次の各問いに答えよ。
(1)△PBC≡△QBAを証明せよ。
(2)BC=5cm,PB=4cm,∠BPC=90°のとき、四角形AQPRの面積を求めよ。
(92 福井県)

因みに、(1)は別解も載っています。(2)は私が作ってみました。(2通り)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/21 09:52削除
問題
図のように、正三角形ABC内に点Pをとり、△PBCの外側に、PB,PCをそれぞれ一辺とする正三角形△QBP,△RPCをつくり、点Aと点Q,Rをそれぞれ線分で結ぶ。このとき、次の各問いに答えよ。
(1)△PBC≡△QBAを証明せよ。
(2)BC=5cm,PB=4cm,∠BPC=90°のとき、四角形AQPRの面積を求めよ。
(92 福井県)

解答
(1)PB=QB・・・① 
CB=AB・・・② 
∠PBC=∠QBA(共に60°-∠ABP)・・・③
①,②,③より、△PBC≡△QBA(二辺夾角相等)
《別解》 線分BP,BCを、それぞれ点Bを回転の中心として、矢印の向き(注:反時計回り)に60°回転すると、BQ,BAとなることから、△PBCを点Bを中心に60°回転させたものが△QBAである。

(2)条件より△PBCは、3辺の比が3:4:5の直角三角形。(1)と同様に、△PBC≡△RACだから、
QA=PC=PR=3cm・・・①
QP=BP=AR=4cm・・・②
①,②より、四角形AQPRは平行四辺形(2組の対辺の長さが等しい)。
いま、AからQPに下した垂線の足をHとすると、
∠AQH=∠AQB-∠BQP=30°より、△AQHは30°定規。
四角形AQPR=QP×AH=QP×(1/2)AQ=4×(3/2)=6(cm²)
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

(2)の別解1
四角形AQPR=△ABC+△QBA+△RAC-△PBC-△QBP-△RPC———①
また、(1)より、△PBC≡△QBA
同様に、△PBC≡△RAC
∴△QBA+△RAC-△PBC=△QBA=△PBC———②
また、△ABC∽△QBP∽△RPCで相似比は5:4:3より、
面積比は5²:4²:3²=25:16:9 
ところで、25=16+9より、
△ABC=△QBP+△RPC
∴△ABC-△QBP-△RPC=0———③
②,③を①に代入すると、
四角形AQPR=△PBC=4×3×(1/2)=6cm^2

別解2は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/22 07:36削除
問題
図のように、正三角形ABC内に点Pをとり、△PBCの外側に、PB,PCをそれぞれ一辺とする正三角形△QBP,△RPCをつくり、点Aと点Q,Rをそれぞれ線分で結ぶ。このとき、次の各問いに答えよ。
(1)△PBC≡△QBAを証明せよ。
(2)BC=5cm,PB=4cm,∠BPC=90°のとき、四角形AQPRの面積を求めよ。
(92 福井県)

(2)の別解2
(1)より、△PBC≡△QBA
よって、条件より、∠BQA=∠BPC=90°∴AQ⊥BQ ここで、PからBQに垂線を下ろしその足をHとすると、PH⊥BQより、AQ∥PH ところで、△PQBは正三角形より点HはBQの中点。
また、四角形AQPRはAQ=CP=RP,AR=BP=QPより、2組の対辺の長さが等しいので平行四辺形である。
よって、対角線で分けた2つの三角形は合同。
AQ∥PHより等積変形で、△RAQ=△HAQ この両辺を2倍すると、平行四辺形AQPR=△QBA=△BPC=3×4×(1/2)=6cm^2
よって、答えは、6cm^2

おまけ:
詩百篇第1巻64番
(人々は)夜に太陽を見たと思うだろう、
半人の豚が目撃されるであろう時に。
騒音、歌声、交戦する軍隊が空にて認識され、
人々は野獣が話すのを耳にするだろう。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/692.html

「ここに脇役が登場します。その登場を「イエスは、お許しになった」のです。それが、豚であると思います。
豚にしてみればとっても迷惑な話なのだけど、行き場を失った悪霊が豚の中に入り、その結果豚は死んでしまうのだけれど、しかしそのお陰で男は、正気にもどったのです。
悪霊を引き受けた豚が死んだことによって、男は癒されたという展開になっているように思うのです。(中略)私は思うのです。この箇所が描いている癒しは、誰かが癒されるために誰かが苦しみを引き受ける、まさに私が元気になるために私のために苦しんでくれる人がいる、ということを描いているのではないか。
人が癒されるということは、実はそのような厳しさを伴うことなのではないかと思うのです。
イエスがレギオンが豚の中に入ることを許されたというのは、そのような苦難の引き受けを「許された」のだと思います。」
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12824599233.html
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/17 16:08 (No.1165380)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
三角形ABCの、辺BC,CA,AB上にそれぞれ点D,E,Fを、BD:DC=CE:EA=AF:FB=2:1となるようにとる。BEとCF,CFとAD,ADとBEの交点をそれぞれA',B',C'とする。
(1)△A'BCの面積は△ABCの面積の何分のいくらか。
(2)△A'B'C'の面積は△ABCの面積の何分のいくらか。
(87 慶応志木)

解答
(1)メネラウスの定理を用いて、
(EC/AE)×(A'F/CA')×(BA/FB)=1
わかっている比の値を代入整理して、
A'F:CA'=1:6
△A'BC=(A'C/FC)×△FBC
=(A'C/FC)×(FB/AB)×△ABC
=(6/7)×(1/3)×△ABC=(2/7)×△ABC
(2)△B'CA,△C'ABの面積も、(1)と全く同様にして、△ABCの(2/7)倍となるので、
△A'B'C'=△ABC-3×{(2/7)×△ABC}
=(1/7)×△ABC

メネラウスの定理を用いなければ、FからBEに平行な線をひいて、比を移す(メネラウスの定理の証明にも、同じ補助線が利用できる)。
「高校への数学 日日のハイレベル演習」臨時増刊2003-5より

具体的には、

>メネラウスの定理を用いなければ、FからBEに平行な線をひいて、比を移す(メネラウスの定理の証明にも、同じ補助線が利用できる)。

メネラウスの定理を使わないで解いて下さい。因みに、この参考書には定理の証明は載っていません。余裕がある人はヒントなしの(別系統の)別解を作ってみて下さい。
また、(2)の別解も考えてみて下さい。(当然、メネラウスの定理もありで。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/19 08:01削除
問題
三角形ABCの、辺BC,CA,AB上にそれぞれ点D,E,Fを、BD:DC=CE:EA=AF:FB=2:1となるようにとる。BEとCF,CFとAD,ADとBEの交点をそれぞれA',B',C'とする。
(1)△A'BCの面積は△ABCの面積の何分のいくらか。
(2)△A'B'C'の面積は△ABCの面積の何分のいくらか。
(87 慶応志木)

(1)別解1
FからBEと平行な直線を引き、ACとの交点をGとすると、△AFG∽△ABEでAF:FB=2:1より、AG:GE=2:1
また、CE:EA=2:1より、AE=3とすると、CE=6で、CE:EG=6:1
また、△CA'E∽△CFGよりCA':A'F=CE:EG=6:1
よって、CA':CF=6:7より、
△A'BC=(6/7)△FBC———①
また、△FBC=(1/3)△ABC———②
②を①に代入すると、
△A'BC=(6/7)(1/3)△ABC
=(2/7)△ABC
よって、答えは、2/7倍

別解2
AからBCと平行な直線を引き、BEの延長,CFの延長との交点をそれぞれG,Hとすると、△EGA∽△EBCでCE:EA=2:1より、AG:BC=1:2 
また、BD:DC=2:1より、BD=2a,DC=aと置くと、BC=3a 
∴AG=3a/2
また、△FAH∽△FBCでAF:FB=2:1より、AH=2BC=6a
∴HG=6a+3a/2=15a/2
また、△A'GH∽△A'BCで相似比はBC:GH=3a:15a/2=2:5
また、△FAH∽△FBCの相似比が2:1より、
CA':A'H=2:5=6:15
CF:FH=1:2=7:14
よって、CA':CF=6:7より、
△A'BC=(6/7)△FBC———①
また、△FBC=(1/3)△ABC———②
②を①に代入すると、
△A'BC=(6/7)(1/3)△ABC
=(2/7)△ABC
よって、答えは、2/7倍

(2)の別解
△BCEと直線ADでメネラウスの定理を使うと、(2/1)(C'E/BC')(3/1)=1
∴C'E/BC'=1/6 
∴BC':C'E=6:1———①
△BAEと直線FCでメネラウスの定理を使うと、(1/2)(A'E/BA')(3/2)=1
∴A'E/BA'=4/3 
∴BA':A'E=3:4———②
①,②より、
BA':A'C:C'E=3:4-1:1=3:3:1
∴BA':A'C:C'E=3:3:1
同様に、CB':B'A:A'F=3:3:1
AC':C'B':B'D=3:3:1
まず、AE:EC=1:2より、
△CBE=(2/3)△ABC———ア
次に、BE:A'C'=7:3より、
△CA'C'=(3/7)△CBE———イ
さらに、A'B':B'C=1:1より、
△C'A'B'=(1/2)△CAC'———ウ
ア,イ,ウより、
△C'A'B'=(1/2)(3/7)(2/3)△ABC
=(1/7)△ABC
よって、答えは、1/7倍

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/16 16:52 (No.1164567)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 7-6b
Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)を示せ。

解答
1の原始p^n乗根ζに対して、
η=ζ^p^(n-1)は1の原始p乗根である。
よってΦp(η)=Φp(ζ^p^(n-1))=0であり、
Φp(x^p^(n-1))はζを根に持つ。
Φp^n(x)の次数はφ(p^n)=p^(n-1)(p-1)であり、degΦp(x^p^(n-1))=p^(n-1)(p-1)と等しい。
ゆえにζの最小多項式Φp^n(x)は
Φp(x^p^(n-1))と一致する。
Φp^(n-1)(x^p)も同様である。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

適当に分かり易く解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/17 08:01削除
問題 7-6b
Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)を示せ。

解答
1の原始p^n乗根ζに対して、
η=ζ^p^(n-1)は1の原始p乗根である。
よってΦp(η)=Φp(ζ^p^(n-1))=0であり、
Φp(x^p^(n-1))はζを根に持つ。
Φp^n(x)の次数はφ(p^n)=p^(n-1)(p-1)であり、degΦp(x^p^(n-1))=p^(n-1)(p-1)と等しい。
ゆえにζの最小多項式Φp^n(x)は
Φp(x^p^(n-1))と一致する。
Φp^(n-1)(x^p)も同様である。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

解説
>1の原始p^n乗根ζに対して、
η=ζ^p^(n-1)は1の原始p乗根である。

η=ζ^p^(n-1)の両辺をp乗すると、
η^p={ζ^p^(n-1)}=ζ^{p^(n-1)・p}
=ζ^p^n=1
よって、η^p=1よりηは1のp乗根である。
また、pは素数設定だと思うので、p乗して初めて1のなるので原始p乗根である。
因みに、原始n乗根の定義に、
「kがnと互いに素なものを1の原始n乗根といいます」(「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著)とあり、k=p^(n-1),n=pに当たり互いに素ではないと思う人もいると思いますが、この場合は、
「1の原始p^n乗根ζに対して、
η=ζ^p^(n-1)は1の原始p乗根である。」
の初めの「p^n乗根」と後の「p乗根」が一致している場合である。

>Φp^n(x)の次数はφ(p^n)=p^(n-1)(p-1)であり、degΦp(x^p^(n-1))=p^(n-1)(p-1)と等しい。

「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著p.119に、
「Φn(x)の次数はnと互いに素な、n以下の自然数の個数に等しく」とあり、p.33に「正整数nと互いに素な正整数(≦n)の個数を数えます。この個数をφ(n)と表します」とあるので、
「Φp^n(x)の次数はφ(p^n)」である。また、p.33にオイラー関数の公式、
n=p1^e1・・・ps^es(p1,・・・,psは素数,e1,・・・,esは正)に対して、
φ(n)=n(1-1/p1)(1-1/p2)・・・(1-1/ps)
とあるので、これを使うと、
Φp^n(x)=p^n(1-1/p)=p^n-p^(n-1)
=p^(n-1)(p-1)
∴Φp^n(x)=p^(n-1)(p-1)———①
また、p.12~13にdegの定義が載っていて、要は次数の事である。
Φp(x^p^(n-1))の次数はxのφ(p)次式のxにx^p^(n-1)を代入した時の次数の事である。
ところで、pは素数より、φ(p)=p-1である。(pが素数よりpと互いに素な者の個数はp以外の自然数だから。)
よって、xのp-1次式のxにx^p^(n-1)を代入すると、{x^p^(n-1)}^(p-1)となるので、次数は、p^(n-1)(p-1)———②
①,②より、
Φp^n(x)の次数とΦp(x^p^(n-1))の次数は等しい。

>ζの最小多項式Φp^n(x)

「1の原始p^n乗根ζ」だから。

「一般に、n乗して初めて1になる数を1の原始n乗根といいます。」(「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著)

から、最小という事。

>Φp^n(x)は
Φp(x^p^(n-1))と一致する。

次数が一致するから多項式全体も一致する理由は何なのでしょうか。
例えば、Φ3(x)=x^2+x+1
Φ4(x)=x^2+1
で一致しませんよね。もちろん、他の理由があるはずですが、省略しているというより前回の定理7.1の証明の時の「次にζ^p1p2=(ζ^p1)^p2も(ζ^p1がf(x)の根になることから)f(x)の根になります。」(2024/5/14 13:53)と同様に適当にごまかしているような気がします。
(まぁ、納得して先に進む分には効率的な気もしますが。多分、「ガロア理論の頂を踏む」ではあんな長い証明は避けて違う道を選んだのだと思います。)
次回は、例を1つ挙げて成り立つ事を確認しますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/17 13:55削除
>Φp^n(x)は
Φp(x^p^(n-1))と一致する。

具体例1 p=2,n=2の場合、
Φp^n(x)=Φ2^2(x)=Φ4(x)=x^2+1
(p.119よりΦ4(x)=x^2+1)
Φp(x^p^(n-1))=Φ2(x^2^(2-1))
=Φ2(x^2)=x^2+1
(p.119よりΦ2(x)=x+1だから。)
よって、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))

具体例2 p=2,n=3の場合、
Φp^n(x)=Φ2^3(x)=Φ8(x)=x^4+1
(p.133よりΦ8(x)=x^4+1)
Φp(x^p^(n-1))=Φ2(x^2^(3-1))
=Φ2(x^4)=x^4+1
(p.119よりΦ2(x)=x+1だから。)
よって、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))

具体例3 p=3,n=2の場合、
Φp^n(x)=Φ3^2(x)=Φ9(x)

定義4.1 円分多項式
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)のとき、
Φn(x)=Π(k,n)=1,1≦k≦n (x-ζ^k)
を円分多項式という。

より、Φ9(x)=(x-ζ)(x-ζ^2)(x-ζ^4)(x-ζ^6)(x-ζ^8)———①
また、

定理4.7 1のn乗根
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)とおくとき、1のn乗根は、
ζ^0(=1),ζ^1,ζ^2,・・・,ζ^(n-1)
のn個である。1のn乗根を用いると、
x^n-1=(x-1)(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^(n-1))
と因数分解出来る。

より、x^9-1=(x-1)(x-ζ)・・・(x-ζ^8)=(x-ζ)・・・(x-ζ^8)(x-ζ^9)———②
x^3-1=(x-ζ^3)(x-ζ^6)(x-ζ^9)———③
(ζ^3,ζ^6,ζ^9は1の3乗根の全てだから。)
①=②÷③より、
Φ9(x)=(x^9-1)/(x^3-1)
=[{(x^3)^3-1}{(x^3)^2+x^3+1}]/(x^3-1)
=(x^3)^2+x^3+1=x^6+x^3+1
∴Φp^n(x)=Φ9(x)=x^6+x^3+1———ア

一方、Φp(x^p^(n-1))にp=3,n=2を代入すると、
Φp(x^p^(n-1))=Φ3(x^3^(2-1))
=Φ3(x^3)=x^6+x^3+1
(p.119よりΦ3(x)=x^2+x+1だから。)
∴Φp(x^p^(n-1))=x^6+x^3+1———イ
ア,イより、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))

因みに、右辺は、Φpでpが素数よりp個の係数が1の項の和になる事が分かりますが、左辺がそうなるには証明が必要だと思います。因みに、Φ12(x)=x^4-x^2+1で係数は1とは限らないですから。(勿論、12はp^nではありませんが。)また、それだけで証明が完全かどうかはまだ考慮が必要だと思います。(次数と個数と係数が合っても指数がまんべんなく一致するかどうかとか。)

問題 7-3a
素数pに対してΦp(x)を求めよ。
解答
Φp(x)=x^(p-1)+x^(p-2)+・・・+x+1
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

念のため、係数が1のp個の和ですね。

まぁ、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)が正しい事は確実ですね。

>Φp^(n-1)(x^p)も同様である。

前回と同様に、
φ(p^(n-1))=p^(n-1)(1-1/p)(公式)
=p^(n-1)-p^(n-2)=p^(n-2)(p-1)より、
Φp^(n-1)(x)はp^(n-2)(p-1)次の多項式で、このxにx^pを代入すると、
(x^p)^{p^(n-2)(p-1)}から次数は、
p・p^(n-2)(p-1)=p^(n-1)(p-1)
よって、前回の、
Φp^n(x)=p^(n-1)(p-1)———①
と一致するのでΦp^n(x)=Φp^(n-1)(x^p)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/18 08:00削除
>因みに、右辺は、Φpでpが素数よりp個の係数が1の項の和になる事が分かりますが、左辺がそうなるには証明が必要だと思います。因みに、Φ12(x)=x^4-x^2+1で係数は1とは限らないですから。(勿論、12はp^nではありませんが。)また、それだけで証明が完全かどうかはまだ考慮が必要だと思います。(次数と個数と係数が合っても指数がまんべんなく一致するかどうかとか。)

完璧な証明(別証)を作ってみました。

問題 7-6b
Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)を示せ。

証明
まず、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))を示す。

定義4.1 円分多項式
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)のとき、
Φn(x)=Π(k,n)=1,1≦k≦n (x-ζ^k)
を円分多項式という。

より、Φp^n(x)=(x-ζ)(x-ζ^2)(x-ζ^4)(x-ζ^5)・・・{x-ζ^(p^n-1)}———①
(ここで、抜けているのはp=3としているが要はpの倍数の指数のものが抜ける。)
また、

定理4.7 1のn乗根
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)とおくとき、1のn乗根は、
ζ^0(=1),ζ^1,ζ^2,・・・,ζ^(n-1)
のn個である。1のn乗根を用いると、
x^n-1=(x-1)(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^(n-1))
と因数分解出来る。

より、x^p^n-1=(x-1)(x-ζ)・・・{x-ζ^(p^n-1)}=(x-ζ)・・・{x-ζ^(p^n-1)}(x-ζ^p^n)———②
x^p-1=(x-ζ^p)(x-ζ^2p)・・・(x-ζ^p^n)———③
(ζ^p~ζ^p^nは1のp乗根の全てだから。)
①=②÷③より、
Φp^n(x)=(x^p^n-1)/(x^p-1)
=[(x^p)^{p^(n-1)}-1]/(x^p-1)
=[(x^p-1)[(x^p)^{p^(n-1)-1}+・・・+1]]/(x^p-1)
=(x^p)^{p^(n-1)-1}+・・・+1
=x^p{p^(n-1)-1}+・・・+1
=x^{p・p^(n-1)-p}+・・・+1
=x^(p^n-p)+・・・+1
=x^{p^(n-1)・(p-1)}+・・・+1
∴Φp^n(x)=x^{p^(n-1)・(p-1)}+・・・+1———ア
一方、Φp(x^p^(n-1))の方は、
Φp(x)=x^(p-1)+x^(p-2)+・・・+1より、
Φp(x^p^(n-1))={x^p^(n-1)}^(p-1)+・・・+1
=x^{p^(n-1)・(p-1)}+・・・+1———イ
ア,イより、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))

これなら係数が全て+1である事も言えますし、ただし、項数についてはまだ深く考察していませんが、少なくとも次数が合うだけよりは良い証明だと思います。ただし、私のオリジナルなので裏を取って下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/18 15:33削除
欠陥発覚したので修正しました。

=x^(p^n-p)+・・・+1
=x^{p^(n-1)・(p-1)}+・・・+1

これはおかしいですよね。改訂版をどうぞ。

問題 7-6b
Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)を示せ。

証明
まず、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))を示す。

定義4.1 円分多項式
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)のとき、
Φn(x)=Π(k,n)=1,1≦k≦n (x-ζ^k)
を円分多項式という。

より、Φp^n(x)=(x-ζ)(x-ζ^2)(x-ζ^4)(x-ζ^5)・・・{x-ζ^(p^n-1)}———①
(ここで、抜けているのはp=3としているが要はpの倍数の指数のものが抜ける。)
また、

定理4.7 1のn乗根
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)とおくとき、1のn乗根は、
ζ^0(=1),ζ^1,ζ^2,・・・,ζ^(n-1)
のn個である。1のn乗根を用いると、
x^n-1=(x-1)(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^(n-1))
と因数分解出来る。

より、x^p^n-1=(x-1)(x-ζ)・・・{x-ζ^(p^n-1)}=(x-ζ)・・・{x-ζ^(p^n-1)}(x-ζ^p^n)———②
ここで、①で抜けているpの倍数を集めたものを作ると、
(x-ζ^p)(x-ζ^2p)・・・(x-ζ^p^n)で、
この括弧の数はp^n÷p=p^(n-1)個より、
x^p^(n-1)-1=(x-ζ^p)(x-ζ^2p)・・・(x-ζ^p^n)———③
(ζ^p~ζ^p^nは1のp乗根の全てだから定理4.7より)
①=②÷③より、
Φp^n(x)=(x^p^n-1)/{x^p^(n-1)-1}
=[{x^p^(n-1)}^p-1]/{x^p^(n-1)-1}
={x^p^(n-1)-1}[{x^p^(n-1)}^(p-1)+{x^p^(n-1)}^(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1]/{x^p^(n-1)-1}
={x^p^(n-1)}^(p-1)+{x^p^(n-1)}^(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1
=x^p^(n-1)・(p-1)+x^p^(n-1)・(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1———ア
一方、Φp(x^p^(n-1))の方は、
Φp(x)=x^(p-1)+x^(p-2)+・・・+x+1より、
Φp(x^p^(n-1))={x^p^(n-1)}^(p-1)+{x^p^(n-1)}^(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1
=x^p^(n-1)・(p-1)+x^p^(n-1)・(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1———イ
ア,イより、Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))

項数はp個で係数も指数の間隔も完璧に一致しますね。

Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)の方は次数が一致する証明だけで十分とします。

>Φp^(n-1)(x^p)も同様である。

前回と同様に、
φ(p^(n-1))=p^(n-1)(1-1/p)(公式)
=p^(n-1)-p^(n-2)=p^(n-2)(p-1)より、
Φp^(n-1)(x)はp^(n-2)(p-1)次の多項式で、このxにx^pを代入すると、
(x^p)^{p^(n-2)(p-1)}から次数は、
p・p^(n-2)(p-1)=p^(n-1)(p-1)
よって、前回の、
Φp^n(x)=p^(n-1)(p-1)———①
と一致するのでΦp^n(x)=Φp^(n-1)(x^p)
(上から引用。)

おまけ:
「秘教哲学者の書物からすると、大ピラミッドの構造には、地球上の人類が持つ本性とその宇宙との大変特殊な関係が物質的に表現されているということになる。大ピラミッドの本質は、ベイリー著『秘教占星学』に書かれたプレアデス星団からのメッセージの本質に関わる部分の中に読み取ることができる。これを次に引用しておこう。
「彼らからの光は、他の光とは違っている。それは反応を呼び起こす。―――私は凝結した世界(ヤギ座)の一番奥深い所にいる。私は墓なのだ。そして、私は子宮(カニ座)でもある。私は物質性に深く沈んでしまった岩だ。私は太陽が誕生した山の頂上であり、そこからは太陽が見え、光の最初の光線を把えることができる。―――人類は本日あるがごとく、本日の性質を備えている。母の息子として生まれ、墓から生まれ、誕生してからは光を示すものとなる・・・・」」
「ピラミッド大予言」マックス・トス著(1982年)
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12790025389.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/18 20:55削除
やっぱりもう一方も示しておきますね。

問題 7-6b
Φp^n(x)=Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)を示せ。

証明
次に、Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)を示す。
前回のアより、
Φp^n(x)
=x^p^(n-1)・(p-1)+x^p^(n-1)・(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1———ア
このnにn-1を代入すると、
Φp^(n-1)(x)
=x^p^(n-2)・(p-1)+x^p^(n-2)・(p-2)+・・・+x^p^(n-2)+1
このxにx^pを代入すると、
Φp^(n-1)(x^p)
=(x^p)^p^(n-2)・(p-1)+(x^p)^p^(n-2)・(p-2)+・・・+(x^p)^p^(n-2)+1
=x^p・p^(n-2)・(p-1)+x^p・p^(n-2)・(p-2)+・・・+x^p・p^(n-2)+1
=x^p^(n-1)・(p-1)+x^p^(n-1)・(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1———ア'
また、前回のイより、
Φp(x^p^(n-1))
=x^p^(n-1)・(p-1)+x^p^(n-1)・(p-2)+・・・+x^p^(n-1)+1———イ
イ,ア'より、
Φp(x^p^(n-1))=Φp^(n-1)(x^p)
よって、前回のと合わせて完全証明終了。

おまけ:
返信
返信5
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/15 16:20 (No.1163803)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 7-2a
Φ12(x)を求めよ。

解答
1の原始3乗根をω,4乗根をiと表すと、ζ=iωは1の原始12乗根である(問題4-10参照)。
ζ^2=-ω^2よりΦ3(-ζ^2)=0であり、ζは
Φ3(-x^2)=(-x^2)^2+(-x^2)+1=x^4-x^2+1
の根である。Φ12(x)の次数はφ(12)=φ(3)φ(4)=4だから、Φ12(x)=Φ3(-x^2)=x^4-x^2+1がわかる。

問題 4-10b
d,d'が互いに素な正整数のとき、可換群Gの位数dの元gと位数g'の元g'の積gg'の位数はdd'に等しいことを示せ。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

具体的には、

>ζ=iωは1の原始12乗根である(問題4-10参照)。

>ζ^2=-ω^2よりΦ3(-ζ^2)=0

>Φ12(x)の次数はφ(12)=φ(3)φ(4)=4

また、余裕がある人は別解を作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/16 08:05削除
解説
>ζ=iωは1の原始12乗根である(問題4-10参照)。

問題 4-10b
d,d'が互いに素な正整数のとき、可換群Gの位数dの元gと位数g'の元g'の積gg'の位数はdd'に等しいことを示せ。

「1の原始3乗根をω,4乗根をiと表すと」から、ω^3=1,i^4=1
よって、ωの位数は3でiの位数は4で、3と4は互いに素より、問題4-10よりωⅰの位数は3・4=12
よって、(ωⅰ)^12=1 よって、ωⅰは1の12乗根で、12は位数より(ωⅰ)^12=1となる最小の正の整数なので、ωⅰは1の原始12乗根である。

「一般に、n乗して初めて1になる数を1の原始n乗根といいます。」
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より

>ζ^2=-ω^2よりΦ3(-ζ^2)=0

「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著p.119より、
Φ3(x)=(x^3-1)/(x-1)
=x^2+x+1
ところで、ωとω^2はx^3=1の解である。
(念のため、(ω^2)^3=(ω^3)^2で、ω^3=1を代入すると(ω^2)^3=1で、ωがx^3=1の解ならばω^2もx^3=1の解である。)
そして、x^3=1からx^3-1=0として因数分解すると、(x-1)(x^2+x+1)=0
よって、ωとω^2はx^2+x+1=0の解である。∴Φ3(ω^2)=0 
これにζ^2=-ω^2からω^2=-ζ^2として代入すると、Φ3(-ζ^2)=0という事。

>Φ12(x)の次数はφ(12)=φ(3)φ(4)=4

「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著p.119に、
「Φn(x)の次数はnと互いに素な、n以下の自然数の個数に等しく」とあり、p.33に「正整数nと互いに素な正整数(≦n)の個数を数えます。この個数をφ(n)と表します」とあるので、φ(12)を求めれば良い。
そして、次のページに「公式φ(mn)=φ(m)φ(n)が得られます」とあるので、φ(12)=φ(3)φ(4)と出来、φ(3)=2,Φ(4)=2は自明なので、φ(12)=φ(3)φ(4)=4と分かる。
ただし、「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著でははっきりとは書かれていないが、例えば、これを2と6の分解してはいけない。mとnは互いに素でなければダメである。

定理3.2
オイラー関数は乗法的である。すなわち、n=n1・n2のとき、
(n1,n2)=1⇒φ(n)=φ(n1)・φ(n2)
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

おまけ:
https://www.oricon.co.jp/news/2262198/full/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/16 10:15削除
問題 7-2a
Φ12(x)を求めよ。

別解のヒント
定義4.1 円分多項式
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)のとき、
Φn(x)=Π(k,n)=1,1≦k≦n (x-ζ^k)
を円分多項式という。

定理4.7 1のn乗根
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)とおくとき、1のn乗根は、
ζ^0(=1),ζ^1,ζ^2,・・・,ζ^(n-1)
のn個である。1のn乗根を用いると、
x^n-1=(x-1)(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^(n-1))
と因数分解出来る。
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より

この2つを利用すれば解けます。もっと決定的なヒントが欲しい人は、p.247に「Φ15(x)を求めよ。」という問題とその解答があるので、購入して読んで下さい。(そのままでは通用しませんが。)
因みに、ネットではこの分野はまだまだ未発達のようでうまく検索しないと出ないと思います。(昨日、「Φ12(x)を求めよ」で検索したら問題は出ましたが、解答は出ませんでした。まだ、発展途上という事ですね。)

おまけ:
https://www.instagram.com/ugakimisato.mg/p/C6-_domy1pO/?img_index=1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/16 14:02削除
問題 7-2a
Φ12(x)を求めよ。

別解

定義4.1 円分多項式
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)のとき、
Φn(x)=Π(k,n)=1,1≦k≦n (x-ζ^k)
を円分多項式という。

より、Φ12(x)=(x-ζ)(x-ζ^5)(x-ζ^7)(x-ζ^11)である。
(ζの指数が12と互いに素という事。)
また、

定理4.7 1のn乗根
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)とおくとき、1のn乗根は、
ζ^0(=1),ζ^1,ζ^2,・・・,ζ^(n-1)
のn個である。1のn乗根を用いると、
x^n-1=(x-1)(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^(n-1))
と因数分解出来る。

より、x^12-1=(x-1)(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^11)
=(x-ζ)(x-ζ^2)・・・(x-ζ^12)———①
とも表現できる。(ζ^12=1だから。)
よって、この両辺を何かで割って、
Φ12(x)=(x-ζ)(x-ζ^5)(x-ζ^7)(x-ζ^11)を作れば良い訳である。
そこで、(x-ζ^2)(x-ζ^4)(x-ζ^6)(x-ζ^8)(x-ζ^10)(x-ζ^12)
と(x-ζ^3)(x-ζ^6)(x-ζ^9)(x-ζ^12)
を考えると、まず上から、
ζ^2,ζ^4,ζ^6,ζ^8,ζ^10,ζ^12は全ての1の6乗根である。(複素平面上の回転を考えれば分かるが、どれも6乗すると1になる事からも分かるだろう。念のため、ζ^12=1)
よって、定理4.7より、
(x-ζ^2)(x-ζ^4)(x-ζ^6)(x-ζ^8)(x-ζ^10)(x-ζ^12)=x^6-1———②
次に下、
ζ^3,ζ^6,ζ^9,ζ^12は全ての1の4乗根である。
よって、定理4.7より、
(x-ζ^3)(x-ζ^6)(x-ζ^9)(x-ζ^12)
=x^4-1———③
ここで、①÷(②×③)をすると、
(x^12-1)/(x^6-1)(x^4-1)
=Φ12(x)/(x-ζ^6)(x-ζ^12)
となる。(1の4乗根と6乗根でζ^6とζ^12がダブっているから。)
ところで、複素平面の回転の図を考えると、
ζ^12=1でζ^6=-1である。
∴(x^12-1)/(x^6-1)(x^4-1)
=Φ12(x)/(x+1)(x-1)
∴Φ12(x)=(x^12-1)(x+1)(x-1)/(x^6-1)(x^4-1)
=(x^12-1)(x^2-1)/(x^6-1)(x^4-1)
=(x^12-1)/(x^6-1)(x^2+1)
=(x^6+1)/(x^2+1)
={(x^2)^3+1}/(x^2+1)
=(x^2+1){(x^2)^2-x^2+1}/(x^2+1)
=x^4-x^2+1
∴Φ12(x)=x^4-x^2+1

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/13 16:44 (No.1162269)削除
問題作ってみました2

前回の問題
3辺の長さがAB=8,BC=7,CA=6の△ABCの∠Bと∠Cの関係は、
∠C=(1/3)∠B+60°
である事を証明して下さい。

問題
3辺の長さがAB=4,BC=3,CA=2の△ABCと3辺の長さがAB=6,BC=5,CA=4の△ABCのそれぞれの∠Bと∠Cの関係を求めて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/14 07:57削除
問題
3辺の長さがAB=4,BC=3,CA=2の△ABCと3辺の長さがAB=6,BC=5,CA=4の△ABCのそれぞれの∠Bと∠Cの関係を求めて下さい。

今回は、AB=4,BC=3,CA=2の△ABCの方。

解答
∠Aの二等分線を引き、辺BCとの交点をDとすると、角の二等分線の定理より、
BD:DC=AB:AC=4:2=2:1で、
BC=3よりBD=2,DC=1
ここで、AB上にAE=ACとなる点Eを取ると、二辺挟角が等しいので、△AED≡△ACD ∴∠AED=∠ACD=∠C———①
また、BE=4-2=2より、BD=BE
よって、△BEDは二等辺三角形より、
∠BED=∠BDE=●と置くと、△EBDの内対角の和より、∠AED=∠B+●———②
①,②より、∠C=∠B+●———③
また、△BEDの内角の和より、
∠B+●+●=180°
∴●=(180°-∠B)/2
=90°-(1/2)∠B———④
④を③に代入すると、
∠C=∠B+90°-(1/2)∠B
=(1/2)∠B+90°
よって、∠C=(1/2)∠B+90°という関係がある。

因みに、3辺の長さが2,3,4の三角形は鈍角三角形である事を三平方の定理(または余弦定理)を使わずに証明せよっていう問題を作ったら難問ではないでしょうか。(意外と簡単かもしれませんが。)

もう一つの方も同様に出来ますが、何か付け足して面白くして下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/15 07:45削除
問題
3辺の長さがAB=4,BC=3,CA=2の△ABCと3辺の長さがAB=6,BC=5,CA=4の△ABCのそれぞれの∠Bと∠Cの関係を求めて下さい。

今回は、AB=6,BC=5,CA=4の△ABCの方。

解答
∠Aの二等分線を引き、辺BCとの交点をDとすると、角の二等分線の定理より、
BD:DC=AB:AC=6:4=3:2で、
BC=5よりBD=3,DC=2
ここで、AB上にAE=ACとなる点Eを取ると、二辺挟角が等しいので、△AED≡△ACD ∴∠AED=∠ACD=∠C———①
ED=CD=2
また、EB=6-4=2より、EB=ED
よって、△EBDは二等辺三角形より、
△EBDの内対角の和により、
∠AED=2∠B———②
①,②より、∠C=2∠B
よって、∠Bと∠Cの関係は、∠C=2∠B

別解
こちらのサイトhttps://keisan.casio.jp/exec/system/1209543011に数値を打ち込むと、
角A 55.771133672187度
角B 41.409622109271度
角C 82.819244218542度
ここで、心眼を発揮して∠C=2∠Bを看破する。そして、∠Cの二等分線を引き、辺BCとの交点をDとして、△CABで角の二等分線の定理を使うと、
AD:DB=CA:CB=4:5
また、AB=6より、
AD=(4/9)×6=8/3
∴AD:AC=8/3:4=8:12=2:3
また、AC:AB=4:6=2:3より、
AD:AC=AC:AB
また、∠Aは共通より二辺比と挟角が等しいので、△ACD∽△ABC
∴∠ACD=∠ABC=∠B———①
また、∠C=2∠ACD———②
①を②に代入すると、∠C=2∠B
よって、∠Bと∠Cの関係は、∠C=2∠B

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/14 13:53 (No.1162966)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理7.1(円分多項式の既約性)
Φn(x)は有理数係数多項式として既約である。

証明
まずΦn(x)の任意の根ζの最小多項式をf(x)とし、Φn(x)=f(x)g(x)とおきます。ガウスの補題(問題2-10)よりf(x),g(x)を整数係数単多項式とします。このときnと互いに素な素数pに対して、ζ^pもf(x)の根であることを示します。つまりf(ζ^p)=0を示します。
pはnと互いに素なので、ζ^pも1の原始n乗根です。よってζ^pはΦn(x)の根なので、ζはΦn(x^p)の根になります。したがってζの最小多項式f(x)はΦn(x^p)=f(x^p)g(x^p)を割り切ります。f(x)は既約なので、f(x^p)またはg(x^p)を割り切ります。
もしf(x)がg(x^p)を割り切るとすると、係数をpで割った余りで考えて矛盾が生じます。詳しく説明します。まず多項式の係数をpで割った余りにして考えます。すなわち整数係数多項式Φn(x),f(x),g(x)をFp係数多項式にして考えます。これらを|Φn(x),|f(x),|g(x)と表します。
f(x)がg(x^p)を割り切ることより|f(x)は|g(x^p)を割り切ります。一般にFp係数多項式h(x)ではh(x^p)=h(x)^pです(問題4-15)。したがって|f(x)は|g(x)^pを割り切ります。|f(x)のある既約因子|f1(x)とすると|f1(x)は|g(x)を割り切ります。よって|Φn(x)=|f(x)|g(x)は|f1(x)^2で割り切れることになります。ゆえに|f1(x)の根αは|Φn(x)の重根になります。しかしこれは矛盾です(∵|Φn(x)はx^n-1の因子で、x^n-1は重根を持たないから(問題1-13))。
以上によりf(x)はf(x^p)を割り切り、f(ζ^p)=0となります。したがってf(x)のどの根ζも、nと互いに素な素数pに対してf(ζ^p)=0をみたします。
いまf(x)の根を1つ固定してζと表します。ζは1の原始n乗根であり、Φn(x)の他の根はζ^k(kはnと互いに素な正整数)と表されます。k=p1p2・・・ps(p1,・・・,psは素数)とおきます。上の議論から、ζ^p1はf(x)の根になります。次にζ^p1p2=(ζ^p1)^p2も(ζ^p1がf(x)の根になることから)f(x)の根になります。同様の議論を繰り返すと、ζ^k=ζ^p1・・・psがf(x)の根になります。よってΦn(x)の任意の根がf(x)の根となりΦn(x)=f(x)です。したがってΦn(x)は既約です。

問題 2-10
次の命題(ガウスの補題)を証明せよ。
「定数でない整数係数多項式f(x)が定数でない2つの整数係数多項式の積で表されないならば、f(x)は有理数係数多項式として既約である。

問題 4-15
この問題では多項式の係数はFpの元とする。
(1)(x+y)^p=x^p+y^p
(2)多項式f(x)についてf(x)^p=f(x^p)を証明せよ。

問題 1-13
pを素数とする。p・1=0をみたす整域の元を係数とする多項式を考える。pで割り切れないnに対して、f(x)=x^n-a(a≠0)の根αはf(x)の重根でないことを示せ。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

具体的には、

>ガウスの補題(問題2-10)よりf(x),g(x)を整数係数単多項式とします。

>pはnと互いに素なので、ζ^pも1の原始n乗根です。よってζ^pはΦn(x)の根なので、ζはΦn(x^p)の根になります。f(x)は既約なので、f(x^p)またはg(x^p)を割り切ります。

>|f(x)のある既約因子|f1(x)とすると|f1(x)は|g(x)を割り切ります。よって|Φn(x)=|f(x)|g(x)は|f1(x)^2で割り切れることになります。ゆえに|f1(x)の根αは|Φn(x)の重根になります。しかしこれは矛盾です(∵|Φn(x)はx^n-1の因子で、x^n-1は重根を持たないから(問題1-13))。

>次にζ^p1p2=(ζ^p1)^p2も(ζ^p1がf(x)の根になることから)f(x)の根になります。

本当はここ1か所だけで良いです。

1行抜けていたのでやり直しました。(この掲示板は修正が出来ないタイプなんです。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/14 16:29削除
解説
>ガウスの補題(問題2-10)よりf(x),g(x)を整数係数単多項式とします。

問題 2-10
次の命題(ガウスの補題)を証明せよ。
「定数でない整数係数多項式f(x)が定数でない2つの整数係数多項式の積で表されないならば、f(x)は有理数係数多項式として既約である。」

この対偶を取ると、
「f(x)が有理数係数多項式として既約でないならば、定数でない整数係数多項式f(x)が定数でない2つの整数係数多項式の積で表される。」
また、問題は「Φn(x)は有理数係数多項式として既約である」事を証明する事で、「Φn(x)=f(x)g(x)とおきます」よりΦn(x)は既約でないので、2つの多項式f(x)とg(x)の係数はそれぞれ整数として良いという事である。

>pはnと互いに素なので、ζ^pも1の原始n乗根です。よってζ^pはΦn(x)の根なので、ζはΦn(x^p)の根になります。f(x)は既約なので、f(x^p)またはg(x^p)を割り切ります。

Φn(x)は円分多項式というもので、定義は、

定義4.1 円分多項式
ζ=cos(360°/n)+isin(360°/n)のとき、
Φn(x)=Π(k,n)=1,1≦k≦n (x-ζ^k)
を円分多項式という。
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より

また、「kがnと互いに素なものを1の原始n乗根といいます」(「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著)より、円分多項式の根は原始n乗根という事である。(念のため、k,n)=1はkとnの最大公約数が1という事でkとnが互いに素という事。)
つまり、Φn(x)の根が原始n乗根でζ^pが原始n乗根よりΦn(ζ^p)=0で、ζがΦn(x^p)の根という事。
また、「f(x)は既約なので、f(x^p)またはg(x^p)を割り切ります」は、

定理3.6 既約多項式の性質
p(x)をℚ上の既約多項式とする。f(x),g(x)はℚ上の多項式とする。
(3)方程式p(x)=0とf(x)=0が共通の解を1つでも持てば、f(x)はp(x)で割り切れる。
((1),(2),(4),(5)は省略。)
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より

「ζはΦn(x^p)の根」と「ζの最小多項式をf(x)」より、ζはΦn(x^p)とf(x)の共通の解でf(x)は既約多項式より、「Φn(x^p)=f(x^p)g(x^p)」はf(x)で割り切れる。
よって、f(x)は「f(x^p)またはg(x^p)を割り切ります」という事。

>|f(x)のある既約因子|f1(x)とすると|f1(x)は|g(x)を割り切ります。よって|Φn(x)=|f(x)|g(x)は|f1(x)^2で割り切れることになります。ゆえに|f1(x)の根αは|Φn(x)の重根になります。しかしこれは矛盾です(∵|Φn(x)はx^n-1の因子で、x^n-1は重根を持たないから(問題1-13))。

f(x)が既約多項式だから|f(x)も既約多項式と思われるが、一応既約多項式じゃないとして既約因子|f1(x)を持つとする(既約多項式の場合は|f(x)=|f1(x)という事)。あとは読めば分かるので省略。

問題 1-13
pを素数とする。p・1=0をみたす整域の元を係数とする多項式を考える。pで割り切れないnに対して、f(x)=x^n-a(a≠0)の根αはf(x)の重根でないことを示せ。
「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著より

念のため、

「円分多項式Φn(x)とは、Φn(x)=0の解がちょうどすべての1の原始n乗根となるような多項式のことです。」
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より

つまり、Φn(x)はx^n-1=0の因子であるという事である。そして、問題1-13からx^n-1は重根を持たないから|Φn(x)が重根を持つという事に矛盾するという事。(問題1-13の「p・1=0をみたす整域の元を係数」はpで割った余りの集合ℤp(Fp)と考えて良い。)

>次にζ^p1p2=(ζ^p1)^p2も(ζ^p1がf(x)の根になることから)f(x)の根になります。

これはおかしいですよね。「一般にFp係数多項式h(x)ではh(x^p)=h(x)^pです(問題4-15)。」を勘違いして使っていると思われます。
これを使えば、確かに、
f(ζ^p1p2)=f((ζ^p1)^p2)=f(ζ^p1)^p2
で、f(ζ^p1)=0からf(ζ^p1p2)=0となりますが、もう|f(x)は終わっているから使えませんよね。(無理に使っても一部だけを証明するだけで全ての証明にならないという事です。)
因みに、f(x)=x^2+x+1としてζ^p1が根だとすると、f(ζ^p1)=ζ^2p1+ζ^p1+1=0 また、f(ζ^p1p2)=f((ζ^p1)^p2)
=(ζ^p1)^2p2+(ζ^p1)^p2+1で、
ζ^2p1+ζ^p1+1=0を使っても0には出来ないと思います。(Fp係数じゃないから当然無理ですよね。)
この証明は間違っているのではないでしょうか。因みに、「本質を学ぶ ガロワ理論 最短コース」梶原健著p.119に、
「ガウスは
「Φn(x)(n=1,2,3・・・)が有理数係数多項式として既約である」
ことを証明しました。」
とあるのですが、数学王ガウスの証明法なのでしょうか。
ちょっと調べた所、恐ろしく長いらしいです。https://mathtano.com/cyclotomic-polynomial-n/
という事は、この先生が勝手に改造して失敗した可能性が高いですね。勿論、私の勘違いだったらすみません。まぁ、間違い探しとしては面白いと思いますので、大きな心で検証してみて下さい。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/12 13:38 (No.1161171)削除
問題
図の△ABCにおいて、線分BCをCの側に延長して、その上に点Pをとり、∠PAC=∠PBAとなるようにする。このとき、PCの長さを求めよ。
(90 慶応)

注:AB=8,BC=7,CA=6です。

別解を作ってみました。ただし、模範解答と同じ系統で模範解答より複雑なものは除く。結構、面白いのが出来たと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/13 13:38削除
問題
図の△ABCにおいて、線分BCをCの側に延長して、その上に点Pをとり、∠PAC=∠PBAとなるようにする。このとき、PCの長さを求めよ。
(90 慶応)

注:AB=8,BC=7,CA=6です。

解法1 参考書の模範解答
△PAC∽△PBA(注:∠PAC=∠PBAと∠Pが共通の2角が等しいから。)
辺の比をとって、
AC:BA=PC:PA・・・①
AC:BA=PA:PB・・・②
PC=x,PA=yとおいて、①,②式に代入すると、6:8=x:yより3y=4x
6:8=y:(x+7)より4y=3(x+7)
この2式を連立させて、
PC=x=9(y=12)

解法2 私のオリジナル解法
∠PAC=∠PBA=●と置いて、∠BACの二等分線を引きBCとの交点をDとし、
∠BAD=∠CAD=×と置くと、△DABの内対角の和より、∠ADC=●+× 
∴∠PDA=●+× また、∠PAD=●+×より、∠PDA=∠PAD
よって、△PADは二等辺三角形。
また、△ABCでの角の二等分線の定理より、
BD:DC=AB:AC=8:6=4:3で、
BC=7より、BD=4,DC=3
よって、△ABCで角の二等分線の長さの公式を使うと、AD=√(AB・AC-BD・DC)
=√(8・6-4・3)=√36=6
∴AD=AC
よって、△ADCも二等辺三角形で∠Dを共有しているので、△PDA∽△ADCである。
∴PD:AD=AD:DC
∴PD:6=6:3 ∴PD=12
∴PC=12-3=9

因みに、「角の二等分線の長さの公式」を使わない場合は、AからBCに垂線を下ろしその足をHとし、△ABHと△ACHで三平方の定理を使うと、点HはDCの中点である事が分かり、△ADCが二等辺三角形である事が分かる。(以後同じ)

おまけ:
「35.さて、ゼベダイの子のヤコブとヨハネとがイエスのもとにきて言った、「先生、わたしたちがお頼みすることは、なんでもかなえてくださるようにお願いします」。
36.イエスは彼らに「何をしてほしいと、願うのか」と言われた。
37.すると彼らは言った、「栄光をお受けになるとき、ひとりをあなたの右に、ひとりを左にすわるようにしてください」。
38.イエスは言われた、「あなたがたは自分が何を求めているのか、わかっていない。あなたがたは、わたしが飲む杯を飲み、わたしが受けるバプテスマを受けることができるか」。
39.彼らは「できます」と答えた。するとイエスは言われた、「あなたがたは、わたしが飲む杯を飲み、わたしが受けるバプテスマを受けるであろう。
40.しかし、わたしの右、左にすわらせることは、わたしのすることではなく、ただ備えられている人々だけに許されることである」。」
「マルコによる福音書」第10章35節~40節(口語訳)

念のため、「杯」とは磔刑の事である。
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/12 15:00 (No.1161238)削除
問題作ってみました。

問題
3辺の長さがAB=8,BC=7,CA=6の△ABCの∠Bと∠Cの関係は、
∠C=(1/3)∠B+60°
である事を証明して下さい。

中学数学で出来ますが、難しいと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/5/13 07:49削除
問題
3辺の長さがAB=8,BC=7,CA=6の△ABCの∠Bと∠Cの関係は、
∠C=(1/3)∠B+60°
である事を証明して下さい。

解答
AからBCに垂線を下ろしその足をHとして、
AH=x,CH=yと置いて、△ABH,△ACHで三平方の定理を使うと、
x^2+y^2=6^2———①
x^2+(7-y)^2=8^2———②
①-②より、
14y-49=36-64
∴14y=49+36-64=21
∴y=3/2 ∴CH=3/2
ここで、∠Aの二等分線を引き、辺BCとの交点をDとすると、角の二等分線の定理より、
BD:DC=AB:AC=8:6=4:3で、
BC=7より、BD=4,DC=3
よって、DC=3,CH=3/2より、点HはDCの中点で、AH⊥DCより、△ADCは二等辺三角形である。
よって、∠BAD=∠CAD=●,∠B=×と置くと、△DABの内対角の和より、
∠ADC=●+× ∴∠ACD=●+×
よって、∠C=●+×=(1/2)∠A+∠B
∴∠C=(1/2)∠A+∠B———ア
また、∠A+∠B+∠C=180°———イ
アより、∠A=2∠C-2∠B
これをイに代入すると、
3∠C-∠B=180°
∴∠C=(1/3)∠B+60°

一応、裏取りをすると、こちらのサイトhttps://keisan.casio.jp/exec/system/1209543011に値を代入すると、
角B 46.56746344221度
角C 75.52248781407度
と出るので、
(1/3)∠B+60°
=15.522488+60=75.522488°でOK。

おまけ:
「7 広場であいさつされることや、人々から先生と呼ばれることを好んでいる。
8 しかし、あなたがたは先生と呼ばれてはならない。あなたがたの先生は、ただひとりであって、あなたがたはみな兄弟なのだから。
9 また、地上のだれをも、父と呼んではならない。あなたがたの父はただひとり、すなわち、天にいます父である。
10 また、あなたがたは教師と呼ばれてはならない。あなたがたの教師はただひとり、すなわち、キリストである。
11 そこで、あなたがたのうちでいちばん偉い者は、仕える人でなければならない。
12 だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう。」
「マタイによる福音書」第23章7節~12節(口語訳)

「1.わたしの兄弟たちよ。あなたがたのうち多くの者は、教師にならないがよい。わたしたち教師が、他の人たちよりも、もっときびしいさばきを受けることが、よくわかっているからである。
2.わたしたちは皆、多くのあやまちを犯すものである。もし、言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、全身をも制御することのできる完全な人である。」
「ヤコブの手紙」第3章1節~2節(口語訳)

念のため、教師とは牧師の事である。
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