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数学好きの人は、誰でも投稿して下さい。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/24 16:37 (No.1116840)削除
問題
ある円の弦ABとCDが直交していてその交点をEとします。AE=24cm,BE=6cm,CE=18cm,DE=8cmである時、図形ADEと図形BCEの面積の和を求めて下さい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/003

余裕がある人は2通り作って下さい。というより積分の解法が本命です。これが出来る人は凄いと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/24 21:20削除
問題1
大きさの異なる2種類の正方形と円を図のように組み合わせました。
小さい正方形1つの面積は8cm^2,大きい正方形1つの面積は25cm^2です。
斜線の八角形の面積は□cm^2です。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/001

何でもありで解いて下さい。時が経って記事が消去された場合はこちら。https://note.com/sansu_heros/n/nd721cde02615(算数3の6番の問題)

問題2
図のように1辺の長さが9cmの正方形の中に、2つの正三角形と正方形が入っています。斜線部分の面積は何cm^2ですか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/005

何でもありで解いて下さい。時が経って記事が消去された場合はこちら。https://www.yotsuyaotsuka.com/kaitou-sokuhou/pdf/2022_shibushibu_math_q.pdf(3⃣の(3))

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/25 07:51削除
問題1
大きさの異なる2種類の正方形と円を図のように組み合わせました。
小さい正方形1つの面積は8cm^2,大きい正方形1つの面積は25cm^2です。
斜線の八角形の面積は□cm^2です。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/001

何でもありの解法1
八角形の短い方の辺の長さは2√2cmで長い方の辺の長さは5cm。
ここで、外接円の中心をOとして、短い方の辺を左からABとし、長い方の辺を左からBCとすると、半径より△OAB,△OBCは共に二等辺三角形。よって、それぞれの底角を○,×と置く。
また、八角形の内角の和は、180°×(8-2)÷8=1080°÷8=135°
よって、〇+×=135°
よって、四角形OABCの内角の和より、∠AOC=360°-135°×2=90°
よって、△OACは直角二等辺三角形。
また、∠ABC=135°より△BACで余弦定理を使うと、
AC^2=(2√2)^2+5^2-2・2√2・5・cos135°=8+25+20=53
∴AC=√53cm
∴OA=OC=√53/√2cm
∴△OAC=53/4cm^2———①
また、△BAC=(1/2)・2√2・5・sin135°=5cm^2———②
①,②より、四角形OABC=53/4+5
=73/4cm^2
ところで、斜線部の面積は四角形OABC4個分なので、73cm^2
よって、答えは、73cm^2

何でもありの解法2(中学数学の解法)
∠ABC=135°で△OACが直角二等辺三角形までは解法1と同じ。(中学数学で求まる。)
ここで、ABの延長上にCから垂線を下ろしその足をHとすると、△CBHは直角二等辺三角形より、BH=CH=5/√2cm
∴AH=2√2+5/√2=4/√2+5/√2
=9/√2cm
よって、△ACHで三平方の定理を使うと、
AC=√{(9/√2)^2+(5/√2)^2}
=√(81/2+25/2)=√53cm
∴OA=OC=√53/√2cm
∴△OAC=53/4cm^2———①
また、△CAB=2√2×5/√2×(1/2)
=5cm^2———②
①,②より、四角形OABC=53/4+5
=73/4cm^2
ところで、斜線部の面積は四角形OABC4個分なので、73cm^2
よって、答えは、73cm^2

おまけ:
10巻72番の詩
一九九九年の年、七の月
空から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王を復活させるために
その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配に乗りだすだろう
「ノストラダムスの大予言」五島勉著より

「KGBの対外情報部員として16年間勤務し、中佐まで昇進したが、1991年に辞職し、サンクトペテルブルクで政治活動を開始した。その後、1996年にモスクワに移り、ボリス・エリツィン政権に参加した。連邦保安庁長官、連邦安全保障会議事務局長を経て、1999年8月に首相に就任した。
 同年12月にエリツィンが辞任し、プーチンは大統領代行に指名された。2000年のロシア大統領選挙を制して大統領に初当選。2004年には再選を果たした。」
「ウラジーミル・プーチン」ウィキペディアより

https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12797489727.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/26 07:58削除
問題2
図のように1辺の長さが9cmの正方形の中に、2つの正三角形と正方形が入っています。斜線部分の面積は何cm^2ですか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/005

何でもありの解法
外枠の正方形の左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、中央の正方形の上の頂点から反時計回りにP~Sと振る。
また、BDを結び、BDとQR,PSとの交点をそれぞれM,Nとすると、対称性より点M,NはQR,PSの中点。
ここで、QM=xと置くと、BM=DN=√3x,MN=2xより、BD=2x+2√3x
また、△ABDは直角二等辺三角形より、
BD=9√2cm 
よって、2x+2√3x=9√2が成り立つ。
∴x=9√2/2(1+√3)=9√2(√3-1)/4=9(√6-√2)/4
∴x=9(√6-√2)/4———①
また、斜線部の面積をSとすると、
S=(2x)^2+2x・√3x・(1/2)・2
=4x^2+2√3x^2
=2(2+√3)x^2
∴S=2(2+√3)x^2———②
①を②に代入すると、
S=2(2+√3)・{9(√6-√2)/4}^2
=2(2+√3)・{81(8-4√3)/16}
=81(2+√3)(2-√3)/2
=81/2=40.5
よって、答えは、40.5cm^2

問題
ある円の弦ABとCDが直交していてその交点をEとします。AE=24cm,BE=6cm,CE=18cm,DE=8cmである時、図形ADEと図形BCEの面積の和を求めて下さい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/003

解法1(模範解答)
円の中心をOとして、OからAB,CDに垂線を下ろしその足をそれぞれH,Iとすると、半径より△OAB,△OCDは二等辺三角形になるので、H,IはそれぞれAB,CDの中点になる。
∴AH=BH=(24+6)÷2=15cm
また、DI=CI=(8+18)÷2=13cm
∴EI=DI-DE=13-8=5cm
ところで、3直角より四角形OHEIは長方形。よって、HO=EI=5cm
よって、△OHAで三平方の定理を使うと、
OA^2=15^2+5^2=5^2(3^2+1^2)
=25・10=250
よって、円の面積は、250πcm^2
ここで、中心Oに対してABと点対称な弦FGを引き、また、中心Oに対して点対称な弦IJを引き、JIとAB,FGとの交点をそれぞれK,Lとし、FGとDCとの交点をMとする。
今、図形KAJ≡図形LFI≡図形MGC≡図形EBD=★,図形KLFA≡図形EMGB=◎,図形KEDJ≡図形LMCI=◆と置くと、斜線部=★★◎◆となり、
(円-長方形KLME)÷2で求まる事が分かる。
EM=18-8=10cm
KE=24-6=18cm
よって、答えは、(250π-180)÷2
=125π-90cm^2

積分の解法は次回。

おまけ:
https://www.uta-net.com/song/348143/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/28 07:55削除
問題
ある円の弦ABとCDが直交していてその交点をEとします。AE=24cm,BE=6cm,CE=18cm,DE=8cmである時、図形ADEと図形BCEの面積の和を求めて下さい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/003

解法2
円の中心をxy座標の原点に置き、AB,CDと平行にx軸,y軸を取ると、(24+6)÷2=15,(18+8)÷2=13より、
A(-15,5),B(15,5),C(9,-18),D(9,8),E(9,0)となる。
∴OA^2=15^2+5^2=250
よって、円の方程式は、x^2+y^2=250
∴上半分の半円の方程式は、
y=√(250-x^2)
よって、図形AED=∫(-15~9){√(250-x^2)-5}dx———①
また、図形CEBの方も回転させてx軸で積分すると、
図形CEB=∫(-13~5){√(250-x^2)-9}dx———②
となる。ここで、先に-5,-9部分を先に積分しておくと、
∫(-15~9){-5}dx=[-5x](-15~9)
=-45-75=-120———③
∫(-13~5){-9}dx=[-9x](-13~5)
=-45-117=-162———④
①~④より、求める面積をSとすると、
S=∫(-15~9){√(250-x^2)}dx
+∫(-13~5){√(250-x^2)}dx
-282———☆
置換積分の定石より、x=5√10sinθと置いて、両辺をθで微分すると、
dx/dθ=5√10cosθ 
∴dx=5√10cosθdθ———ア
9=5√10sinθより、sinθ=9/5√10
∴θ=Arcsin(9/5√10)———イ
-15=5√10sinθより、sinθ=-3/√10
∴θ=Arcsin(-3/√10)———ウ
5=5√10sinθより、sinθ=1/√10
∴θ=Arcsin(1/√10)———エ
-13=5√10sinθより、sinθ=-13/5√10
∴θ=Arcsin(-13/5√10)———オ
ア~オとx=5√10sinθを☆に代入すると、
S=∫(Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10)){√(250-250sin^2θ)}・5√10cosθdθ
+∫(Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10)){√(250-250sin^sθ)}・5√10cosθdθ
-282
∴S=∫(Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10)){5√10cosθ}・5√10cosθdθ
+∫(Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10)){5√10cosθ}・5√10cosθdθ
-282
=∫(Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10)){250cos^2θ}dθ
+∫(Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10)){250cos^2θ}dθ
-282
=250∫(Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10)){(1+cos2θ)/2}dθ
+250∫(Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10)){(1+cos2θ)/2}dθ
-282
=125∫(Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10)){1+cos2θ}dθ
+125∫(Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10)){1+cos2θ}dθ
-282
=125[θ+sin2θ/2](Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10))
+125[θ+sin2θ/2](Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10))
-282
=125[θ+sinθcosθ](Arcsin(-3/√10)~Arcsin(9/5√10))
+125[θ+sinθcosθ](Arcsin(-13/5√10)~Arcsin(1/√10))
-282
=125{Arcsin(9/5√10)+(9/5√10)(13/5√10)-Arcsin(-3/√10)-(-3/√10)(1/√10)}
+125{Arcsin(1/√10)+(1/√10)(3/√10)-Arcsin(-13/√10)-(-13/√10)(9/5√10)}
-282
注:Arcsinの値域は-π/2~π/2なので、それぞれ第1象限と第4象限で直角三角形を作ってcosの値を求めた。(全て私のオリジナルなので自分で裏を取って下さい。)
=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/√10)-(-3/√10)(1/√10)-(-13/√10)(9/5√10)}-282
=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/√10)+192/125}-282
=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/√10)}-90
∴S=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/√10)}
続きは次回。電卓を使っても使わなくても良いです。(もう終わりですね。)

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/105728b90501c6eca3949d14aafcae6ff34d40cf
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/28 11:23削除
誤植の訂正(「注」のすぐ上から)
=125{Arcsin(9/5√10)+(9/5√10)(13/5√10)-Arcsin(-3/√10)-(-3/√10)(1/√10)}
+125{Arcsin(1/√10)+(1/√10)(3/√10)-Arcsin(-13/5√10)-(-13/5√10)(9/5√10)}
-282
以後全て訂正すると、
=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/5√10)-(-3/√10)(1/√10)-(-13/5√10)(9/5√10)}-282
=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/5√10)+192/125}-282
=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/√10)}-90
∴S=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/√10)}

解法2の続き
S=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/5√10)}-90———★

ここで、Arcsinの加法定理を使うと、
Arcsin(a)+Arcsin(b)
=Arcsin{a√(1-b^2)+b√(1-a^2)}
https://harumoto.hatenablog.com/entry/2022/08/25/193242より、
Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)
=Arcsin{(9/5√10)√(1-1/10)+(1/√10)√(1-81/250)}
=Arcsin{(9/5√10)(3/√10)+(1/√10)(13/5√10)}
=Arcsin(27/50+13/50)
=Arcsin(4/5)———①
Arcsin(-3/√10)+Arcsin(-13/5√10)
=Arcsin{(-3/√10)√(1-169/250)+(-13/5√10)√(1-9/10)}
=Arcsin{(-3/√10)(9/5√10)+(-13/5√10)(1/√10)}
=Arcsin(-27/50-13/50)
=Arcsin(-4/5)———②
①,②を★に代入すると、
S=125{Arcsin(4/5)-Arcsin(-4/5)}-90
これを再びArcsinの加法定理で処理すると、
Arcsin(a)-Arcsin(b)
=Arcsin{a√(1-b^2)-b√(1-a^2)}
より、
Arcsin(4/5)-Arcsin(-4/5)
=Arcsin{(4/5)√(1-16/25)-(-4/5)√(1-16/25)}=Arcsin{(4/5)(3/5)+(4/5)(3/5)}
=Arcsin(24/25)
∴S=125Arcsin(24/25)-90

正解は、解法1より125π-90cm^2です。
間違いを探して下さい。結構苦労しました。念のため、★までは合っています。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/28 14:13削除
間違い探しの回答
Arcsinの加法定理の使用範囲が、
-π/2≦Arcsin(a)±Arcsin(b)≦π/2
なのに、
Arcsin(-3/√10)+Arcsin(-13/5√10)
で使っているからNG。
念のため、
-90°≦Arcsin(a)±Arcsin(b)≦90°で、
Arcsin(-3/√10)+Arcsin(-13/5√10)
=-71.565051°-55.304846°
=-126.8699°
=360°-126.8699°=233.1301°
でNGという事。
そこで、
S=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/5√10)}-90———★

から、Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-13/5√10)と
Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)の組み合わせ(これは初めの自然な組み合わせではない)で使用範囲をチェックすると、
Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-13/5√10)
=34.695154°-(-55.304846°)
=90°
Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)
=18.434949°-(-71.565051°)
=90°
でOK。よって、Arcsinの加法定理を使うと、
Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-13/5√10)
=Arcsin{(9/5√10)√(1-169/250)-(-13/5√10)√(1-81/250)}
=Arcsin{(9/5√10)(9/5√10)+(13/5√10)(13/5√10)}
=Arcsin{(81+169)/250}
=Arcsin1=π/2———①
Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)
=Arcsin{(1/√10)√(1-9/10)-(-3/√10)√(1-1/10)}
=Arcsin{(1/√10)(1/√10)+(3/√10)(3/√10)}
=Arcsin{(1+9)/10}
=Arcsin1=π/2———②
①,②を★に代入すると、
S=125(π/2+π/2)-90
=125π-90
よって、答えは、125π-90cm^2

因みに、図形AEDの面積は、
S=125{Arcsin(9/5√10)+(9/5√10)(13/5√10)-Arcsin(-3/√10)-(-3/√10)(1/√10)}-120だが、
Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-3/√10)の加法定理の使用範囲をチェックすると、
Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-3/√10)
=34.695154°-(-71.565051°)
=106.26021°>90°でNGである。
そこで、加法定理で求めてみると、
Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-3/√10)
=Arcsin{(9/5√10)√(1-9/10)-(-3/√10)√(1-81/250)}
=Arcsin{(9/5√10)(1/√10)+(3/√10)(13/5√10)}
=Arcsin(9/50+39/50)=Arcsin(48/50)
=Arcsin(24/25)
これをSに代入すると、
S=125(Arcsin(24/25)+117/50+3/10)-120
=125(Arcsin(24/25)+132/50)-120
=125(Arcsin(24/25)+66/25)-120
=125(Arcsin(24/25))+210

また、電卓でArcsinを求めてSを求めてみると、
S=125{Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-3/√10)}+210
Arcsin(9/5√10)=34.695154°
-Arcsin(-3/√10)=71.565051°
ところで、πラジアン=180°より、
1°=π/180ラジアン
∴34.695154°=34.695154π/180
=0.1927508π
∴Arcsin(9/5√10)=0.1927508π
また、71.565051°=71.565051π/180
=0.3975836π
∴-Arcsin(-3/√10)=0.3975836π
∴Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-3/√10)
=0.1927508π+0.3975836π
=0.5903344π

一方、Arcsin(24/25)をπで表示すると、
Arcsin(24/25)=73.739795°より、
=73.739795π/180
=0.4096655π
よって、やはり一致しない。驚くべき事に加法定理では図形AEDの面積は求められないのである。

次回は、図形CEBの方は一致するかどうか確認しよう。(こっちは加法定理の使用範囲に入っているから。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/28 15:59削除
上の誤植の訂正
S=125{Arcsin(9/5√10)+(9/5√10)(13/5√10)-Arcsin(-3/√10)-(-3/√10)(1/√10)}-120だが、
           (中略)
これをSに代入すると、
S=125(Arcsin(24/25)+117/250+3/10)-120
=125(Arcsin(24/25)+192/250)-120
=125(Arcsin(24/25)+96/125)-120
=125(Arcsin(24/25))-24

上の続き
図形CED=125{Arcsin(1/√10)+(1/√10)(3/√10)-Arcsin(-13/5√10)-(-13/5√10)(9/5√10)}-162———☆彡

Arcsin(1/√10)-Arcsin(-13/5√10)を加法定理の使用範囲かどうかチェックすると、
Arcsin(1/√10)=18.434949°
Arcsin(-13/5√10)=-55.304846°より、
Arcsin(1/√10)-Arcsin(-13/5√10)
=18.434949°+55.304846°
=73.739795°<90°でOK。
加法定理で求めると、
Arcsin(1/√10)-Arcsin(-13/5√10)
=Arcsin{(1/√10)√(1-169/250)-(-13/5√10)√(1-1/10)}
=Arcsin{(1/√10)(9/5√10)+(13/5√10)(3/√10)}
=Arcsin(9/50+39/50)=Arcsin(48/50)
=Arcsin(24/25)
これを☆彡に代入すると、
図形CED=125(Arcsin(24/25)+3/10+117/250)-162
=125(Arcsin(24/25)+192/250)-162
=125(Arcsin(24/25)+96/125)-162
=125(Arcsin(24/25))-66

また、電卓でArcsinを求めてSを求めてみると、
図形CEB=125{Arcsin(1/√10)-Arcsin(-13/5√10)}-66
Arcsin(1/√10)=18.434949°
-Arcsin(-13/5√10)=55.304846°
ところで、πラジアン=180°より、
1°=π/180ラジアン
∴18.434949°=18.434949π/180
=0.1024163π
∴Arcsin(1/√10)=0.1024163π
また、55.304846°=55.304846π/180
=0.3072491π
∴-Arcsin(-13/5√10)=0.3072491π
∴Arcsin(1/√10)-Arcsin(-13/5√10)
=0.1024163π+0.3072491π
=0.4096654π
一方、Arcsin(24/25)をπで表示すると、
Arcsin(24/25)=73.739795°より、
=73.739795π/180
=0.4096655π
よって、やはり一致している。

結論として、図形AEDは電卓を使わないと求められない訳だが、加法定理が使えるかどうかは弧の中心角が90°以内かどうかだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37bd34776ee6be02ca1819bad648d32e9e12bde6/images/003
(図が正確かどうか知らないが、弧ADの中心角は106.26021°で弧BCの中心角は73.739795°だろう。)
あとは自分で考察して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/28 16:38削除
念のため、こういう問題を積分で求めてはいけないという話ではない。
図形AED=125{Arcsin(9/5√10)-Arcsin(-3/√10)}-24
これはこれで正解である。これを加法定理で、
図形AED=125(Arcsin(24/25))-24
と無闇に1つにしてはいけないという話である。因みに、
S=125{Arcsin(9/5√10)+Arcsin(1/√10)-Arcsin(-3/√10)-Arcsin(-13/5√10)}-90———★
も正解だが、125π-90としないと世間的には受け入れられないだろう。
返信
返信8
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/26 19:46 (No.1119131)削除
問題
複素数z=(1+i)(2+i)……(n+i)が純虚数となる正の整数nをすべて求めてください。
n=3だけな気がしますよね。しかし証明が難しいです、、、。
引用元:https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/1816

ちょっと考えてみました。無限にありそうですが、その証明は出来ません。次回、ちょっと解説しますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/27 07:55削除
問題
複素数z=(1+i)(2+i)……(n+i)が純虚数となる正の整数nをすべて求めてください。

解説
1+ⅰ=√2{1/√2+(1/√2)ⅰ}
=√2{cos(π/4)+ⅰsin(π/4)}
2+ⅰ=√5{2/√5+(1/√5)ⅰ}
=√5[cos{Arctan(1/2)}+ⅰsin{Arctan(1/2)}]
3+ⅰ=√10{3/√10+(1/√10)ⅰ}
=√10[cos{Arctan(1/3)}+ⅰsin{Arctan(1/3)}]
・・・
ここで、ド・モアブルの公式を使うと、
(cosθ+ⅰsinθ)(cosφ+ⅰsinφ)
=cos(θ+φ)+ⅰsin(θ+φ)
より、
(1+ⅰ)(2+ⅰ)(3+ⅰ)
=√2{cos(π/4)+ⅰsin(π/4)}・√5[cos{Arctan(1/2)}+ⅰsin{Arctan(1/2)}]・√10[cos{Arctan(1/3)}+ⅰsin{Arctan(1/3)}]
=10[cos{π/4+Arctan(1/2)+Arctan(1/3)}+ⅰsin{π/4+Arctan(1/2)+Arctan(1/3)}]———☆
ここで、Arctanの加法定理を使うと、
Arctan(1/2)+Arctan(1/3)
=Arctan[{(1/2)+(1/3)}/{1-(1/2)(1/3)}]
=Arctan{(5/6)/(5/6)}=Arctan1=π/4
∴Arctan(1/2)+Arctan(1/3)=π/4
これを☆に代入すると、
(1+ⅰ)(2+ⅰ)(3+ⅰ)
=10{cos(π/4+π/4)+ⅰsin(π/4+π/4)
=10{cos(π/2)+ⅰsin(π/2)}
=10ⅰ
よって、(1+ⅰ)(2+ⅰ)(3+ⅰ)は純虚数になる訳だが、全体が純虚数になるには残りが実数であれば良い。そこで、4+ⅰ以降も極座標表示をして、ド・モアブルの公式を使うと、
4+ⅰ=√17[cos{Arctan(1/4)}+ⅰsin{Arctan(1/4)}]
5+ⅰ=√26[cos{Arctan(1/5)}+ⅰsin{Arctan(1/5)}]
・・・
(4+ⅰ)(5+ⅰ)
=√17[cos{Arctan(1/4)}+ⅰsin{Arctan(1/4)}]・√26[cos{Arctan(1/5)}+ⅰsin{Arctan(1/5)}]
=√17・√26[cos{Arctan(1/4)+Arctan(1/5)}+ⅰsin{Arctan(1/4)+Arctan(1/5)}]
ところで、これが実数になるのは、
Arctan(1/4)+Arctan(1/5)=0,nπ(nは整数)の時である。ところが、Arctanの加法定理より、
Arctan(1/4)+Arctan(1/5)
=Arctan[{(1/4)+(1/5)}/{1-(1/4)(1/5)}]
で、この分子が0になる時だけである。しかし、以後、正の分数の和だけなので0にはならない。念のため、Arctanの値域は-π/2~π/2なので、nπにはならない。
よって、複素数z=(1+i)(2+i)……(n+i)が純虚数となるのはn=3の場合だけである。

因みに、これは間違い探しです。(面白くなかったらすみません。)

>無限にありそうですが、その証明は出来ません。

勘違いしました。

>n=3だけな気がしますよね。しかし証明が難しいです、、、。

その通りだと思います。

間違い探しの回答は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/27 11:26削除
間違い探しの回答
>よって、複素数z=(1+i)(2+i)……(n+i)が純虚数となるのはn=3の場合だけである。

(4+ⅰ)(5+ⅰ)・・・
以降の積がもう1度純虚数になれば(1+ⅰ)(2+ⅰ)(3+ⅰ)=10ⅰとの積が実数になり、さらにもう1度純虚数になればn=3の場合以外の場合となる。そこで、
4+ⅰ=√17{4/√17+(1/√17)ⅰ}
=√17[cos{Arctan(1/4)}+ⅰsin{Arctan(1/4)}]
5+ⅰ=√26{5/√26+(1/√26)ⅰ}
=√26[cos{Arctan(1/5)}+ⅰsin{Arctan(1/5)}]
より、ド・モアブルの公式を使うと、
(4+ⅰ)(5+ⅰ)
=√17[cos{Arctan(1/4)}+ⅰsin{Arctan(1/4)}]・√26[cos{Arctan(1/5)}+ⅰsin{Arctan(1/5)}]
=√17・√26[cos{Arctan(1/4)+Arctan(1/5)}+ⅰsin{Arctan(1/4)+Arctan(1/5)}]
これが純虚数になるのは、
cos{Arctan(1/4)+Arctan(1/5)}=0となる場合で、Arctanの加法定理より、
Arctan(1/4)+Arctan(1/5)
=Arctan[{(1/4)+(1/5)}/{1-(1/4)(1/5)}]
=Arctan{(9/20)/(19/20)}
=Arctan(9/19)
≠π/2は自明なので、cos{Arctan(1/4)+Arctan(1/5)}=0とはならないが、
Arctan(a)+Arctan(b)=π/2になるとしたら、
Arctan{(a+b)/(1-ab)}=π/2で、
(a+b)/(1-ab)→∞の時でab=1の時である。
つまり、今回で言ったら、(1/4)×(1/5)が1になる場合である。そこで、続きを考えると、
(4+ⅰ)(5+ⅰ)
=√17・√26[cos{Arctan(9/19)}+isin{Arctan(9/19)}]
また、6+i
=√37{6/√37+(1/√37)ⅰ}
=√37[cos{Arctan(1/6)}+ⅰsin{Arctan(1/6)}]
∴(4+ⅰ)(5+ⅰ)(6+i)
=√17・√26・√37・[cos{Arctan(9/19)}+isin{Arctan(9/19)}]・[cos{Arctan(1/6)}+ⅰsin{Arctan(1/6)}]
=√17・√26・√37・[cos{Arctan(9/19)+Arctan(1/6)}+ⅰsin{Arctan(9/19)+Arctan(1/6)}]
これが純虚数になるのは、上と同様に考えると、
(9/19)×(1/6)=1となる場合で、今回は不適である。これを繰り返しても例えば、100×(1/100)=1となる可能性はなさそうだが、この左辺の左の値は段々大きくなるので簡単には証明出来ない。因みに、前回勘違いしたのは、いつかは100×(1/100)=1のような場合が出来るのではないかと思ったからである。大きさだけだったらあり得るが、丁度逆数の組み合わせなんてあり得ないだろう。ただし、証明は出来ない。
とりあえず、左辺の左の値が段々大きくなる事だけを見せよう。
Arctan(9/19)+Arctan(1/6)}を加法定理で求めると、
=Arctan[(9/19+1/6)/{1-(9/19)(1/6)}]
=Arctan{(73/114)/(1-9/114)}
=Arctan(73/105)

Arctan(73/105)+Arctan(1/7)
=Arctan[(73/105+1/7)/{1-(73/105)(1/7)}]
=Arctan{(616/735)/(662/735)}
=Arctan(616/662)=Arctan(308/331)

Arctan(308/331)+Arctan(1/8)
=Arctan[(308/331+1/8)/{1-(308/331)(1/8)}]
=Arctan{(2795/2648)/(2340/2648)}
=Arctan(2795/2340)=Arctan(559/468)
=Arctan(43/36)

Arctan(43/36)+Arctan(1/9)
=Arctan[(43/36+1/9)/{1-(43/36)(1/9)}]
=Arctan{(423/324)/(281/324)}
=Arctan(423/281)

Arctan(423/281)+Arctan(1/10)
=Arctan[(423/281+1/10)/{1-(423/281)(1/10)}]
=Arctan{(4511/2810)/(2387/2810)}
=Arctan(4511/2387)

数値的には段々と2数の積(423/281)(1/10)が逆数関係に近づいていっているが、丁度逆数になるのは奇跡だろう。ただし、数学的には証明が必要な事は言うまでもない。
因みに、ここで奇跡が起きてももう一度起きなければ(問題文の)純虚数にはならないが。笑

おまけ:
https://www.kimiwaka.com/diamond-ippei/
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/26 12:00 (No.1118541)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題2
成分ごとに加法,乗法を定義した環ℤ×ℤのイデアルを決定せよ。

解答
(1)Ⅰ,Jをℤのイデアルとするとき、I×Jはℤ×ℤのイデアルである。
(ⅰ)加法群として、IとJはℤの部分群であるから、群の直積としてI×Jは群である。
(ⅱ)(m,m')∈ℤ×ℤ,(n,n')∈I×Jとする。n∈IでIはイデアルであるからmn∈I,またn'∈JでJはイデアルであるからm'n'∈J 
ゆえに、(m,m')(n,n')=(mn,m'n')∈I×J
(ⅰ),(ⅱ)よりI×Jはℤ×ℤのイデアルである。
(2)Aをℤ×ℤのイデアルとする。このとき、
I={m∈ℤ|(m,m')∈A,∃m'∈ℤ},
J={n'∈ℤ|(n,n')∈A,∃n∈ℤ}
とおく。このとき、IとJはℤのイデアルである。Iがℤのイデアルであることを示す。Jがℤのイデアルであることも同様に示される。
(ⅰ)m1,m2∈Iとする。
m1,m2∈Iより∃m1',m2'∈ℤ,(m1,m1')∈A,(m2,m2')∈A
Aはイデアルだから、
(m1-m2,m1'-m2')=(m1,m1')-(m2,m2')∈A
Aの定義によって、m1-m2∈I
(ⅱ)a∈ℤ,m∈Iとする。m∈Iより、∃m'∈ℤ,(m,m')∈A また、Aはイデアルであるから、
(am,m')=(a,1)(m,m')∈A
Aの定義によって、am∈Iである。
(ⅰ),(ⅱ)によって、Iはℤのイデアルである。同様にJもℤのイデアルである。
(3)I×(0)⊂A,(0)×J⊂Aを示す。ここでは、I×(0)⊂Aを示せばよい。(0)×J⊂Aも同様である。
(m,0)∈I×(0)とする。m∈Iであるから、∃m'∈ℤ,(m,m')∈A ここで、Aはイデアルであるから(m,0)=(1,0)(m,m')∈A ゆえに、I×(0)⊂Aである。
(4)A=I×Jであることを示す。
(ⅰ)A⊂I×Jを示す。(m,n)∈Aとすると、Iの定義によってm∈I また、Jの定義によってn∈J ゆえに、(m,n)∈I×J したがって、A⊂I×J
(ⅱ)A⊃I×Jを示す。(m,n)∈I×Jとする。m∈I,n∈Jであるから(3)より(m,0),(0,n)∈A したがって、Aはイデアルであるから
(m,n)=(m,0)+(0,n)∈A
ゆえに、A⊃I×Jが示された。
(ⅰ),(ⅱ)よりA=I×Jである。
(5)ℤは単項イデアルであるから(定理2.7)、I=aℤ,J=bℤ(a,b∈ℤ)と表される。したがって、ℤ×ℤのイデアルはすべてある整数a,bによってaℤ×bℤという形で表される。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

定理2.7
有理整数環ℤのイデアルはすべて単項イデアルである。すなわち、有理整数環ℤは単項イデアル整域(PID)である。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

全体的に分かり易く直して下さい。

おまけ:
https://www.uta-net.com/song/89080/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/26 14:22削除
解説
(1),(2)で、
I,Jがℤのイデアル⇔I×Jはℤ×ℤのイデアル
を示していて、
(3),(4)で、
Aがℤ×ℤのイデアル⇒A=I×J
を示しているのである。
よって、この2つから、
ℤ×ℤのイデアルはℤのイデアルI,JでI×Jの形で表される事が言え、(5)からℤ×ℤのイデアルは全てある整数a,bによってaℤ×bℤという形で表される事が言えるという事である。

演習問題2
成分ごとに加法,乗法を定義した環ℤ×ℤのイデアルを決定せよ。

解答
(1)I,Jがℤのイデアル⇔I×Jはℤ×ℤのイデアルの証明
まず、I,Jがℤのイデアル⇒I×Jはℤ×ℤのイデアルの証明:
Ⅰ,Jをℤのイデアルとすると、
(ⅰ)加法群として、IとJはℤの部分群であるから、群の直積としてI×Jも群である。
つまり、I×Jは加法群。
(ⅱ)(m,m')∈ℤ×ℤ,(n,n')∈I×Jとすると、n∈IでIはℤのイデアルより、
mn∈I
また、n'∈JでJはℤのイデアルより、
m'n'∈J
∴(m,m')(n,n')=(mn,m'n')∈I×J
(ⅰ),(ⅱ)より、I×Jはℤ×ℤのイデアルである。
よって、I,Jがℤのイデアル⇒I×Jはℤ×ℤのイデアルが示された。
次に、I×Jはℤ×ℤのイデアル⇒I,Jがℤのイデアルの証明:
Aをℤ×ℤのイデアルとする。この時、
I={m∈ℤ|(m,m')∈A,∃m'∈ℤ},
J={n'∈ℤ|(n,n')∈A,∃n∈ℤ}
と置く。(何故こうするかは、逆を示すための工夫である。)
(ⅰ)m1,m2∈Iとすると、(条件より)
∃m1',m2'∈ℤ,(m1,m1')∈A,
(m2,m2')∈A
Aはイデアルより加法群なので、
(m1,m1')-(m2,m2')∈A
∴(m1-m2,m1'-m2')∈A
よって、Aの定義(イデアルという事)より、
m1-m2∈I
よって、m1,m2∈I⇒m1-m2∈I
(ⅱ)a∈ℤ,m∈Iとすると、m∈Iより、
∃m'∈ℤ,(m,m')∈A
また、Aはイデアルより、∀(a,1)∈ℤ×ℤに対して、(a,1)(m,m')∈A 
∴(am,m')∈A
よって、Aの定義より、am∈I
よって、a∈ℤ,m∈I⇒am∈I
(ⅰ),(ⅱ)より、Iはℤのイデアルである。
同様にJもℤのイデアルである。
よって、I×Jはℤ×ℤのイデアル⇒I,Jがℤのイデアルが示された。
よって、I,Jがℤのイデアル⇔I×Jはℤ×ℤのイデアルが示された。

(2)Aがℤ×ℤのイデアル⇒A=I×Jの証明:
まず、I×(0)⊂A,(0)×J⊂Aを示す。
(m,0)∈I×(0)とすると、m∈Iより、
∃m'∈ℤ,(m,m')∈A(条件より)
ここで、Aはイデアルであるから、
(1,0)∈ℤ×ℤに対して、(1,0)(m,m')∈A
∴(m,0)∈A
よって、(m,0)∈I×(0)⇒(m,0)∈A
∴I×(0)⊂A
J×(0)⊂Aも同様。
次に、A⊂I×Jを示す。
(m,n)∈Aとすると、Iの定義、I={m∈ℤ|(m,m')∈A,∃m'∈ℤ}より、m∈I
また、Jの定義、J={n'∈ℤ|(n,n')∈A,∃n∈ℤ}より、n∈J
∴(m,n)∈I×J
よって、(m,n)∈A⇒(m,n)∈I×J
∴A⊂I×J
次に、A⊃I×Jを示す。
(m,n)∈I×Jとすると、m∈I,n∈Jであるから、
I×(0)⊂A,(0)×J⊂Aより、
(m,0),(0,n)∈A
ところで、Aはイデアルより加法に関して群である。
∴(m,0)+(0,n)∈A ∴(m,n)∈A
よって、(m,n)∈I×J⇒(m,n)∈A
∴I×J⊂A
以上より、A=I×J
よって、Aがℤ×ℤのイデアル⇒A=I×Jが示された。

(1),(2)より、ℤ×ℤのイデアルはℤのイデアルI,JでI×Jの形で表される。
また、ℤは単項イデアル環(定理2.7)より、I=aℤ,J=bℤ(a,b∈ℤ)と表される。
よって、ℤ×ℤのイデアルは全てある整数a,bによって、aℤ×bℤという形で表される。

定理2.7
有理整数環ℤのイデアルはすべて単項イデアルである。すなわち、有理整数環ℤは単項イデアル整域(PID)である。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11932834832.html
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/25 10:48 (No.1117468)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題1
次の命題は正しいか(T),誤り(F)であるか。
(1)有理数体ℚは実数体ℝのイデアルである。
(2)環Rのイデアルはすべて環Rの部分環である。
(3)環Rの部分環はすべて環Rのイデアルである。
(4)すべての可換環の剰余環はまた可換環である。(5)ℤはℚのイデアルである。
(6)環Rが0と異なる零因子を含めば、Rのすべての剰余環もまた0と異なる零因子を含む。

解答
(1)~(5)は省略。
(6)(F):ℤ4のイデアル|2ℤ4による剰余環ℤ4/|2ℤ4={~0,~1}は体である。したがって、ℤ4/|2ℤ4は零因子をもたない。ただし、~0=|0+|2ℤ4,~1=|1+|2ℤ4
(注意)他の例として、直積環ℤ×ℤについて考えれば、ℤ×ℤは零因子をもつ。しかし、
(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃(0)×ℤ/pℤ≃ℤp
であるから、その剰余環(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)は体であって零因子をもたない。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>剰余環ℤ4/|2ℤ4={~0,~1}は体である。

この理由を述べて下さい。例えば、加法群になる証明。
余裕がある人は2通り作って下さい。

>直積環ℤ×ℤについて考えれば、ℤ×ℤは零因子をもつ。

この理由を述べて下さい。

>(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃(0)×ℤ/pℤ≃ℤp

この理由も述べて下さい。

>その剰余環(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)は体であって零因子をもたない。

念のため、この理由も述べて下さい。これは簡単ですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/25 14:01削除
解説
>剰余環ℤ4/|2ℤ4={~0,~1}は体である。

証明1
定理2.6(2)より、|2ℤ4が極大イデアルである事を示せば良い。

定理2.6
Pを可換環Rのイデアルとするとき、次が成り立つ。
(1)Pは素イデアルである。⇔R/Pは整域。
(2)Pは極大イデアルである。⇔R/Pは体。
(3)Pが極大イデアルならば、Pは素イデアルである。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

念のため、p.155にℤnが可換環の証明があり、|2ℤ4がイデアルである事はp.169の単項イデアルから自明とする。

極大イデアルの定義
Pを可換環のイデアルとする。Pを含んでいるRの真のイデアルが存在しないとき、すなわちIをRのイデアルとするとき
P⊂I⇒P=I または I=R
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

よって、|2ℤ4={|0,|2}を含むℤ4の部分集合I1={|0,|1,|2},I2={|0,|2,|3}がイデアルにならない事を示せば良い。
イデアルの定義よりℤ4={|0,|1,|2,|3}の任意の元|3とI1の元|1の積を調べると、
|3・|1=|3∉I1
よって、ℤ4のI1はイデアルではない。
同様にℤ4={|0,|1,|2,|3}の元|3とI2の元|3との積を調べると、
|3・|3=|9=|1∉I2
よって、ℤ4のI2もイデアルではない。
よって、|2ℤ4を含んでいる真のイデアルが存在しないので、|2ℤ4は極大イデアルである。
よって、定理2.6の(2)より、ℤ4/|2ℤ4は体である。よって、示された。

因みに、I1={|0,|1,|2},I2={|0,|2,|3}がそれぞれ加法群にならない事を示してイデアルではない事を示しても良い。

証明2
ℤ4/|2ℤ4={~0,~1}
ただし、~0=|0+|2ℤ4,~1=|1+|2ℤ4
(ⅰ)加法群である事:
~0+~0=~0
~0+~1=~1
~1+~1=~2=|2+|2ℤ4∈ℤ4/|2ℤ4
(納得出来ない人のために、|2+|2ℤ4から=|2+{|0,|2}={|2,|4}={|2,|0}=|0+{|0,|2}=|0+|2ℤ4=~0∈ℤ4/|2ℤ4)
よって、ℤ4/|2ℤ4は加法について閉じている。
また、結合法則はℤ4で成り立つので、ここでも成り立つ。
また、~0が加法単位元である。
さらに、~1の逆元は、|1+|2ℤ4の逆元で-|1+|2ℤ4=|3+|2ℤ4∈ℤ4/|2ℤ4
(|3+|2ℤ4=|3+{|0,|2}={|3,|5}={|3,|1}=|1+{|0,|2}=~1∈ℤ4/|2ℤ4)
~0の逆元は~0
以上より、ℤ4/|2ℤ4は加法群である。
(ⅱ)乗法群である事:
(ℤ4/|2ℤ4)^*={~1}が乗法に関して群をなせば良いので、~1・~1=~1∈{~1}より乗法について閉じている。また、~1は乗法単位元である。また、~1の逆元を考えると、
~1・~1=~1より自分自身が逆元である(~1は乗法の単位元)。乗法の結合法則が成り立つのは自明(ℤ4で成り立つから)として、(ℤ4/|2ℤ4)^*={~1}は乗法に関して群をなす。(ⅰ),(ⅱ)より、
剰余環ℤ4/|2ℤ4={~0,~1}は体である。

続きは次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/25 15:45削除
解説の続き
>直積環ℤ×ℤについて考えれば、ℤ×ℤは零因子をもつ。

この問題は第3章§2の演習問題だが、第3章§1の演習問題5に、

演習問題5
環R,R'の直積集合R×R'の2元(a,b),(a',b')に対して、加法と乗法をそれぞれ
(a,b)+(a',b')=(a+a',b+b'),
(a,b)・(a',b')=(a・a',b・b')
と決めるとき、R×R'はこれら演算に関して環をつくることを示せ。また、この環R×R'は零因子をもつことを示せ。R×R'をRとR'の直積という。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

とあるので、「ℤ×ℤは零因子をもつ」。

>(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃(0)×ℤ/pℤ≃ℤp

第2章§7の演習問題9に、

演習問題9
群の直積G=G1×G2において、H1,H2をそれぞれG1,G2の正規部分群とすれば、次が成り立つことを証明せよ。
G/(H1×H2)≃G1/H1×G2/H2
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

とあるので、(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)に適用すると、
(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃ℤ/ℤ×ℤ/pℤで、ℤ/ℤはℤ/nℤがnで割った余りの集合より、ℤ/ℤは1で割った余りの集合なので{0}である。(全ての整数は1で割り切れるから。)
また、p.169に{0}=(0)とあるので、
ℤ/ℤ×ℤ/ℤp=(0)×ℤ/pℤである。
∴(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃(0)×ℤ/pℤ
また、(0)×ℤ/pℤ≃ℤpは自明なので、
(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃ℤp

>その剰余環(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)は体であって零因子をもたない。

上より、(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃ℤpでℤpは定理2.9より体なので、それと同型な(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)も体である。
また、定理1.4より、体ならば整域で零因子を持たない。

定理2.9
有理整数環ℤにおいて、次の5つの命題は同値である。
(1)pは素数である。
(2)(p)=pℤは素イデアルである。
(3)(p)=pℤは極大イデアルである。
(4)ℤ/(p)は整域である。
(5)ℤ/(p)は体である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

念のため、ℤp=ℤ/pℤ=ℤ/(p)である。

定理1.4
体は0と異なる零因子をもたない。すなわち、体は整域である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

因みに、上の、

(注意)他の例として、直積環ℤ×ℤについて考えれば、ℤ×ℤは零因子をもつ。しかし、
(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)≃(0)×ℤ/pℤ≃ℤp
であるから、その剰余環(ℤ×ℤ)/(ℤ×pℤ)は体であって零因子をもたない。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

のpにpは素数と書いていないので、厳密にはアウトである。もっとも暗黙の了解だと思うが。

おまけ:
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AF%E8%BA%AB%E3%81%AE%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F-%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E7%BF%94%E5%B9%B3%E3%81%AE%E9%80%9A%E8%A8%B3-%E6%B0%B4%E5%8E%9F%E6%B0%8F%E3%81%8C-%E5%91%BD%E3%82%92%E7%8B%99%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7-%E3%81%A8-%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%83%8C%E5%BE%8C%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B-%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E7%B5%84%E7%B9%94-%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93/ar-BB1ksuPA?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=29ac177a165045299ba02210dd4b2111&ei=6
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/23 16:07 (No.1115772)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202009020000/

一応、センス悪くても別解作って下さい。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202009010002/

一応、愚直にも解いて下さい。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202009010000/

一応、算数の別解と何でもありでも解いて下さい。

問題4
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202008290000/

一応、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/24 07:56削除
問題1の別解
半円の中心をOとして、OEを結ぶと、
OE∥AD また、AEとDCの交点をFとすると、△FDAと△FOEは相似で相似比はDA:OE=3:2 
よって、FD:FO=3:2
よって、FD=(3/5)×2=6/5cm,
FO=(2/5)×2=4/5cm
また、BEとDCの交点をGとすると、
FG=(4/5)×2=8/5cm
よって、求める面積は、
半円+△FDA×2-△EFG
=2×2×3.14÷2+3×(6/5)÷2×2-(8/5)×2÷2
=6.28+18/5-8/5
=6.28+2
=8.28cm^2
よって、答えは、8.28cm^2

問題2
次の計算をしてください。
219.8-125.6+157-251.2

別解
小数だけ先に計算すると、
0.8-0.6-0.2=0
よって、与式=219-125+157-251=94-94=0
よって、答えは、0

問題3の算数の別解
CからABと平行な直線を引き、ADの延長との交点をEとすると、四角形ABCEは平行四辺形よりAE=BC=5cm
よって、DE=5-1.8=3.2cm
また、平行四辺形よりEC=AB
また、条件よりAB=DC
よって、EC=DCより△CDEは二等辺三角形。また、AC=AE=5cmより△ACEも二等辺三角形で∠Eを共有しているので、△CDEと△ACEは相似である。
よって、?:3.2=5:?が成り立つ。
よって、?×?=3.2×5=16
よって、?×?=4×4より、?=4cm
よって、答えは、4cm

何でもありの解法
AからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、等脚台形より、BH=(5-1.8)÷2=1.6cm ∴CH=5-1.6=3.4cm
よって、△ACHで三平方の定理を使うと、
AH=√(5^2-3.4^2)=√(25-11.56)=√13.44cm
また、△ABHで三平方の定理を使うと、
AB=√(1.6^2+13.44)=√(2.56+13.44)=√16=4cm
よって、答えは、4cm

問題4
定価の20%引きで売っても、原価の20%の利益があるには、定価を原価の何%増しにすればよいですか。

何でもありの解法
原価をx円,定価をxy円とすると、
原価の20%は0.2x円で、
0.8xy-x=0.2xが成り立つという事である。x≠0より両辺をxで割ると、
0.8y-1=0.2 ∴0.8y=1.2
∴y=12/8=3/2=1.5
よって、定価は原価の1.5倍である。
よって、答えは、50%

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/21 13:56 (No.1113710)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202009030000/

算数の別解と何でもありで解いて下さい。算数の別解の方はあまり意味がないというか面白くないので、是非何でもありで解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/22 07:56削除
何でもありの解法
AからBCに下ろした垂線の足をHとし、△ABH,△ACHで三平方の定理を使うと、
BH=√(4^2-3^2)=√7cm
CH=√(9^2-3^2)=6√2cm
∴BC=√7+6√2cm
∴AD=√7+6√2cm
ここで、DからBCに垂線を下ろし、その線分にAから垂線を下ろしその足をIとすると、
AI//BCより錯角で、∠CAI=∠C
また、∠EAD=∠Bより、
∠DAI=∠B-∠C
∴DI=ADsin∠DAI=ADsin(B-C)
=(√7+6√2)sin(B-C)———☆
また、sinB=3/4,cosB=√7/4,
sinC=1/3,cosC=2√2/3———①
sin(B-C)=sinBcosC-cosBsinC———②
①を②に代入すると、
sin(B-C)=(3/4)(2√2/3)-(√7/4)(1/3)=√2/2-√7/12———★
★を☆に代入すると、
DI=(√7+6√2)(√2/2-√7/12)
=√14/2-7/12+6-√14/2
=6-7/12=65/12
∴DI=65/12cm
ところで、あ=DI+AHより、
あ=65/12+3=101/12cm

算数の別解は次回。

おまけ:
https://gendai.media/articles/-/126258?page=2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/23 08:03削除
算数の別解
BAの延長上に点Fを取ると、△ABCの内対角の和で∠ABC=∠EADより、∠DAF=∠Cという事が分かる。
また、∠D=∠Cより、∠DAF=∠D
よって、錯角が等しいので、AF∥ED
よって、BA∥EDより、DからBCに垂線を下ろしその線分にEから垂線を下ろしHとすると、△DEHは左下の直角三角形と相似になる。よって、DE:DH=4:3でDE=CA=9cmより、DH=27/4cm
また、AE=BA=4cmより、CE=9-4=5cm ここで、EからBCに垂線を下ろしその足をIとすると、相似よりCE:EI=9:3=3:1となり、CE=5cmより、
EI=5/3cm 
ところで、あ=DH+EIより、
あ=27/4+5/3=81/12+20/12
=101/12cm
よって、答えは、101/12cm

おまけ:
https://smart-flash.jp/sports/278609/image/1/?rf=2
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/22 11:23 (No.1114525)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 4-16b
群Gの部分群H,NがG⊃H⊃Nをみたすとき、(G:H),(H:N)が有限ならば
(G:N)=(G:H)(H:N)を示せ。

解答
Gにおける右H傍系全体をhiH(i=1,・・・,s;s=(G:H)),Hにおける右N傍系全体をnjN(j=1,・・・,t;t=(H:N))とおく。このときhinjN(1≦i≦s;1≦j≦t 全部でst個)は、Gにおける右N傍系全体であることを示す(これよりst=(G:N)となり、問題の公式が従う)。
まずhinjNの和集合はG全体であることを示す。任意のg∈GはあるhiHに含まれる。定義よりhi^-1gはHに含まれるので、あるnjNに含まれる:hi^-1g∈njN よってg∈hinjNであり、GはhinjNの和集合である。
次にhinjN=hknmNならばi=k,j=mを示す。仮定よりhinj=hknml(l∈N)と表される。よって(hknm)^-1(hinj)=l∈N⊂Hである。この式の左辺は
(hknm)^-1(hinj)=nm^-1hk^-1hinj=nm^-1(hk^-1hi)nj=l∈N⊂H・・・(*)
と変形できる。したがってhk^-1hi=nmlnj^-1はHに含まれる(nm,nj∈Hだから)。よってk=iが従う。これより上式(*)はnm^-1nj=l∈Nとなり、m=jが従う。以上よりhinjNがGのNに関する右傍系全体であることが示された。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

定義4.3(傍系)
群Gの部分群をHとする。
(1)Gの元gに対して、gH={gh;hはHの元}(つまりgに右からHの元を掛けた元全体)を右傍系,あるいは、右H傍系という。
(2)Gの元gに対して、Hg={hg;hはHの元}(つまりgに左からHの元を掛けた元全体)を左傍系,あるいは、左H傍系という。
(3)(記号)右H傍系全体のなす集合をG/Hと表し、左H傍系全体のなす集合をH\G(注:半角バックスラッシュが打てなかったから全角)と表す。
なお右傍系,左傍系の左右をとくに断らないとき、傍系という。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

具体的には、

>まずhinjNの和集合はG全体であることを示す。任意のg∈GはあるhiHに含まれる。定義よりhi^-1gはHに含まれるので、あるnjNに含まれる:hi^-1g∈njN よってg∈hinjNであり、GはhinjNの和集合である。

>次にhinjN=hknmNならばi=k,j=mを示す。仮定よりhinj=hknml(l∈N)と表される。よって(hknm)^-1(hinj)=l∈N⊂Hである。この式の左辺は
(hknm)^-1(hinj)=nm^-1hk^-1hinj=nm^-1(hk^-1hi)nj=l∈N⊂H・・・(*)
と変形できる。したがってhk^-1hi=nmlnj^-1はHに含まれる(nm,nj∈Hだから)。よってk=iが従う。

この本だけを読んで理解できる人は凄いと思います。というより、そういう人は初めからフォーマットされているごく一部の人でしょう。因みに、高校時代数学が嫌いで大学は法学部に入ったのに一般教養の数学の授業で数学に目覚め数学者になった人もいるそうです。きっと、初めからフォーマットされていたんでしょうね。

おまけ:
https://www.1101.com/torobo_talk_arai/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/22 14:04削除
解説

問題 4-16b
群Gの部分群H,NがG⊃H⊃Nをみたすとき、(G:H),(H:N)が有限ならば
(G:N)=(G:H)(H:N)を示せ。

解答
Gにおける右H傍系全体をhiH(i=1,・・・,s;s=(G:H)),Hにおける右N傍系全体をnjN(j=1,・・・,t;t=(H:N))とおく。このときhinjN(1≦i≦s;1≦j≦t 全部でst個)は、Gにおける右N傍系全体であることを示す(これよりst=(G:N)となり、問題の公式が従う)。
まずhinjNの和集合はG全体であることを示す。任意のg∈GはあるhiHに含まれる。定義よりhi^-1gはHに含まれるので、あるnjNに含まれる:hi^-1g∈njN よってg∈hinjNであり、GはhinjNの和集合である。
次にhinjN=hknmNならばi=k,j=mを示す。仮定よりhinj=hknml(l∈N)と表される。よって(hknm)^-1(hinj)=l∈N⊂Hである。この式の左辺は
(hknm)^-1(hinj)=nm^-1hk^-1hinj=nm^-1(hk^-1hi)nj=l∈N⊂H・・・(*)
と変形できる。したがってhk^-1hi=nmlnj^-1はHに含まれる(nm,nj∈Hだから)。よってk=iが従う。これより上式(*)はnm^-1nj=l∈Nとなり、m=jが従う。以上よりhinjNがGのNに関する右傍系全体であることが示された。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

>まずhinjNの和集合はG全体であることを示す。任意のg∈GはあるhiHに含まれる。定義よりhi^-1gはHに含まれるので、あるnjNに含まれる:hi^-1g∈njN よってg∈hinjNであり、GはhinjNの和集合である。

要は、G=h1n1N∪・・・∪hsntNとなる事を示すという事である。
また、上の「Gにおける右H傍系全体をhiH(i=1,・・・,s;s=(G:H))」とは、
G=h1H∪h2H∪・・・∪hsHとなっているという事なので、Gの任意の元gはこのどこかに入っているはずである。よって、「g∈GはあるhiHに含まれる」。
よって、g∈hiH この両辺に左からhi^-1をかけると、hi^-1g∈H———①
また、上の「Hにおける右N傍系全体をnjN(j=1,・・・,t;t=(H:N))」より、
H=n1N∪n2N∪・・・∪ntN———②
①,②より、hi^-1gは②のどこかに入っているはずである。∴hi^-1g∈njN
この両辺に左からhiをかけると、
g∈hinjN
ところで、gはGの任意の元なので、
g∈G⇒g∈hinjNより、GはhinjNの部分集合である。∴G⊂hinjN
また、G⊃hinjNは自明なので、
G=hinjNである。
∴G=h1n1N∪・・・∪hsntN
よって、「GはhinjNの和集合である」。

>次にhinjN=hknmNならばi=k,j=mを示す。仮定よりhinj=hknml(l∈N)と表される。よって(hknm)^-1(hinj)=l∈N⊂Hである。この式の左辺は
(hknm)^-1(hinj)=nm^-1hk^-1hinj=nm^-1(hk^-1hi)nj=l∈N⊂H・・・(*)
と変形できる。したがってhk^-1hi=nmlnj^-1はHに含まれる(nm,nj∈Hだから)。よってk=iが従う。

「仮定よりhinj=hknml(l∈N)と表される」とは、hinjN=hknmNの左のNから単位元eを選ぶと、hinj・e=hinjは右の集合hknmNに含まれるので、あるNの元lが存在して、hinj=hknmlとなっているという事である。この両辺に左から(hknm)^-1をかけると、
(hknm)^-1(hinj)=lとなり、l∈Nより、
(hknm)^-1(hinj)=l∈N
また、問題の条件より「群Gの部分群H,NがG⊃H⊃Nをみたす」ので、N⊂Hである。
∴(hknm)^-1(hinj)=l∈N⊂H
また、この左辺より、
(hknm)^-1(hinj)=(nm^-1hk^-1)(hinj)=nm^-1(hk^-1hi)nj
∴nm^-1(hk^-1hi)nj∈H・・・(*)
ところで、nm,nj∈H(「Hにおける右N傍系全体をnjN」と「次にhinjN=hknmN」から)でHは群より、nm^-1,nj∈H
これと(*)より、hk^-1hi∈Hである。
また、hk^-1,hiはGの元である。(「Gにおける右H傍系全体をhiH」と「次にhinjN=hknmN」より)
よって、Gの任意の元hiとhk^-1の積がi=1,・・・,sまで変化しても全てGの部分集合Hに入るのはk=ⅰの場合だけでhk^-1hi=hi^-1hi=eとなる場合である。(単位元は部分群も共有している。)
よって、「よってk=iが従う」という事である。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 21:54 (No.1111248)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202009040000/

別解を何通りか作って下さい。何でもありでも1通り。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/19 07:41削除
何でもありの解法
DAの延長上にAE=ACとなる点Eを取ると、∠BAE=180°-77°-26°=77°より、∠BAE=∠BAC
よって、二辺挟角が等しいので、△ABE≡△ABC ∴AE=AC=④
また、∠ABE=∠ABCより△BDEで角の二等分線の定理を使うと、BE:BD=AE:AD=④:⑦=4:7
また、BE=BCより、BC:BD=4:7となる。∴BC:CD=4:3

因みに、角の二等分線の定理を使わないで算数の解法に出来るが、もっと簡単な算数の解法が沢山あるので省略。

別解1
CからADと平行な直線を引き、ABとの交点をEとすると、錯角より∠ACE=∠CAD=26°よって、△CAEの内角の和より、∠CEA=180°-26°-77°=77°
よって、∠CAE=∠CEAより△CAEは二等辺三角形。よって、CE=CA=④
また、△BCEと△BDAは相似より、
BC:BD=CE:DA=④:⑦=4:7
よって、BC:CD=4:3

算数の別解あと3通りは、次回。

おまけ:https://manba.co.jp/topics/11652
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/21 07:56削除
別解2
DからACと平行な直線を引き、BAの延長との交点をEとすると、同位角より∠DEA=∠CAB=77°また、∠DAE=180°-77°-26°=77°より、
∠DEA=∠DAE
よって、△DAEは二等辺三角形より、DE=DA=⑦ また、△BACと△BEDは相似より、BC:BD=CA:DE=④:⑦=4:7
よって、BC:CD=4:3

別解3
DからABと平行な直線を引き、ACの延長との交点をEとすると、錯角より∠AED=∠CAB=77°よって、△ADEの内角の和より、∠ADE=180°-26°-77°=77°よって、∠AED=∠ADEより△ADEは二等辺三角形。よって、AE=AD=⑦
よって、CE=⑦-④=③
また、△CABと△CEDは相似で相似比はCA:CE=④:③=4:3
よって、BC:CD=4:3

別解4(勘違いで何でもありの解法)
BからADと平行な直線を引き、ACの延長との交点をEとすると、錯角より∠AEB=∠CAD=26°
よって、△EABの内角の和より∠EBA=180°-26°-77°=77°
よって、∠EAB=∠EBAより△EABは二等辺三角形。
ここで、CE=xと置くと、EA=x+④より、EB=x+④
ところで、△CAD∽△CEBより、
④:x=⑦:x+④が成り立つ。
計算上、①=1と置くと、
4:x=7:x+4 ∴7x=4(x+4)
∴7x=4x+16 ∴3x=16
∴x=16/3 ∴CE=(16/3)
∴BC:DC=EC:AC=(16/3):④
=16/3:4=4/3:1=4:3
∴BC:CD=4:3

勘違いついでに何でもありの解法3も作って下さい。(簡単です。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/21 13:35削除
何でもありの解法3
BからACと平行な直線を引き、DAの延長との交点をEとすると、錯角より∠EBA=∠CAB=77°また、∠EAB=180°-77°-26°=77°より∠EBA=∠EAB
よって、△EABは二等辺三角形より、EA=EB=xと置くと、△DAC∽△DEBより、7:7+x=4:xが成り立つ。
∴7x=4(7+x) ∴3x=28 ∴x=28/3 ∴EB=(28/3)
∴DC:DB=AC:EB=④:(28/3)
=1:7/3=3:7 
∴BC:CD=4:3

おまけ:
「精神病理学の解釈では、ナオは発狂者ということになる。天才と狂人は紙一重というが、ある意味で、すべての霊能者(オカルティスト)や見神者は狂人と紙一重である。霊的にみれば狂人というのは、神経回路が混線したり、ショートした人間のことである。そして、神経とは、すなわち「神の経(みち)」である。
 数万年、数十万年のあいだ幽閉されてきた神々は、みずからを顕現化させる容器を求めていた。そのあまりに巨大な噴出力は、ときには、まず容器になるべき人間の周辺や、その地域全体の神経回路を混乱させたり、ショートさせてしまうのだ。だから、この地域の異常性、ナオをとりまく悲惨の数々は、きたるべき神の、壮大なる世界の登場のきざしのようなものであったともいえる。
 ついでにいっておくと、後年までナオに投げかけられる「気狂い婆」という罵倒にたいし、王仁三郎に投げかけられた悪罵は「山師」であった。      (中略)
 だから、もともと高次の霊界との交感性は、いま述べたように、ある選別された特定の人間によってしか確保されえないし、かりにそういう器でも、コンバート機構を自分のなかにつくれないと、霊界が神経に逆流して、発狂したりするのである。」
「出口王仁三郎の霊界からの警告」武田崇元著より
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/20 12:03 (No.1112701)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理2.10
nを法とする既約剰余類の全体U(ℤn)は剰余環ℤn=ℤ/nℤにおける乗法に関して群をなす。ただし、U(ℤn)={|a∈ℤn|(a,n)=1}

証明
乗法|a・|b=|(ab)について、演算に関して閉じていること。すなわち、
|a,|b∈U(ℤn) ⇒ |a・|b∈U(ℤn)
言いかえると、
(a,n)=1,(b,n)=1 ⇒ (ab,n)=1
であるが、これは容易に確かめることができる(第1章問2.12)。
乗法に関して、U(ℤn)が群であることを示す。
(G1)結合律を満足すること:
|a・(|b・|c)=(|a・|b)・|c(|a,|b,|c∈U(ℤn))
これは剰余環ℤnの乗法結合律であるから成り立っている。
(G2)単位元は |1∈U(ℤn)である。
(n,1)=1より |1∈U(ℤn)で
|a・|1=|1・|a=|a(∀|a∈U(ℤn))
(G3)逆元の存在:
U(ℤn)の任意の元を |aとすると、(a,n)=1であるから、ある整数b,cが存在して
ab+nc=1(b,c∈ℤ)
が成り立つ(第1章定理1.7)。このとき当然(b,n)=1となり、さらに剰余環ℤnにおいては
|a・|b+|n・|c=|1
となっている。ここで |n=|0だから |a・|b=|1となり、前に注意したようにbとnは互いに素であるから、|bはU(ℤn)の元である。よって、|aは逆元 |b∈U(ℤn)をもつ。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

第1章問2.12
n,a,bを正の整数とするとき、次を示せ。
(a,n)=1,(b,n)=1 ⇒ (ab,n)=1

第1章定理1.7
2つの整数a,bの最大公約数をdとすれば、d=ax+byを満足する整数x,yが存在する。すなわち
(a,b)=d ⇒ ∃x,y∈ℤ,ax+by=d
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

具体的には、「(G3)逆元の存在」の別証を作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/20 13:48削除
定理2.10
nを法とする既約剰余類の全体U(ℤn)は剰余環ℤn=ℤ/nℤにおける乗法に関して群をなす。ただし、U(ℤn)={|a∈ℤn|(a,n)=1}

(G3)逆元の存在:
別証
ℤnには、a,b,c∈ℤ,|(ac)=|(bc)となる元が存在する。
∴ac≡bc(modn)
ここで、|c∈ℤnの逆元が存在すると仮定すると、a≡b(modn)となる。
∴a-b≡0(modn)
よって、a-bはnの倍数。———☆
また、ac-bc≡0(modn)
∴c(a-b)≡0(modn)(ℤnは環だから分配法則が使える。)
よって、c(a-b)=nd(dは整数)と置ける。∴c(a-b)/n=d
ここで、cとnが互いに素でないとすると、a-bがnの倍数にならない場合が出来る。これは☆に矛盾するので、cとnは必ず互いに素である。
∴|c∈U(ℤn)
よって、ℤnに |cの逆元が存在すると仮定すると、|c∈U(ℤn)となる。
よって、U(ℤn)の全ての元には逆元が存在する。(U(ℤn)⊊ℤnだから。)

どうでしょう。念のため、私のオリジナルです。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/19 13:28 (No.1111704)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 4-13a
次の素数pに対して(ℤ/pℤ)^×の原始根を求めよ:p=3,5,7,11

解答
べき乗を次々と計算して求める。
p=3のとき、2である。
p=5のとき(ℤ/5ℤ)^×={2,2^2=4,2^3=3,2^4=1}より、2は原始根である。ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)である。つまり3である。
p=7のとき(ℤ/7ℤ)^×={3,3^2=2,3^3=6,3^4=4,3^5=5,3^6=1}より、3は原始根である。ほかの原始根は3^a(aは6と互いに素)である。つまり5である。
p=11のとき(ℤ/11ℤ)^×={2,2^2=4,2^3=8,2^4=5,2^5=10,2^6=9,2^7=7,2^8=3,2^9=6,2^10=1}より、2は原始根である。ほかの原始根は2^a(aは10と互いに素)である。つまり8,7,6である。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

念のため、
問題 4-12b
pを素数とする。このとき(ℤ/pℤ)^×(下に「注」)はある整数aのべきの集合{a,a^2,・・・,a^(p-1)=1}に等しいことを示せ。このaを(ℤ/pℤ)^×の原始根という。

注:整数nで割った余りのうちnと互いに素な整数のなす集合は、次の乗法⦿に関して群になります:nで割った余りa,bに対して
a⦿b=(abをnで割った余り)
この集合(1,2,・・・,n-1のうちnと互いに素な整数の集合)を(ℤ/nℤ)^×と表します。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

具体的には、

>ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)である。つまり3である。
>ほかの原始根は3^a(aは6と互いに素)である。つまり5である。
>ほかの原始根は2^a(aは10と互いに素)である。つまり8,7,6である。

この1点ですね。3,5,8,7,6である理由だけでも良いですが、出来れば「ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)」の理由も述べて下さい。

おまけ:
https://www.instagram.com/ugakimisato.mg/p/C4h-EPZSBIb/?img_index=2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/19 15:49削除
解説
>ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)である。つまり3である。

aは4と互いに素なので、a=1,3のみ。
∴2^1=2,2^3=8≡3(mod5)
よって、他の原始根は3のみ。

>ほかの原始根は3^a(aは6と互いに素)である。つまり5である。

aは6と互いに素なので、a=1,5のみ。
∴3^1=3,3^5=243≡5(mod7)
よって、他の原始根は5のみ。

>ほかの原始根は2^a(aは10と互いに素)である。つまり8,7,6である。

aは10と互いに素なので、a=1,3,7,9
∴2^1=2,2^3=8,2^7=128≡7(mod11),2^9=512≡6(mod11)
よって、他の原始根は8,7,6

>出来れば「ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)」の理由も述べて下さい。

よく観察すると、
「p=5のとき(ℤ/5ℤ)^×={2,2^2=4,2^3=3,2^4=1}より、2は原始根である。ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)である。つまり3である。」
から、2は巡回群の生成元で、要は、2以外の生成元を求めれば良い話である。
そこで、定理3.6の系2を思い出すと、

定理3.6の系2
Gをaによって生成される位数nの巡回群とする。このとき、Gの元a^kがGの生成元であるための必要十分条件は、(n,k)=1なることである。
a^kがGの生成元 ⇔ (n,k)=1
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

(ℤ/pℤ)^×は、

問題 4-12b
pを素数とする。このとき(ℤ/pℤ)^×はある整数aのべきの集合{a,a^2,・・・,a^(p-1)=1}に等しいことを示せ。このaを(ℤ/pℤ)^×の原始根という。

から、巡回群である。そして、(ℤ/pℤ)^×={1,2,3,・・・,p-1}より、(ℤ/pℤ)^×の位数はp-1である。
ここで、(ℤ/pℤ)^×の原始根をaとすると、aは位数p-1の巡回群の生成元で、定理より(ℤ/pℤ)^×の元a^kが生成元になる条件は、(p-1,k)=1である。つまり、a^kが原始根であるための条件はp-1とkが互いに素である事である。
よって、「ほかの原始根は2^a(aは4と互いに素)」である事が分かるだろう。ここでの「4」は「p-1」で、「2」は原始根(生成元)。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 11:24 (No.1110734)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 4-12b
pを素数とする。このとき(ℤ/pℤ)^×(下に「注」)はある整数aのべきの集合{a,a^2,・・・,a^(p-1)=1}に等しいことを示せ。このaを(ℤ/pℤ)^×の原始根という。

解答
G=(ℤ/pℤ)^×の元aのべき全体がGに一致しないとする。このときaのべきで表せない元bをとる。aの位数をd,bの位数をd'とし、d,d'の最大公約数をrとする。このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにrで、両者のべきの集合は一致する。なぜならば、これらのべきはそれぞれr個ずつあり、x^r-1の根だからである(整域の元を係数とする多項式の根の個数はその次数以下であるから(問題 1-10))。したがってd'>rである。そこでaとb'=b^rの積ab'の位数はd(d'/r)(>d)である(問題 4-10)。この操作を繰り返せば、いずれG全体が、べき全体と一致するような整数が得られる。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

注:整数nで割った余りのうちnと互いに素な整数のなす集合は、次の乗法⦿に関して群になります:nで割った余りa,bに対して
a⦿b=(abをnで割った余り)
この集合(1,2,・・・,n-1のうちnと互いに素な整数の集合)を(ℤ/nℤ)^×と表します。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

pは素数なので、(ℤ/pℤ)^×は例えばp=5とすると、(ℤ/5ℤ)^×={1,2,3,4}という事で1~p-1までの連続した整数の集合(互いに素なので0は除く)。普通は、|1とか付けるが、この本では付けていないのでそれに従う。

問題 1-10b
整域の元を係数とするn次多項式はn個以下の相異なる根しか持たないことを示せ。

問題 4-10b
d,d'が互いに素な正整数のとき、可換群Gの位数dの元gと位数d'の元g'の積gg'の位数はdd'に等しいことを示せ。

具体的には、

>G=(ℤ/pℤ)^×の元aのべき全体がGに一致しないとする。このときaのべきで表せない元bをとる。

>aの位数をd,bの位数をd'とし、d,d'の最大公約数をrとする。このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにr

>このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにrで、両者のべきの集合は一致する。なぜならば、これらのべきはそれぞれr個ずつあり、x^r-1の根だからである(整域の元を係数とする多項式の根の個数はその次数以下であるから(問題 1-10))。

>したがってd'>rである。

念のため、d'=rの可能性はないという事である。

>そこでaとb'=b^rの積ab'の位数はd(d'/r)(>d)である(問題 4-10)。この操作を繰り返せば、いずれG全体が、べき全体と一致するような整数が得られる。

今回もかなり難解だと思います。いつも挫折ぎりぎり。笑

おまけ:
https://www.tv-asahi.co.jp/reading/goodmorning/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 13:55削除
解説
>G=(ℤ/pℤ)^×の元aのべき全体がGに一致しないとする。このときaのべきで表せない元bをとる。

例えば、G=(ℤ/pℤ)^×={1,2,・・・,p-1}の中の3という元ではこの巡回群の生成元にならないとする。すると、{1,2,・・・,p-1}の中には必ず、3を生成元とした巡回部分群以外の元が存在する。その元をbとして選ぶという事である。
念のため、a=3としたという事である。また、「この巡回群」と書いたが、本当はこの時点では乗法についての巡回群とは言えない。

>aの位数をd,bの位数をd'とし、d,d'の最大公約数をrとする。このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにr

{a^(d/r)}^r=a^d=eより、{a^(d/r)}^r=e
また、dはaの位数よりこれより小さいdではeとはならず、{a^(d/r)}^rもrより小さいrではeとはならない事が分かる。
よって、a^(d/r)の位数はrである。
b^(d'/r)も同様。

>このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにrで、両者のべきの集合は一致する。なぜならば、これらのべきはそれぞれr個ずつあり、x^r-1の根だからである(整域の元を係数とする多項式の根の個数はその次数以下であるから(問題 1-10))。

(整域の元を係数とする多項式の根の個数はその次数以下であるから(問題 1-10))は全く不要だと思う。
両方ともx^r-1=0の解だから一致するだけである。

>したがってd'>rである。

今、d'=rとすると、b^(d'/r)=bとなり、また、a^(d/r),b^(d'/r)のべき集合が一致しているので、b={a^(d/r)}^mで表されるという事である。これは「このときaのべきで表せない元bをとる」という事に矛盾する。
したがってd'>rである。念のため、rはdとd'の最大公約数だからd'≧rだからである。
しかし、問題 1-10は何だったのでしょう。お陰で悩みました。

>そこでaとb'=b^rの積ab'の位数はd(d'/r)(>d)である(問題 4-10)。この操作を繰り返せば、いずれG全体が、べき全体と一致するような整数が得られる。

ここで、b'=b^r(rはdとd'の最大公約数)という元を選ぶとb'の位数はd'/rである。
∵b'^(d'/r)=(b^r)^(d'/r)=b^d'=e
また、bの位数はd'よりd'より小さいd'ではeとならないので、b'もd'/rより小さい数ではeとならない。よって、b'の位数はd'/rである。
ところで、rはdとd'の最大公約数より、dとd'/rは互いに素である。

問題 4-10b
d,d'が互いに素な正整数のとき、可換群Gの位数dの元gと位数d'の元g'の積gg'の位数はdd'に等しいことを示せ。

よって、問題 4-10bより、
ab'の位数はd(d'/r)である。
また、上よりd'>rなので、d'/r>1
∴d(d'/r)>d
よって、ab'の位数はdより大きい。
つまり、ab'はG=(ℤ/pℤ)^×={1,2,・・・,p-1}の中の新たな元になり、位数がもとの元aより大きくなるので、これを繰り返すといつかは位数がp-1(最大)になる元が現れる。
よって、(ℤ/pℤ)^×は乗法についての巡回群になるという訳である。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 15:47削除
次の疑問に答えて下さい。

問題 4-12b
pを素数とする。このとき(ℤ/pℤ)^×(下に「注」)はある整数aのべきの集合{a,a^2,・・・,a^(p-1)=1}に等しいことを示せ。このaを(ℤ/pℤ)^×の原始根という。

解答
G=(ℤ/pℤ)^×の元aのべき全体がGに一致しないとする。このときaのべきで表せない元bをとる。aの位数をd,bの位数をd'とし、d,d'の最大公約数をrとする。このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにrで、両者のべきの集合は一致する。なぜならば、これらのべきはそれぞれr個ずつあり、x^r-1の根だからである(整域の元を係数とする多項式の根の個数はその次数以下であるから(問題 1-10))。したがってd'>rである。そこでaとb'=b^rの積ab'の位数はd(d'/r)(>d)である(問題 4-10)。この操作を繰り返せば、いずれG全体が、べき全体と一致するような整数が得られる。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

この証明には、pが素数という要素が使われていないが、それで大丈夫なのかどうか。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 17:19削除
>この証明には、pが素数という要素が使われていないが、それで大丈夫なのかどうか。

回答
大丈夫です。

問題 4-12b
pを素数とする。このとき(ℤ/pℤ)^×(下に「注」)はある整数aのべきの集合{a,a^2,・・・,a^(p-1)=1}に等しいことを示せ。このaを(ℤ/pℤ)^×の原始根という。

この証明は、pが素数の場合は(ℤ/pℤ)^×は乗法に関して群になるという仮定のもとになされているからです。
例えば、「この操作を繰り返せば、いずれG全体が、べき全体と一致するような整数が得られる」などは、Gが乗法に関して群だからab'が再びGの元になり、同様の事を繰り返す事が出来る訳です。
念のため、pが合成数の場合は(ℤ/pℤ)^×は乗法に関して群にならない。

「n=p(素数)のとき、ℤp^*は乗法に関して群になる。逆に、ℤn^*が乗法に関して群になるならば、nは素数である。」
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

と思いましたが、そうだとしたら既約剰余類全体の集合は乗法に関して群になるので、それらも巡回群になるのでしょうか。

定理2.10
nを法とする既約剰余類の全体U(ℤn)は剰余環ℤn=ℤ/nℤにおける乗法に関して群をなす。ただし、U(ℤn)={|a∈ℤn|(a,n)=1}
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

ところが、U(ℤ9)={|1,|2,|4,|5,|7,|8}やU(ℤ10)={|1,|3,|7,|9}などは巡回群になるのですが(前者の生成元は|2,後者の生成元は|3)、U(ℤ8)={|1,|3,|5,|7}やU(ℤ12)={|1,|5,|7,|11}などは巡回群になりません。2乗で単位元になるクラインの4元群です。

やはり、証明にpが素数の要素が使われていないとダメなのでしょうか。(保留)

念のため、^×と^*の意味は多少異なりますが、スルーして下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 19:37削除
>やはり、証明にpが素数の要素が使われていないとダメなのでしょうか。(保留)

問題 4-12b
pを素数とする。このとき(ℤ/pℤ)^×(下に「注」)はある整数aのべきの集合{a,a^2,・・・,a^(p-1)=1}に等しいことを示せ。このaを(ℤ/pℤ)^×の原始根という。

解答
G=(ℤ/pℤ)^×の元aのべき全体がGに一致しないとする。このときaのべきで表せない元bをとる。aの位数をd,bの位数をd'とし、d,d'の最大公約数をrとする。このときa^(d/r),b^(d'/r)の位数はともにrで、両者のべきの集合は一致する。なぜならば、これらのべきはそれぞれr個ずつあり、x^r-1の根だからである(整域の元を係数とする多項式の根の個数はその次数以下であるから(問題 1-10))。したがってd'>rである。そこでaとb'=b^rの積ab'の位数はd(d'/r)(>d)である(問題 4-10)。この操作を繰り返せば、いずれG全体が、べき全体と一致するような整数が得られる。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

回答
>G=(ℤ/pℤ)^×の元aのべき全体がGに一致しないとする。このときaのべきで表せない元bをとる。aの位数をd,bの位数をd'とし、d,d'の最大公約数をrとする。

pが素数の場合は、d≠d'となるbを選べる事の証明が必要だと思います。
d=d'の場合は、d=d'=rとなり、d'>rが言えず証明が上手く行きません。
因みに、(ℤ/pℤ)^×が巡回群と分かっていれば「d≠d'となるbを選べる」事は言えますが。

第2章演習問題12
Gを位数mの有限可換群とするとき、次の条件は同値であることを示せ。
(1)Gは巡回群である。
(2)mの任意の約数kに対して、Gに位数kの部分群が唯1つ存在する。
(3)もあるが省略。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

(ℤ/pℤ)^×は乗法についても可換である事は自明で、巡回群ならば同じ位数の元は存在しないという事である。つまり、d≠d'の元bを選べる。

あとは専門家(プロ)に任せましょう。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 20:49削除
>あとは専門家(プロ)に任せましょう。

その後、「ところが、U(ℤ9)={|1,|2,|4,|5,|7,|8}やU(ℤ10)={|1,|3,|7,|9}などは巡回群になるのですが(前者の生成元は|2,後者の生成元は|3)、U(ℤ8)={|1,|3,|5,|7}やU(ℤ12)={|1,|5,|7,|11}などは巡回群になりません。2乗で単位元になるクラインの4元群です。」
から、(ℤ/pℤ)^×のpが素数+1の場合がダメなのかと思い、U(ℤ14)={|1,|3,|5,|9,|11,|13}を調べてみましたが、生成元を|3としても|5としても巡回群になりました。
つまり、U(ℤ9)とU(ℤ10)のようにクラインの4元群になる方が異常で、それらを除けばpが素数である要素を使う必要などないのでしょうか。(nが大きくなれば4元群になどなるはずがないですから。)
返信
返信5
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/16 17:01 (No.1109013)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007180000/

一応、別解を作って下さい。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007160002/

一応、別解を作って下さい。また、何でもありでも解いて下さい。

問題3 
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007150002/
改題
(1)ADの中点,FGの中点,AEの中点の3点を通る平面でこの立方体を切った時の切断面の面積を求めて下さい。
(2)1辺の長さが13cmの正四面体の体積を求めて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/17 07:56削除
問題1
濃度5%の食塩水300gがあり、この濃度を3%にしたいとき、水をいくら加えればよいでしょうか?

別解
   3  :  2
0%    3%  5%
□g       300g

天秤算で0%から3%の長さと3%から5%の長さの比が3:2より、釣り合うための天秤の重りの比は逆になって□g:300g=2:3である必要がある。(シーソーを考えれば分かると思う。)
よって、□=200g
よって、答えは、200g

問題2の別解
外心をOとしてAOの延長と円との交点をDとすると、ADは直径より∠ABD=90°
また、円周角より∠ADB=∠ACB=45°
よって、△BADは直角二等辺三角形より、AD=√2BA=√2・√6=2√3cm
よって、直角が2√3cmより半径は√3cm
よって、円の面積Sは、S=3πcm^2

何でもありの解法
工夫なんて全く要らなくて、正弦定理を使うと、
√6/sin45°=2R 
∴√6/(1/√2)=2R
∴2R=2√3 ∴R=√3cm
∴S=3πcm^2

問題3は次回。一応、3通り作って下さい。ただし、公式はなしです。
工夫と言えば、問題1の別解のような解き方は昔自力で考え出しました。後に、天秤算という事に気付いた訳ですが。因みに、どちらにどれぐらい引っ張られるかで考えました。今回だったら、水は0%の食塩水で5%の食塩水とパーセンテージを比べると3%は5%の方により引っ張られているので量も5%の方が多くてその比は2:3になるだろうという事。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/18 07:55削除
改題
(1)ADの中点,FGの中点,AEの中点の3点を通る平面でこの立方体を切った時の切断面の面積を求めて下さい。
(2)1辺の長さが13cmの正四面体の体積を求めて下さい。
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007150002/

解答
(1)この3点を通る平面と立方体の他の交点は、EF,GC,CDの中点でそれぞれS,T,Uと置くと、三角形の合同からML=LS=SN=NT=TU=UMで、立方体の対称性から∠MLS=∠LSN=∠SNT=∠NTU=∠TUM=∠UML
よって、六角形MLSNTUは正六角形である。そして、1辺の長さは、13√2/2cm
よって、1辺がこの長さの正三角形6個分の面積を求めれば良い。
∴S=(13√2/2)×(13√2/2)×(√3/2)×(1/2)=(13√2/2)^2・(√3/4)
=(13^2/2)・(√3/4)=169√3/8
∴6S=507√3/4
よって、答えは、507√3/4cm^2

(2)解法1 正四面体をO-ABCとして、BCの中点をMとする。ここで、Oから底面ABCに垂線を下ろすと正三角形ABCの重心におり、その点をGとすると、AG:GM=2:1
ところで、OM=AM=13√3/2cm
∴GM=13√3/6cm
よって、△OMGで三平方の定理を使うと、
OG=√{(13√3/2)^2-(13√3/6)^2}
=13√6/3cm(計算省略)
∴体積V=13×(13√3/2)×(1/2)×(13√6/3)×(1/3)=13^3・3√2/36=2197√2/12cm^2
よって、答えは、2197√2/12cm^3

解法2
正四面体をO-ABCとして、BCの中点をMとする。ここで、断面図△MOAを考えると、等辺が13√3/2cmで底辺が13cmの二等辺三角形である。よって、三平方の定理で高さを求めると、
h=√{(13√3/2)^2-(13/2)^2}
=13√2/2cm(計算は簡単)
∴△MOA=13^2√2/4=169√2/4cm^2
∴体積V=BC×△MOA×(1/3)
=13×(169√2/4)×(1/3)
=2197√2/12cm^3
よって、答えは、2197√2/12cm^3

解法3
ところで、図の立方体のDE,EG,GD,BD,BE,BGを結ぶと正四面体が現れる。
つまり、立方体から四隅の底面が直角二等辺三角形の三角錐を引けば良い。
そこで、立方体の1辺の長さを13/√2cmに調整すると、
体積V=(13/√2)^3-(13/√2)^3×(1/2)×(1/3)×4
=13^3√2/12(計算省略)
=2197√2/12cm^3
よって、答えは、2197√2/12cm^3

おまけ:
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