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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/15 20:31 (No.1108310)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007170000/

何でもありでは簡単ですが、模範解答は算数の解法なので、意地でも算数の別解を作ってみました。ただし、ちょっと記号を使ったりして算数もどきと思われるかもしれません。(許容範囲です。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/16 07:53削除
算数の別解
∠Cの二等分線を引き、ADとの交点をEとし、∠ECA=∠ECB=〇とすると、●●+〇〇=90°より、●+〇=45°
よって、△EACの内対角の和より、∠DEC=●+〇=45°
よって、点CからECに対して垂線を立て、AEの延長との交点をFとすると、△CEFは直角二等辺三角形になる。
そこで、CからABと平行な直線を引き、点E,Fから垂線を下ろしその足をそれぞれG,Hとすると、定石の形から△ECGと△CFHは合同になる。(直角二等辺三角形からEC=CFと角度計算をしても良い。)
また、Eから辺AB,BC,CAに垂線を下ろしその足をそれぞれI,J,Kとすると、直角三角形の斜辺と他の1角が等しいので、△CEJと△CEK,△AEKと△AEIはそれぞれ合同。よって、EJ=EK=EIである。
よって、四角形IBJEは3直角で隣り合う二辺の長さが等しいので正方形である。
よって、IE=IB=①と置くと、△AIEと△ABDは相似より、AI=② よって、AB=②+①=③=6cmより、①=2cm
よって、IB=2cmより、GC=2cm よって、HF=GC=2cm
ここで、FからCDに垂線を下ろしその足をLとすると、CL=HF=2cm
また、△DFLと△DABは相似でDL=❶と置くと、LF=❷ よって、EG=LF=❷
ところで、JD=BD-BJ=3-2=1cm
また、JC=EG=❷でDL=❶より、JD+CL=❷-❶=❶であり、またJD+CL=1+2=3cmより、❶=3cm
よって、BC=3+3+2=8cm,AB=6cmより、△ABC=8×6÷2=24cm^2 よって、答えは、24cm^2

おまけ:
https://www.daily.co.jp/gossip/2023/08/29/0016753775.shtml?pp=2
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/12 20:31 (No.1105629)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007190000/

別解でした。別解というより小学生的解法。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007180002/

何でもありで3通り作ってみました。念のため、算数では秒殺でした。

おまけ:
https://www.tv-asahi.co.jp/reading/goodmorning/page/5/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/13 07:50削除
問題1の別解
20+7=19+8=17+10となっているので、=13+Aだろう。
つまり、13+A=27 よって、A=14
因みに、この法則は昔自分で作ったが、ちょっと検索した所、この法則にならない4次の魔方陣もあるらしい。(記憶は薄いがノートには残っているはずである。うっかりミスの可能性もある。)
また、模範解答と同じ事をすると、
20+7+19+8=17+10+13+A
となる。(よって、A=14)
因みに、1~16の4次の魔方陣の1列の和は34である。
(1+2+3+・・・+16)÷4={(16・17)/2}÷4=2・17=34という事。(上の魔方陣は20まであるので違うが、確か20+7+19+8=54などの所も34になると思った。)

問題2の何でもありの解法1
AD=AF=CE=CF=xと置いて、△ABCで三平方の定理を使うと、
(x+1)^2+(x+3)^2=(2x)^2が成り立つ。
∴x^2+2x+1+x^2+6x+9=4x^2
∴2x^2-8x-10=0
∴x^2-4x-5=0 
∴(x-5)(x+1)=0
∴x=-1,5 x>0より、x=5
∴AB=6cm,BC=8cm
∴△ABC=6×8×(1/2)=24cm^2
よって、答えは、24cm^2

何でもありの解法2,3は次回。

と思ったが、解法4を思い付いたので、先に解法4を紹介しよう。

解法4
EからCFに垂線を下ろしその足をHとすると、対称性から△EFHと△EDBは合同である。(二等辺三角形ADFと直角二等辺三角形EDFが合体した形だから左右対称。)
∴EH=3cm,FH=1cm
ここで、CE=CF=xと置いて、△CEHで三平方の定理を使うと、
(x-1)^2+3^2=x^2が成り立つ。
∴x^2-2x+10=x^2
∴2x=10 ∴x=5
以後、解法1と同じ。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/14 07:57削除
>因みに、この法則は昔自分で作ったが、ちょっと検索した所、この法則にならない4次の魔方陣もあるらしい。(記憶は薄いがノートには残っているはずである。うっかりミスの可能性もある。)

その後、ノートは調べていないが(300冊以上あってどこに入っているか分からないから)、「20+7+19+8=17+10+13+A=1列の和」とこれによって四隅の合計も1列の和と同じになるぐらいの事だろう。
今回使った法則は、どう考えても無理に2つに分けないと自然には辿り着けないと思う。(3次の魔方陣は全て自然に求まるが。)

問題2の何でもありの解法2
AD=AF=CE=CF=xと置いて、AEを結ぶと四角形ADEFは凧型より、AEは∠Aの二等分線になる。
よって、△ABCで角の二等分線の定理を使うと、x+1:2x=3:xが成り立つ。
∴6x=x(x+1) ∴6x=x^2+x
∴x^2-5x=0 ∴x(x-5)=0
∴x=0,5 x>0より、x=5
∴AB=6cm,BC=8cm
∴△ABC=6×8×(1/2)=24cm^2
よって、答えは、24cm^2

解法3は次回。系もあるが、マニアックな解法5も検討中。

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%BD%AA#%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%BD%AA
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/15 07:51削除
何でもありの解法3
∠DEB=●と置くと、∠FEC=180°-90°-●=90°-●
ここで、CからEFに垂線を下ろしその足をHとすると、
∠HCE=90°-(90°-●)=●
よって、∠DEB=∠HCE
よって、2角が等しいので、△DEB∽△ECH ところで、DE=√10cmより、EH=√10/2cm ∴EC=(√10/2)×√10=5cm
∴BC=5+3=8cm,AB=5+1=6cm
∴△ABC=8×6×(1/2)=24cm^2

因みに、●などと置かなくても見方によっては△DEB∽△ECHは簡単に分かる。
四角形ADEFが凧型からEからACに垂線を下ろしその足をIとすると、対称性から△EFI≡△DEB また、CからEFに垂線を下ろしその足をHとすると、直角と∠HFIの2角が等しいので、△EFI∽△CFH
また、△CFH≡△CEHは自明より、DEB∽△ECHという事。

何でもありの解法5(マニアックな解法)
AEを結びDFとの交点をGとすると、DF⊥AEで点GはDFの中点になる。
よって、△EGDも直角二等辺三角形で∠AEB=45°よって、△ABEの内角の和より、∠EAB+∠DEB=180°-90°-45°=45°で、△DEBは直角を挟む二辺の比が1:3より、マニアックな定理により△ABEは直角を挟む二辺の比が1:2である。
よって、AB=6cmよりAD=5cmでBC=3+5=8cm
∴△ABC=8×6×(1/2)=24cm^2

マニアックな定理
Arctan(1/2)+Arctan(1/3)=π/4

証明は算数で図形的にも出来ますが、省略。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/14 12:16 (No.1107081)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理2.6
Pを可換環Rのイデアルとするとき、次が成り立つ。
(1)Pは素イデアルである。⇔R/Pは整域。
(2)Pは極大イデアルである。⇔R/Pは体。
(3)Pが極大イデアルならば、Pは素イデアルである。

証明
(1)a,b∈Rとする。「a∈P⇔R/Pで|a=|0」であることに注意して、素イデアルの定義
a・b∈P⇒a∈P または b∈P
を書きかえれば
|a・|b=|0⇒|a=|0 または |b=|0
これは剰余環R/Pが整域であることを意味している。よって、Pが素イデアルであることと剰余環R/Pが整域であることは同値である。
(2)(⇒):
Pが環Rの極大イデアルとする。剰余環R/Pの|0でない任意の元を|aとする。|a≠|0であるからa∉P
そこで、(P,a)=P+aRという環Rのイデアルを考えるとP⊊P+aR⊂Rである。ところが、PはRの極大イデアルであるからP+aR=Rでなければならない。このとき、1∈R=P+aRより
1=c+ab
なるc∈Pとb∈Rが存在する。この式の剰余環R/Pで考えると、|cは|0であるから
|1=|c+|(ab)=|a・|b
ゆえに、|a・|b=|1 これは|aがR/Pの可逆元であることを示している。よって、剰余環Rは体である。
(⇐):
IをRのイデアルでP⊊I⊂Rを満たしているものとする。剰余環R/PにおいてイデアルI/Pを考えると、
(|0)⊂I/P⊂R/P
となっている。P⊊Iであるから、Iの元でPに属さない元aが存在する。このとき、a∉Pであるから、
|a=a+P≠|0
ゆえに、{|0}⊊I/P 仮定より、R/Pは体であるからR/Pは真のイデアルを含まない(問2.5)。よって、I/P=R/Pでなければならない。これよりI=Rとなる。
何故ならば、|1∈R/P=I/Pであるから、あるIの元aがあって
|1=|a(a∈I)
と表される。したがって、
1-a∈P⊂I
ここで、a∈Iであるから1∈I よって、I=Rを得る。
以上より、P⊊I⊂R⇒I=Rが示されたので、Pは極大イデアルである。
(3)Pを極大イデアルとすると、(2)よりR/Pは体である。体は整域であるから(定理1.4)、(1)よりPは素イデアルである。

問2.5
次を証明せよ。
(1)Iを有理数体ℚの0でないイデアルとするとき、I=ℚである。
(2)可換環Rが体であるための必要十分条件は、Rが(0)とRの他にイデアルを持たないことである。

定理1.4
体は0と異なる零因子をもたない。すなわち、体は整域である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

具体的には、

>a,b∈Rとする。「a∈P⇔R/Pで|a=|0」であることに注意して、

>(P,a)=P+aRという環Rのイデアルを考える

一応、これがイデアルである理由を述べて下さい。

>P⊊P+aR⊂Rである。

一応、≠の理由を述べて下さい。

>PはRの極大イデアルであるからP+aR=Rでなければならない。

>|cは|0であるから

>剰余環R/PにおいてイデアルI/Pを考える

一応、剰余環R/Pのイデアルがこの形である理由を述べて下さい。

>|1=|a(a∈I)
と表される。したがって、
1-a∈P⊂I

>1-a∈P⊂I
ここで、a∈Iであるから1∈I よって、I=Rを得る。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/14 14:01削除
解説
>a,b∈Rとする。「a∈P⇔R/Pで|a=|0」であることに注意して、

Pはイデアルより加法群なので、定理4.1の系を使うと、
a∈P⇔a+P=P⇔a+P=0+P
⇔|a=|0
よって、a∈P⇔R/Pで|a=|0

定理4.1の系
Gを群,HをGの部分群とする。このとき、Gの任意の元aについて次の(1),(2),(3)は同値である。
(1)a∈H(2)aH=H(3)Ha=H
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

念のため、Pは加法部分群なので演算を加法に変えて適用している。
また、a+P=0+P⇔|a=|0の部分は、p.162の、|a={x∈R|x≡a(modI)}=a+Iを参考にすると良い。

>(P,a)=P+aRという環Rのイデアルを考える

一応、これがイデアルである理由を述べて下さい。
定理2.5(1)より、

定理2.5
I1,I2を可換環Rのイデアルとすると、次の(1),(2),(3)それぞれにおける集合もRのイデアルである。
(1)I1+I2={x|x=a1+a2,a1∈I1,a2∈I2}
(2),(3)は省略。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

PとaRがそれぞれイデアルなので、その和もイデアルだから。(aRがイデアルである理由は、p.169を読んで下さい。)

>P⊊P+aR⊂Rである。

一応、≠の理由を述べて下さい。
a∉Pだから。

>PはRの極大イデアルであるからP+aR=Rでなければならない。

極大イデアルの定義より、
P=P+aRまたはP+aR=Rだが、上の「⊊」より、P≠P+aRだから。

>|cは|0であるから

c∈Pより|c=|0(この理由は一番上と同じなので省略。)

>剰余環R/PにおいてイデアルI/Pを考える

一応、剰余環R/Pのイデアルがこの形である理由を述べて下さい。
問2.8の(2)より。

問2.8
Iを可換環Rのイデアルとするとき、次を示せ。
(1)JがIを含んでいるRのイデアルとするとき、集合J/I={|a∈R/I|a∈J}は剰余環R/Iのイデアルである。
(2)剰余環R/Iのイデアルはすべて、Iを含んでいるRのイデアルJがあって、J/Iという形をしている。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

>|1=|a(a∈I)
と表される。したがって、
1-a∈P⊂I

|1=|aより、|1-|a=|0
∴|(1-a)=|0 ∴1-a∈P
(ここは一番上の「a∈P⇔R/Pで|a=|0」で考えれば良い。)
∴1-a∈P⊂I

>1-a∈P⊂I
ここで、a∈Iであるから1∈I よって、I=Rを得る。

Iはイデアルより加法群なので、
1-a∈I,a∈Iから1∈Iとなる。
また、定理2.2よりI=Rとなる。

定理2.2
環RのイデアルIが単位元1を含めばI=Rとなる。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/12 11:45 (No.1105161)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理2.5
Ⅰ1,Ⅰ2を可換環Rのイデアルとすると、次の(1),(2),(3)それぞれにおける集合もRのイデアルである。
(1)Ⅰ1+Ⅰ2={x|x=a1+a2,a1∈Ⅰ1,a2∈Ⅰ2}
(2)Ⅰ1∩Ⅰ2
(3)Ⅰ1Ⅰ2={a1b1+…+anbn|n∈ℕ,a1,…,an∈Ⅰ1,b1,…,bn∈Ⅰ2}
すなわち、Ⅰ1Ⅰ2はⅠ1の元aiとⅠ2の元biの積aibiの有限個の和の全体の集合である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

Ⅰ1・Ⅰ2={ab|a∈Ⅰ1,b∈Ⅰ2}とした時、Ⅰ1・Ⅰ2はRのイデアルとなるでしょうか。証明して下さい。ただし、(3)を1つとしても成り立つというのは、なしです。(その裏取りという事。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/12 13:46削除
予定変更で間違い探し。

>Ⅰ1・Ⅰ2={ab|a∈Ⅰ1,b∈Ⅰ2}とした時、Ⅰ1・Ⅰ2はRのイデアルとなるでしょうか。証明して下さい。

Ⅰ1・Ⅰ2={ab|a∈Ⅰ1,b∈Ⅰ2}
x,y∈Ⅰ1・Ⅰ2とすると、x=a1b1,y=a2b2(ai∈Ⅰ1,bi∈Ⅰ2)と表されるので、
x-y=a1b1-a2b2
ここで、手詰まりとなりましたが、変な証明を作ってみました。吟味して下さい。

ところで、a1,a2,…,an∈Ⅰ1,b1,b2,…,bn∈Ⅰ2で、Ⅰ1,Ⅰ2はイデアルより、加法群なので、
a1+a2+…+an∈Ⅰ1,b1+b2+…+bn∈Ⅰ2
∴(a1+a2+…+an)(b1+b2+…+bn)∈Ⅰ1・Ⅰ2
∴a1b1+a1b2+…+anbn∈Ⅰ1・Ⅰ2
(Ⅰ1,Ⅰ2を可換環Rのイデアルなので分配法則が使える。)
ここで、aibj∈Ⅰ1・Ⅰ2より、集合Ⅰ1・Ⅰ2は加法について閉じている。
また、Ⅰ1,Ⅰ2はイデアルで加法群より零元を含むので、0=0・0∈Ⅰ1・Ⅰ2 ∴0∈Ⅰ1・Ⅰ2
よって、集合Ⅰ1・Ⅰ2は加法の単位元を含む。
また、Ⅰ1はイデアルよりaiの加法の逆元-aiを含み、Ⅰ2の元bjとの積を考えると、-aibjが存在し、aibjの逆元が存在する。
よって、集合Ⅰ1・Ⅰ2は逆元を含む。また、加法の結合法則が成り立つ事は自明とすると、集合Ⅰ1・Ⅰ2は加法群である。―――①
また、r∈R,c∈Ⅰ1・Ⅰ2とすると、c=abと表される。∴rc=r(ab)=(ra)b
a∈Ⅰ1でⅠ1はイデアルより、ra∈Ⅰ1 
また、b∈Ⅰ2より、rc∈Ⅰ1・Ⅰ2
よって、r∈R,c∈Ⅰ1・Ⅰ2⇒rc∈Ⅰ1・Ⅰ2―――②
①,②より、Ⅰ1・Ⅰ2はイデアルである。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/12 15:35削除
間違い探しの解答
>ところで、a1,a2,…,an∈Ⅰ1,b1,b2,…,bn∈Ⅰ2で、Ⅰ1,Ⅰ2はイデアルより、加法群なので、
a1+a2+…+an∈Ⅰ1,b1+b2+…+bn∈Ⅰ2
∴(a1+a2+…+an)(b1+b2+…+bn)∈Ⅰ1・Ⅰ2
∴a1b1+a1b2+…+anbn∈Ⅰ1・Ⅰ2
(Ⅰ1,Ⅰ2を可換環Rのイデアルなので分配法則が使える。)
ここで、aibj∈Ⅰ1・Ⅰ2より、集合Ⅰ1・Ⅰ2は加法について閉じている。

a1b1+a1b2+…+anbn∈Ⅰ1・Ⅰ2だからと言って、加法について閉じている訳ではない。
因みに、後半の零元と逆元が存在する事を利用しても加法について閉じている事は言えない。
例えば、-a1b2などがⅠ1・Ⅰ2に存在しているので、上の式に加えると、任意の2元の和が∈Ⅰ1・Ⅰ2となりそうな気がするが、誤解である。
ところで、

定理2.5
Ⅰ1,Ⅰ2を可換環Rのイデアルとすると、次の(1),(2),(3)それぞれにおける集合もRのイデアルである。
(1)Ⅰ1+Ⅰ2={x|x=a1+a2,a1∈Ⅰ1,a2∈Ⅰ2}
(2)Ⅰ1∩Ⅰ2
(3)Ⅰ1Ⅰ2={a1b1+…+anbn|n∈ℕ,a1,…,an∈Ⅰ1,b1,…,bn∈Ⅰ2}
すなわち、Ⅰ1Ⅰ2はⅠ1の元aiとⅠ2の元biの積aibiの有限個の和の全体の集合である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

(3)をこんな風にしているのは、単純にイデアルどうしの積ではイデアルにならないからである。
だから、Ⅰ1・Ⅰ2={ab|a∈Ⅰ1,b∈Ⅰ2}はイデアルにはならないという事である。
つまり、(3)は有限個の和の集合だからイデアルになるのであり定数個にしたらダメなのである。一応、(3)の証明の一部を抜き書きしよう。

(ⅰ)a,b∈I1I2とすると、aとbはI1の元とI2の元の積の有限個の和であるからa-bもまたI1の元とI2の元の積の有限個の和である。よって、a-b∈I1I2

定数個、例えば2個の和の集合だとしたら、a-bは4個になり閉じなくなってしまうという事である。

一応、裏を取りました。

「Iの元とJの元の積全体からなる集合
{xy|x∈I,y∈J}
はイデアルになるとは限らないので,
{xy|x∈I,y∈J}で生成されるイデアルとして
イデアルの積IJを定めます.」
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13231470363

例えば、x1y1,x1y2∈{xy|x∈I,y∈J}のように特殊な場合(Iからは同じ元)はイデアルになる。
x1y1-x1y2=x1(y1-y2)∈{xy|x∈I,y∈J}(I,Jはイデアルで加法群だから。)
よって、部分群の判定定理よりI・Jは加法部分群である。また、イデアルの性質の後半は上と同様に成り立つ。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/10 13:49 (No.1103422)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007210000/

あまり意味はありませんが、算数の別解を2通り作ってみました。まぁ、ただややっこしくしているだけですが。意味がない事をするのも面白いと思いますよ。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/11 10:29削除
何でもありの解法
CFを結び、DEとの交点をOとすると、点Oは正方形の中心になるので、OC=OD=(1/2)DE また、△GDF∽△GEBより、
DG:EG=DF:EB=1:2
よって、DE=6aと置くと、EG=4a また、EO=3aより、OG=4a-3a=a
∴tanx=OC/OG=3a/a=3
また、tany=EF/BE=1/2
∴tan(x-y)=(tanx-tany)/(1+tanx・tany)=(3-1/2)/{1+3(1/2)}
=(5/2)/(5/2)=1
∴tan(x-y)=1
ところで、0<x-y<180°より、
x-y=45°
よって、答えは、45°

算数の別解は次回。今朝は、パソコンがフリーズしてダメでした。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/12 07:56削除
算数の別解1
△GFDと△GBEは相似で相似比は1:2より、GF:GB=1:2
また、四角形DCEFは正方形で点Gは対角線上の点より対称性でGF=GC
よって、GC:GB=1:2———①
また、BFとCDの交点をHとすると、△HFDと△HBCは合同でDH=CH
よって、DH:EF=1:2 よって、△GDHと△GEFの相似比も1:2より、
GH:GF=1:2 これに先のGF=GCを代入すると、GH:GC=1:2———②
①,②より、GC:GB=GH:GC
また、∠HGCが共通より二辺比と挟角が等しいので、△GCHと△GBCは相似である。
よって、∠GCH=∠GBC=y 
また、∠CGE=xより、△GDCの内対角の和により、x-y=∠GDC=∠EDC=45°よって、答えは、45°

算数の別解2
CFを結び、DEとの交点をOとすると、点Oは正方形の中心になるので、OC=OD=(1/2)DE また、△GFDと△GBEは相似で相似比は1:2より、DG:EG=1:2
よって、DE=⑥と置くと、OC=OD=③
また、EG=④より、OG=④-③=①
よって、OG:OC=①:③=1:3
ここで、正方形DCEFの右隣りに合同な正方形FEHIを作ると、∠BAH=∠OGC=xとなる。
また、正方形ABCDの下に合同な正方形BJKCを作ると、∠KAJ=∠FBE=yとなる。
よって、x-y=∠KAHよりこの角度を求めれば良い。
そこで、JKの延長とIHの延長との交点をLとすると、△AJKと△KLHが合同である事は自明で、定石の形より、△KAHは直角二等辺三角形になる。(定石を使わない場合は2つの合同な直角三角形の2つの角度を〇,×として角度を計算すれば∠AKH=90°と分かり、合同よりAK=KH)
よって、∠KAH=45°
よって、答えは、45°

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/11 13:46 (No.1104340)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 4-9b
群Gが1つの元のべきで生成されるとき、すなわちGのある元gによって、Gのほかの元がすべてg^k(kは整数)と表されるとき、Gを巡回群という。巡回群がn個の元からなるときn次巡回群という。次の問いに答えよ。
(1)n次巡回群GがGのある元gのべき全体に一致するとき、gの位数はnであることを示せ。よってG={e,g,・・・,g^(n-1)}である(eはGの単位元を表す)。
(2)Gをn次巡回群とする。nの約数dに対して、d個の元からなるGの部分群が一意的に存在することを証明せよ。

解答
(1)gの位数をmとすると、gのべきが生成するGの部分群Hはm個の元からなる{e,g,・・・,g^(m-1)}である。仮定よりH=Gなので、m=nである。
(2)(1)のようなgをとる。まずd個の元からなる部分群は存在する。実際g^(n/d)の位数はdになるので、H={e,g^(n/d),・・・,(g^(n/d))^(d-1)}はd個の元からなるGの部分群である。
次に、h=g^kがh^d=g^kd=eをみたすとき、(gの位数はnなので)kdはnの倍数である(74ページ参照)。よってkd=nm(mは整数)である。ゆえにk=m(n/d)である。したがってh^d=eとなる元はすべてg^(n/d)のべきで表される。つまりHに含まれる。よってd個の元からなる部分群は一意的に存在する。

74ページ
命題4.5(有限群Gの元の位数は|G|の約数)
有限群Gの元gに対してg^|G|=eが成り立つ。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

具体的には、

>実際g^(n/d)の位数はdになる

>次に、h=g^kがh^d=g^kd=eをみたすとき、(gの位数はnなので)kdはnの倍数である(74ページ参照)。

>よってkd=nm(mは整数)である。ゆえにk=m(n/d)である。したがってh^d=eとなる元はすべてg^(n/d)のべきで表される。つまりHに含まれる。よってd個の元からなる部分群は一意的に存在する。

これぐらいですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/11 15:52削除
解説
>実際g^(n/d)の位数はdになる

(1)より、g^n=e
よって、{g^(n/d)}^d=g^n=e
また、nはgの位数なのでnより小さい数ではeにならないので、{g^(n/d)}^d=g^n=e
この左辺もdより小さい数ではeにならない。よって、g^(n/d)の位数はdである。

別証
定理3.6
Gをaによって生成される位数nの巡回群とする。このとき、Gの元a^kの位数はn/(n,k)となる。ただし、(n,k)はnとkの最大公約数を表す。
|a^k|=n/(n,k)
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

n/dをkとして考えると、n/dとnの最大公約数はn/dである。(n/dはnの約数でその数とnとの最大公約数はその数自身だから。)
よって、g^(n/d)の位数はn/(n/d)=d
よって、g^(n/d)の位数はdである。

>次に、h=g^kがh^d=g^kd=eをみたすとき、(gの位数はnなので)kdはnの倍数である(74ページ参照)。

次に、「H={e,g^(n/d),・・・,(g^(n/d))^(d-1)}はd個の元からなるGの部分群である」
これがただ1つしかない事(一意性)を示すために、h∈Hとしてh=g^kとする。
この両辺をd乗すると、h^d=(g^k)^d

命題4.5(有限群Gの元の位数は|G|の約数)
有限群Gの元gに対してg^|G|=eが成り立つ。

命題4.5を使うと、dはHの位数(元の個数)より、(g^k)^d=e
∴g^kd=e ∴h^d=g^kd=e
ところで、(1)よりgの位数はnより、kdはnで割り切れる。nは位数なのでg^n=eとなる最小のnだから。(g^n)^m=g^kd=eという事。よって、kdはnの倍数である。

>よってkd=nm(mは整数)である。ゆえにk=m(n/d)である。したがってh^d=eとなる元はすべてg^(n/d)のべきで表される。つまりHに含まれる。よってd個の元からなる部分群は一意的に存在する。

上の「(g^n)^m=g^kd=eという事」から、
kd=nm ∴k=m(n/d)
∴h=g^k=g^m(n/d)=(g^(n/d))^m
「したがってh^d=eとなる元はすべてg^(n/d)のべきで表される」という事である。
「つまりHに含まれる。よってd個の元からなる部分群は一意的に存在する」。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/9 15:13 (No.1102276)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007230000/

ただし、何でもありで補助線は引いてはいけないというルールで解いて下さい。因みに、心の中だけで引く補助線もなしです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/10 07:56削除
解答
BC=xと置くと、sin22.5°=5/x
よって、半角の公式を使うと、
sin^2(22.5°)=(1-cos45°)/2=(1-1/√2)/2=(√2-1)/2√2=(2-√2)/4
∴25/x^2=(2-√2)/4
∴x^2=100/(2-√2)=50(2+√2)
∴x=√{50(2+√2)}=5√(4+2√2)
∴BC=5√(4+2√2)cm
∴AB=AC=5√(2+√2)cm
ここで、△BACで角の二等分線の定理を使うと、AE:EC=BA:BC=1:√2より、
EC={√2/(1+√2)}×5√(2+√2)
={5√(4+2√2)}/(1+√2)
=5(√2-1)√(4+2√2)cm
∴△BEC=EC×AB×(1/2)
=5(√2-1)√(4+2√2)×5√(2+√2)×(1/2)
=5(√2-1)・5√2(2+√2)・(1/2)
=5(√2-1)・10(√2+1)・(1/2)
=25cm^2
よって、答えは、25cm^2

または、BC=5√(4+2√2)cmから、
BD=5√(4+2√2)cos22.5°———①
また、sin^2(22.5°)=(2-√2)/4より、
cos22.5°=√{1-(2-√2)/4}
=√(2+√2)/2———ア
また、sin22.5°=√(2-√2)/2———イ
①にアを代入すると、
BD=5√(4+2√2)・{√(2+√2)/2}
=5√2(2+√2)/2=5(1+√2)cm
∴BD=5(1+√2)cm———②
また、DE=5tan22.5°
=5(sin22.5°/cos22.5°)
=5{(2-√2)/2}/{(2+√2)/2}
=5(2-√2)/(2+√2)
=5(2-√2)/√2=5(√2-1)
∴DE=5(√2-1)cm———③
②-③より、
BE=5(1+√2)-5(√2-1)=10cm
∴△BEC=10×5×(1/2)=25cm^2

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/8 17:03 (No.1101134)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007270001/

一応、普通にも解いて下さい。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007250002/

算数でも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/9 07:57削除
問題1
100以下の自然数のうち、11で割ると9余り、9で割ると7余る数を求めてください。

別解
11a+9=9b+7(a,bは整数)と置ける。
∴9b=11a+2 ∴b=(11a+2)/9
∴b=a+(2a+2)/9 
∴b=a+2(a+1)/9
左辺が整数より右辺も整数なので、a+1は9の倍数である。
ところで、11a+9≦100より、11a≦91 ∴a≦91/11 ∴0≦a≦8
∴1≦a+1≦9
この中で9の倍数は9のみなので、a+1=9
∴a=8 これを11a+9に代入すると、
答えは、97

問題2の算数の解法
DからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△DBCは直角二等辺三角形より点HはBCの真ん中の点になり、HC=HD———①
また、EHを結ぶと、△EBCは直角三角形で点Hは斜辺の真ん中の点より定石の形でHC=HE=HBである。(BからCEと平行な直線とCからBEと平行な直線を引き、その交点をFとすると、四角形BFCEは長方形になりBCとEFの交点は互いの真ん中の点で交わり点Hと重なる。よって、長方形の性質より、HC=HE=HBとなる。)
よって、HC=HE———②
①,②より、HC=HD=HE
よって、△HDEと△HECはそれぞれ二等辺三角形。よって、∠HDE=∠HED=×,∠HEC=∠HCE=〇と置くと、四角形DHCEの内角の和より、
2〇+2×+90°=360°
よって、2〇+2×に90°を加えると360°なので、2〇+2×は270°であり、
〇+×は135°である。
よって、∠CED=〇+×=135°
よって、∠AED=180°-135°
=45°

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/8 11:55 (No.1100844)削除
次の文章を完全解説して下さい。

系2
有限群Gの元の位数はGの位数の約数である。

証明
aをGの元とする。aによって生成されたGの巡回部分群<a>を考える。定理3.4より|a|=|<a>|であり、また系1より部分群の位数|<a>|はGの約数であるから、元aの位数はGの約数である。

定理3.4
aを群Gの元とするとき、元aの位数はaで生成された巡回部分群<a>の位数に等しい。すなわち、|<a>|=|a|

系1
有限群Gの部分群の位数はGの位数の約数である。

定理4.4(ラグランジュの定理)
Gを有限群,HをGの部分群とすると、Gの位数はHの位数と|G:H|の積になる。すなわち、
|G|=|G:H|・|H|
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

この証明おかしくないですか。おかしいと思う人は訂正に挑戦して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/8 13:43削除
系2
有限群Gの元の位数はGの位数の約数である。

証明
aをGの元とする。aによって生成されたGの巡回部分群<a>を考える。定理3.4より|a|=|<a>|であり、また系1より部分群の位数|<a>|はGの約数であるから、元aの位数はGの約数である。

感想
これでは有限群Gの巡回部分群の生成元についてはGの約数と言えるが、aを生成元とする巡回部分群の他の元については言えないのではないだろうか。
因みに、巡回部分群のどの元もが生成元になれる訳ではない。

証明(改訂版)
aをGの元とする。aによって生成されたGの巡回部分群<a>を考える。
この位数をnとすると、ラグランジュの定理の系1よりnはGの位数の約数である。―――①
また、定理3.6より、この巡回部分群の元の位数は全てnの約数である。―――②
①,②より、<a>の全ての元の位数はGの位数の約数である。
よって、他の巡回部分群も全て考えると、Gの元の位数はGの位数の約数である。Q.E.D.

定理3.6
Gをaによって生成される位数nの巡回群とする。このとき、Gの元a^kの位数はn/(n,k)となる。ただし、(n,k)はnとkの最大公約数を表す。
|a^k|=n/(n,k)
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

(改訂版は)どうでしょう。ついでに、

>巡回部分群のどの元もが生成元になれる訳ではない。

定理3.6の系2
Gをaによって生成される位数nの巡回群とする。このとき、Gの元a^kがGの生成元であるための必要十分条件は、(n,k)=1となることである。
a^kがGの生成元⇔(n,k)=1

因みに、私の方が正しいと仮定すると、この先生だけの誤りではありません。こちらでも同じですから。https://hooktail.sub.jp/algebra/GroupCharacter/

まぁ、常識的に考えれば、私の方が間違っているに決まっていますが。信じる信じないはあなた次第です。

定理
有限巡回群では,群の位数と元の位数が一致します.(上のサイトより引用)

個人的には、この定理は勘違いしていると思っていますが。
例えば、加法群ℤ4={|0,|1,|2,|3}は巡回群ですが、|1の位数は|1+|1+|1+|1=|0で4ですが、|2の位数は|2+|2=|0で2で異なっていますよね。(念のため、加法群の単位元はゼロ元。)
とにかく、参考程度の話です。自分で色々調べて下さい。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/7 16:36 (No.1099834)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202008040002/

別解でした。因みに、暗算で解きました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202008030000/

一応、別解を作って下さい。因みに、私は公式で瞬殺でした。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202007290000/

一応、別解を作って下さい。因みに、私は模範解答の方法で秒殺でした。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/8 07:56削除
問題1
「神様」は必ず本当のことを言い、「悪魔」は必ずウソをつき、「人間」は本当とウソを使い分けます。A、B、Cはそれぞれ誰でしょう?
A「私は神様ではない」
B「私は悪魔ではない」
C「私は人間ではない」

別解
Aを嘘に出来るのは「神様」だけで、Bを嘘に出来るのは「悪魔」だけで、Cを嘘に出来るのは「人間」だけである。
そして、「悪魔」は必ず嘘をつくのでBは「悪魔」で確定である。
次に、「神様」は本当の事しか言えないのでAではない。よって、Cである。(Cを確認すると本当で合っている。)
最後に、「人間」を残ったAにすると、正しいので「人間」はAである。
よって、答えは、
A:人間,B:悪魔,C:神様

問題2の別解
EからABと平行な直線を引き、AD,BCとの交点をそれぞれF,Gとして、等積変形で点Eを点Fの所に移動させると、長方形ABGF=2△FAB=2△EAB=2×12=24cm^2
よって、長方形FGCD=40-24=16cm^2 また、△ECD=△FCD=長方形FGCDの半分=16÷2=8cm^2
よって、△CDE=8cm^2

因みに、公式は平行四辺形で使えます。証明は模範解答と同様。(私の方法でも証明出来ますが。)

問題3の別解
左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、AからCDと平行な直線を引き、BCとの交点をEとすると、同位角より∠AEB=∠DCB=60°
よって、△ABEは2つの角が60°より正三角形。よって、BE=AB=2cm よって、EC=12-2=10cm
ところで、∠ADC=360°-150°-60°-60°=90°また、∠EAD=150°-60°=90°
よって、EからCDに垂線を下ろしその足をHとすると、四角形AEHDは長方形である。よって、DH=AE=2cm
また、△ECHは30°,60°,90°の直角三角定規型でEC=10cmより、CH=10÷2=5cm よって、DC=DH+CH=2+5=7cm
よって、答えは、7cm

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/6 16:25 (No.1098739)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 4-4a
3個の玉の入れ換え全体のなす群Gの部分群を求めよ。

解答
Gの各元に対して、そのべきからなる部分群と、G自身以外に部分群がないことをいう(64ページ参照)。まず位数2の元と位数3の元を含む部分群HはGに一致する。実際、(ラグランジュの定理より)|H|は2,3の公倍数なので|H|=6しかない。ゆえにH=Gである。また位数2の異なる2元を含む場合、これらの積は位数3の元になる(∵実際に計算して確かめられる)。よってHは位数2と位数3の元を含みH=Gとなる。

64ページ
3つの玉の入れ換えでは、入れ換えの集合のうち、群になるのは次の6通りです(問題 4-4):
(1)(123)
(2)(123),(213)
(3)(123),(132)
(4)(123),(321)
(5)(123),(231),(312)
(6)(123),(213),・・・,(312)(6個全部)(注)

(注):群Gが群Hを含むとき、HはGの部分群といいます。(1)から(6)は(6)の部分群です。

定理4.4(ラグランジュの定理)
有限群Gの部分群Hに対して、Gに含まれる元の個数は、Hに含まれる元の個数にHの指数を掛けた数に等しい。すなわち
|G|=(G:H)|H|
が成り立つ。とくに|H|は|G|の約数である。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

(1)~(6)は本当は2段になっているが、書けないので1段にした。本当はこんな感じ。https://iwai-math-blog.com/funiki-funniki/

これは苦労しました。内容は簡単なのですが、言葉的に超難解でした。解読出来た人は尊敬します。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/7 15:44削除
問題 4-4a
3個の玉の入れ換え全体のなす群Gの部分群を求めよ。

解答
Gの各元に対して、そのべきからなる部分群と、G自身以外に部分群がないことをいう(64ページ参照)。まず位数2の元と位数3の元を含む部分群HはGに一致する。実際、(ラグランジュの定理より)|H|は2,3の公倍数なので|H|=6しかない。ゆえにH=Gである。また位数2の異なる2元を含む場合、これらの積は位数3の元になる(∵実際に計算して確かめられる)。よってHは位数2と位数3の元を含みH=Gとなる。

解説
>Gの各元に対して、そのべきからなる部分群と、G自身以外に部分群がないことをいう(64ページ参照)。

「そのべきからなる部分群」とは、巡回部分群の事である。

定理3.1
aの累乗の全体からなるGの部分集合<a>={a^n|n∈ℤ}はGの部分群になる。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

定義3.3
定理3.1の部分群<a>をaで生成されたGの巡回部分群という。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

念のため、「べき」とは「べき乗」の事で「累乗」のようなものである。(違いは自分で調べて下さい。)

要は、巡回部分群と「全体のなす群G」以外に部分群がない事を証明すると言っているのである。

>まず位数2の元と位数3の元を含む部分群HはGに一致する。実際、(ラグランジュの定理より)|H|は2,3の公倍数なので|H|=6しかない。ゆえにH=Gである。

定理4.4(ラグランジュの定理)
有限群Gの部分群Hに対して、Gに含まれる元の個数は、Hに含まれる元の個数にHの指数を掛けた数に等しい。すなわち
|G|=(G:H)|H|
が成り立つ。とくに|H|は|G|の約数である。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

ラグランジュの定理を見てもさっぱり分からないと思うが、ラグランジュの定理の系2というのを見ると、

定理4.4の系2
有限群Gの元の位数はGの位数の約数である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

「位数2の元と位数3の元を含む部分群H」の位数(元の個数)は、2の倍数かつ3の倍数である事が分かる。つまり、2,3の公倍数で|H|=6である。(Gの元の個数が3!=6個なので部分群Hの位数は6以下で6しかない訳である。)

因みに、「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著にはこの「系」は載っていない。

>また位数2の異なる2元を含む場合、これらの積は位数3の元になる(∵実際に計算して確かめられる)。よってHは位数2と位数3の元を含みH=Gとなる。

「位数2の異なる2元」とは、

64ページ
3つの玉の入れ換えでは、入れ換えの集合のうち、群になるのは次の6通りです(問題 4-4):
(1)(123)
(2)(123),(213)
(3)(123),(132)
(4)(123),(321)
(5)(123),(231),(312)
(6)(123),(213),・・・,(312)(6個全部)

(2)の(213)と(3)の(132)と(4)の(321)のどれか2つという事である。
(213)と(132)を演算すると、
(213)(132)=(231)でこれは(5)の元なので位数3である。
因みに、(2)~(4)は位数2の巡回部分群で(5)は位数3の巡回部分群である。

さらに、演算を繰り返すと、(6)になるという訳である。(「H=Gとなる」という事。)
よって、結局、初めの「Gの各元に対して、そのべきからなる部分群と、G自身以外に部分群がないことをいう(64ページ参照)」が言えた訳である。
「64ページ参照」とは、(1)は1乗,(2)~(4)は2乗,(5)は3乗からなる部分群で、(6)はG自身という事である。

おまけ:
http://www.jtvan.co.jp/howa/Hasegawa/houwa084.html
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/4 20:52 (No.1096715)削除
問題1
ℤ/4ℤの部分群を求めよ。

解答
ℤ/4ℤの各元に対して、その元を整数倍して得られる部分群は
{0},{0,2},{0,1,2,3}
の3つである。どの部分群Hにおいても、Hに含まれない元(があればそれ)を付け加えて、和を計算すると{0,2}またはℤ/4ℤに一致する。よってℤ/4ℤの部分群は上の3つである。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

前半は分かるが、後半はよく分からないので、自分で別解を作ってみました。念のため、検索はしないで解きました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202008050000/

別解を3通り作ってみました。系を入れれば4通りですが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/5 07:56削除
問題1
ℤ/4ℤの部分群を求めよ。

別解
ℤ/4ℤ={|0,|1,|2,|3}
|0=0・|1
|1=1・|1
|2=|1+|1=2・|1
|3=|1+|1+|1=3・|1
|4=|1+|1+|1+|1=4・|1=|0



よって、ℤ/4ℤは|1を生成元とする巡回群である。

定理3.1
aの累乗の全体からなるGの部分集合<a>={a^2|n∈ℤ}はGの部分群になる。また、この群はaを含むGの最小の部分群である。

定義3.4
群Gのすべての元がGのある元aの累乗になっているとき、Gはaで生成された巡回群であるといい、aをその生成元という。すなわち、
G:巡回群⇔∃a∈G,G=<a>

この累乗は一般的な演算を表していて、乗法を加法に変えても良い。すると、「ℤ/4ℤは|1を生成元とする巡回群である」事が分かるだろう。
また、巡回群の部分群は巡回群より、ℤ/4ℤの部分群は巡回群である。

定理3.3
巡回群の部分群は巡回群である。

そこで、生成元を1つずつ変えて試してみる。
|2
|2+|2=|4=|0
|2+|2+|2=|6=|2
・・・
よって、{|0,|2}は部分群である。
|3
|3+|3=|6=|2
|3+|3+|3=|9=|1
|3+|3+|3+|3=|12=|0
・・・
よって、{|0,|1,|2,|3}も部分群である。
また、{|0}も部分群なので、部分群は全部で、
{|0},{|0,|2},{|0,|1,|2,|3}の3個である。(生成元が他にないから。)
因みに、別の視点から確認すると、ラグランジュの定理の系1より、有限群Gの部分群の位数はGの約数なので、部分群のそれぞれの元の個数は4の約数で1個,2個,4個の3種類である。そして、巡回部分群なので同じ位数の部分群はないので、3個で確定である。

定理4.4の系1
有限群Gの部分群の位数はGの約数である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

問題2の別解1
上の頂点から反時計回りにA~Cと振り、△ABCの内部の点をDとすると、△DABは3:4:5の直角三角形である。
ここで、DからAB,BCに垂線を下ろしその足をそれぞれH,Iとすると、∠DBHを共有していて、また直角が等しいので、△DABと△HDBは2角が等しく相似である。また、△HDBと△IBDは合同であるので、△HDBと△IBDはどちらも3:4:5の直角三角形である。
よって、DH=(4/5)×12=48/5cm
DI=(3/5)×12=36/5cm
よって、△DCA=△ABC-△DAB-△DBC=20×30÷2-20×(48/5)÷2-30×(36/5)÷2=300-96-108=96cm^2
よって、答えは、96cm^2

別解2,3は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/7 07:57削除
問題2の別解2
上の頂点から反時計回りにA~Cと振り、△ABCの内部の点をDとすると、△DABは3:4:5の直角三角形である。
ここで、DからBCに垂線を下ろしその足をHとし、HDの延長とACとの交点をIとすると、△DBHは△BADと相似になり3:4:5の直角三角形である。
よって、DH=(3/5)×12=36/5cm
BH=(4/5)×12=48/5cm
よって、CH=30-48/5=102/5cm
また、△IHCと△ABCも相似でIH:CH=2:3より、IH=(2/3)×(102/5)=68/5cm
よって、ID=68/5-36/5=32/5cm
よって、△DAC=(32/5)×30÷2=16×6=96cm^2
よって、答えは、96cm^2

DからABに垂線を下ろし同様に出来るが省略。

問題2の別解3
上の頂点から反時計回りにA~Cと振り、△ABCの内部の点をDとすると、△DABは3:4:5の直角三角形である。
ここで、長方形ABCEとなる点Eを取り、CからADと平行な直線を引きAEとの交点をFとすると、△ABDと△CFEは相似である。(AB//EC,AD//FCだから。)
よって、△CEFも3:4:5の直角三角形である。よって、EF=(3/4)×20=15cm よって、AF=30-15=15cm
ところで、等積変形より△CAD=△FADなので、△FADの面積を求めれば良い。
そこで、DからAFに垂線を下ろしてその長さを求めても良いが、FからADに垂線を下ろしその足をHとすると、△FAHは△ABDと相似になり3:4:5の直角三角形である。
よって、FH=(4/5)×15=12cm
よって、△FAD=16×12÷2=96cm^2 よって、答えは、96cm^2

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/7 10:46削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題 4-3a
ℤ/4ℤの部分群を求めよ。

解答
ℤ/4ℤの各元に対して、その元を整数倍して得られる部分群は
{0},{0,2},{0,1,2,3}
の3つである。どの部分群Hにおいても、Hに含まれない元(があればそれ)を付け加えて、和を計算すると{0,2}またはℤ/4ℤに一致する。よってℤ/4ℤの部分群は上の3つである。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

しつこく読み返したら、ようやく分かりました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/3/7 13:29削除
問題 4-3a
ℤ/4ℤの部分群を求めよ。

解答
ℤ/4ℤの各元に対して、その元を整数倍して得られる部分群は
{0},{0,2},{0,1,2,3}
の3つである。どの部分群Hにおいても、Hに含まれない元(があればそれ)を付け加えて、和を計算すると{0,2}またはℤ/4ℤに一致する。よってℤ/4ℤの部分群は上の3つである。
「本質を学ぶ ガロワ理論最短コース」梶原健著より

解説
>ℤ/4ℤの各元に対して、その元を整数倍して得られる部分群は
{0},{0,2},{0,1,2,3}

ℤ/4ℤは加法群(4の所が素数なら乗法群かもしれない)で、ここで、各元を生成元とした巡回部分群を考える。
ℤ/4ℤ={0,1,2,3}より、
0を生成元とした巡回部分群は、{0}
1を生成元とした巡回部分群は、1,1+1=2,1+1+1=3,1+1+1+1=4=0,・・・より、{0,1,2,3}
2を生成元とした巡回部分群は、2,2+2=4=0,2+2+2=6=2,・・・より、{0,2}
3を生成元とした巡回部分群は、3,3+3=6=2,3+3+3=9=1,3+3+3+3=12=0,・・・より、{0,1,2,3}
という事。

定理3.1
aの累乗の全体からなるGの部分集合<a>={a^n|n∈ℤ}はGの部分群になる。

定義3.3
定理3.1の部分群<a>をaで生成されたGの巡回部分群という。

ℤ/4ℤは加法群なので、この乗法を加法にして適用している訳である。つまり、「その元を整数倍して」とは累乗の代わりに加法なので整数倍という事である。
(もう一言欲しい所である。危なく挫折しかけた。まぁ、別解作ったからOKだったけど。)

>どの部分群Hにおいても、Hに含まれない元(があればそれ)を付け加えて、和を計算すると{0,2}またはℤ/4ℤに一致する。

上で作った部分群{0},{0,2},{0,1,2,3}以外に部分があるかどうか調べる訳である。
そこで、{0,2}に元1を加えた集合{0,1,2}を群とすると、演算について閉じているので、1+2=3がこの集合に入る。よって、{0,1,2,3}で既に存在している部分群と同じになる。(念のため、{0,1,2,3}=ℤ/4ℤ)
また、{0}に元2を加えると{0,2}で上と同様の事をすると、0+2=2,2+2=4=0なので、{0,2}になる。
よって、「和を計算すると{0,2}またはℤ/4ℤに一致する」という事である。
これも加法群だから「和」とか「演算すると」とか書いてくれないと集合の和とか色々考えちゃったよ。

>よってℤ/4ℤの部分群は上の3つである。

他にも{0}に元1を加えたり{0,2}に元3を加えたり、全ての場合を考えても上の3つの倍しかない事は容易に分かる。

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