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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/4 12:00 (No.1030604)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202006030000/

一応、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/5 16:45削除
問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202006020000/

算数的な別解を作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/6 07:58削除
問題1の何でもありの解法1
△BACでヘロンの公式を使うと、
s=(5+7+9)/2=21/2
∴S=√{(21/2)(21/2-5)(21/2-7)(21/2-9)}
=√{(21/2)(11/2)(7/2)(3/2)}=21√11/4
∴△BAC=21√11/4cm^2
ところで、四角形ABCDは平行四辺形より△BACと△DCAは合同。
∴平行四辺形ABCD=21√11/2cm^2

問題1の何でもありの解法2
∠ABC=θと置いて△BACで余弦定理を使うと、
cosθ=(5^2+7^2-9^2)/2・5・7
=(25+49-81)/70=-7/70=-1/10
また、sin^2θ+cos^2θ=1より、
sin^2θ=1-(-1/10)^2=99/100
∴sinθ=±3√11/10
ところで、0<θ<180°より、sinθ>0である。
∴sinθ=3√11/10
よって、三角形の面積の公式を使うと、
∴△BAC=(1/2)・5・7・(3√11/10)
=21√11/4cm^2
以後、解法1と同じ。

問題2の算数の別解1
AD//BCより、錯角で∠DGC=∠GDE
また、DG//EFより同位角で∠GDE=∠FEA よって、∠DGC=∠FEA また、∠C=∠Aより2角が等しいので、△DGCと△FEAは相似で、AF=10-4=6cm,CD=10cmより、相似比は3:5
よって、AE:CG=3:5より、AE=③,CG=⑤と置いて、CGとBGの位置を入れ換えると、
⑤-③の長さと8cm-4cmの長さが等しい事が分かる。(線分図のように書き出した方が分かり易いかもしれない。)
よって、②=4cmである。よって、①=2cm よって、AD=③+8=6+8=14cm,AE=③=6cm,CG=⑤=10cm
よって、色部分=14×10-6×6÷2-10×10÷2=140-18-50=72cm^2
よって、答えは、72cm^2

問題2の算数の別解2
EDの真ん中の点をMとして、BMを結ぶと、MD=BG,MD//BGより、四角形MBGDは平行四辺形である。よって、DG//MB//EFである。
ところで、点MはEDの真ん中の点よりこの3本の平行線は等間隔である。(証明は簡単だが算数なので省略。)
よって、線分FGの真ん中を通っている。(これはどんな斜めの線分でも真ん中を通る。証明は簡単だが算数なので省略。)
また、△BFGは直角二等辺三角形より、斜辺の真ん中と直角を結ぶと2つの直角二等辺三角形に分けられる。
つまり、∠MBG=∠MBF=45°である。
よって、同位角より∠DGCと∠EFAも45°であり、△AEFと△CGDはそれぞれ直角二等辺三角形である。
よって、CG=10cm,AE=AF=6cm
以後、別解1と同じ。

邪道な解法
見た目から、△AEFと△CGDは直角二等辺三角形っぽいので、AE=AF=10-4=6cm,CG=10cmとすると、AD=6+8=14cm,BC=4+10=14cm
よって、AD=BCで四角形ABCDが長方形である事に合う。よって、△AEFと△CGDはそれぞれ直角二等辺三角形である。なぜなら、△AEFと△CGDは相似でDC:GCとFA:EAは等しいので、例えば、この比を2:1にすると、GC=10÷2=5cm,EA=6÷2=3cmとなり、AD=3+8=11cm,BC=4+5=9cmで等しくないので、長方形にならないからである。(つまり、長方形になるなら直角二等辺三角形という事。)
以後、別解1や別解2と同じ。

厳密な証明は、二辺比を1:xとすると、AD=6x+8,BG=10x+4より、6x+8=10x+4とすると、4x=4 ∴x=1
よって、四角形ABCDが長方形(平行四辺形)になるには、1:1より直角二等辺三角形でなければならない。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/5 10:38 (No.1031472)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理6.4
fを群Gから群G'への準同型写像とする。このとき、fが単射となるための必要十分条件はkerf={e}となることである。ただし、eはGの単位元である。

証明
f:単射⇒kerf={e}:
a∈kerfとするとf(a)=e'
一方、定理6.2よりf(e)=e'
        ∴f(a)=f(e)
fは単射という仮定よりa=e
以上によって、kerf⊂{e}が示された。ゆえにkerf={e}
f:単射⇐kerf={e}:
a,b∈Gについて、f(a)=f(b)と仮定する。この式の両辺にf(b)の逆元f(b)^-1∈G'を右側からかけると
f(a)f(b)^-1=e'
∴f(a)f(b^-1)=e'(定理6.2)
f(ab^-1)=e'(fは準同型)
∴ab^-1∈kerf={e}(仮定より)
∴ab^-1=e
∴a=b

定理6.2
fを群Gから群G'への準同型写像とし、eをGの単位元,e'をG'の単位元とするとき、次が成り立つ。
(1)Gの単位元eは準同型写像fによってG'の単位元e'に移る。
f(e)=e'
(2)Gの任意の元aに対してはf(a^-1)=f(a)^-1
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

具体的には、

>以上によって、kerf⊂{e}が示された。ゆえにkerf={e}

ここぐらいですね。一応、厳密に解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/5 13:16削除
解説
>以上によって、kerf⊂{e}が示された。ゆえにkerf={e}

要約すると、
「a∈kerfとするとa=e
以上によって、kerf⊂{e}が示された」
という訳だが、
a∈kerf⇒a=e⇔a∈{e}
∴a∈kerf⇒a∈{e}
∴kerf⊂{e}
という事だろう。
また、kerf⊂{e}⇒kerf={e}としているが、{e}の部分集合にはφもあるので、定義からkerf≠φと付け加えた方が良いだろう。(念のため、厳密に解説する場合である。)
https://note.com/math_cafe/n/n42a89b826ee3

定理6.3
fをGからG'への準同型写像とすると、Gの部分集合
kerf={a∈G|f(a)=e'}
はGの正規部分群になる。ただし、e'はG'の単位元とする。

念のため、kerf≠φの証明は、kerfは群で群には単位元が存在するからである。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/2 12:52 (No.1028490)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202004280000/

何でもありと中学数学の別解を作ってみました。後者はエレガントです。ただし、模範解答が一番簡単ですが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/3 07:58削除
問題
「AB=8㎝、AC=12㎝、∠B=2∠Cである△ABCがあり、∠Bの二等分線と辺ACとの交点をDとするとき、ADの長さを求めてください(筑波大学付属高校 入試問題)」

中学数学の別解(ただし、受験生で出来る人は全くいないだろう。)
∠Aの二等分線を引き、BCとの交点をEとする。また、辺AC上にAF=ABとなる点Fを取ると、二辺挟角が等しくなるので、△ABE≡△AFE また、AF=AB=8cmより、FC=12-8=4cm
また、∠AFE=∠ABE=○○ ところで、条件より、∠C=∠B/2=○ 
よって、△FECの内対角の和より、∠FEC=○○-○=○
よって、∠FEC=∠Cより△FECは二等辺三角形。∴FE=FC=4cm
また、△ABE≡△AFEより、BE=FE=4cmとなる。
ここで、△ABCで角の二等分線の定理を使うと、AB:AC=BE:ECより、8:12=4:EC ∴EC=6cm
また、2角が等しいので、△DBC∽△FECより、DC:4=10:6が成り立つ。
∴DC=40/6=20/3cm
∴AD=12-20/3=16/3cm
よって、答えは、16/3cm

何でもありの解法
まず、角の二等分線の長さの公式を紹介しておく。
△ABCの∠Aの二等分線と辺BCとの交点をDとすると、
AD=√(AB・AC-BD・CD)
証明は中学数学でも出来るが、次回。

条件より、∠B=2∠Cより、∠DBC=∠DCB=○で△DBCは二等辺三角形である。
よって、BD=CD=x,BC=yと置くと、AD=12-x
ここで、△BACで上の角の二等分線の長さの公式を使うと、x=√{8y-x(12-x)}が成り立つ。
∴x^2=8y-12x+x^2
∴8y=12x ∴y=3x/2———①
また、△BACで角の二等分線の定理を使うと、
8:y=12-x:x
∴8x=y(12-x)———②
①を②に代入すると、
8x=(3x/2)(12-x)
∴16x=36x-3x^2
∴3x^2-20x=0
∴x(3x-20)=0 
x≠0より、x=20/3
∴AD=12-x=12-20/3=16/3cm
よって、答えは、16/3cm

これも一応、中学数学の範囲と言えば範囲だが、公式を中学数学で導かなければダメだろう。

何でもありの解法の系
①から、x:y=2:3 
∴BD:BC=2:3
また、AB:AC=8:12=2:3
∴AB:AC=BD:BC
∴AB:BD=AC:BC
∴AB:DB=AC:BC
また、∠ABD=∠ACB=○より、二辺比と挟角が等しいので、△BAD∽△CAB
以後、模範解答と同じなので省略。
念のため、これも別解としてはダメ。

おまけ:
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325684(東大へ行くべきだろう。)
https://www.ticket.co.jp/entx/entertainment/itadoriyuuji-identity/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/4 07:54削除
角の二等分線の長さの公式
△ABCの∠Aの二等分線と辺BCとの交点をDとすると、
AD=√(AB・AC-BD・CD)

中学数学の証明
△ABCの外接円を描き、ADの延長と円との交点をEとし、BEを結ぶと、円周角より∠ACB=∠AEB ∴∠ACD=∠AEB———①
また、ADは∠Aの二等分線より、∠CAD=∠BAE———②
①,②より、2角が等しいので、△ABE∽△ADC ∴AB:AE=AD:AC
∴AD・AE=AB・AC———③
また、方べきの定理より、
AD・DE=BD・DC———④
③-④より、
AD(AE-DE)=AB・AC-BD・DC
∴AD・AD=AB・AC-BD・CD
∴AD=√(AB・AC-BD・CD)

因みに、AからBCに垂線を下ろし三平方の定理を使っても求められない事はないですが、計算が非常に大変です。辺の値が数値の場合はこの方法でも良いと思いますが。(気が向いたらpythonを使って求めてみますね。20年ぐらい前には手計算でやった記憶があります。)

何でもありの証明
AB=a,AC=b,BD=c,CD=d,AD=x,∠BAD=∠CAD=θと置いて、△ABDと△ACDで余弦定理を使うと、
c^2=a^2+x^2-2axcosθ―――①
d^2=b^2+x^2-2bxcosθ―――②
①×b-②×aより、
bc^2-ad^2=a^2b-ab^2+(b-a)x^2
∴(a-b)x^2=a^2b-ab^2-bc^2+ad^2
∴(a-b)x^2=ab(a-b)-bc^2+ad^2―――③
ところで、角の二等分線の定理より、
a:b=c:d ∴ad=bc———④
④を③に2回代入すると、
(a-b)x^2=ab(a-b)-adc+bcd
∴(a-b)x^2=ab(a-b)-cd(a-b)
a≠bの場合、
x^2=ab-cd
∴x=√(ab-cd)
∴AD=√(AB・AC-BD・CD)
a=bの場合、△ABCは二等辺三角形になり、c=d,AD⊥BC
これらをx=√(ab-cd)に代入すると、
x=√(a^2-c^2) ∴x^2=a^2-c^2
∴x^2+c^2=a^2
よって、AD^2+BD^2=AB^2で△ABDでの三平方の定理で合うので適正。
よって、角の二等分線の長さの公式は、
AD=√(AB・AC-BD・CD)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/4 19:13削除
>因みに、AからBCに垂線を下ろし三平方の定理を使っても求められない事はないですが、計算が非常に大変です。辺の値が数値の場合はこの方法でも良いと思いますが。(気が向いたらpythonを使って求めてみますね。20年ぐらい前には手計算でやった記憶があります。)

やってみました。pythonの手を借りて試行錯誤で手計算で出来ましたが、昔はAB=aとかの変換もなしにやった記憶がありますが、何で出来たかよく分かりません。地獄の大変さだったのは覚えていますが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/5 07:59削除
角の二等分線の長さの公式
△ABCの∠Aの二等分線と辺BCとの交点をDとすると、
AD=√(AB・AC-BD・CD)

中学数学の証明2
AB=a,AC=b,BD=c,CD=dと置いて、AからBCに垂線を下ろしその足をHとし、AH=x,CH=yと置くと、三平方の定理より、
x^2+y^2=b^2———①
x^2+(c+d-y)^2=a^2———②
①-②より、
-(c+d)^2+2(c+d)y=b^2-a^2
∴2(c+d)y=-a^2+b^2+(c+d)^2
∴y={-a^2+b^2+(c+d)^2}/{2(c+d)}
これを①に代入すると、
x^2=b^2-[{-a^2+b^2+(c+d)^2}/{2(c+d)}]^2
=b^2-{-a^2+b^2+(c+d)^2}^2/{4(c+d)^2}
=[4b^2(c+d)^2-{-a^2+b^2+(c+d)^2}^2]/{4(c+d)^2}———③
また、DH=d-{-a^2+b^2+(c+d)^2}/{2(c+d)}
={2d(c+d)+a^2-b^2-(c+d)^2}/{2(c+d)}
∴DH^2={a^2-b^2-(c+d)^2+2d(c+d)}^2/{4(c+d)^2}———④
よって、③,④より、△ADHで三平方の定理を使うと、
AD^2=[4b^2(c+d)^2-{-a^2+b^2+(c+d)^2}^2]/{4(c+d)^2}+{a^2-b^2-(c+d)^2+2d(c+d)}^2/{4(c+d)^2}
=[[4b^2(c+d)^2-{-a^2+b^2+(c+d)^2}^2]+{a^2-b^2-(c+d)^2+2d(c+d)}^2]/{4(c+d)^2}———☆
☆の分子=[4b^2(c+d)^2-{-a^2+b^2+(c+d)^2}^2]+{a^2-b^2-(c+d)^2+2d(c+d)}^2
=[2b(c+d)+{-a^2+b^2+(c+d)^2}][2b(c+d)-{-a^2+b^2+(c+d)^2}]+{a^2-b^2-(c+d)^2+2d(c+d)}^2
ここで、a^2-b^2-(c+d)^2=Xと置くと、
☆の分子={2b(c+d)-X}{2b(c+d)+X}+{X+2d(c+d)}^2
=4b^2(c+d)^2-X^2+X^2+4d(c+d)X+4d^2(c+d)^2
=4b^2(c+d)^2+4d(c+d)X+4d^2(c+d)^2
=4d(c+d)X+4(c+d)^2(b^2+d^2)
=4(c+d){dX+(c+d)(b^2+d^2)}
これにX=a^2-b^2-(c+d)^2を代入すると、
☆の分子=4(c+d)[d{a^2-b^2-(c+d)^2}+(c+d)(b^2+d^2)]
=4(c+d){a^2d-b^2d-d(c+d)^2+b^2c+cd^2+b^2d+d^3}
=4(c+d){a^2d-d(c+d)^2+b^2c+cd^2+d^3}
=4(c+d){a^2d-c^2d-2cd^2-d^3+b^2c+cd^2+d^3}
=4(c+d){a^2d-c^2d-cd^2+b^2c}
∴☆の分子=4(c+d){a^2d-c^2d-cd^2+b^2c}
これを☆に代入すると、
AD^2=4(c+d){a^2d-c^2d-cd^2+b^2c}/{4(c+d)^2}
=(a^2d+b^2c-c^2d-cd^2)/(c+d)———☆☆
ところで、角の二等分線の定理より、
a:b=c:d ∴ad=bc
これを☆☆に2回代入すると、
AD^2=(abc+abd-c^2d-cd^2)/(c+d)
={ab(c+d)-cd(c+d)}/(c+d)
=ab-cd=AB・AC-BD・CD
∴AD=√(AB・AC-BD・CD)

おまけ:
返信
返信4
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/31 15:10 (No.1026254)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005050000/

念のため、算数で解いて下さい。簡単ですね。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005070000/

三平方の定理を使わない別解で解いて下さい。ただし、邪道です。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005070002/

あまり面白くない別解を作ってみました。因みに、解答が4個だけと分かっている別解の方が面白いです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/1 07:55削除
問題1の解答
大きい直角二等辺三角形をABC(直角から反時計回りにA~C)とし、辺AB,BC,CA上の点をそれぞれD,E,Fとする。
ここで、EからACに垂線を下ろしその足をHとすると、△ECFは直角二等辺三角形より、EH=FH=CH=FC/2=4cmとなる。よって、AH=4+4=8cm
また、AEを結ぶと、
色部分=△ADE+△AEF=10×8÷2+4×4÷2=40+8=48cm^2
一応、検算のために全体から引いて求めると、
色部分=12×12÷2-2×8÷2-8×4÷2=72-8-16=48cm^2でOK。

問題2の別解(邪道)
AB,BC,ADと円との接点をそれぞれS,T,Uとすると、四角形ABCDは等脚台形より、AU=8÷2=4cm,BT=10÷2=5cm
ここで、円と接線の関係より、AS=AU=4cm,BS=BT=5cm
よって、AB=4+5=9cm
ここで、BAの延長とCDの延長との交点をEとすると、△EADと△EBCは相似で相似比8:10=4:5より、EA=④,EB=⑤と置くと、AB=⑤-④=①=9cm
よって、EB=9×5=45cm
ここで、ヘロンの公式を使うと、
s=(45+45+10)/2=50
△EBC=√50(50-45)(50-45)(50-10)=√(50・5・5・40)=50√20=100√5cm^2
また、内接円の半径をrと置くと、
△ABC=45r/2+45r/2+10r/2=50rcm^2
よって、50r=100√5が成り立つ。
よって、r=2√5cm
よって、円の面積=20π=20×3.14=62.8cm^2

念のため、ヘロンの公式を求めるために三平方の定理を使うので循環論法である。
ただし、ヘロンの公式を余弦定理で求める場合、余弦定理を導くのにsin^2θ+cos^2θ=1を使うので、普通は三平方の定理を使うが、私は相似でこれを導けるので、正確には、この解法は循環論法ではない。ただし、三平方の定理を使わない代わりに三角関数を使う解法である。

問題3は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/1 13:08削除
問題4
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005030000/

暗算で解けますね。

問題5
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202004300002/

別解を2通り作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2024/1/2 08:02削除
問題3
次の式が整数になるような整数nの値をすべて求めてください。
(2n+1)/(n-2)

別解
(2n+1)/(n-2)=m(mは整数)と置くと、2n+1=m(n-2) 
∴2n+1=mn-2m 
∴mn-2m-2n=1 
∴(m-2)(n-2)-4=1 
∴(m-2)(n-2)=5
ここで、m-2=±1,n-2=±5(複号同順),m-2=±5,n-2=±1(複号同順)を解いても良いが、それだと模範解答とほとんで変わらないので、ここではこの式から解が(最大)4個である事だけを確認する。
ところで、2n+1は奇数で、(2n+1)/(n-2)が整数になるのだからn-2も奇数である。(偶数だったら割り切れない。)
そして、奇数×奇数=奇数より、奇数÷奇数=奇数より、与式の値も奇数である。
また、その前にn-2=±1の場合は与式は必ず整数になる。よって、n=2±1=3,1は確定。
また、(2n+1)/(n-2)=3とすると、
2n+1=3(n-2) ∴2n+1=3n-6
∴n=7(3個目が確定)
また、(2n+1)/(n-2)=1とすると、
2n+1=n-2 ∴n=-3(4個目確定)
よって、答えは、n=7,-3,3,1

問題4
羊とヤギを合わせて200匹が飼われている牧場があり、その99%は羊です。羊を98%にするには、何匹の羊を取り除けばいいでしょう?

解答
200匹の1%は2匹よりヤギは2匹。よって、ヤギを2%にするには羊とヤギを合わせて100匹にすれば良い。
つまり、羊を98%にするには羊を100匹取り除けば良い。

問題5
x+y=3,xy=2のとき、次の式の値を求めてください。
x^2-2xy+y^2

別解1 思い付いた順
2次方程式の解と係数の関係より、x,yを2つの解とする方程式は、t^2-3t+2=0
∴x^2-3x+2=0———①
 y^2-3y+2=0———②
①+②より、
x^2+y^2-3x-3y+4=0
∴x^2+y^2=3x+3y-4
これを与式に代入すると、
与式=(3x+3y-4)-2xy———☆
☆にx+y=3,xy=2を代入すると、
与式=3・3-4-2・2=9-8=1
よって、答えは、1

別解2
x+y=3,xy=2より、解の1つは、x=1,y=2である。
よって、与式=1^2-2・1・2+2^2
=1-4+4=1
よって、答えは、1
厳密には、もう1つの解x=2,y=1でも求めなくてはならない。(答えが1つとは限らないから。)

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/30 21:07 (No.1025420)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005060002/

何でもありと算数の別解を作ってみました。ついでに何通り作れるか答えて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/31 07:40削除
算数の別解
  A
 BCD
E F G
と置くと、1列の和が等しいので、
B+E=C+F=D+Gで、A~Fは1~7のどれかなので、
(ⅰ)1+7=2+6=3+5の場合、A=4
(ⅱ)1+6=2+5=3+4の場合、A=7
(ⅲ)2+7=3+6=4+5の場合、A=1
この場合しかない。(証明は算数ならいらないかもしれないが、下に補足。)
(ⅰ)の場合、1列の和は4+1+7=12で、A以外の残りの和は、1+2+3+5+6+7=24 これをBCD,EFGの2列で割ると、24÷2=12で1列の和12に合う。よって、適正。
(ⅱ)の場合、1列の和は7+1+6=14で、A以外の残りの和は、1+2+3+4+5+6=21 これをBCD,EFGの2列で割ると、21÷2=10.5で不適。
(ⅲ)の場合、1列の和は1+2+7=10で、A以外の残りの和は、2+3+4+5+6+7=27 これをBCD,EFGの2列で割ると、27÷2=13.5で不適。
(ⅰ)~(ⅲ)より、A=4である。

補足
(ⅰ)~(ⅲ)の場合しかない証明は、1+2+3+4+5+6+7=28で、A=1,4,7以外で、28-Aが3の倍数になる事はないからである。3の倍数の理由は、残りのペアB+E=C+F=D+Gが全て等しいから例えば=Xと置けば、28-A=3Xだから。

因みに、完成形は簡単に作れるが省略。また、何通り作れるかは、BE,CF,DGの入れ換えで3!=6通り。また、BCDとEFGの入れ換えで2通りより、6×2=12通り

何でもありの解法
1列の和をXと置くと、
A+B+E=A+C+F=A+D+G=X
∴A+B+E+A+C+F+A+D+G=3X
∴2A+A+B+C+D+E+F+G=3X
∴2A+1+2+3+4+5+6+7=3X
∴2A+28=3X———①
また、B+C+D=E+F+G=Xより、
A+2X=1+2+3+4+5+6+7
∴A+2X=28———②
①×2より、4A+56=6X———①'
②×3より、3A+6X=84———②'
①'を②'に代入すると、
3A+4A+56=84 ∴7A=28
∴A=4

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfc286f2155d1bec9df39b865d7f1cc872031375
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/27 22:02 (No.1022751)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005080000/

算数の別解を作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/29 07:57削除
問題1の算数の別解
BCの中点をMとし、AMを結ぶと△ABCは∠Aが直角の直角三角形でMは斜辺の中点より、定石によりAM=BM=CM
(納得出来ない人は、△ABCをBCの下に反転させてコピーし、点Aの行き先をA'とすると、四角形ABA'Cは長方形になるので、対角線は互いの中点で交わるので納得出来るだろう(対角線の長さは等しいから)。中学生以上は、△ABCの外接円を考えれば良い。)
DMを結ぶと、同様にDM=BM=CM
よって、BM=AM=DM=CM
また、条件よりBA=AD=DC
よって、三辺相等より△MBAと△MADと△MDCは合同である。
よって、∠AMB=∠AMD=∠DMC=180°÷3=60°
ところで、△MBAと△MADと△MDCはそれぞれ二等辺三角形より、正三角形になる。
よって、∠ABC=60°より△ABCは30°,60°,90°の直角三角定規型である。
よって、AB:BC=1:2 また、AB=ADより、AD:BC=1:2
ところで、AD//BCより△EADと△ECBは相似で相似比は1:2である。よって、面積比は1×1:2×2=1:4
また、AE:EC=1:2より、△EAD=①,△ECB=④と置くと、△ABE=④÷2=② 対称性より、△DCE=②
よって、台形ABCD=①+④+②+②=⑨
よって、台形ABCDの面積は△AEDの9倍。

問題2の別解はもっと面白いので考えてみて下さい。

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9641f310f5639e5c13abee5803e93d75a744c59
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/30 07:52削除
問題2の何でもありの解法
AC=DEより、△BEDをACの外側にEDがACにくっつくように移動させ、点Bの行き先をB'とすると、∠ABC+∠DBE=180°より、∠ABC+∠B'=180°である。
よって、四角形ABCB'は円に内接する四角形で、∠B'AC=∠BED=x
ところで、AB=BDより、AB=B'Cである。よって、弧AB=弧B'C
∴∠ACB=∠B'AC=x
∴x=35°

因みに、円に内接する四角形でAB=B'Cと分かった時点で四角形ABCB'は等脚台形である事に気付くぐらいでなければ実戦ではダメである。念のため、マニアレベルの話である。

例えば、模範解答は、△BDEをABの外側に移動コピーさせているが、点BがADの中点という情報があるので、私の定石の1つからBEの延長上にBF=BEとなる点Fを取ると、四角形AFDEは平行四辺形になる(対角線が互いの中点で交わるから)というものがあり、それを使えば、AF=ED(平行四辺形の性質)なので△AFCが二等辺三角形になる事は一発で分かる。
コメント欄の本さんという人は、なかなかセンスがある人だと思う。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/26 11:48 (No.1021302)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/202005090000/

ただし、BF=x,CF=yと置いて、方程式で求めて下さい。計算はそんなに大変じゃありません。
今朝の問題と同様に出来たら結構凄いと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/28 07:56削除
方程式の解法
BF=x,CF=yと置くと、△ABFは直角二等辺三角形より、
AF=BF=x,AB=√2x
また、△ABDで三平方の定理を使うと、
BD=√(2x^2-9)
ここで、△ABCの面積を2通りで表すと、
8・√(2x^2-9)・(1/2)=x・(x+y)・(1/2)が成り立つ。
∴64(2x^2-9)=x^2(x+y)^2———①
また、△BCDで三平方の定理を使うと、
(2x^2-9)+25=(x+y)^2が成り立つ。
∴(x+y)^2=2x^2+16———②
②を①に代入すると、
64(2x^2-9)=x^2(2x^2+16)
∴32(2x^2-9)=x^2(x^2+8)
∴64x^2-288=x^4+8x^2
∴x^4-56x^2+288=0
これを解の公式で解くと、
x^2=28±√(28^2-288)=28±√496=28±4√31
∴x^2=28±4√31———③
また、△AFCで三平方の定理を使うと、
x^2+y^2=64 ∴y^2=64-x^2———④
③を④に代入すると、
y^2=64-(28±4√31)
=36∓4√31
∴y^2=36∓4√31(③と複号同順)
ところで、図より、x>y ∴x^2>y^2
∴x^2=28+4√31———⑤
y^2=36-4√31———⑥
ところで、点Eは垂心よりCE⊥ABで∠B=45°より、∠ECF=45°で△EFCは直角二等辺三角形である。∴EF=FC=y
よって、△EBFで三平方の定理を使うと、
BE=√(x^2+y^2)———☆
☆に⑤,⑥を代入すると、
BE=√{28+4√31+(36-4√31)}
=√64=8cm
よって、答えは、8cm

因みに、△EFCが直角二等辺三角形である事は、垂心を利用しない場合は△BEF≡△ACFで言ってもいいし、4点A,B,F,Dが同一円周上にある事から∠FDC=∠B=45°で4点D,E,F,Cも同一円周上にある事から∠FEC=∠FDC=45°から言っても良い。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/27 11:52 (No.1022221)削除
次の文章を解説して下さい。

「数学の中に「集合論」という分野があります。この分野はロシア生まれのユダヤ系ドイツ人であるカントル(1845-1918)により始められました、彼は集合の定義を、常識的に次のように定義しました。
直観または思考の対象のうちで、一定範囲にあるものを1つの全体として考えたとき、それを集合という
 発表直後は何の異義も出なかったそうですが、後にイギリスの数学者であり哲学者であるラッセル(1872-1970)が次のような矛盾を指摘しました。
Aを自分自身を要素としてもたない集合の集まり
Bを自分自身を要素としてもつ集合の集まり
とします。するとすべての集合はこのどちらかに入ります。さてAはどちらの集合に入るでしょう。もしAをAの要素としますと、Aは自分自身を要素として含まないこととなり矛盾します。それではAをBの要素としたらどうでしょう。するとAは自分自身を要素としてもつはずなのでこれも矛盾です。いずれの場合にも矛盾が生じることになります。これを「ラッセルのパラドックス(逆理)」といいます。」
「すぐわかる代数」石村園子著より

因みに、1999年12月25日の第1刷です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/27 13:21削除
解説
>Aを自分自身を要素としてもたない集合の集まり
Bを自分自身を要素としてもつ集合の集まり
とします。するとすべての集合はこのどちらかに入ります。さてAはどちらの集合に入るでしょう。もしAをAの要素としますと、Aは自分自身を要素として含まないこととなり矛盾します。それではAをBの要素としたらどうでしょう。するとAは自分自身を要素としてもつはずなのでこれも矛盾です。

ベン図を描くと分かり易い。
(ⅰ)AがAに入っている場合、Aの大円の中にPの小円とAの小円を描くと、Aの中にAが入っているが、条件よりAは「自分自身を要素としてもたない集合」なので矛盾である。
(ⅱ)AがBに入っている場合、Bの大円の中にPの小円とAの小円を描いて、さらにPの小円の中にPを入れる。ここで、Aの小円の中にAは入っていない。なぜなら、条件よりAは「自分自身を要素としてもたない集合」だからである。ところが、Bは「自分自身を要素としてもつ集合の集まり」なのでそんな集合があってはいけないので矛盾である。
(ⅰ),(ⅱ)より、どっちにしろ矛盾が生じるという事である。

>もしAをAの要素としますと、Aは自分自身を要素として含まないこととなり矛盾します。

「もしAをAの要素としますと、Aは自分自身を要素として含まないことに矛盾します」
または
「もしAをAの要素としますと、Aは自分自身を要素として含むこととなり矛盾します」
だと思います。

>それではAをBの要素としたらどうでしょう。するとAは自分自身を要素としてもつはずなのでこれも矛盾です。

「するとBは自分自身を要素としてもつはずなのでこれも矛盾です」
または
「するとAは自分自身を要素としてもたないのでこれも矛盾です」
だと思います。

私の勘違いだったらすみません。まぁ、ベン図の方の解説が合っていると思いますからいいですね。念のため、私のオリジナルです。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/26 16:42 (No.1021508)削除
7.1.9 旅の地図を描く
「はい。先輩、ありがとうございます! これで村木先生のカードはすべて解けました! でも———」テトラちゃんは、身体をもじもじ動かす。「え、ええっと、でも、解の公式ができてうれしい! とは、あまり思えません・・・ご、ごめんなさい」
「というと?」
「はい。問題を解いて最後の3次方程式の解の公式も解けました。でも、まだ、あたし———わかってません。あたしたちは、いったい、何をやったことになるんでしょう?」
 これだ。
 テトラちゃんは、ここがしっかりしている。
 彼女は、問題が解けて終わりとは思っていない。答えが見つかればいいとは思っていない。7枚のカードは解の公式まで誘導してくれた。大きな問題を僕たちに解かせるために、ステップを踏んで進めるようになっていた。ご親切にヒントまで付いている。だから———解けるのは当然だ。誘導に乗って解いた後が考えどころなんだ。

  僕たちは、いったい、何をやったことになるのか?

 このように自問して、振り返ることが大切だ。
「でも———どうすればいいかなあ」と僕はつぶやく。
「あ、あたし、旅の地図を描きたいですっ!」
「数学ガール ガロア理論」結城浩著より

ラグランジュ・リゾルベント
3次方程式x^3+px+q=0の解をx=α,β,γとする。
さらに、LとRを以下のように定義する。
L=ωα+ω^2β+γ
R=ω^2α+ωβ+γ
ただし、ωは1の原始3乗根の1つとする。
「数学ガール ガロア理論」結城浩著より

問題
いきなり、これが出て来る訳ですが、どうしてこうしたのか推理して下さい。
補足:https://sanotomo3.blogspot.com/2019/12/1.html

因みに、今回は「数学ガール ガロア理論」結城浩著を持っている人限定ですね。ちょっと検索した所、理由はどこも載っていないようです。
https://www.google.com/search?q=%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%BE%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88&sca_esv=593706337&hl=ja&source=hp&ei=tniKZYD0J5GEvr0PreeOkAw&iflsig=AO6bgOgAAAAAZYqGxucrcZyCvGa1nbnAWsXay6tlBeVF&oq=%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB&gs_lp=Egdnd3Mtd2l6IhXjg6njgrDjg6njg7Pjgrjjg6Xjg7sqAggCMgUQABiABDIFEAAYgAQyBRAAGIAEMgYQABgFGB5IvVxQAFjTQ3AAeACQAQGYAYMLoAGPRaoBDzEuMS4wLjEuMC4zLjMuM7gBAcgBAPgBAcICDRAAGIAEGAQYsQMYgwHCAgoQABiABBgEGLEDwgIHEAAYgAQYBMICBhAAGAMYBMICCBAAGIAEGLED&sclient=gws-wiz

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/27 07:57削除
問題
いきなり、これが出て来る訳ですが、どうしてこうしたのか推理して下さい。

回答
ラグランジュの時代には、当然3次方程式の解の公式は存在していて、
x^3+px+q=0に対して、
x=3√[{-n+√(q^2+4p^3/27)}/2]
+3√[{-n-√(q^2+4p^3/27)}/2],

ω^2・3√[{-n+√(q^2+4p^3/27)}/2]
+ω・3√[{-n-√(q^2+4p^3/27)}/2],

ω・3√[{-n+√(q^2+4p^3/27)}/2]
+ω^2・3√[{-n-√(q^2+4p^3/27)}/2]

ただし、3√は3乗根を表し、こちらのサイトhttp://www.suri-joshi.jp/enjoy/cubic_equation/の結果の、符号のマイナスを3乗根の中に入れて、各々の2つの項の前後を逆にした。

ここで、L=3√[{-n+√(q^2+4p^3/27)}/2],R=3√[{-n-√(q^2+4p^3/27)}/2]と置き、3つの解をα,β,γと置くと、
α=L+R———①
β=ω^2L+ωR———②
γ=ωL+ω^2R———③
②×ωより、ωβ=L+ω^2R———②'
②×ω^2より、ω^2β=ωL+R———②''
③×ωより、ωγ=ω^2L+R———③'
③×ω^2より、ω^2γ=L+ωR———③''
①+②''+③'より、
α+ω^2β+ωγ=L+R+ωL+R+ω^2L+R=3R+L(1+ω+ω^2)=3R
∴3R=α+ω^2β+ωγ
∴R=(α+ω^2β+ωγ)/3
よって、初めに、
L=3・3√[{-n+√(q^2+4p^3/27)}/2],R=3・3√[{-n-√(q^2+4p^3/27)}/2]と置くと、
x=L/3+R/3となり、
α=L/3+R/3———①
β=ω^2(L/3)+ω(R/3)———②
γ=ω(L/3)+ω^2(R/3)———③
とすると、
②×ωより、ωβ=L/3+ω^2(R/3)———②'
②×ω^2より、ω^2β=ω(L/3)+(R/3)———②''
③×ωより、ωγ=ω^2(L/3)+R/3———③'
③×ω^2より、ω^2γ=L/3+ω(R/3)———③''
①+②''+③'より、
α+ω^2β+ωγ=L/3+R/3+ω(L/3)+R/3+ω^2(L/3)+R/3=R+(L/3)(1+ω+ω^2)=R
∴R=α+ω^2β+ωγ
また、①+②'+③''より、
α+ωβ+ω^2γ=L/3+R/3+L/3+ω^2(R/3)+L/3+ω(R/3)=L+(R/3)(1+ω^2+ω)=L
∴L=α+ωβ+ω^2γ

よって、ラグランジュ・リゾルベントが導かれた。

ラグランジュ・リゾルベント
3次方程式x^3+px+q=0の解をx=α,β,γとする。
さらに、LとRを以下のように定義する。
L=ωα+ω^2β+γ
R=ω^2α+ωβ+γ
ただし、ωは1の原始3乗根の1つとする。

つまり、循環論法みたいな話である。(この後は、「数学ガール ガロア理論」を読んで下さい。)念のため、導く事より構造を知る事が大事だからこんな解法を作ったのだろう。

因みに、2次方程式の場合は、ax^2+bx+c=0に対して、解の公式は、
x={-b±√(b^2-4ac)}/2a
ここで、L=-b/a,R={√(b^2-4ac)}/aと置くと、x=L/2±R/2となり、2つの解をα,βと置くと、
α=L/2+R/2,β=L/2-R/2
よって、2式の和と差を取ると、
L=α+β,R=α-β
これが2次方程式のラグランジュ・リゾルベントである事は言うまでもないだろう。(「数学ガール ガロア理論」の読者は。)

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/24 14:16 (No.1019409)削除
問題
https://www.excite.co.jp/news/article/E1703332593843/

算数の多少の別解と何でもありの解法を作って下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/25 07:53削除
算数の別解
△FBCを等積変形すると、△DBCと等しく△DBCは長方形ABCDを対角線で切った半分より、△FBC=12cm^2
よって、△EBC=12+6=18cm^2
ここで、EからBCと平行な直線を引きBAの延長との交点をGとすると、四角形GBCEは長方形で面積は△EBCの2倍で36cm^2
よって、長方形GADE=36-24=12cm^2
よって、△EADはこの半分の面積より、6cm^2
また、△BEC:△FEC=18:6=3:1より、BC:FD=3:1
また、△EFDと△EBCは相似より面積比は、3×3:1×1=9:1 
よって、△EFD=(1/9)△EBC=(1/9)×18=2cm^2
よって、△EAF=△EAD-△EFD=6-2=4cm^2
よって、グレー部分の面積は、4cm^2

何でもありの解法は次回。
ヒント:BC=x,DC=y,FD=z,ED=wと置いて、方程式で解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/26 07:57削除
何でもありの解法
BC=x,DC=y,FD=z,ED=wと置くと、長方形ABCDの面積が24cm^2より、xy=24———①
また、△FCEの面積が6cm^2より、
z(w+y)=12———②
また、△EFD∽△EBCより、w:z=w+y:x ∴wx=z(w+y)———③
②,③より、wx=12———④
①,④より、wx+xy=12+24=36
∴x(w+y)=36———⑤
②,⑤より、x:z=3:1 
∴z=x/3———⑥
ところで、求めたいのは、
△EAF=w(x-z)/2———☆
☆に⑥を代入すると、
△EAF=w(x-x/3)/2=wx/3
これに④を代入すると、
△EAF=12/3=4cm^2
よって、グレー部分の面積は、4cm^2

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c5a8c951c2f3f1a0f371cce9b63691534b429c?page=1
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/22 11:06 (No.1017150)削除
改題
https://www.excite.co.jp/news/article/E1703077325439/

四角形ABEFの辺AFと辺BEを3等分していますが、さらに辺ABと辺EFを3等分して、四角形ABEFを9マスに分けます。この時、中央の四角形は全体の面積の1/9である事を証明して下さい。

ヒントがなかったら、非常に難しい問題だと思います。因みに、私の30年ぐらいの内のストックの1つです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/22 13:11削除
改題2
https://www.excite.co.jp/news/article/E1701353555188/

四角形ABCDの辺AD,BCの中点をそれぞれE,Fとしていますが、さらに辺AB,CDの中点をそれぞれG,Hとして、EFとGHの交点をIとする時、対角の位置にある2つの四角形の面積の和はそれぞれ全体の面積の1/2である事を証明して下さい。
つまり、四角形AGIE+四角形CFIH=四角形BGIF+四角形DEIH=(1/2)四角形ABCDが成り立つという事。
線分BE,DFは消して下さい。

改題2から先にやりますね。原理的には同じです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/23 07:57削除
改題2
四角形ABCDの辺AB,BC,CD,DAの中点をそれぞれK,L,M,Nとし、KMとNLの交点をEとすると、四角形AKEN+四角形CLEM=四角形BKEL+四角形DMEN=(1/2)四角形ABCDとなる事を証明せよ。

解答
NB,DB,DLを結ぶと、△BAN=△BND———① △DBL=△DLC———②
①より、△BND=△BAN———①'
①'+②より、
△BND+△DBL=△BAN+△DLC
∴四角形NBLD=△BAN+△DLC
また、四角形NBLD+△BAN+△DLC=四角形ABCDより、
四角形NBLD=△BAN+△DLC=(1/2)四角形ABCD———③
また、△ABDでの中点連結定理より、
KN//BD,KN=(1/2)BD———ア
△CBDでの中点連結定理より、
LM//BD,LM=(1/2)BD———イ
ア,イより、KN//LM,KN=LM
よって、四角形KLMNは平行四辺形である。よって、対角線は互いの交点で交わり4つの三角形の面積は全て等しい。———④
ここで、△NKA=(1/2)△NBA,△LMC=(1/2)△LDC
∴△NKA+△LMC=(1/2)△NBA+(1/2)△LDC=(1/2)(△BAN+△DLC)
∴△NKA+△LMC=(1/2)(△BAN+△DLC)———⑤
③,⑤より、
△NKA+△LMC=(1/4)四角形ABCD
同様に、
△BKL+△DMN=(1/4)四角形ABCD
∴△NKA+△LMC=△BKL+△DMN
この左辺に△EKN+△ELM,右辺に△EKL+△EMNを加えると、④より△EKN=△ELM=△EKL=△EMNなので、
四角形AKEN+四角形CLEM=四角形BKEL+四角形DMENが成り立つ。
ところで、四角形AKEN+四角形CLEM+四角形BKEL+四角形DMEN=四角形ABCDより、
四角形AKEN+四角形CLEM=四角形BKEL+四角形DMEN=(1/2)四角形ABCD
よって、示された。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/24 07:40削除
改題1
四角形ABCDの辺AB,BC,CD,DAの3等分点をそれぞれ順番にE~Lとし、EJ,FI,LG,KHを結び、それらの交点で出来る中央の四角形の左上の頂点から反時計回りにP,Q,R,Sと振る。
ここで、LB,LH,DHを結ぶと、△LBG=△LGH=○,△HLK=△HKD=×と置くと、四角形LGHK=○×,四角形LBHD=○○××より、
四角形LGHK=(1/2)四角形LBHD———①
また、BDを結ぶと、△BAL=(1/3)△BAD,△DHC=(1/3)△DBC
この2式の両辺の和を取ると、
△BAL+△DHC=(1/3)△BAD+(1/3)△DBC=(1/3)四角形ABCD
∴△BAL+△DHC=(1/3)四角形ABCD
∴四角形ABCD-(△BAL+△DHC)=(2/3)四角形ABCD
∴四角形LBHD=(2/3)四角形ABCD———②
②を①に代入すると、
四角形LGHK=(1/3)四角形ABCD
よって、任意の(凸型)四角形の対辺の3等分点どうしをそのまま結ぶと中央に出来る四角形の面積は全体の1/3になるという定理が作られる。

また、EL,GJを結ぶと、△AEL∽△ABD,△CGJ∽△CBDより、EL//BD,EL=(1/3)BD,GJ//BD,GJ=(2/3)BDより、
EL//GJ,EL:GJ=1:2 よって、△PEL∽△PJGで相似比1:2より、
EP:PJ=1:2
KJ,AC,EHを結んで同様の事をすれば、JS:SE=1:2となる。
∴EP:PS:SJ=1:1:1
よって、P,SはEJを3等分している。同様に、Q,KもFIを3等分している。
よって、先の定理を2回使うと、まず、四角形EFIJは四角形ABCDの1/3で、四角形PQRSは四角形EFIJの1/3である。
よって、四角形PQRSは四角形ABCDの1/9である。
よって、示された。

おまけ:
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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/22 14:06 (No.1017305)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題10
位数6の可換群Gは巡回群であることを示せ。

証明
位数が偶数であるから、§3演習問題8より位数2の元aが存在する。そこで、H=<a>={e,a}とおく。Gは可換群であるから、Hは正規部分群である。そこで、剰余群G/Hを考えることができる。ラグランジュの定理4.4,|G|=|G:H|・|H|において、|G|=6,|H|=2であるから、|G:H|=3である。ゆえに、剰余群G/Hの位数は3であるから、G/Hは巡回群となり、Gのある元bが存在して、G/H=<bH>={H,bH,b^2H}と表される。このとき、
G=H∪bH∪b^2H(H∩bH=φ,H∩b^2H,bH∩b^2H)
すると、G/Hは群であるからbH・b^2H≠bH,b^2Hである。よって、bH・b^2H=Hでなければならない。b^3H=Hだから、b^3∈H={e,a} したがって、b^3=eまたはaである。
(1)b^3=eのとき、bの位数は3である。何故ならば、b^2=eとすると、b^2H=Hとなり、|G:H|=3であることに矛盾する。このとき、定理3.7より|ab|=2・3=6 よって、Gはabを生成する巡回群である。
(2)b^3=aのとき、b^3≠eであるからbの位数は3ではない。また、ラグランジュの定理4.4の系2より、bの位数は6の約数であるから|b|=6でなければならない。ゆえに、Gはbを生成元とする巡回群である。

§3演習問題8
位数2n(n>1)の群には、a^2=eとなる元が単位元以外に少なくとも1つは存在することを示せ。

定理4.4(ラグランジュ)
Gを有限群,HをGの部分群とすると、Gの位数はHの位数と指数|G:H|の積になる。すなわち、|G|=|G:H|・|H|
系1 有限群Gの部分群の位数はGの位数の約数である。
系2 有限群Gの元の位数はGの位数の約数である。
系3 Gを位数nの有限群とする。このとき、Gの任意の元aに対してa^n=eが成り立つ。すなわち、|G|=n⇒∀a∈G,a^n=e

定理3.7
群Gの2つの元a,bが可換で、位数が、それぞれm,nとする。このとき、mとnが互いに素であれば元abの位数はmnである。
ab=ba,|a|=m,|b|=n,(m,n)=1⇒|ab|=mn
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>剰余群G/Hの位数は3であるから、G/Hは巡回群

>G/H=<bH>={H,bH,b^2H}と表される。

>G/Hは群であるからbH・b^2H≠bH,b^2Hである。

>このとき、定理3.7より|ab|=2・3=6 よって、Gはabを生成する巡回群である。

>また、ラグランジュの定理4.4の系2より、bの位数は6の約数であるから|b|=6でなければならない。

b=2の場合を解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/12/22 16:32削除
解説
>剰余群G/Hの位数は3であるから、G/Hは巡回群

問4.5より、3は素数だから巡回群である。

問4.5
位数が素数である群は、真部分群を持たない巡回群であることを証明せよ。

>G/H=<bH>={H,bH,b^2H}と表される。

問5.7より、(bH)^2=b^2H

問5.7
Gを群,Hをその正規部分群とする。このとき、剰余群G/Hにおいて
(|a)^n=|(a^n)(n∈ℤ)
すなわち、(aH)^n=a^nH
が成り立つことを示せ。

>G/Hは群であるからbH・b^2H≠bH,b^2Hである。

bH・b^2H=bHとすると、消去律より、
b^2H=eH=H ∴(bH)^2=H
よって、位数が2になって矛盾。(上より「剰余群G/Hの位数は3」)
bH・b^2H=b^2Hとしても同様に矛盾。

>このとき、定理3.7より|ab|=2・3=6 よって、Gはabを生成する巡回群である。

定理3.7
群Gの2つの元a,bが可換で、位数が、それぞれm,nとする。このとき、mとnが互いに素であれば元abの位数はmnである。
ab=ba,|a|=m,|b|=n,(m,n)=1⇒|ab|=mn

a,b∈G,Gは可換群でaの位数が2でbの位数が3で2と3は互いに素だから、abの位数は2・3=6 そして、位数が6の群で位数が6の元が存在するという事は定理3.4を考えると巡回群である。

定理3.4
aを群Gの元とするとき、元aの位数はaで生成された巡回部分群<a>の位数に等しい。すなわち、|a|=|<a>|

>また、ラグランジュの定理4.4の系2より、bの位数は6の約数であるから|b|=6でなければならない。

bの位数が2の場合、b^2=e ∴b^3=b
∴a=b ところで、a,bはGの元よりGの位数が5以下になってしまうので矛盾。

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12832740318.html
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