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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/26 11:51 (No.952419)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題5
Hを群Gの部分群,KをGの空でない部分集合とするとき、次の条件は同値であることを示せ。
(1)KH=H
(2)K⊂H
(3)HK=H

証明
(1)⇔(2)を示せば、(2)⇔(3)も同様に示される。
KH=H⇒K⊂H:k∈Kとする。HはGの部分群であるから、e∈H ゆえに、k=k・e∈KH=H したがって、k∈Hであるから、K⊂Hが示された。
KH=H⇐K⊂H:
(ⅰ)KH⊂Hであることを示す。x∈KHとすると、x=kh(k∈K,h∈H)と表される。ここで、仮定よりk∈K⊂Hであり、Hは部分群であるから
h∈H,k∈H⇒x=k・h∈H
よって、KH⊂Hが示された。
(ⅱ)H⊂KHであることを示す。h∈Hとする。Kは部分群であるから、単位元eを含んでいる。ゆえに、h=e・h∈KH したがって、H⊂KHが示された。
(ⅰ),(ⅱ)よりH=KHが得られる。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>Kは部分群であるから、

ここぐらいですね。あとは、あまり意味はありませんが、KH=H⇒K⊂Hの別解を作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/26 13:32削除
解説
演習問題5
Hを群Gの部分群,KをGの空でない部分集合とするとき、次の条件は同値であることを示せ。
(1)KH=H
(2)K⊂H
(3)HK=H

証明
(1)⇔(2)を示せば、(2)⇔(3)も同様に示される。
KH=H⇒K⊂H:k∈Kとする。HはGの部分群であるから、e∈H ゆえに、k=k・e∈KH=H したがって、k∈Hであるから、K⊂Hが示された。
KH=H⇐K⊂H:
(ⅰ)KH⊂Hであることを示す。x∈KHとすると、x=kh(k∈K,h∈H)と表される。ここで、仮定よりk∈K⊂Hであり、Hは部分群であるから
h∈H,k∈H⇒x=k・h∈H
よって、KH⊂Hが示された。
(ⅱ)H⊂KHであることを示す。h∈Hとする。Kは部分群であるから、単位元eを含んでいる。ゆえに、h=e・h∈KH したがって、H⊂KHが示された。
(ⅰ),(ⅱ)よりH=KHが得られる。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

>Kは部分群であるから、

Kは群ではなく、ただの部分集合なので、この証明ではダメである。

訂正
(ⅱ)H⊂KHであることを示す。∀k∈Kに対して、
k∈K⊂Hよりk∈H 
よって、問2.2より、kH=Hである。
∴H=kH⊂KH ∴H⊂KH

問2.2
Hを群Gの部分群とし、xをGの任意の元としてxH={xh|h∈H},Hx={hx|h∈H}とおく。このとき次が成り立つことを示せ。
x∈H⇔xH=H⇐Hx=H
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

因みに、この先生の名誉のために言っておくが、演習書では、

演習問題5
Hを群Gの部分群,KをGの部分群とするとき、次の条件は同値であることを示せ。
(1)KH=H
(2)K⊂H
(3)HK=H(問2.2の一般化)
ただし、HK={hk|h∈H,k∈K}

となっているので、教科書(群・環・体 入門)から演習書に移す時に写し間違いをしたのだろう。(演習書の問題に対する解答としては合っているという事。ただし、あくまでも本題は「部分集合」である。「問2.2の一般化」なのだから。)

補足
KH=H⇒K⊂Hの別解
KH=Hより、∀k∈Kに対して、∃h1,h2∈Hが存在して、kh1=h2となっている。
ところで、Hは群よりh1^-1∈H これをkh1=h2の両辺に右から掛けると、k=h2h1^-1∈H
∴k∈H よって、∀k∈Kに対してk∈H
よって、k∈K⇒k∈Hより、K⊂H

また、(ⅰ)の別解。ただし、これと上の訂正の解答は私のオリジナルではない。多分、1周目の時にネットで調べたもの。

(ⅰ)の別解
KH⊂Hであることを示す。k⊂Hの両辺に右からHをかけると、KH⊂HH=H ∴KH⊂H

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/25 13:03 (No.951477)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題4
Gが次のような群のとき、それぞれの場合に演習問題2と3で定義したG_(k)={a∈G|a^k=e},G^(k)={a^k|a∈G}(k=0,1,2,3,・・・)を求めよ。
(1)Gを加法群ℤ,ℚ,ℝ,ℂとするとき。
(2)Gをクラインの4元群V4とするとき。
(3)G=S3,D3とするとき。
(4)G=D4とするとき。

解答
(1)~(3)は省略。
(4)G=D4={r0,r1,r2,r3,s1,s2,t1,t2}の場合:
G_(1)={r0}        
G_(2)={r0,r2,s1,s2,t1,t2}
G_(3)={r0}
G_(4)=D4
G_(5)={r0}
G_(6)={r0,r2,s1,s2,t1,t2}
G_(7)={r0}
G_(8)=D4

G^(1)=D4
G^(2)={r0,r2}
G^(3)=D4
G^(4)={r0}
G^(5)=D4
G^(6)={r0,r2}
G^(7)=D4
G^(8)={r0}

9<kのとき、k=9q+r(0≦r<9)と表せば、
G_(k)=G_(r),G^(k)=G^(r)
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

間違い探しです。誤りを見つけて訂正して下さい。

因みに、D4についてはこちら。https://www.google.com/search?q=%EF%BC%94%E6%AC%A1%E3%81%AE%EF%BC%92%E9%9D%A2%E4%BD%93%E7%BE%A4&sca_esv=576343061&hl=ja&source=hp&ei=TYM4ZevFNofk2roPp7aYoAc&iflsig=AO6bgOgAAAAAZTiRXeEcCG_CYDXbx8WLmiAHWAEZlt5_&ved=0ahUKEwiroK2MmZCCAxUHslYBHScbBnQQ4dUDCAw&oq=%EF%BC%94%E6%AC%A1%E3%81%AE%EF%BC%92%E9%9D%A2%E4%BD%93%E7%BE%A4&gs_lp=Egdnd3Mtd2l6IhXvvJTmrKHjga7vvJLpnaLkvZPnvqQyBRAAGKIEMgUQABiiBDIFEAAYogQyBRAAGKIESJY_UABYujJwAngAkAEAmAG_BaABrhOqAQgxMy42LjYtMbgBDMgBAPgBAcICCBAAGIAEGLEDwgILEAAYgAQYsQMYgwHCAgsQABiKBRixAxiDAcICBRAAGIAEwgIEEAAYA8ICChAAGAQYgAQYsQPCAgcQABgEGIAEwgINEAAYBBiABBixAxiDAcICCBAAGIkFGKIE&sclient=gws-wiz(海城中学・高校はやりますね。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/25 13:26削除
解説
>9<kのとき、k=9q+r(0≦r<9)と表せば、
G_(k)=G_(r),G^(k)=G^(r)

周期が8なので、
8<kのとき、k=8q+r(0≦r<8)と表せば、
G_(k)=G_(r),G^(k)=G^(r)
である。
しかし、よく見ると、

G_(1)={r0}        
G_(2)={r0,r2,s1,s2,t1,t2}
G_(3)={r0}
G_(4)=D4
G_(5)={r0}
G_(6)={r0,r2,s1,s2,t1,t2}
G_(7)={r0}
G_(8)=D4

G^(1)=D4
G^(2)={r0,r2}
G^(3)=D4
G^(4)={r0}
G^(5)=D4
G^(6)={r0,r2}
G^(7)=D4
G^(8)={r0}

G_(k)もG^(k)も周期が4である。よって、
5<kのとき、k=4q+r(0≦r<4)と表せば、
G_(k)=G_(r),G^(k)=G^(r)
が正しい。
因みに、(3)のS3の元が6個で周期が6なので勘違いされたのだろう。(D4の元は8個。)
しかし、9とか誤植が激しい。因みに、G^(1)も本当はG^(1)=D3と誤植だったが、訂正してから載せた。

ところで、G_(8)=D4とG^(8)={r0}の所は、ここではまだ未学習のラグランジュの定理・系3を考えると納得する。

ラグランジュの定理・系3
Gを位数nの有限群とする。このとき、Gの任意の元aに対してa^n=eが成り立つ。
|G|=n⇒∀a∈G,a^n=e
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

つまり、どの元も集合の個数分累乗すると単位元eになるという事である。
よって、D4={r0,r1,r2,r3,s1,s2,t1,t2}の元が8個で、G_(8)=D4とG^(8)={r0}は納得出来るだろう。

念のため、G_(k)={a∈G|a^k=e},G^(k)={a^k|a∈G} また、r0は単位元である。

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/24 13:44削除
何でもありの解法1
正方形の左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、AB,BC,CD,DAの中点をそれぞれK~Nと振る。
また、AMとDKの交点をE,AMとCNの交点をF,CNとDLの交点をGとし、正方形の中心をOとすると、対称性から点FはOD上にある。
ところで、正方形の面積が60cm^2より、1辺の長さは2√15cm ∴OM=√15cm 
∴OG=√15/2cm
よって、△FDN∽△FOGの相似比は2:1である。
∴OF=(1/3)OD=√30/3cm
ここで、FからOGに垂線を下ろしその足をHとすると、△FOHは直角二等辺三角形より、FH=√15/3cm
∴△OFG=(√15/2)×(√15/3)×(1/2)=15/12=5/4cm^2 ところで、対称性よりグレー部分の面積は△OFGの8倍である。
よって、答えは、(5/4)×8=10cm^2

念のため、グレー部分は正八角形ではない。因みに、何でもありの解法2は√を使わない解法である。完璧な算数で解いてもいいが、面倒臭いので2乗とか使う。(どうせマニアしか使わない手を使うし。それも算数で解説はするが。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/25 07:59削除
何でもありの解法2
正方形の左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、AB,BC,CD,DAの中点をそれぞれK~Nと振る。
また、AMとDKの交点をE,AMとCNの交点をF,CNとDKの交点をGとし、中央の正方形の残りの頂点を反時計回りにG~Jと振る。(正方形ABCDと各辺の中点の対称性から四角形GHIJは正方形になる。)
ここで、△DNGを点Nを中心にDNがANにくっつくまで180°回転移動させ、点Gの行き先をG'とすると、四角形AHGG'は正方形になり(証明は簡単で省略)、正方形GHIJと合同である。
残り3ヶ所で同様の事をすると、正方形ABCDの面積は正方形GHIJを中心とした5つの正方形の十字形の面積に等積変形される。
よって、正方形GHIJ=60÷5=12cm^2
ところで、△AKDと△DMAは合同な直角三角形で、直角を挟む二辺の比が1:2の直角三角形である。
よって、△EADは二等辺三角形で内対角の和より、∠FEG=2∠EADで、∠FEGは直角を挟む二辺の比が1:2の直角三角形の最小角の2倍の角度である。
また、∠EGF=90°より、マニアな定理により△EFGは3:4:5の直角三角形である。
よって、EG=3a,FG=4a,EF=5aと置くと、隣りとさらに隣りの直角三角形も合同なので、GJ=4a+5a+3a=12aが成り立つ。
よって、正方形GHIJ=12a×12a=144a^2
これが、12cm^2より、a^2=1/12
また、△EFG=3a×4a×(1/2)=6a^2
よって、△EFG=6×(1/12)=1/2cm^2
よって、グレーの部分の面積は、正方形GHIJから△EFG4個分を引いて、12-(1/2)×4=10cm^2
よって、答えは、10cm^2

補題(マニアな定理)
直角を挟む二辺の比が1:2または1:3の直角三角形の最小角の2倍の角を含む直角三角形は3:4:5の直角三角形である。

証明
AB=4,BC=5,CA=3の直角三角形を描くと∠A=90°である。その内心をIとし、内接円と辺AB,BC,CAとの接点をそれぞれP,Q,Rとする。
ここで、PI,RIを結ぶと、半径よりIP=IR
また、3直角より四角形APIRは正方形になる。
よって、内接円の半径をrと置くと、AP=AR=rより、BP=4-r,CR=3-r また、円と接線の関係よりBP=BQ,CR=CQ よって、BC=BQ+CQ=BP+CR=4-r+(3-r)=7-2r=5
よって、r=1である。よって、BQ=BP=3,CQ=CR=2,IQ=1
よって、△IBQ≡△IBPは直角を挟む二辺の比が1:3で、△ICQ≡△ICRは直角を挟む二辺の比が1:2である。
よって、3:4:5の直角三角形の直角以外の2つの角はそれぞれ直角を挟む二辺の比が1:2または1:3の直角三角形の最小角の2倍である。図形的にこれは逆も成り立つ。
よって、示された。

念のため、この定理は私のオリジナル定理である。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/23 16:52 (No.949428)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201911290000/

別解でした。因みに、算数で暗算です。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201911280000/

これも暗算で別解でした。因みに、私の解法は従来のものだと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/24 07:44削除
問題1の別解
ACとDEの交点をFとすると、∠ADE=60°,∠DAC=30°より、∠AFD=180°-60°-30°=90°よって、△CDFと△CADにおいて直角と∠Cの2角が等しいので、相似である。
ところで、△ADCは30°,60°,90°の直角三角定規型よりDC:AC=1:2である。よって、△CDFと△CADの相似比が1:2より面積比は1×1:2×2=1:4 よって、△CDF=①と置くと、△CAD=④ よって、△AFD=④-①=③ よって、△ADE=③×2=⑥ また、△ABC=△CAD×2=④×2=⑧で、これが条件より8cm^2なので、⑧=8cm^2 よって、①=1cm^2 よって、△ADE=⑥=6cm^2
よって、答えは、6cm^2

問題2
ある仕事をA1人ですると10日かかり、AとB2人ですると6日かかります。この仕事をB1人ですると何日かかりますか。

別解
全体の仕事量を1とすると、
Aの1日分の仕事量は1/10 
また、AとBの総合の1日分の仕事量は1/6
よって、B1人の1日分の仕事量は、1/6-1/10=(10-6)/(6×10)=4/60=1/15
よって、B1人では15日かかる。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/23 12:03 (No.948894)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問2.5
群Gの元をa,bとする。このとき、任意の整数nについて次のことを証明せよ。
(1)ab=ba⇒ab^n=b^na
(2)ab=ba⇒a^mb^n=b^na^m

証明
ab^n=b^na———(*)
(1)(ⅰ)n≧0のとき、nに関する数学的帰納法によって(*)を証明する。
n=0のとき、ab^0=ae=a=ea=b^0aで(*)は正しい。
n=1のとき(*)は仮定である。
n=kのとき(*)が成立すると仮定して、n=k+1のときに成り立つことを示そう。
ab^(k+1)=a(bb^k)(一般結合法則)
     =(ab)b^k(結合法則)
     =(ba)b^k(仮定より)
     =b(ab^k)(結合法則)
     =b(b^ka)(帰納法の仮定)
     =(bb^k)a(結合法則)
     =b^(k+1)a(累乗の定義)
(ⅱ)n<0のとき、n=-n'(n'>0)とおく。はじめに、問1.2によってab^-1=b^-1aが成り立っていることに注意しよう。
ab^n=ab^-n'
   =a(b^-1)^n'(指数の定義)
   =(b^-1)^n'a(ab^-1=b^-1aだから、(ⅰ)の結果より)   
   =b^na(指数の定義)
(2)ab=baとすると、(1)よりab^n=b^na すると、再び(1)を用いてa^mb^n=b^na^mが得られる。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

問1.2
群Gの元をa,bとする。aとbが可換であるとき、a◦b^-1=b^-1◦aが成り立つことを示せ。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>(2)ab=baとすると、(1)よりab^n=b^na すると、再び(1)を用いてa^mb^n=b^na^mが得られる。

ここぐらいですね。あとは、数学的帰納法を使わない方法と(2)のブサイクな別解を作ってみました。(模範解答はエレガントですよね。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/23 14:41削除
解説
>(2)ab=baとすると、(1)よりab^n=b^na すると、再び(1)を用いてa^mb^n=b^na^mが得られる。

(1)よりab^n=b^na ∴b^na=ab^n
これに再び(1)を用いると、b^na^m=a^mb^n
∴a^mb^n=b^na^m

問2.5
群Gの元をa,bとする。このとき、任意の整数nについて次のことを証明せよ。
(1)ab=ba⇒ab^n=b^na
(2)ab=ba⇒a^mb^n=b^na^m

別解
(1)(ⅰ)n=0の場合、
ab^0=ae=a=ea=b^0aで成り立つ。
(ⅱ)n>0の場合、
ab^n=abbb・・・b(bはn個)
ここで、ab=baより、
      =babb・・・b
これを繰り返すと、
      =bbbb・・・a=b^na
∴ab^n=b^na
厳密には、定理2.4(一般結合法則)を使う。

定理2.4(一般結合法則)
a1,a2,・・・,an(n≧3)をGの元とするとき、1≦r<nについて、
(a1…ar)(ar+1・・・an)=a1・・・an
が成り立つ。
特に、1≦r<s<nのとき、次が成り立つ。
(a1・・・ar)(ar+1・・・as)(as+1・・・an)=a1・・・an

(ⅲ)n<0の場合、n=-n'(n'>0)と置く。
ここで、ab=baの両辺に左右からb^-1をかけると、
b^-1ae=eab^-1 ∴ab^-1=b^-1a
よって、
ab^n=ab^-n'
   =a(b^-1)^n'(指数の定義)
   =(b^-1)^n'a(ab^-1=b^-1aだから、(ⅰ)の結果より)   
   =b^-n'a=b^na
∴ab^n=b^na
(ⅰ)~(ⅲ)より、任意のnに対して、
ab=ba⇒ab^n=b^naが成り立つ。

(2)(ⅰ)m=nの場合、ab=baの両辺をm乗すると、(ab)^m=(ba)^m
定理2.7より、a^mb^m=b^ma^m
このbの指数に、m=nを代入すると、
a^mb^n=b^na^m

定理2.7
Gが可換群のとき、Gの任意の元a,bについて次のことが成立する。
(a・b)^n=a^n・b^n
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

(ⅱ)m>nの場合、
a^mb^n=a^(m-n)a^nb^n=a^(m-n)(ab)^n(定理2.7より)
また、
b^na^m=b^na^na^(m-n)=(ba)^na^(m-n)(定理2.7より)
ここで、ab=ba=x,a^(m-n)=yと置くと、
a^mb^n=a^(m-n)(ab)^n=yx^n
b^na^m=(ba)^na^(m-n)=x^ny
ところで、xy=ba・a^(m-n)=ba^(m-n+1)
yx=a^(m-n)・ab=a^(m-n+1)b
今、ba=abとして(1)の結果を使うと、
ba^(m-n+1)=a^(m-n+1)bが成り立つ。
∴xy=yx 
よって、yx=xyとして再び(1)の結果を使うと、
yx^n=xy^n
∴a^mb^n=b^na^m
(ⅲ)m<nの場合も同様。
(ⅰ)~(ⅲ)より、任意のnに対して、
ab=ba⇒a^mb^n=b^na^mが成り立つ。

注:(1)の結果はnが任意の整数なので(ⅰ)~(ⅲ)に分けなくても良かった。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/21 22:58 (No.947139)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912030000/

一応、別解を作って下さい。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201911300000/

別解を作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/22 16:53削除
問題1の別解
一面は10×10=100個で、立方体は正六面体なので、外から見える個数は、100×6=600個
しかし、よく考えると、立方体の各辺部分がダブっている事に気付くだろう。そして、各辺の個数は10個で立方体の辺の本数は12本より、
600-12×10=600-120=480個
さらによく考えると、各辺同士の交点の立方体の各頂点がダブっているのでこれでは引き過ぎである。そして、立方体の頂点の個数は8個より、その分を加えると、
答えは、600-120+8=488個である。

問題2の別解は常識に捕らわれた普通の人には解けないと思います。(定石でしか解けないですよね。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/23 07:39削除
問題2
連続した5つの整数の積が2441880であるとき、これら5つの数のうち最も小さなものを答えてください。

別解
大体どんな結果か考えて、20×20×20×20×20を計算すると、3200000で近いので、ちょっと小さい19×19×19×19×19を計算すると、
       19
      ×19
      ————
      171
      19
      ————
      361
            361
           ×361
          ——————
            361
          2166
         1083
        ————————
         130321
                  
         130321
        ×    19
       —————————
        1172889
        130321
       —————————
        2476099

よって、19×19×19×19×19
=2476099で2441880に非常に近い。
よって、真ん中を19にして、17×18×19×20×21を計算しても良いが、候補は、この前後で、
16×17×18×19×20———①
17×18×19×20×21———②
18×19×20×21×22———③
だけである。
そこで、2441880を11に倍数の判定法で調べると、0+8+4+2-(8+1+4)=14-13=1でこれは11の倍数ではないので、2441880は11の倍数ではない。よって、③は不適である。
次に、7の倍数の判定法で調べると、880+2-441=882-441=441=7×63より7の倍数である。よって、①が不適で②が適正である。
よって、答えは、17

念のため、7の倍数の判定法や11の倍数の判定を知らない場合は、実際に割っても簡単である。

おまけ:
「じつにナチは、アインシュタインに代表される相対性理論を排除したところで、原子爆弾をほとんど完成させてまでいたのである。それは、あまりにも現代科学の理念を超越していたため、いまだに多くが理解不能なままであるという。
 ところが、現在、ナチはその超科学の理論的根拠や錬金術など太古の叡智につながるオカルティズムにおいていたことが判明しているのである。
 これが、ひとつの大きなヒントになる。現代科学とはまったく異なる方法論が、わずか17年で現代科学を凌駕する―――ナチの科学兵器は、この驚くべき証明のひとつといえるが、古代オカルティズムと現代科学のもっとも重要な違いは、統合と分離だといえよう。
 現代科学の基本的思想を、カントに代表される分離と分析にある。すなわち、全体としては、なかなか理解しがたい現象も、それをいくつかの事象に分解し、そのひとつひとつを理解していくことによって全体を理解しようとするわけである。
 たしかに、それが一見、世の中をわかりやすくしたのは事実である。ところが、たんなる細胞の集まりが人間とはならないように、この現代科学的アプローチには、相互関連という概念が欠落しているのである。
 一方、古代オカルティズムの思想は、中国のタオに代表されるように、全体を分離されたものの集合ではなく、そのまま全体として理解しようとするアプローチ法をとる。」
「日本ピラミッド超文明」伊集院卿・大平光人著より
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返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/20 16:36 (No.945153)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912040000/

何でもありで解いて下さい。因みに、模範解答の方法は2,3分で解けました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/22 07:56削除
何でもありの解法
EからAB,BCに垂線を下ろしその足をそれぞれH,Iとし、EH=x,EI=y,正方形の1辺の長さをzとする。
△EBI,△EAH,△ECIでそれぞれ三平方の定理を使うと、
x^2+y^2=4^2———①
x^2+(z-y)^2=2^2———②
(z-x)^2+y^2=6^2———③
①-②より、2yz-z^2=12———④
①-③より、2xz-z^2=-20———⑤
④より、y=(z^2+12)/2z———④'
⑤より、x=(z^2-20)/2z———⑤'
④',⑤'を①に代入すると、
{(z^2-20)/2z}^2+{(z^2+12)/2z}^2=16
∴(z^2-20)^2+(z^2+12)^2=64z^2
∴z^4-40z^2+400+z^4+24z^2+144=64z^2
∴2z^4-80z^2+544=0
∴z^4-40z^2+272=0
∴z^2=20±√(400-272)=20±√128
=20±8√2
∴z^2=20±8√2———☆
ところで、∠AEB=θと置いて△EABで余弦定理を使うと、cosθ=(2^2+4^2-z^2)/2・2・4
∴cosθ=(20-z^2)/16———☆☆
☆を☆☆に代入すると、
cosθ=(∓8√2)/16=±√2/2=±1/√2
∴θ=45°,135°(0<θ<180°より)
図より、θ=135°
よって、答えは、∠AEB=135°

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/18 13:54 (No.942185)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912120000/

算数の別解と何でもありの解法を2通り作ってみました。基本的に何でもありで解ければ良いです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/19 07:44削除
算数の別解
DからADに対して垂線を立て、ABとの交点をFとすると、△ADFは直角二等辺三角形より、DF=AD
また、∠DFA=45°より、∠BFD=135°
よって、∠FDB=180°-135°-30°
=15°
ここで、BDの延長とACとの交点をGとすると、
∠CDG=180°-120°=60°より、
∠DGC=180°-60°-30°=90°
よって、∠BGA=90°より、∠BAG=60°
よって、∠DAC=60°-45°=15°
よって、∠FDB=∠DAC,∠FBD=∠DCA,
DF=ADより、△FBDと△DCAは合同である。
よって、△ABDと△ACDの面積の差は△ADFである。よって、答えは、6×6÷2=18cm^2

念のため、オリジナルです。何でもありの解法は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/20 07:55削除
何でもありの解法1
CDの延長とABとの交点をF,BDの延長とACとの交点をGとすると、∠BDF=∠CDG=180°-120°=60°で∠DBF=∠DCG=30°より、
∠DFB=∠DGC=90°
つまり、CF⊥AB,BG⊥AC
よって、△AFDは直角二等辺三角形より、AF=DF=6/√2=3√2cm
また、△BFDは1:2:√3の直角三角形より、BF=√3DF=3√6cm ∴AB=3√2+3√6cm
また、BD=2DF=6√2cm
また、△BAGも1:2:√3の直角三角形より、AG=AB/2=3(√6+√2)/2cm,BG=√3AG=3√3(√6+√2)/2=3(3√3+√6)/2cm
∴DG=3(3√3+√6)/2-6√2=(3√6-3√2)/2=3(√6-√2)/2cm
∴△ABD=AB×DF×(1/2)=(3√2+3√6)×3√2×(1/2)=9+9√3cm^2
△ACD=AC×DG×(1/2)=6√2×{3(√6-√2)/2}×(1/2)=9(√3-1)cm^2
∴△ABD-△ACD=9+9√3-9(√3-1)
=18
よって、答えは、18cm^2

何でもありの解法2は次回。念のため、全く別の方法です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/21 07:22削除
何でもありの解法2
CDの延長とABとの交点をF,BDの延長とACとの交点をGとすると、∠BDF=∠CDG=180°-120°=60°で∠DBF=∠DCG=30°より、
∠DFB=∠DGC=90°
つまり、CF⊥AB,BG⊥AC
よって、点Dは△ABCの垂心である。∴AE⊥BC
よって、△ABEは直角二等辺三角形である。
また、△CBFも直角二等辺三角形になり、△CDFも直角二等辺三角形である。∴DE=CE
ところで、∠DBE=45°-30°=15°より、DE=xと置くと、15°,75°,90°の直角三角形の3辺比より、BE={(√6+√2)/(√6-√2)}x
よって、AE=BEより、
x+6={(√6+√2)/(√6-√2)}xが成り立つ。
∴(√6-√2)(x+6)=(√6+√2)x 
∴2√2x=6(√6-√2) ∴x=3(√3-1)
∴BE={(√6+√2)/(√6-√2)}・3(√3-1)
=(√6+√2)・(3/√2)=3(√3+1)
∴BE=3(√3+1)cm
また、CE=DE=x=3(√3-1)cm
ところで、△ABDと△ACDの面積の差は底辺ADを共有しているので、
BEとCEの差×6×(1/2)である。
∴S={3(√3+1)-3(√3-1)}×6×(1/2)
=18
よって、答えは、18cm^2

おまけ:
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返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/20 11:56 (No.944751)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理2.3
群Gの空でない有限部分集合をHとする。Hが部分群になるための必要十分条件は、Gの演算に関してHが閉じていることである。

証明
Hに演算が定義されていれば、定理1.5によって、Hが群であるための必要十分条件は、Hにおいて結合律(G1)と消去律が成り立つことである。今、Hは群Gの部分集合であるから、Hの元について、結合律(G1)と消去律は成立している。したがって、HがGの部分群になるための必要十分条件は、HがGの演算に関して閉じていることである。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

定理1.5の証明を参考にして別証を作ってみて下さい。別証というかそれだけ読んで納得出来る証明。今回はこの本を持っている人限定。と思ったが、以前に定理1.5を取り上げていたので、コピーを載せておこう。

定理1.5
Gを空でない有限集合とする。Gが群であるためには、次の3条件の成り立つことが必要十分である。
(1)演算が定義されている。
(2)この演算に関して結合律(G1)が成り立つ。
(3)この演算に関して消去律が成り立つ。

証明
(1),(2),(3)が必要条件であること:
(1),(2)は定義からただちに得られる。(3)は定理1.4により正しい。
(1),(2),(3)が十分条件であること:
結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。すなわち
∀a,b∈G,∃x,y∈G,a◦x=b
             y◦a=b
を示せばよい。Gは有限集合であるから、Gの各元に番号をつけて
G={a1,・・・,an}(a1,・・・,anは相異なるn個の元)
と表すことができる。Gの各要素にaを左からかけた元の集合
a◦G={a◦a1,a◦a2,・・・,a◦an}⊂G
を考える。ここで、仮定(3)の消去律によって
i≠j⇒a◦ai≠a◦aj
したがって、集合a◦Gを構成している元の個数はn個である。すると、a◦GはGの部分集合で、a◦Gの個数とGの個数は一致するからa◦G=Gでなければならない。
今b∈Gであるから、あるiがあってb=a◦aiとなっている。ここでai=xとすれば、b=a ◦xとなる。
y◦a=bなる元yの存在についても同様である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/20 14:03削除
定理2.3
群Gの空でない有限部分集合をHとする。Hが部分群になるための必要十分条件は、Gの演算に関してHが閉じていることである。

別証
Gの演算に関してHが閉じていると仮定し、Gの演算を◦とする。
今、H={a1,a2,・・・,an}(a1,a2,・・・,anは相異なるn個の元)と置き、∀a∈Hに対して、
a◦H={a◦a1,a◦a2,・・・,a◦an}を考えると、aはHの元で演算◦に関してHは閉じているので、
a◦H⊂Hである。
ところで、Gは群より消去律が成り立つ。
よって、a◦ai=a◦ajならばai=aj(aiはHの元でHはGの部分集合よりGの元。)
この対偶を取ると、ai≠ajならばa◦ai≠a◦aj———①
また、a1,a2,・・・,anは相異なる元より、
i≠jならばai≠aj———②
①,②より、i≠jならばa◦ai≠a◦aj
よって、a◦Hの元の個数はn個である。
つまり、Hとa◦Hの元の個数は等しい。
ところで、上よりa◦H⊂H よって、a◦HはHの部分集合で元の個数が等しいので、a◦H=Hである。
ここで、aはHの任意の元より、aiとすると、
ai◦H=H この両辺の集合は等しいので右辺からaiを選んでも必ず左辺のHにも対応する元h1が存在して、ai◦h1=aiとなる。∴h1=e
よって、Hには単位元が存在する。
また、右辺の元をeとすると、左辺のHにも対応する元h2が存在して、ai◦h2=e ∴h2=ai^-1
よって、Hの全ての元には逆元が存在する。
また、HはGの部分集合より、結合律が成り立つ。
以上より、Hは群である。
よって、有限集合Hが部分群になるための必要十分条件は、Gの演算に関してHが閉じていることである。

念のため、Hが無限集合の場合は成り立たない。例えば、整数全体の集合ℤとして演算を乗法にすると、逆元が存在しないので群にならない。

副産物
集合Gにおいて演算が定義されていて(演算について閉じていて)、∀x∈Gに対してxG=Gが成り立つならば、Gは群である。

常識だったでしょうか。また、間違っていたらごめんなさい、というより自分で裏を取って下さい。
また、厳密な証明じゃないので注意して下さい。例えば、ai◦h1=aiだけでh1=eとしているが、厳密には逆も必要。

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/19 11:50 (No.943335)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問2.2
Hを群Gの部分群とし、xをGの任意の元としてxH={xh|h∈H},Hx={hx|h∈H}とおく。このとき次が成り立つことを示せ。
x∈H⇔xH=H⇔Hx=H

証明
x∈H⇔xH=Hを示せば、x∈H⇔Hx=Hも同様に示される。
(1)x∈H⇒xH=Hを示す。
xH⊂Hであること:xHの任意の元はxh(h∈H)と表される。仮定より、x∈Hである。Hは部分群であるから、x∈Hとh∈Hよりxh∈Hを得る。
xH⊃Hであること:仮定よりx∈Hで、Hは部分群であるから、x^-1∈H すると、Hの任意の元hは
h=e・h=(xx^-1)h=x(x^-1h)
と表される。x^-1∈Hとh∈Hよりx^-1h∈H ゆえに、h=x(x^-1h)∈xHを得る。
(2)xH=H⇒x∈Hを示す。
e∈Hであるから、x=xe∈xH=Hよりx∈H
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

読めば分かるので、言葉で解説するような別証を作ってみて下さい。厳密である必要はありません。因みに、上の証明は見事ですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/19 13:27削除
問2.2
Hを群Gの部分群とし、xをGの任意の元としてxH={xh|h∈H},Hx={hx|h∈H}とおく。このとき次が成り立つことを示せ。
x∈H⇔xH=H⇔Hx=H

別証
x∈H⇔xH=Hを示せば、x∈H⇔Hx=Hも同様に示される。
(1)x∈H⇒xH=Hを示す。
xH⊂Hであること:xはHの元で、Hは群より全ての元の演算について閉じているから。
xH⊃Hであること:これは自明である。x=eの場合は、xH=Hでそれ以外の場合もあるので、xH⊃Hという事。
よって、xH⊂HかつxH⊃Hより、xH=H
∴x∈H⇒xH=H
(2)xH=H⇒x∈Hを示す。
Hは群より単位元eが存在しているので、条件のxH=Hより、xe∈H
(xH=HはxH⊂HかつxH⊃Hで、xH⊂Hよりxe∈xHならばxe∈Hだから(部分集合の原理)。)
∴x∈H
∴xH=H⇒x∈H
(1),(2)より、x∈H⇔xH=H
よって、示された。

念のため、私のオリジナルなので注意して下さい。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/18 12:04 (No.942102)削除
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/18 16:30削除
別解1
∠A+∠C=360°-90°×2=180°より、四角形ABCDをBDで2つの三角形に分け、△DABを点Dを中心にDAがDCにくっつくまで90°回転移動させ、点Bの行き先をB'とすると、3点B,C,B'は一直線上にあり、DB=DB',∠BDB'=90°より、△DBB'は直角二等辺三角形になる。
また、BB'=BC+AB=10cm ここで、DからBB'に垂線を下ろしその足をHとすると、直角二等辺三角形の性質より、DH=10÷2=5cm
よって、△DBB'=10×5÷2=25cm^2
よって、元の四角形ABCDも25cm^2
よって、グレー部分の面積は、25-19=9cm^2
よって、答えは、9cm^2

別解2
DからAB,BCの延長上に垂線を下ろしその足をそれぞれH,Iとすると、∠A+∠C=360°-90°×2=180°より、∠DAH=∠DCI
また、DA=DCより、直角三角形の斜辺と他の1角が等しいので、△DAHと△DCIは合同。
よって、△DAHを△DCIの所に移動させると、DH=DI,∠DHB=∠HBI=∠BID=90°より、四角形HBIDは正方形である。
また、HB+BI=AB+BC=6+4=10cm
また、正方形より、HB=BI=10÷2=5cm
よって、正方形HBID=25cm^2
よって、元の四角形ABCDも25cm^2
よって、グレー部分の面積は、25-19=9cm^2
よって、答えは、9cm^2

補足解
模範解答のように台形を作っても良いが、もう2回回転コピーを増やして大きな正方形にすると、
(10×10-16×4)÷4=36÷4=9cm^2

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E7%95%8C%E8%BB%A2%E7%94%9F
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/16 13:18 (No.939789)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912160000/

別解を4,5通り作ってみましたが、それより何でもありの電卓ありで解いてみて下さい。

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%84%E3%83%AC%E3%83%98%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%98%9F
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/17 07:48削除
何でもありの別解
BD:DC=4:3より、BD=4x,DC=3xと置いて、△ABD,△ADCで余弦定理を使うと、
(4x)^2=AB^2+4^2-2AB・4・cos20°
(3x)^2=AC^2+4^2-2AC・4・cos80°
∴16x^2=AB^2+16-8ABcos20°———①
9x^2=AC^2+16-8ACcos80°———②
①×9-②×16より、
144x^2=9AB^2+144-72ABcos20°
144x^2=16AC^2+256-128ACcos80°
—————————————————————————
∴0=9AB^2-16AC^2-112-72ABcos20°+128ACcos80°
∴9AB^2-16AC^2-72ABcos20°+128ACcos80°-112=0———☆
また、△ABD:△ADC=4:3より、
(1/2)AB・4sin20°:(1/2)AC・4sin80°
=4:3
∴ABsin20°:ACsin80°=4:3
∴4ACsin80°=3ABsin20°
∴AC=3ABsin20°/4sin80°
これを☆に代入すると、
9AB^2-16(3ABsin20°/4sin80°)^2
-72ABcos20°+128(3ABsin20°/4sin80°)cos80°-112=0
∴9AB^2-(9AB^2sin20°^2/sin80°^2)
-72ABcos20°
+96ABsin20°cos80°/sin80°-112=0
∴9{1-(sin20°/sin80°)^2}-24(3cos20°-4sin20°cos80°/sin80°)AB-112=0
これを以上まとめても良いが、あまり意味がないので係数を電卓で計算すると、
7.9144672AB^2-61.868361AB-112=0
これを解の公式で解くと、
AB={61.868361±√(61.868361^2+4・112・7.9144672)}/(2・7.9144672)
=9.3333334(8桁の電卓使用。)
つまり、AB=9+1/3=28/3
よって、答えは、28/3cm

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/18 07:52削除
別解1 Youtubeを見ないで思い付いた順
BAの延長上にAE=ADとなる点Eを取ると、
∠EAC=180°-20°-80°=80°より、
∠DAC=∠EAC 
よって、二辺挟角が等しいので、△ADC≡△AEC 
∴∠ACD=∠ACE 
よって、CAは∠ECBの二等分線である。
また、CE=CD=③
よって、△CEBで角の二等分線の定理を使うと、
AB:AE=CB:CE=⑦:③=7:3
ところで、AE=AD=4cmより、AB:4=7:3
∴AB=28/3cm
ただし、これは中学生以上の解法なので厳密には別解ではない。

別解2
DからABと平行な直線を引き、ACとの交点をEとすると、錯角より∠EDA=∠BAD=20°
よって、△DAEの内角の和より、
∠DEA=180°-20°-80°=80°
よって、∠DAE=∠DEA=80°より△DAEは二等辺三角形。よって、DE=DA=4cm
また、DEとBAが平行より△CDEと△CBAは相似で相似比は3:7 
よって、AB=(7/3)DE=(7/3)×4
=28/3cm 
よって、答えは、28/3cm

別解3
DからACと平行な直線を引き、ABとの交点をEとすると、錯角と△ADEの内角の和より△ADEは二等辺三角形になる。よって、AE=AD=4cm
また、DEとCAが相似より△BDEと△BCAは相似で相似比は4:7 
よって、AE:AB=3:7
よって、AB=(7/3)AE=(7/3)×4
=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

別解4
CからABと平行な直線を引き、ADの延長との交点をEとすると、△DABと△DECは相似で相似比は4:3より、DE=(3/4)AD=3cm 
よって、EA=7cm
また、錯角と△EACの内角の和より△EACは二等辺三角形。よって、EC=EA=7cm
よって、AB=(4/3)EC=(4/3)×7
=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

別解5
BからACと平行な直線を引き、ADの延長との交点をEとすると、
△DEBと△DACは相似で相似比は4:3
よって、DE=(4/3)AD=16/3cm
よって、AE=4+16/3=28/3cm
ところで、錯角と△ABEの内角の和より△ABEは二等辺三角形。よって、AB=AE=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

別解6
BからADと平行な直線を引き、CAの延長との交点をEとすると、∠BAE=180°-20°-80°=80°また、錯角より∠ABE=∠BAD=20°
よって、△ABEの内角の和より、∠BEA=180°-20°-80°=80°
よって、∠BAE=∠BEAより△BAEは二等辺三角形。よって、AB=EB
また、ADとEBが平行より△CADと△CEBは相似で相似比は3:7 
よって、EB=(7/3)AD=28/3cm 
よって、AB=EB=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

おまけ:
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