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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/16 13:18 (No.939789)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912160000/

別解を4,5通り作ってみましたが、それより何でもありの電卓ありで解いてみて下さい。

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%84%E3%83%AC%E3%83%98%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%98%9F
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/17 07:48削除
何でもありの別解
BD:DC=4:3より、BD=4x,DC=3xと置いて、△ABD,△ADCで余弦定理を使うと、
(4x)^2=AB^2+4^2-2AB・4・cos20°
(3x)^2=AC^2+4^2-2AC・4・cos80°
∴16x^2=AB^2+16-8ABcos20°———①
9x^2=AC^2+16-8ACcos80°———②
①×9-②×16より、
144x^2=9AB^2+144-72ABcos20°
144x^2=16AC^2+256-128ACcos80°
—————————————————————————
∴0=9AB^2-16AC^2-112-72ABcos20°+128ACcos80°
∴9AB^2-16AC^2-72ABcos20°+128ACcos80°-112=0———☆
また、△ABD:△ADC=4:3より、
(1/2)AB・4sin20°:(1/2)AC・4sin80°
=4:3
∴ABsin20°:ACsin80°=4:3
∴4ACsin80°=3ABsin20°
∴AC=3ABsin20°/4sin80°
これを☆に代入すると、
9AB^2-16(3ABsin20°/4sin80°)^2
-72ABcos20°+128(3ABsin20°/4sin80°)cos80°-112=0
∴9AB^2-(9AB^2sin20°^2/sin80°^2)
-72ABcos20°
+96ABsin20°cos80°/sin80°-112=0
∴9{1-(sin20°/sin80°)^2}-24(3cos20°-4sin20°cos80°/sin80°)AB-112=0
これを以上まとめても良いが、あまり意味がないので係数を電卓で計算すると、
7.9144672AB^2-61.868361AB-112=0
これを解の公式で解くと、
AB={61.868361±√(61.868361^2+4・112・7.9144672)}/(2・7.9144672)
=9.3333334(8桁の電卓使用。)
つまり、AB=9+1/3=28/3
よって、答えは、28/3cm

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/18 07:52削除
別解1 Youtubeを見ないで思い付いた順
BAの延長上にAE=ADとなる点Eを取ると、
∠EAC=180°-20°-80°=80°より、
∠DAC=∠EAC 
よって、二辺挟角が等しいので、△ADC≡△AEC 
∴∠ACD=∠ACE 
よって、CAは∠ECBの二等分線である。
また、CE=CD=③
よって、△CEBで角の二等分線の定理を使うと、
AB:AE=CB:CE=⑦:③=7:3
ところで、AE=AD=4cmより、AB:4=7:3
∴AB=28/3cm
ただし、これは中学生以上の解法なので厳密には別解ではない。

別解2
DからABと平行な直線を引き、ACとの交点をEとすると、錯角より∠EDA=∠BAD=20°
よって、△DAEの内角の和より、
∠DEA=180°-20°-80°=80°
よって、∠DAE=∠DEA=80°より△DAEは二等辺三角形。よって、DE=DA=4cm
また、DEとBAが平行より△CDEと△CBAは相似で相似比は3:7 
よって、AB=(7/3)DE=(7/3)×4
=28/3cm 
よって、答えは、28/3cm

別解3
DからACと平行な直線を引き、ABとの交点をEとすると、錯角と△ADEの内角の和より△ADEは二等辺三角形になる。よって、AE=AD=4cm
また、DEとCAが相似より△BDEと△BCAは相似で相似比は4:7 
よって、AE:AB=3:7
よって、AB=(7/3)AE=(7/3)×4
=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

別解4
CからABと平行な直線を引き、ADの延長との交点をEとすると、△DABと△DECは相似で相似比は4:3より、DE=(3/4)AD=3cm 
よって、EA=7cm
また、錯角と△EACの内角の和より△EACは二等辺三角形。よって、EC=EA=7cm
よって、AB=(4/3)EC=(4/3)×7
=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

別解5
BからACと平行な直線を引き、ADの延長との交点をEとすると、
△DEBと△DACは相似で相似比は4:3
よって、DE=(4/3)AD=16/3cm
よって、AE=4+16/3=28/3cm
ところで、錯角と△ABEの内角の和より△ABEは二等辺三角形。よって、AB=AE=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

別解6
BからADと平行な直線を引き、CAの延長との交点をEとすると、∠BAE=180°-20°-80°=80°また、錯角より∠ABE=∠BAD=20°
よって、△ABEの内角の和より、∠BEA=180°-20°-80°=80°
よって、∠BAE=∠BEAより△BAEは二等辺三角形。よって、AB=EB
また、ADとEBが平行より△CADと△CEBは相似で相似比は3:7 
よって、EB=(7/3)AD=28/3cm 
よって、AB=EB=28/3cm
よって、答えは、28/3cm

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/17 11:57 (No.940915)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題9
集合Gと結合律(G1)を満足している演算◦が与えられている。このとき、次の条件が満足されれば、Gは群であることを証明せよ。
(1)∃e∈G,∀a∈G,a◦e=a
(2)∀a∈G,∃b∈G,a◦b=e

証明
群の公理の結合律(G1)は満足されているので、(G2)と(G3)が成り立つことを示せばよい。
(ⅰ)(G2)について:Gの任意の元をaとする。このとき(1)より、ある元eがGに存在して
a◦e=a———①
が成り立っている。このとき、e◦a=aであることを示す。(2)より
∃a'∈G,a◦a'=e———②
∃a''∈G,a'◦a''=e———③
②の両辺に右からa''をかけると
(a◦a')◦a''=e◦a''———④
式④において左辺を計算する。式③と①に注意すると
左辺=(a◦a')◦a''=a◦(a'◦a'')=a◦e=a
ゆえに、a=e◦a''———⑤
この式⑤を使うと、
e◦a=e◦(e◦a'')=(e◦e)◦a''=e◦a''=a
したがって、e◦a=aであることが示された。よって、群の定義(G2)が示された。
(ⅱ)(G3)について:Gの任意の元をaとする。このとき(2)より、ある元bがGに存在して
a◦b=e———⑥
が成り立っている。このとき、b◦a=eであることを示す。再び、仮定(2)を使うと、
∃b'∈G,b◦b'=e———⑦
この式の両辺に、左からaをかけると、
a◦(b◦b')=a◦e
この式の左辺と右辺を計算する。式⑥と、(ⅰ)で証明した「eが単位元である」ことを使うと
左辺=a◦(b◦b')=(a◦b)◦b'=e◦b'=b'
右辺=a◦e=a
ゆえに、b'=aであるから、⑦よりb◦a=eが得られる。よって、群の定義(G3)が示された。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

単位元の存在は(1)だけでも示せます。また、逆元の存在は、eが単位元である事を使えばもっと簡単に出来ます。ただし、パズル的で難しいかもしれませんが。念のため、私のオリジナルではありません。(多分、1周目の時にネットで拾ったものです。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/17 13:32削除
演習問題9
集合Gと結合律(G1)を満足している演算◦が与えられている。このとき、次の条件が満足されれば、Gは群であることを証明せよ。
(1)∃e∈G,∀a∈G,a◦e=a
(2)∀a∈G,∃b∈G,a◦b=e

別解
群の公理の結合律(G1)は満足されているので、(G2)と(G3)が成り立つことを示せばよい。
(ⅰ)(G2)について:Gの任意の元をaとする。このとき(1)より、ある元eがGに存在して
a◦e=a———①
が成り立っている。このとき、e◦a=aであることを示す。
e◦aを作り、これに①を代入すると、
e◦a=e◦(a◦e)=(e◦a)◦e
ここで、e◦a=fと置くと、f=f◦e———②
また、①より、a=a◦e———①'
①',②より、a=f 
これをe◦a=fに代入すると、e◦a=a———③
①,③より、a◦e=e◦a=a
よって、eは単位元である。
よって、群の定義(G2)が示された。
(ⅱ)(G3)について:Gの任意の元をaとする。このとき(2)より、ある元bがGに存在してa◦b=e
ここで、b◦a◦bを作ると、
b◦a◦b=b◦(a◦b)=b◦e=b———④
また、b◦a◦b=(b◦a)◦b———⑤
④,⑤より、(b◦a)◦b=b
∴b◦a=e
∴a◦b=b◦a=e
よって、bは逆元である。
よって、群の定義(G3)が示された。

因みに、a◦b◦aを作ってみると、
a◦b◦a=(a◦b)◦a=e◦a=a((ⅰ)より)
また、a◦b◦a=a◦(b◦a)
∴a◦(b◦a)=a ∴b◦a=e
∴a◦b=b◦a=e
よって、bは逆元である。

としても良い。(1周目の時は解読するだけで手一杯で気付かなかったようである。)

おまけ:
https://twitter.com/satndRvjMpc4tl7/status/1708693540736516204
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/15 14:55 (No.938676)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912180000/

算数の別解も作ってみましたが、何でもありで解ければ良いです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/16 07:55削除
算数の別解
正八面体を真ん中で水平に切り、2つの正四角錘にして2つを並べる。
片方をO-ABCD,もう一方をP-EFGHとし、辺DCと辺EFをくっつけるという訳である。
この時、O-ABCDをスライドさせてP-EFGHの所に移動させると考えると、OPの長さはBCの長さと一致する。つまり、立体OPCDは全ての辺の長さが等しい三角錐より正四面体である。また、スライドよりOBGPは一平面である。
ここで、BDを結び、三角錐D-OBCを考えると、正四面体D-OCPと等しい体積である。(底面が一平面上の合同な正三角形で頂点Dを共有しているので高さが等しいから。)
また、三角錐D-OBCは正四角錘O-ABCDの1/2なので、正四角錘2個分は正四面体4個分である。
つまり、正八面体は正四面体4個分である分である。
よって、答えは、6×4=24cm^3

何でもありの解法
立体の体積の公式や重心の性質を使わないで解く事にする。
正四面体をO-ABCと置いて、1辺の長さをxとする。また、BCの中点をMとし、断面図OAMを描くと、OM=AM=√3x/2,OA=x
ここで、OからAMに垂線を下ろしその足をHとし、OH=m,MH=nと置いて、三平方の定理を使うと、
m^2+n^2=(√3x/2)^2———①
m^2+(√3x/2-n)^2=x^2———②
①-②より、
√3xn-3x^2/4=3x^2/4-x^2
∴√3xn=3x^2/2-x^2=x^2/2
∴n=x/2√3 これを①に代入すると、
m^2+x^2/12=3x^2/4
∴m^2=8x^2/12=2x^2/3
∴m=√2x/√3=√6x/3
∴OH=√6x/3
∴O-ABC=x・(√3x/2)・(1/2)・(√6x/3)・(1/3)=3√2x^3/36=√2x^3/12
これが条件より6cm^3より、√2x^3/12=6とすると、x^3=72/√2=36√2———③
一方、1辺の長さがxの正八面体の体積は、水平に切った正四角錘を考えると、断面図は等辺がxの直角二等辺三角形になるので、高さは、√2x/2
∴V=x^2・(√2x/2)・(1/3)×2=√2x^3/3———④
③を④に代入すると、
V=72/3=24cm^3
よって、答えは、24cm^3

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/14 16:49 (No.937526)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912210000/

何通りも別解が作れると思いますが、とりあえず暗算で2通り作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/15 07:24削除
別解1 思い付いた順
CからADに垂線を下ろしその足をHとすると、2角が等しいので△ABE∽△ACHで相似比は3:2
∴BE:CH=3:2
また、対頂角と直角の2角が等しいので、△DBE∽△DCH ∴DE:DH=3:2
ここで、AH=2a,AE=3aと置くと、HE=3a-2a=a ∴DH=(2/5)HE=2a/5
∴AD=AH+DH=2a+2a/5=12a/5
また、DE=(3/5)HE=3a/5
∴AD:DE=12a/5:3a/5=4:1
よって、答えは、4:1

別解2
CからADと平行な直線を引き、BAの延長との交点をFとすると、錯角と同位角より∠AFC=∠ACF=●となるので、△AFCは二等辺三角形になる。
∴AF=AC=2cm ∴BF=3+2=5cm よって、△BAD∽△BFCの相似比は3:5
∴AD:FC=3:5 よって、AD=3a,FC=5aと置く。ここで、AからFCに垂線を下ろしその足をHとすると、FH=FC/2=5a/2
ところで、2角が等しいので、△FAH∽△ABEで相似比は2:3より、AE=(3/2)FH=(3/2)×(5a/2)=15a/4 ∴DE=AE-AD=15a/4-3a=3a/4 ∴AD:DE=3a:3a/4=4:1
よって、答えは、4:1

一応、2つとも暗算で解きましたが、解法3の方が簡単です。

解法3
BからACと平行な直線を引き、AEの延長との交点をFとすると、錯角より∠BFA=∠BAF=●となり△BFAは二等辺三角形である。∴BF=BA=3cm
また、△DBF∽△DCAで相似比3:2より、AD:DF=2:3 よって、AD=2a,DF=3aと置くと、AF=5a また、△BFAは二等辺三角形より、AE=5a/2 DE=AE-AD=5a/2-2a=a/2 ∴AD:DE=2a:a/2=4:1
よって、答えは、4:1

もっと出来るかもしれませんが、もう飽きたので省略。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/14 13:44 (No.937387)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912220000/

別解を作ってみました。面白いと思うかどうかはあなた次第です。まぁ、まぁ、ですかね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/14 19:19削除
問題
2桁の整数があり、この整数を5倍して9を引くと、十の位と一の位の数が入れかわった2桁の整数になります。もとの2桁の整数を求めてください。

別解
ところで、12と21,36と63などの2数の差は経験上9の倍数である。(証明:2桁の整数を10a+bと置くと、もう一方の数はa+10b。よって、その差は9a-9bだから。)
よって、元の数をxと置くと、もう一方の数は5x-9でその差は、4x-9。これが9の倍数より4xは9の倍数である。つまり、xは9の倍数。
ここで、9の倍数の判定法より各桁の総和は9の倍数である。今回は2桁より、18,27,36,45,54,63,72,81が候補である。
18を調べると、18×5-9=81で適正。
27を調べると、27×5-9=135-9=126
よって、3桁なので不適。以後すべてさらに大きくなるので不適である。
よって、答えは、18のみ。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/11 20:07 (No.934210)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201909240000/

「中学受験しない小学生でも解けるはずです。」とありますが、結構難しいと思います。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201912230000/

中学,高校,大学生用の別解を作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/12 07:46削除
問題1の解答
分子は、1,1,2,1,2,3,・・・
分母は、1,2,2,3,3,3,・・・
となっているので、どちらも1+2+3+・・・=100となる(正確には最も近い)最後の数を求める。(分母はその数字になる。)
そこで、受験算数でも使われる1+2+3+・・・+n=n×(n+1)÷2を使うと、n×(n+1)=200となるnを求めれば良い。
これを当てはめ方式で試行錯誤すると、13×14=182,14×15=210より、
1+2+3+・・・+13=91
1+2+3+・・・+14=105
という事である。つまり、分母は14である。
次に、分子は、100-91=9より、9である。
よって、答えは、9/14

因みに、「中学受験しない小学生でも解けるはずです。」とは、1+2+3+・・・+13=91を手計算で求めるのだろうか。まぁ、1から10まで足すと55とか知っていれば当たりは付けられるが。

問題2の中学生用の別解
∠Aの二等分線を引き、BCとの交点をEとすると、角の二等分線の定理より、BE:CE=8:6=4:3
∴CE=(3/7)BC———①
ところで、△ABCで三平方の定理を使うと、
BC=√(8^2-6^2)=√(64-36)=√28
=2√7cm———②
②を①に代入すると、
CE=6√7/7cm
∴AC:CE=6:6√7/7=7:√7=√7:1
また、BC:CD=2√7:2=√7:1
∴AC:CE=BC:CD
よって、二辺比と挟角が等しいので、△ACE∽△BCD ∴∠DBC=∠EAC=(1/2)∠ア
よって、△ABCの内角の和より、
∠ア+∠イ+(1/2)∠ア=90°
∴3∠ア+2∠イ=180°
よって、答えは、180°

高校生用と大学生用は次回。また、似たようなものですが何でもありでもやります。

おまけ:
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im4335909

「未来の社会はどんな様相を見せるだろうか。同志諸君、申し上げよう。まず闘争によって選りぬかれた貴族階級が現われる。新しい中産階級、無知な大衆、新しい奴隷、仕えるものの集団、永遠の未成年者の集団があろう。
 そしてこれらすべての上に、さらに新しい貴族がある。特別の指導的人物である。このように、支配をめぐる闘争によって、国の内外に新しい身分が成立する。しかも東方が巨大な実験の場になる・・・・そこに新しいヨーロッパの社会秩序が生まれるのだ」
「1999年以後」五島勉著より
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/13 08:00削除
問題2の高校生用の解法
△ABCで三平方の定理を使うと、
BC=√(8^2-6^2)=√(64-36)=√28
=2√7cm
また、DからABに垂線を下ろしその足をHとすると、△ADH∽△ABCで相似比AD:AB=4:8=1:2より、DH=BC/2=√7cm,AH=AC/2=3cm ∴BH=8-3=5cm また、△DBCで三平方の定理を使うと、BD=√{(2√7)^2+2^2}=√32=4√2cm
ここで、求めたいのは、3ア+2イより、sin(3ア+2イ)を作ると、加法定理より、
sin(3ア+2イ)=sin3アcos2イ+cos3アsin2イ———☆
ところで、2倍角,3倍角の公式より、
sin2θ=2sinθcosθ
cos2θ=2cos^2θ-1
sin3θ=3sinθ-4sin^3θ
cos3θ=4cos^3θ-3cosθ

∴sin3ア=3sinア-4sin^3ア———①
cos2イ=2cos^2イ-1———②
cos3ア=4cos^3ア-3cosア———③
sin2イ=2sinイcosイ———④
また、sinア=√7/4,cosイ=5/4√2
cosア=3/4,sinイ=√7/4√2
これらを①~④に代入すると、
sin3ア=3(√7/4)-4(√7/4)^3=3√7/4-7√7/16=12√7/16-7√7/16=5√7/16
∴sin3ア=5√7/16———①'
cos2イ=2(5/4√2)^2-1=2(25/32)-1=25/16-1=9/16
∴cos2イ=9/16———②'
cos3ア=4(3/4)^3-3(3/4)=27/16-9/4=27/16-36/16=-9/16
∴cos3ア=-9/16———③'
sin2イ=2(√7/4√2)(5/4√2)=5√7/16
∴sin2イ=5√7/16———④'
①'~④'を☆に代入すると、
sin(3ア+2イ)=sin3アcos2イ+cos3アsin2イ
=(5√7/16)(9/16)+(-9/16)(5√7/16)
=0
∴3ア+2イ=0,180°,360°,・・・
ところで、ア+イ<90°より、3ア+3イ<270°
∴3ア+2イ<270°
∴3ア+2イ=180°
よって、答えは、180°

大学生用の解法と何でもありの解法は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/14 07:55削除
問題2の大学生用の解法
△ABCで三平方の定理を使うと、
BC=√(8^2-6^2)=√(64-36)=√28
=2√7cm
また、DからABに垂線を下ろしその足をHとすると、△ADH∽△ABCで相似比AD:AB=4:8=1:2より、DH=BC/2=√7cm,AH=AC/2=3cm ∴BH=8-3=5cm
∴∠ア=Arctan(√7/3),∠イ=Arctan(√7/5)
∴3∠ア+2∠イ
=3Arctan(√7/3)+2Arctan(√7/5)
=2{Arctan(√7/3)+Arctan(√7/5)}+Arctan(√7/3)———①
まず、Arctanの加法定理で、
Arctan(√7/3)+Arctan(√7/5)
=Arctan[(√7/3+√7/5)/{1-(√7/3)(√7/5)}]
=Arctan{(8√7/15)/(1-7/15)}
=Arctan{(8√7/15)/(8/15)}
=Arctan(√7)———②
②を①に代入すると、
3∠ア+2∠イ=2Arctan(√7)+Arctan(√7/3)———③
また、2Arctan(√7)=Arctan(√7)+Arctan(√7)としてArctanの加法定理を使うと、
2Arctan(√7)=Arctan{(√7+√7)/(1-√7・√7)}
Arctan{2√7/(-6)}=Arctan(-√7/3)———④
④を③に代入すると、
3∠ア+2∠イ=Arctan(-√7/3)+Arctan(√7/3)
これを加法定理で処理すると、
=Arctan[{(-√7/3)+(√7/3)}/{1-(-√7/3)(√7/3)}]
=Arctan0
よって、3∠ア+2∠イ=0,180°,360°,・・・
ところで、∠ア+∠イ<90°より、
3∠ア+3∠イ<270°
∴3∠ア+2∠イ<270°
∴3∠ア+2∠イ=180°
よって、答えは、180°

何でもありの解法
tanの3倍角の公式より、
tan3θ=(3tanθ-tan^3θ)/(1-3tan^2θ)
(ネットで調べたらあったのでこれを使う。)
ところで、上と同じようにすると、
tanア=√7/3,tanイ=√7/5
ここで、tan(3ア+2イ)を作り加法定理で展開すると、
tan(3ア+2イ)
=(tan3ア+tan2イ)/(1-tan3アtan2イ)———①
また、tanの3倍角の公式より、
tan3ア={3(√7/3)-(√7/3)^3}/{1-3(√7/3)^2}
=(√7-7√7/27)/(1-7/3)=(20√7/27)/(-4/3)
=(-3/4)×(20√7/27)=-5√7/9———②
また、tanの2倍角の公式より、
tan2イ={2(√7/5)/{1-(√7/5)^2}
=(2√7/5)/(1-7/25)=(2√7/5)/(18/25)
=(25/18)×(2√7/5)=5√7/9———③
②,③を①に代入すると、
tan(3ア+2イ)
=(-5√7/9+5√7/9)/{1-(-5√7/9)(5√7/9)}
=0
∴3ア+2イ=0,180°,360°,・・・
ところで、ア+イ<90°より、3ア+3イ<270°
∴3ア+2イ<270°
∴3ア+2イ=180°
よって、答えは、180°

おまけ:
https://www.uta-net.com/song/92128/
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/13 11:32 (No.935958)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題6
S=ℝ-{-1}として演算a*b=a+b+abを考える。次の問に答えよ。
(1)*はS上の演算であることを示せ。
(2)(S,*)が群であることを示せ。
(3)3*x*4=10の解をSで求めよ。

解答
(1)*はS上の演算であること、すなわち
a,b∈S⇒a*b∈S
であることを示す。a∈S⇔a≠-1であることに注意すると、このことは
a≠-1,b≠-1⇒a*b≠-1
と同値である。以下対偶によってこれを示す。もし、a*b=-1と仮定すると、
-1=a*b=a+b+ab=(a+1)(b+1)-1
ゆえに、(a+1)(b+1)=0 したがって、a=-1またはb=-1である。
この演算が可換a*b=b*aであることは、定義により容易にわかる。
(2)以下は省略。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

簡単ですが、よく解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/13 18:59削除
解説
>(1)*はS上の演算であること、すなわち
a,b∈S⇒a*b∈S
であることを示す。a∈S⇔a≠-1であることに注意すると、このことは
a≠-1,b≠-1⇒a*b≠-1
と同値である。以下対偶によってこれを示す。

対偶にする必要がないのに、わざわざ対偶にするのが謎である。

∀a,b∈Sに対して、a*b=a+b+ab
=(a+1)(b+1)-1
ところで、S=ℝ-{-1}より、a≠-1,b≠-1
よって、a*b≠-1より、a*b∈S
∴a,b∈S⇒a*b∈S
よって、*はS上の演算である。

まぁ、対偶の方が付け入る隙がないような気もしないでもないが。例えば、(a+1)(b+1)-1が-1にならないのはa≠-1かつb≠-1以外の場合にはないのか、とか。
それはない。(a+1)(b+1)-1≠-1とすると、(a+1)(b+1)≠0⇔a≠-1かつb≠-1だから。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/12 12:02 (No.934803)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題5
GL2(ℤ5)をℤ5の元を成分とする2次正則行列全体とする。GL2(ℤ5)は乗法に関して群になることを示せ。

証明
GL2(ℤ5)を式で表すと次のようである。
GL2(ℤ5)={(|a|b)|det(|a|b)≠0,|a,|b,|c,|d∈ℤ5}
       (|c|d)|  (|c|d)

注:(|a|b)
  (|c|d)で行列を表す。また、|aはmod5と同じ意味。

演算(行列の積)に関して閉じていること、すなわち
A,B∈GL2(ℤ5)⇒AB∈GL2(ℤ5)
を示す。A,B∈GL2(ℤ5)とすると、|A|≠|0,|B|≠|0 ゆえに、|AB|=|A||B|≠|0 したがって、AB∈GL2(ℤ5)
(G1)結合律は一般に行列の積について成り立っている。A(BC)=(AB)C
(G2)単位元:|E2=(|1|0)
           (|0|1)∈GL2(ℤ5)
が単位元である。
(G3)逆元について調べる。A=(|a|b)
                (|c|d)∈GL2(ℤ5)
とすると、|A|=|a|d-|b|c=|(ad-bc)≠|0
簡単のため、α=ad-bc∈ℤとおく。|α≠|0であるから、|α∈ℤ5^* ここで、ℤ5^*は乗法について群であるから、逆元|β∈ℤ5^*が存在する。すなわち、|α|β=|1
そこで、B=|β・(|d| -|b)
         (-|c |a)
を考えると、|B|=|β(|a|d-|b|c)=|β|α=|1≠|0であるから、B∈GL2(ℤ5)であり、
AB=(|a|b)・|β(|d| -|b)
   (|c|d)   (-|c |a)

=|β・(|(ad-bc)   |0)
    (|0   |(ad-bc)) 

=|β・(|α |0)=|α|β・(|1 |0)
    (|0 |α)     (|0 |1)

=|1・(|1 |0)
    (|0 |1)

=(|1 |0)
 (|0 |1)

同様にBA=|E2が示せるので、Aの逆元BがGL2(ℤ5)に存在する。以上により、GL2(ℤ5)は乗法に関して群になる。

読めば分かるので、解説は省略。次回、以前にネットで拾った別解を紹介するので、それを解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/12 13:42削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題5
GL2(ℤ5)をℤ5の元を成分とする2次正則行列全体とする。GL2(ℤ5)は乗法に関して群になることを示せ。

別解
(a b) (e f) (i j)
(c d),(g h),(k l)∈GL2(ℤ5)に対して、
{(a b)(e f)}(i j)=(ae+bg af+bh)(i j)
{(c d)(g h)}(k l) (ce+bg cf+dh)(k l)
=(aei+bgi+afk+bhk aej+bgj+afl+bhl)
 (cei+dgi+cfk+dhk cej+dgj+cfl+dhl)———①
(a b){(e f)(i j)}=(a b)(ei+fk ej+fl)
(c d){(g h)(k l)} (c d)(gi+hk gj+hl)
=(aei+afk+bgi+bhk aej+afl+bgj+bhl)
 (cei+cfk+dgi+dhk cej+cfl+dgj+dhl)———②
①,②より、
{(a b)(e f)}(i j)=(a b){(e f)(i j)}
{(c d)(g h)}(k l) (c d){(g h)(k l)}
よって、結合法則が成り立つ。
単位元は、E=(|1 |0)
       (|0 |1)
に取れば、
AE=(|a |b)(|1 |0)=(|a |b)=A
   (|c |d)(|0 |1) (|c |d)

EA=(|1 |0)(|a |b)=(|a |b)=A
   (|0 |1)(|c |d) (|c |d)

∴AE=EA=A
ところで、正則行列より、
|a|d-|b|c≢0(mod5)
よって、|a|d-|b|cと5は互いに素より、
(|a|d-|b|c)x≡1(mod5)となるxが存在する。
よって、そのxを使って、
A^-1= x・(|d -|b)
      (-|c |a)
と取れば、逆元が存在する。よって、GL2(ℤ5)は乗法に関して群になる。

具体的には、

>よって、|a|d-|b|cと5は互いに素より、
(|a|d-|b|c)x≡1(mod5)となるxが存在する。


>よって、そのxを使って、
A^-1= x・(|d -|b)
      (-|c |a)
と取れば、逆元が存在する。

この2ヶ所ぐらいですね。因みに、GL2(ℤ5)が乗法について閉じている事は省略されていますね。
念のため、A,B∈GL2(ℤ5)とすると、正則行列より、|A|≠|0,|B|≠|0 ゆえに、|AB|=|A||B|≠|0 したがって、AB∈GL2(ℤ5)
よって、GL2(ℤ5)は乗法について閉じている。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/13 13:40削除
解説
>よって、|a|d-|b|cと5は互いに素より、
(|a|d-|b|c)x≡1(mod5)となるxが存在する。

定理1.7
2つの整数a,bの最大公約数をdとすれば、d=ax+byを満足する整数x,yが存在する。すなわち
(a,b)=d⇒∃x,y∈ℤ,ax+by=d

ここでは整数となっているが、ℤ5の元にも適用出来る。(プロの人は証明して下さい。私は素人なので省略。ただし、|a|d-|b|cと5は互いに素より、(|a|d-|b|c)x≡1(mod5)の両辺を|a|d-|b|cで割れるので、そのxが存在する事の確信はある。念のため、右辺は分数ではない。)
よって、|a|d-|b|cと5は互いに素より、d=|1とすると、
|1=(|a|d-|b|c)|x+5|yを満足する|x,|yが存在する。この両辺のmod5を取ると、
(|a|d-|b|c)|x+5|y≡|1(mod5)
∴(|a|d-|b|c)|x≡|1(mod5)
よって、(|a|d-|b|c)x≡1(mod5)となるxが存在する。

>よって、そのxを使って、
A^-1= x・(|d -|b)
      (-|c |a)
と取れば、逆元が存在する。

AA^-1= (|a |b)x・(|d -|b)
     (|c |d)  (-|c |a) 

=x・(|a |b)(|d -|b)
   (|c |d)(-|c |a) 

=x・(|a|d-|b|c  |0)
   (|0 -|b|c+|a|d)

=(x(|a|d-|b|c)  |0)
 (|0  x(|a|d-|b|c))

=(|1 |0)
 (|0 |1)
((|a|d-|b|c)x≡1(mod5)より)

∴AA^-1=E(A^-1A=Eも同様。)
よって、逆元A^-1が存在する。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/11 11:59 (No.933762)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題4
Gを群とする。次のGからGへの写像は、いずれも全単射であることを示せ。
(1)f:G→G,x→^-1
(2)la:G→G,x→ax(ただし、a∈G)
(3)ra:G→G,x→xa(ただし、a∈G)

解答
(1)f(x)=x^-1について。
単射であること:f(x)=f(y)とすると、x^-1=y^-1
このとき、x^-1=y^-1⇒xx^-1=xy^-1⇒e=xy^-1
⇒e・y=(xy^-1)y⇒y=x
全射であること:Gの任意の元をxとする。Gは群であるから、x^-1がGに存在する。ゆえに、f(x^-1)=(x^-1)^-1=x
(2)la(x)=axについて。
単射であること:la(x)=la(y)とすると、ax=ay 
消去律によってx=y
全射であること:Gの任意の元をxとする。a∈Gより、a^-1∈G ゆえに、a^-1x∈Gである。
したがって、la(a^-1x)=a(a^-1x)=x
(3)ra(x)=xaも(2)と同様である。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>単射であること:f(x)=f(y)とすると、(中略)y=x

これを示すと単射の証明になる理由を述べて下さい。

>全射であること:Gの任意の元をxとする。Gは群であるから、x^-1がGに存在する。ゆえに、f(x^-1)=(x^-1)^-1=x

もっと詳しく述べて下さい。

>全射であること:Gの任意の元をxとする。a∈Gより、a^-1∈G ゆえに、a^-1x∈Gである。
したがって、la(a^-1x)=a(a^-1x)=x

もっと詳しく述べて下さい。

あと、これだけじゃ面白くないので、fもlaも同型写像(自己同型写像)になれる事を証明して下さい。まぁ、これも面白くはないですが。

定義6.1
演算◦をもつ群(G,◦)と演算*をもつ群(G',*)に対して、GからG'への写像f:G→G'が
∀a,b∈G,f(a◦b)=f(a)*f(b)
なる条件を満足しているとき、fをGからG'への準同型写像という。単射である準同型写像を単準同型写像,全射である準同型写像を全準同型写像という。群Gから群G'への同型写像fが存在するとき、GとG'は同型であるといい、G≃G'と書く。特にG=G'のとき、GからG'への同型写像fを自己同型写像という。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/11 13:55削除
解説
>単射であること:f(x)=f(y)とすると、(中略)y=x

これを示すと単射の証明になる理由を述べて下さい。

写像とは、1対1対応か多対1対応で、1対多対応は写像ではない。そこで、多対1対応を考えると、
a,b∈Gに対して写像をfとし、f(a)=f(b)となったら単射ではない。
つまり、単射だったら、a≠b⇒f(a)≠f(b)である。
この対偶を取ると、f(a)=f(b)⇒a=b
これが単射である必要十分条件である。
よって、「f(x)=f(y)とすると、(中略)y=x」を示している訳である。

>全射であること:Gの任意の元をxとする。Gは群であるから、x^-1がGに存在する。ゆえに、f(x^-1)=(x^-1)^-1=x

これは次のものと同じなので、次の所で解説する。

>全射であること:Gの任意の元をxとする。a∈Gより、a^-1∈G ゆえに、a^-1x∈Gである。
したがって、la(a^-1x)=a(a^-1x)=x

(2)la:G→G,x→ax(ただし、a∈G)

写像先のaxの(任意の)xに対して、写像元の元をa^-1xと取れば対応する元がGに存在するので全射という事であるが、こんな事をする必要はない。
写像先の任意のaxに対して写像元には対応するxが必ず存在する(同じxだから)ので、全射である事は自明だからである。
因みに、Gが群でなくても全単射である。(模範解答はGが群である事を利用しているが。)

>あと、これだけじゃ面白くないので、fもlaも同型写像(自己同型写像)になれる事を証明して下さい。

(1)f:G→G,x→x^-1
(2)la:G→G,x→ax(ただし、a∈G)

(1)群Gの演算を乗法とすると、
∀x,y∈Gに対して、f(x・y)=(x・y)^-1=y^-1・x^-1=f(y)・f(x)
∴f(x・y)=f(x)・f(y)
よって、fは準同型写像である。また、全単射であるので、fは同型写像である。よって、fはGからGへの自己同型写像である。
(2)群Gの演算を加法にすると、
∀x,y∈Gに対して、la(x+y)=a(x+y)=ax+ay=la(x)+la(y)
∴la(x+y)=la(x)+la(y)
よって、laは準同型写像である。また、全単射であるので、laは同型写像である。よって、laはGからGへの自己同型写像である。
と思ったが、分配法則を使っているのでダメか。しかし、p.119の例6.2では大丈夫なようだが。

例6.2
aを0でない実数とするとき、f(x)=axによって与えられる写像f:ℝ→ℝは実数の加法群(ℝ,+)から(ℝ,+)への同型写像を与える。
fが全単射であることは容易に示すことができる。また
f(x+y)=a(x+y)=ax+ay=f(x)+f(y)
∴f(x+y)=f(x)+f(y)
ゆえに、fは同型写像であることがわかる。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

念のため、a∈ℝだから分配法則ですよね。乗法が定義されていないからいいのか?(保留)

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/11 07:59削除
算数の別解
右上と左下の頂点から各辺に対して垂線を立て、長方形を作り、その左上の頂点から反時計回りにA~Dと振る。
辺BC上の点をE,CD上の点をFとし、BFとDEの交点をGとすると、∠x=∠BGEという事。
ここで、AD上にAH=2cmとなる点Hを取ると、HD=8-2=6cm
よって、△BHAと△HFDは二辺挟角が等しいので合同になる。よって、BH=HF また、角度を考えると、∠BHF=90°となる。(これは形として定石で覚えておいた方が良い。証明は模範解答を見ると良い。同じ構図だから。)
ところで、HB//DEより、錯角で∠HBF=∠BGE
よって、∠x=45°

何でもありの解法
上と同じようにB~Gと振り、EからBGに垂線を下ろしその足をHとすると、△BEH∽△BFCで△BFCは直角を挟む二辺の比が1:2より、△BEHも1:2:√5の直角三角形である。
∴HE=6/√5=6√5/5cm
また、△BCFと直線DEでメネラウスの定理を使うと、(6/2)(GF/BG)(6/2)=1 
∴GF/BG=1/9
∴GF:BG=1:9 ∴BG:BF=9:10
∴BG=(9/10)×BF=(9/10)×4√5
=18√5/5cm 
また、BH=2HE=12√5/5cm
∴HG=BG-BH=18√5/5-12√5/5
=6√5/5cm ∴HE=HG
よって、△HGEは直角二等辺三角形。
∴∠x=45°

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/10 13:29 (No.932748)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題3
Gを群とする。eはGの単位元を表す。
(1)任意の元x∈Gに対して、x^2=eが成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。
(2)任意の元x,y∈Gに対して(xy)^2=x^2y^2が成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。

証明
(1)x,y∈Gに対して、xy=yxを示せばよい。仮定よりx^2=eであるから、
x・x=x・x=e
定義によって、xの逆元はxである。すなわち、x^-1=xである。xはGの任意の元であったから、Gの元yについても、y^-1=y したがって、
xy(yx)^-1=xyx^-1y^-1=xyxy=(xy)^2=e
ゆえに、xy(yx)^-1=eであるから、xy=yxが得られる。

(2)(xy)^2=x^2y^2とすると、
xyxy=(xy)^2=x^2y^2=xxyy
ゆえに、xyxy=xxyyであるから、消去律によって、yx=xyを得る。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて、
a◦c=b◦c ならば a=b
c◦a=c◦b ならば a=b

因みに、この問題は第2章§1の終わりの演習問題で、上で使っている(yx)^-1=x^-1y^-1は第2章§2の定理2.6で初めて出て来るので、これを使わないで証明して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/10 16:31削除
演習問題3
Gを群とする。eはGの単位元を表す。
(1)任意の元x∈Gに対して、x^2=eが成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。
(2)任意の元x,y∈Gに対して(xy)^2=x^2y^2が成り立つならば、Gは可換群であることを示せ。

別解
(1)Gは群より、∀x,y∈Gに対して、xy∈G
よって、xyはGの元より、(xy)^2=e
∴xyxy=e この両辺に左からx^-1,右からy^-1をかけると、yx=x^-1y^-1———①
また、x^2=eより、xx=e この両辺にx^-1をかけると、x=x^-1 また、同様にして、y=y^-1
∴xy=x^-1y^-1———②
①,②より、xy=yx
よって、Gは可換群である。
(2)(xy)^2=x^2y^2より、xyxy=xxyy
この両辺に左からx^-1,右からy^-1をかけると、
yx=xy
よって、Gは可換群である。

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/9 13:54 (No.931616)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201909260001/

何でもありの別解に挑戦してみて下さい。正方形の1辺の長さを1として三角関数で解くと電卓を使わないでも解けます。結構、面白いと思います。
念のため、算数の解法はしばらく考えて1分ぐらいですかね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/10 07:49削除
算数の解法
△FECの内対角の和より、∠DFC=23°+45°=68°また、正方形の対称性より、∠BFC=∠DFC ∴∠ア=68°

何でもありの解法
ABとDEの交点をGとして、正方形の1辺の長さを1とすると、AG=tan23°
また、△FAG∽△FCDより、
tan23°:1=AF:FCが成り立つ。
∴AF={tan23°/(1+tan23°)}AC
=√2tan23°/(1+tan23°)
また、正方形の中心をOとすると、△OABは直角二等辺三角形になり、OA=OB=√2/2=1/√2
∴OF=√2/2-√2tan23°/(1+tan23°)
={√2(1+tan23°)-2√2tan23°}/2(1+tan23°)
=(√2-√2tan23°)/2(1+tan23°)
=(1-tan23°)/√2(1+tan23°)
∴tan∠ア=OB/OF
=(1/√2)/{(1-tan23°)/√2(1+tan23°)}
=(1+tan23°)/(1-tan23°)
=(tan45°+tan23°)/(1-tan45°tan23°)
=tan(45°+23°)=tan68°
∴tan∠ア=tan68°
∴∠ア=68°

おまけ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%9E%A3%E7%BE%8E%E9%87%8C
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