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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/8 14:09 (No.930525)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910020000/

暗算で2通りで解いてみました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910010000/

簡単ですね。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201909300001/

これも簡単ですね。一応、2通りぐらい作って下さい。ほとんど同じですが。

問題4
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201909280000/

一応、別解を作ってみて下さい。別解の方が簡単かもしれません。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/9 07:57削除
問題1
2次方程式x^2+ax+b=0の1つの解がx=2+√3であるとき、もう1つの解とa,bの値を求めてください。

解法1
x-2=√3と変形して両辺を2乗すると、
(x-2)^2=3 ∴x^2-4x+1=0
これを解の公式で解くと、
x=2±√3
よって、もう1つの解は、
x=2-√3でa=-4,b=1

解法2
2次方程式の解の公式を思い浮かべれば、x=2+√3に対するもう1つの解は、x=2-√3(共役な解)と分かる。また、2つの解をα,βと置くと、解と係数の関係より、
α+β=-a,αβ=bより、
(2+√3)+(2-√3)=4=-a ∴a=-4
(2+√3)(2-√3)=4-3=1=b ∴b=1
よって、答えは、x=2-√3,a=-4,b=1

問題2の解答
正八角形より、6cmの隣りの白い長方形の横の辺も6cm。また、対称性より中央の四角形は正方形。また、青い三角形は直角二等辺三角形。よって、2倍にして正方形にして対角線×対角線÷2を2で割って求めると、
青色部分=6×6+6×6÷2÷2×4=36+36=72cm^2
よって、答えは、72cm^2

√を使って解いても良いが、あまりにも簡単になるので省略。

問題3の解法1
AB=ACより△ABCは二等辺三角形。よって、∠ACB=∠ABC=●● また、△ABC∽△BCDより、∠A=∠DBC=● よって、△ABCの内角の和より、●●+●●+●=180°よって、●×5=180°よって、●=36°よって、∠BAC=36°

解法2
△ABC∽△BCDより、△BCDも二等辺三角形。よって、∠BCD=∠BDC=●● よって、△BCDの内角の和より、●×5=180°よって、●=36°
ところで、△ABC∽△BCDより∠BAC=●=36°よって、答えは、36°

問題4の別解
88°と27°を含む三角形の内対角の和より、残りの1角の外角は88°+27°=115°
また、128°の所の対頂角を考えて、∠アと53°を含む四角形の内角の和を考えると、
∠ア=360°-115°-128°-53°=64°
よって、答えは、64°

おまけ:
https://ja.hinative.com/questions/16213414#:~:text=%E4%BE%8B%20%E5%B7%9D%EF%BC%88%E3%81%8B%E3%81%AF%E2%86%92,%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/6 17:01 (No.928049)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910080000/

暗算で解いてみました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910070000/

別解作ってみました。別解も暗算で解けます。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910040000/

電卓ありで解いてみて下さい。念のため、私は何も見ないで3通りで解けますが、これはこれで面白いと思います。何通りもあると思いますが、縁があった解法1つで良いです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/7 07:55削除
問題1の解答
左の正方形の左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、右の正方形をDCEFと反時計回りに振り、辺AB上の∠GEF=75°となる点をGとし、GEと左の円との交点をH,右の円との交点をIとする。
ここで、HC,IFを結ぶと、半径より△FIEは二等辺三角形。よって、∠EFI=180°-75°×2=30°よって、∠DFI=90°-30°=60°
また、CD=CE=CHより△CEHは底角が90°-75°=15°の二等辺三角形。よって、∠HCB=15°+15°=30°より、∠DCH=90°-30°=60°よって、∠DFI=∠DCH
よって、扇形FDIと扇形CDHは合同である。
よって、扇形CDHを扇形FDIの所に移動させて考えると、色部分の面積は、正方形DCEF-△HCE-△FIEで求めらる。
また、H,IからBC,EFに垂線を下ろしその足をそれぞれJ,Kとすると、△HJCと△IKFは30°,60°,90°の直角三角定規型になるので、HJ=IK=4÷2=2cm
よって、色部分の面積=4×4-4×2÷2-4×2÷2=16-4-4=8cm^2
よって、答えは、8cm^2

因みに、下書きなしでイメージだけで書いているので、ミスがあったらごめんなさい。

問題2の別解
EからADに垂線を下ろしその足をHとすると、△EADと△HEDは直角と∠EDHの2角が等しいので相似である。よって、△HEDも3:4:5の直角三角形。
よって、EH=(4/5)DE=(4/5)×3=12/5cm
よって、台形ABCD=(5+8)×(12/5)÷2=13×(6/5)=78/5=15.6cm^2
よって、答えは、15.6cm^2

問題3は次回。因みに、私はAB=BC=1と置いて正弦定理と余弦定理を複数回使いました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/8 07:56削除
問題3の何でもありの解法(電卓あり)
∠BAC=180°-80°-50°=50°より、∠BAC=∠BCA よって、△BACは二等辺三角形。
また、∠BDC=180°-60°-80°=40°
ここで、AB=BC=1と置いて、△BCDで正弦定理を使うと、1/sin40°=BD/sin80°=CD/sin60°
∴CD=sin60°/sin40°=(√3/2)/sin40°
=√3/2sin40°
∴CD=√3/2sin40°———①
また、BD=sin80°/sin40°=sin2・40°/sin40°
=2sin40°cos40°/sin40°=2cos40°
∴BD=2cos40°———②
また、△BACは頂角が80°で等辺が1の二等辺三角形より、BからACに垂線を下ろして考えると、
AC=2sin40°———③
よって、△ACDで余弦定理を使うと、
AD^2=AC^2+CD^2-2AC・CD・cos30°
これに①,③を代入すると、
AD^2=4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2
-2(2sin40°)(√3/2sin40°)・(√3/2)
=4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2-3
∴AD=√{4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2-3}———④
また、△ABDで余弦定理を使うと、
cosx=(AD^2+BD^2-AB^2)/2AD・BD
={4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2-3+4(cos40°)^2-1}/[2√{4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2-3}・2cos40°]
={3/(sin40°)^2}/[4cos40°√{4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2-3}]
=3/[16cos40°(sin40°)^2・√{4(sin40°)^2+3/(sin40°)^2-3}]
=3/[16cos40°sin40°√{4(sin40°)^4+3/4-3(sin40°)^2}]
=3/[8cos40°sin40°√{16(sin40°)^4-12(sin40°)^2+3}]
=3/[4sin80°√{16(sin40°)^4-12(sin40°)^2+3}]
∴cosx=3/[4sin80°√{16(sin40°)^4-12(sin40°)^2+3}]
∴x=Arccos[3/[4sin80°√{16(sin40°)^4-12(sin40°)^2+3}]]=30°
因みに、3/[4sin80°√{16(sin40°)^4-12(sin40°)^2+3}]=0.8660254
よって、答えは、30°

おまけ:
https://twitter.com/satndRvjMpc4tl7/status/1710098419572945157
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/6 11:10 (No.927696)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理1.5
Gを空でない有限集合とする。Gが群であるためには、次の3条件の成り立つことが必要十分である。
(1)演算が定義されている。
(2)この演算に関して結合律(G1)が成り立つ。
(3)この演算に関して消去律が成り立つ。

証明
(1),(2),(3)が必要条件であること:
(1),(2)は定義からただちに得られる。(3)は定理1.4により正しい。
(1),(2),(3)が十分条件であること:
結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。すなわち
∀a,b∈G,∃x,y∈G,a◦x=b
             y◦a=b
を示せばよい。Gは有限集合であるから、Gの各元に番号をつけて
G={a1,・・・,an}(a1,・・・,anは相異なるn個の元)
と表すことができる。Gの各要素にaを左からかけた元の集合
a◦G={a◦a1,a◦a2,・・・,a◦an}⊂G
を考える。ここで、仮定(3)の消去律によって
i≠j⇒a◦ai≠a◦aj
したがって、集合a◦Gを構成している元の個数はn個である。すると、a◦GはGの部分集合で、a◦Gの個数とGの個数は一致するからa◦G=Gでなければならない。
今b∈Gであるから、あるiがあってb=a◦aiとなっている。ここでai=xとすれば、b=a ◦xとなる。
y◦a=bなる元yの存在についても同様である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

定理1.2(逆演算可能性)
Gが群であるとする。このとき、Gに属する任意の2つの元a,bに対して、
a◦x=b
y◦a=b
を満足するGの元xおよびyが存在し、しかも、唯一通りに定まる。

定理1.3
演算の与えられた空でない集合Gが、結合律(G1)を満足し、またGにおいて逆演算可能であれば、Gはその演算に関して群である。

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。
すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて
a◦c=b◦c ならば a=b
c◦a=c◦b ならば a=b
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

具体的には、

>(1),(2),(3)が必要条件であること:
(1),(2)は定義からただちに得られる。(3)は定理1.4により正しい。
(1),(2),(3)が十分条件であること:
結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。

>a◦G={a◦a1,a◦a2,・・・,a◦an}⊂G

>ここで、仮定(3)の消去律によって
i≠j⇒a◦ai≠a◦aj

あとは、最も大事な事だが、この定理によって具体的にどういう事が言えるかを述べて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/6 13:49削除
解説
>(1),(2),(3)が必要条件であること:
(1),(2)は定義からただちに得られる。(3)は定理1.4により正しい。
(1),(2),(3)が十分条件であること:
結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。

>(1),(2)は定義からただちに得られる。

必要条件は、「群ならば~」なので、群ならば(1)演算が定義されていて(2)結合律(G1)が成り立つのは当然だからである。
また、「(3)は定理1.4により正しい」は、群ならば消去律が成り立つのは定理1.4から自明という事。

>(1),(2),(3)が十分条件であること:
結合律(G1)は仮定により満たされているから、定理1.3より逆演算可能性の条件が成り立てばよい。

十分条件は、「~ならば群である」なので、結合律を仮定して定理1.3から

定理1.3
演算の与えられた空でない集合Gが、結合律(G1)を満足し、またGにおいて逆演算可能であれば、Gはその演算に関して群である。

逆演算可能である事を示せば群になる事を示せる。

>a◦G={a◦a1,a◦a2,・・・,a◦an}⊂G

(1)より、演算が定義されているので、演算◦について閉じているから、「⊂G」という事である。

>ここで、仮定(3)の消去律によって
i≠j⇒a◦ai≠a◦aj

定理1.4の対偶より、

定理1.4(消去律)
群Gにおいては、消去律が成り立つ。
すなわち、群Gに属する任意の元a,b,cについて
a◦c=b◦c ならば a=b
c◦a=c◦b ならば a=b

a≠b ならば c◦a≠c◦b———☆(下段の対偶)
また、「G={a1,・・・,an}(a1,・・・,anは相異なるn個の元)」より、i≠j ならば ai≠aj———①
ここで、☆より、
ai≠aj ならば a◦ai≠a◦aj———②
①,②より、i≠j ならば a◦ai≠a◦aj

>あとは、最も大事な事だが、この定理によって具体的にどういう事が言えるかを述べて下さい。

定理1.5
Gを空でない有限集合とする。Gが群であるためには、次の3条件の成り立つことが必要十分である。
(1)演算が定義されている。
(2)この演算に関して結合律(G1)が成り立つ。
(3)この演算に関して消去律が成り立つ。

ある集合が有限集合ならば結合律と消去律が成り立てば群になるという事である。(念のため、演算が定義されている事は自明として省略した。)
つまり、無限集合ではこの条件では群にならない。例えば、整数全体の集合は乗法に関して、結合律と消去律が成り立つが、逆元が存在しないので群にならない。因みに、環の中でも特別な整域だから消去律が成り立つ。(乗法に関して群になっていたら整数環ℤではなく整数体ℤと呼ばれているという事である。)
念のため、無限集合の場合は、結合律と逆演算可能が成り立てば群になる。

定理1.3
演算の与えられた空でない集合Gが、結合律(G1)を満足し、またGにおいて逆演算可能であれば、Gはその演算に関して群である。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/4 16:41 (No.925724)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910110000/

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910100000/

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910090000/

3題とも暗算で解いてみました。問題1は何でもありで暗算の別解も作ってみましたが、マニアしか解けないでしょう。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/5 07:55削除
問題1の算数の解法
ADを結ぶと、∠ABD=360°-60°×2-90°=150°また、∠CBD=60°+90°=150°よって、∠ABD=∠CBD 
また、BA=BC=BDより、△BADと△BCDは合同な二等辺三角形である。
また、DFを結ぶと、正方形に正三角形を乗せた図形の対称性より、△BCDと△EFDも合同である。
よって、△BADと△EFDが合同より△EFDを△BADの所に移動させると、DF=DA,∠ADF=∠BDE=60°より、△DAFは正三角形。
また、△CAFはCF=CB=CAより二等辺三角形である。よって、四角形CADFは正三角形に二等辺三角形が乗っている形なので凧型である。また、△CAFは頂角が150°の二等辺三角形より△BCDと合同である。よって、AF=8cm
よって、凧型CADF=8×8÷2=32cm^2
よって、元の図形の面積も32cm^2である。
よって、答えは、32cm^2

因みに、△DCFと△DACが合同な頂角が30°の二等辺三角形から、CからDFに垂線を下ろし30°,60°,90°の直角三角定規型を利用して、8×4÷2×2=32cm^2と求めても良い。(こっちの方が模範解答かな。)

問題2の解答
等辺が3cmの二等辺三角形の底角を○と置き、等辺が7cmと9cmの二等辺三角形の底角を考えると1つの底角が対頂角で等しいので全部を●と置くと、
二辺が4cmと5cmの三角形の2つの角は○と●で、二辺が9cmとxcmの2つの角も○と●になる。
よって、2角が等しいので2つの三角形は相似である。
よって、x=(9/5)×4=36/5cm
よって、答えは、36/5cm

問題3
次の計算をしてください。
888888888÷37

解答
ちょっと数学を知っている人なら、37×3=111は知っているだろう。また、左辺は8×111111111で、これまた電卓で遊んだことがある人なら、
111111111÷111=1001001となる事が分かるはずである。逆から考えるとよく分かるのではないだろうか。つまり、1001001×111は1の所に111を当てはめると、111111111になる。念のため、初めの1にも施すから2桁増える。
つまり、与式の計算は、
(3×888888888)÷(37×3)
=24×111111111÷111
=24×1001001
=24024024
よって、答えは、24024024

問題1の何でもありの暗算の別解は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/6 09:29削除
問題1の何でもありの暗算の解法
2つの正三角形を真っ二つに切って4つの直角三角形を作り、正方形の4辺の外側にうずまき状にくっつけると正方形が出来き、その1辺の長さはその直角三角形の直角を挟む2辺の和である。
ところで、DBの延長とACとの交点をHとすると、△DHCは15°,75°,90°の直角三角形で、その三辺比より、DH=2(√6+√2)cm,CH=2(√6-√2)cm
BH+CH=DH+CH-DB=DH-CH(AC=DBだから)=2(√6+√2)-2(√6-√2)=4√2cm
よって、その正方形の面積は、(4√2)^2=32cm^2
よって、元の図形の面積も32cm^2

因みに、暗算で解くだけだったら、△DCFと△DACが合同な頂角が30°の二等辺三角形から、求める面積は△DHCの4倍。
∴△DHC=2(√6+√2)×2(√6-√2)×(1/2)
=2・4=8cm^2
よって、答えは、32cm^2と求められる。

また、上で作った正方形の対角線が8cmで8×8÷2=32cm^2と求められるが、算数でその対角線の長さが8cmと求める事は無理だろう。(全て頭の中だけでやっているのでうっかりミスもあるかもしれないが。)
念のため、4√2×√2=8cmと求められる。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/4 11:57 (No.925487)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問1.5
ℚ[√2]から0を除いた集合ℚ[√2]^*は乗法に関して群になることを確かめよ。

証明
演算が定義されること:x,y∈ℚ[√2]^*とすると、x≠0,y≠0である。
xとyはx=a+b√2,y=d√2(a,b,c,d∈ℚ)と表される。このとき、
xy=(ac+2bd)+(ad+bc)√2
この式で、ac+2bd∈ℚ,ad+bc∈ℚであるから、xy∈ℚ[√2]である。
xy=0と仮定すると、ac+2bd=0,ad+bc=0 これより、a=b=0またはc=d=0 これは矛盾である。よって、xy≠0である。すなわち、xy∈ℚ[√2]^* 以上より、ℚ[√2]^*は乗法に関して閉じている。
(G1)結合律を満足すること:x,y∈ℚ[√2]^*に対して、簡単な計算によってx(yz)=(xy)zであることが確かめられる。
(G2)単位元の存在:1=1+0・√2∈ℚ[√2]^*であって、x∈ℚ[√2]^*に対して、x・1=1・xを満たすので、1が単位元である。
(G3)逆元の存在:x∈ℚ[√2]^*とする。このとき、x=a+b√2(a,b∈ℚ)と表される。x≠0なのでa≠0,またはb≠0である。√2は有理数でないので、a^2-2b^2≠0 ゆえに、
y=1/(a+b√2)=(a-b√2)/(a^2-2b^2)=a/(a^2-2b^2)+{-b/(a^2-2b^2)}√2
という数を考えることができる。ここで、a/(a^2-2b^2)∈ℚ,-b/(a^2-2b^2)∈ℚであるから、y=1/(a+b√2)∈ℚ[√2]^*で、xy=yx=1が成り立つ。よって、xの逆元yがℚ[√2]^*に存在する。
以上により、ℚ[√2]^*は乗法に関して群になる。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>ac+2bd=0,ad+bc=0 これより、a=b=0またはc=d=0

>結合律を満足すること:x,y∈ℚ[√2]^*に対して、簡単な計算によってx(yz)=(xy)zであることが確かめられる。

一応、具体的に示して下さい。

>x≠0なのでa≠0,またはb≠0である。

>√2は有理数でないので、a^2-2b^2≠0

この4ヶ所ぐらいですね。また、一応、ℚ[√2]^*を集合で表して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/4 13:47削除
解説
>ac+2bd=0,ad+bc=0 これより、a=b=0またはc=d=0

解法1
ac+2bd=0———①
ad+bc=0———②
①×d-②×cより、
  acd+2bd^2=0
-) acd+bc^2=0
————————————
   b(2d^2-c^2)=0
∴b=0,c^2=2d^2
∴b=0,c=±√2d
c,dは有理数より、b=0またはc=d=0
b=0の時、①,②より、ac=ad=0
∴ac-ad=0 ∴a(c-d)=0 
c≠dとすると、a=0 ∴a=b=0
よって、a=b=0またはc=d=0

解法2
ac+2bd=0———①
ad+bc=0———②
②より、a=-bc/d(d≠0)———②'
②'を①に代入すると、
-bc^2/d+2bd=0 ∴-bc^2+2bd^2=0
∴b(-c^2+2d^2)=0 ∴b=0,c^2=2d^2
∴b=0,c=±√2d
c,dは有理数よりc=d=0だが、d≠0より、
b=0 これを②'に代入すると、a=0 
∴a=b=0
d=0の場合、①,②より、ac=bc=0
∴ac-bc=0 ∴c(a-b)=0 
a≠bとすると、c=0 ∴c=d=0
よって、a=b=0またはc=d=0

>結合律を満足すること:x,y∈ℚ[√2]^*に対して、簡単な計算によってx(yz)=(xy)zであることが確かめられる。

具体的にやろうかと思ったが、上で予定外に手間取ったので省略する。(簡単過ぎるし。)

>x≠0なのでa≠0,またはb≠0である。

x=a+b√2より、x=0ならばa=0かつb=0
この否定は、x≠0ならばa≠0またはb≠0だから。

または、x=a+b√2より、a=0かつb=0ならばx=0なので、この対偶を取ると、
x≠0ならばa≠0またはb≠0である。

>√2は有理数でないので、a^2-2b^2≠0

因みに、これを示しておくのは、次のy=1/(a+b√2)=(a-b√2)/(a^2-2b^2)の分母が絶対に0にならない事を示す必要があるからである。
a,bは有理数で√2は無理数より、a≠√2bである。この両辺を2乗すると、a^2≠2b^2
∴a^2-2b^2≠0

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/4 13:53削除
うっかり忘れました。

>また、一応、ℚ[√2]^*を集合で表して下さい。

ℚ[√2]^*={a+b√2|a,b∈ℚ,a≠0またはb≠0}

念のため、ℚ[√2]^*={a+b√2|a,b∈ℚ,a=b≠0}などとやってはいけない。
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/30 20:00 (No.921399)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910140000/

試行錯誤より数学的に考えた方がいいかもしれません。数学的と言っても数式という意味ではありません。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910120000/

算数と何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/1 16:54削除
問題1の解答
まず、3直線の置き方を考えると、
(ⅰ)2本線が平行で1本が交差する置き方では領域は6個である。
(ⅱ)ある点を定めてその点で3直線が交差する置き方も領域は6個である。
(ⅲ)中央に三角形を作るように3直線を置くと領域は7個になる。
つまり、(ⅲ)の置き方を考えると、中央の10円玉を三角形で囲むしかないと分かる。
そこで、上段3個の下に小さいスペースがあるのでそこに1本の直線を通す。
次に、左斜め3個と中央の10円玉の間に通るか通らないかのスペースがあるのでそこに1本の直線を通す。
さらに、右3個と中央の10円玉の間にも通るか通らないかのスペースがあるのでそこにも1本の直線を通すと、7個の10円玉がバラバラになる。
よって、それが答えである。理論的に別解はあり得ないだろう。(どの直線の上にも3個の10円玉があるように引く。)

因みに、数学的とは鳩の巣原理的なという意味で使った。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/3 07:24削除
問題2の何でもありの解法
BD=x,CD=yと置くと、条件より、x+y=10———① また、△BCDで三平方の定理を使うと、BC=√(x^2+y^2)
また、△ABCは直角二等辺三角形より、AB=AC=√(x^2+y^2)/√2
∴四角形ABDC=△ABC+△BCD=(x^2+y^2)/4+xy/2=(x^2+y^2+2xy)/4=(x+y)^2/4={(x+y)/2}^2
∴四角形ABDC={(x+y)/2}^2———②
①を②に代入すると、四角形ABDC=5^2=25cm^2
よって、答えは、25cm^2

因みに、
「直角二等辺三角形ABCの下に直角三角形BDCがくっついている。BDとDCの長さは合わせて10㎝である。二つの三角形の面積の合計を求めてください。」
ひらめいたら簡単な計算で答えが出る良問です。角度がポイントとなります。解法は複数ありますので、別解が見つかったらコメントお願いします。

とありますが、15°はカムフラージュ(フェイクニュース)で意味がありません。そんな事に捕らわれたら一生解けないでしょう。

算数の解法は3,4通りありますが、次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/4 07:55削除
問題2の解法1
四角形ABDCの内角の和より、∠ABD+∠ACD=360°-90°×2=180°
よって、四角形ABDCをそのままABがACにくっつくまで回転移動コピーし、点Cの行き先をC',点Dの行き先をD'とすると、DCD',BAC'は一直線になる。
つまり、台形BDD'C'が出来、上底+下底=BD+C'D'=BD+CD=10cm,高さ=DC+CD'=DC+BD=10cmとなるので、
台形BDD'C'=10×10÷2=50cm^2
よって、四角形ABDC=50÷2=25cm^2
よって、答えは、25cm^2

解法2 多分、模範解答
上のコピーをあと2回繰り返すと、1辺が10cmの正方形が出来、その面積は100cm^2
よって、元の面積はその1/4で、25cm^2

解法3
四角形ABDCの内角の和より、∠ABD+∠ACD=360°-90°×2=180°
よって、ADを結び、△ABDをABがACにくっつくまで90°回転移動させ点Dの行き先をD'とすると、DCD'は一直線になり∠DAD'=90°になる。
また、AD=AD'より△ADD'は直角二等辺三角形になり、DD'=DC+CD'=DC+BD=10cm^2
ここで、AからDD'に垂線を下ろしその足をHとすると、△ADHも△AD'Hも直角二等辺三角形になり、AH=DH=D'H=10÷2=5cm
よって、△ADD'=10×5÷2=25cm^2
よって、元の四角形ABDCも25cm^2
よって、答えは、25cm^2

解法4
AからBCに垂線を下ろしその足をH,AからDBの延長上に垂線を下ろしその足をIとすると、△ACHと△ABIは合同になり、四角形AIDHは正方形になる事を利用して自分で解いてみて下さい。

ところで、暇な人はこちらの間違い探しでもして下さい。https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11208877226.html
因みに、ストーカー対策にコメント欄を閉じてしまったので、解答は私も知りません。まぁ、間違っているという事が分かっているので、じっくり考えれば絶対に分かると思いますが。
そこで、懸賞金を1万円付けますので、フェルマーの最終定理のn=3とn=4の新証明の間違い探しをしてみて下さい。自分じゃ気付かないミスがあるかもしれませんからね。(前澤さん辺りが1000万円ぐらいの懸賞金を付けてくれないかなぁ。笑)

おまけ:
フェルマーの最終定理n=3
フェルマーの最終定理n=4
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/3 11:55 (No.924191)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問1.4
絶対値1の複素数の全体は乗法に関して群になることを確かめよ。

証明
G={z∈ℂ||Z|=1}とおく。z1,z2∈Gのとき、|z1z2|=|z1||z2|=1・1=1であるから、z1z2∈G よって、Gは乗法に関して閉じている。
(G1)普通の数の乗法であるから、Gにおいて結合律は成り立っている。
(G2)|1|=1であるから、1はGに属しており、1がGの単位元であることは容易に確かめられる。
(G3)z∈Gのとき、|z^-1|=1/|z|=1であるから、z^-1∈G よって、逆元も存在するからGは群である。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

読めば分かるので、別解を作って下さい。念のため、私のオリジナルのベタな方法です。

今日は友達の命日だから、これをお供えしよう。https://twitter.com/satndRvjMpc4tl7/status/1708693540736516204(生前にコンパスを使わないで、与えられた線分を二等分する方法をプレゼントした事がある。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/3 13:53削除
問1.4
絶対値1の複素数の全体は乗法に関して群になることを確かめよ。

別証
G={a+bi|a^2+b^2=1,a,b∈ℝ}と置く。
https://manabitimes.jp/math/1129
∀a+bi,c+di∈Gに対して、
(a+bi)(c+di)=ac-bd+(ad+bc)i
ここで、(ac-bd)^2+(ad+bc)^2=a^2c^2+b^2d^2-2abcd+a^2d^2+b^2c^2+2abcd
=a^2c^2+b^2d^2+a^2d^2+b^2c^2
=a^2(c^2+d^2)+b^2(c^2+d^2)
=(a^2+b^2)(c^2+d^2)———①
ところで、a+bi,c+di∈Gより、
a^2+b^2=c^2+d^2=1———②
②を①に代入すると、
(ac-bd)^2+(ad+bc)^2=1
∴ac-bd+(ad+bc)i∈G
∴(a+bi)(c+di)∈G
よって、Gは乗法に関して閉じている。
(G1)a+bi,c+di,e+fi∈Gに対して、
{(a+bi)(c+di)}(e+fi)
={ac-bd+(ad+bc)i}(e+fi)
=ace-bde+(ade+bce)i+acfi-bdfi-adf-bcf
=ace-bde-adf-bcf+(ade+bce+acf-bdf)i———①
(a+bi){(c+di)(e+fi)}
=(a+bi){ce-df+(cf+de)i}
=ace-adf+acfi+adei+bcei-bdfi-bcf-bde
=ace-bde-adf-bcf+(ade+bce+acf-bdf)i———②
①,②より、
{(a+bi)(c+di)}(e+fi)=(a+bi){(c+di)(e+fi)}
よって、Gにおいて結合律が成り立つ。
(G2)a=1,b=0とすると、a^2+b^2=1を満たすので、1∈G
よって、1,∀a+bi∈Gに対して、
1・(a+bi)=(a+bi)・1=a+bi
よって、Gにおいて単位元1が存在する。
(G3)∀a+bi∈Gに対し、
(a+bi)^-1=1/(a+bi)
=(a-bi)/(a^2+b^2)=a+(-b)i
ここで、a^2+(-b)^2=a^2+b^2=1より、
a+(-b)i∈G ∴(a+bi)^-1∈G
よって、Gの全ての元において逆元が存在する。
(G1),(G2),(G3)より、Gは群である。
よって、絶対値1の複素数の全体は乗法に関して群になる。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/2 11:57 (No.923127)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題7
λ(1)=1とし、n>1のとき、nを素因数分解して偶数個または奇数個の素数の積になるとき、それぞれλ(n)=1またはλ(n)=-1と定める。次にnが平方数のとき1,そうでないとき0と定めて、これをf(n)で表す。このとき、次を示せ。
(1)f(n)=∑(d|n)λ(d)
(2)λ(n)=∑(d|n)μ(d)f(n/d)
λ(n)をリウヴィルの関数という。

証明
はじめにλ(ab)=λ(a)λ(b)が成り立つことを場合に分けて示す。
① aが偶数個の素数の積で、bが偶数個の素数の積のとき、abは偶数個の素数の積であるから、
λ(ab)=1=1・1=λ(a)λ(b)
② aが偶数個の素数の積で、bが奇数個の素数の積のとき、abは奇数個の素数の積であるから、
λ(ab)=-1=1・(-1)=λ(a)λ(b)
(a,b)=(奇,偶),(a,b)=(奇,奇)のときも同様に確かめられる。
同様にして、a,bが平方数であるかないかということで場合分けをすれば、f(ab)=f(a)f(b)が示される。
nの素因数分解をn=p1^α1・p2^α2・・・pr^αr(piは素数)とする。
(1)rについての帰納法によって、f(n)=∑(d|n)λ(d)を示す。
(ⅰ)r=1,すなわち、n=p1^α1のとき:
∑(d|n)λ(d)=∑(0≦β1≦α1)λ(p1^β1)
=∑(0≦β1≦α1)(-1)^β1
ここで、∑(0≦k≦2n)(-1)^k=1,
∑(0≦k≦2n+1)(-1)^k=0が成り立つことに注意する。
nが平方数のとき、α1は偶数である。このとき、上で調べたことを使うと、
∑(d|n)λ(d)=1=f(n)
nが平方数でないとき、α1は奇数である。ゆえに、
∑(d|n)λ(d)=0=f(n)
(ⅱ)r>1として、r-1まで正しいと仮定する。
f(n)=f(p1^e1・・・pr^er)
=f((p1^e1・・・pr-1^er-1)f(pr^er)
=∑(d1|p1^e1・・・pr-1^er-1)λ(d1)・∑(d2|pr^er)λ(d2)
=∑(d1d2|p1^e1・・・pr^er)λ(d1d2)
=∑(d|n)λ(d)
(2)(1)において、反転公式(定理3.7)を使えば良い。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、間違い探しと補足解説ですね。また、私のオリジナルではない別解をやりますね。(次の次の回かもしれない。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/2 13:28削除
解説
>同様にして、a,bが平方数であるかないかということで場合分けをすれば、f(ab)=f(a)f(b)が示される。

これは間違いである。
反例:a=12,b=75とすると、「nが平方数のとき1,そうでないとき0と定めて、これをf(n)で表す」ので、
f(a)=0,f(b)=0であるが、ab=12・75=900=30^2=平方数より、f(ab)=1
∴f(ab)≠f(a)f(b)

>(ⅱ)r>1として、r-1まで正しいと仮定する。
f(n)=f(p1^e1・・・pr^er)
=f((p1^e1・・・pr-1^er-1)f(pr^er)
=∑(d1|p1^e1・・・pr-1^er-1)λ(d1)・∑(d2|pr^er)λ(d2)
=∑(d1d2|p1^e1・・・pr^er)λ(d1d2)
=∑(d|n)λ(d)

ただし、この2行目から3行目は正しい。上のダメな例は、2^2・3と3^5^2のような分け方だからである。よって、証明に問題はない。ついでに、
=∑(d1|p1^e1・・・pr-1^er-1)λ(d1)・∑(d2|pr^er)λ(d2)
=∑(d1|p1^e1・・・pr-1^er-1)∑(d2|pr^er)λ(d1)・λ(d2)
=∑(d1d2|p1^e1・・・pr^er)λ(d1d2)
=∑(d|n)λ(d)
∴f(n)=∑(d|n)λ(d)
間に1行入れた方が良いだろう。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/2 22:56削除
演習問題7
λ(1)=1とし、n>1のとき、nを素因数分解して偶数個または奇数個の素数の積になるとき、それぞれλ(n)=1またはλ(n)=-1と定める。次にnが平方数のとき1,そうでないとき0と定めて、これをf(n)で表す。このとき、次を示せ。
(1)f(n)=∑(d|n)λ(d)
(2)λ(n)=∑(d|n)μ(d)f(n/d)
λ(n)をリウヴィルの関数という。

別解
はじめにλ(ab)=λ(a)λ(b)が成り立つことを場合に分けて示す。
① aが偶数個の素数の積で、bが偶数個の素数の積のとき、abは偶数個の素数の積であるから、
λ(ab)=1=1・1=λ(a)λ(b)
② aが偶数個の素数の積で、bが奇数個の素数の積のとき、abは奇数個の素数の積であるから、
λ(ab)=-1=1・(-1)=λ(a)λ(b)
(a,b)=(奇,偶),(a,b)=(奇,奇)のときも同様に確かめられる。
ここまでは同じ。

(1)まず、pを素数としてn=p^αの時を調べる。
∑(d|n)λ(d)=λ(1)+λ(p)+λ(p^2)+・・・+λ(p^α)=1-1+1-1+・・・=0か1———①
nが平方数の時1で、平方数でない時0となる。
次にn=p1^α1・p2^α2・・・pr^αrとして、
n=mpr^αrと置き、mの全ての約数をd1,d2,・・・,dsとすると、nの約数は全てdipr^j(1≦i≦s,0≦j≦αr)で表される。
∴∑(d|n)λ(d)=∑(i=1~s)∑(j=0~αr)λ(dipr^j)
=∑(i=1~s)∑(j=0~αr)λ(di)λ(pr^j)
=∑(i=1~s)λ(di)・∑(j=0~αr)λ(pr^j)———②
ここで、nが平方数でない場合を考えると、
(ⅰ)pr^αrが平方数でない場合
(ⅱ)mが平方数でない場合
がある。
(ⅰ)の場合、①より∑(j=0~αr)λ(pr^j)=0
これを②に代入すると、∑(d|n)λ(d)=0
(ⅱ)の場合、
λ(m)=λ(p1^α1・p2^α2・・・pr-1^αr-1)
=λ(p1^α1)λ(p2^α2)・・・λ(pr-1^αr-1)
∴∑(d|m)λ(d)=∑(d|p1^α1)λ(d)・∑(d|p2^α2)λ(d)・・・∑(d|pr-1^αr-1)λ(d)
=(0か1)・(0か1)・・・・・(0か1)
mが平方数でないので、このうち少なくとも1つは0である。∴∑(d|m)λ(d)=0 
ところで、これは∑(i=1~s)λ(di)=0と同じ意味なので、②に代入すると、∑(d|n)λ(d)=0
(ⅰ),(ⅱ)より、∑(d|n)λ(d)=0———☆(nが平方数でない場合)
次に、nが平方数の場合を考えると、mとpr^αrは互いに素より、mもpr^αrも平方数である。
よって、①より∑(j=0~αr)λ(pr^j)=1———(ア)
また、λ(m)=λ(p1^α1・p2^α2・・・pr-1^αr-1)
=λ(p1^α1)λ(p2^α2)・・・λ(pr-1^αr-1)
∴∑(d|m)λ(d)=∑(d|p1^α1)λ(d)・∑(d|p2^α2)λ(d)・・・∑(d|pr-1^αr-1)λ(d)
=1・1・・・・・1=1
∴∑(d|m)λ(d)=1
ところで、これは∑(i=1~s)λ(di)=1———(イ)と同じ意味なので、(ア),(イ)を②に代入すると、
∑(d|n)λ(d)=1・1=1———☆☆(nが平方数の場合)
よって、☆と☆☆とf(n)の定義より、
f(n)=∑(d|n)λ(d)
よって、示された。
(2)は同じ。

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/29 16:44 (No.920248)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題6
nを1より大きい正の整数とする。nより小さく、nと互いに素な正の整数をa1,a2,・・・,aφ(n)とするとき、次を求めよ。
a1+a2+・・・+aφ(n)=∑((x,n)=1,0≦x<n)x

証明
f(n)=a1+a2+・・・+aφ(n)=∑((x,n)=1)xとおく。
1≦x<nで(x,n)=dなるxの和はdf(n/d)に等しい(定理3.4の証明参照)。dをnの約数全部動かして足せば、0からn-1までの数全部が現れるから、
∑(d|n)df(n/d)=0+1+・・・+(n-1)=n(n-1)/2
ここで、∑(d|n)df(n/d)=∑(d|n)(n/d)f(d)であるから、
∑(d|n)(n/d)f(d)=n(n-1)/2 すなわち、
∑(d|n)f(d)/d=(n-1)/2を得る。反転公式(定理3.7)と定理3.6より、
f(n)/n=∑(d|n){(d-1)/2}μ(n/d)
=(1/2)∑(d|n)(d-1)μ(n/d)
=(1/2)∑(d|n)dμ(n/d)-(1/2)∑(d|n)μ(d)
=(1/2)φ(n)-(1/2)・0=φ(n)/2
∴f(n)=nφ(n)/2

定理3.6
nを自然数とするとき、つぎの式が成り立つ。
∑(d|n)μ(d)=1(n=1)
       =0(n>1)
ただし、和はnのすべての正の約数dについての和を表すものとする。

定理3.7(メビュースの反転公式)
F(n),f(d)を整数の集合ℤからℤへの関数とする。このとき、F(n)=∑(d|n)f(d)が成り立てば、
f(n)=∑(d|n)μ(d)F(n/d)が成り立つ。ただし、和はnのすべての正の約数dについての和を表すものとする。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

定理3.4
nを自然数とするとき、次の等式が成り立つ。
∑(d|n)φ(d)=n
ここで、和はnのすべての約数についての和を意味するものとする。

証明
S={1,2,・・・,n}とおく。
(1)d1,d2,・・・,dkをnのすべての相異なる約数として
Ai={a∈S|(a,n)=di}(i=1,2,・・・,k)
とおく。aをSの任意の元とする。(a,n)=dとするとdはnの約数であるから、あるdi(1≦i≦k)があってd=di このとき、a∈Ai したがって、
S⊂A1∪・・・∪Ak
各AiはSの部分集合であるから、
S⊃A1∪・・・∪Ak
よって、S=A1∪・・・∪Ak
またAi∩Aj=φとすると、あるaがAi∩Ajに存在する。このとき、a∈Aiより(a,n)=di,a∈Ajより(a,n)=dj ゆえに、di=dj すなわち、i=j したがって、
i≠j⇒Ai∩Aj=φ
以上より、S=A1∪・・・∪Ak,Ai∩Aj=φ(i≠j)
であることがわかった。このことより、
n=|S|=|A1|+・・・+|Ak|を得る。
(2)ni=n/diとすると集合Aiの元の個数はφ(ni)であることを示す。
集合Aiの任意の元をaとすると、(a,n)=diであるから
a=a'idi(a'i,ni∈S)
n=nidi(a'i,ni)=1
と表現される。ここで、di≦a≦nより1≦a'i≦ni よって、
∀a∈Ai,∃a'i∈S,a=a'idi,(a'i,ni)=1,1≦a'i≦ni
と表現される。
逆に、a'iを1≦a'i≦niなる数でniと互いに素であるとすると、このようなa'iによって定まる数a=a'idiはnとの最大公約数がdiとなる。したがって、集合Aiは、
Ai={a'idi|1≦a'i≦ni,(a'i,ni)=1}
と表される。また、
A'i={a'i|1≦a'i≦ni,(a'i,ni)=1}
なる集合を考えると、Aiの元の個数とA'iの元の個数は等しい。ところが、集合A'iの元の個数は1,2,・・・,niのなかでniと互いに素であるものの個数であるから、定義によってオイラーの関数の値φ(ni)に等しい。ゆえに、
|Ai|=|A'i|=φ(ni)
(3)niはn=nidiによって定まる数であるから、{n1,・・・,nk}は{d1,・・・,dk}なる集合と一致する。
以上(1),(2),(3)により、
n=|A1|+・・・+|Ak|=φ(n1)+・・・+φ(nk)=φ(d1)+・・・+φ(dk)
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

具体的には、

>1≦x<nで(x,n)=dなるxの和はdf(n/d)に等しい(定理3.4の証明参照)。dをnの約数全部動かして足せば、0からn-1までの数全部が現れる

ここは本当に難しいと思います。具体例だけ挙げて確認してスルーしても良いです。(私は今回何とか解読出来たと思います。)

>すなわち、
∑(d|n)f(d)/d=(n-1)/2を得る。反転公式(定理3.7)と定理3.6より、
f(n)/n=∑(d|n){(d-1)/2}μ(n/d)
=(1/2)∑(d|n)(d-1)μ(n/d)
=(1/2)∑(d|n)dμ(n/d)-(1/2)∑(d|n)μ(d)
=(1/2)φ(n)-(1/2)・0=φ(n)/2
∴f(n)=nφ(n)/2

あとはここぐらいですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/30 07:58削除
解説
>1≦x<nで(x,n)=dなるxの和はdf(n/d)に等しい(定理3.4の証明参照)。dをnの約数全部動かして足せば、0からn-1までの数全部が現れる

定理3.4の証明の(2)から、
「ni=n/diとすると(中略)A'i={a'i|1≦a'i≦ni,(a'i,ni)=1}なる集合を考える」
また、「a=a'idi(a'i,ni∈S)
n=nidi(a'i,ni)=1」

ところで、本文から「f(n)=a1+a2+・・・+aφ(n)=∑((x,n)=1)xとおく」とあるので、df(n/d)のf(n/d)の部分は、n/dと互いに素なものの総和を意味する。
また、ni=n/diより、f(n/d)のn/dはniと考えて良く、(a'i,ni)=1よりn/dと互いに素なものはa'iである。つまり、f(n/d)はa'iの総和を意味している。
よって、A'i={a'i|1≦a'i≦ni,(a'i,ni)=1}なる集合の元の総和である。
ここで、df(n/d)を考えると、di×(A'iの総和)である。また、本文から「dをnの約数全部動かして足せば」とあるので、再び、定理3.4の証明の(2)から、
Ai={a'idi|1≦a'i≦ni,(a'i,ni)=1}を考えると、di×(A'iの総和)はAiの総和と一致する。(この辺は下の具体例を参考にして下さい。)
つまり、df(n/d)はAiの総和である。
ところで、Aiの定義は、Ai={a∈S|(a,n)=di}(i=1,2,・・・,k)より、Aiの総和は、nと最大公約数がdiである数aの総和であるので、0~n-1の数が全て現れる。ここで、大事な事は定理3.4の証明の(1)よりAiは類別されているという事である。(S=A1∪・・・∪Ak,Ai∩Aj=φ(i≠j)よりそれぞれにダブりがない。)
また、1~nでない理由は、nと最大公約数がnである数aは0だからである。
一応、具体例も挙げておこう。
df(n/d)のn=20とすると、d=1,2,4,5,10,20より、
1f(20/1)=1f(20)=1(1+3+7+9+11+13+17+19)=1+3+7+9+11+13+17+19
2f(20/2)=2f(10)=2(1+3+7+9)=2+6+14+18
4f(20/4)=4f(5)=4(1+2+3+4)=4+8+12+16
5f(20/5)=5f(4)=5(1+3)=5+15
10f(20/10)=10f(2)=10・1=10
20f(20/20)=20f(1)=20・0=0
よって、0~19までの数が現れる事が分かるだろう。最後の所は、1と互いの素な数は0という事である。

上の「ここで、df(n/d)を考えると、di×(A'iの総和)である。また、本文から「dをnの約数全部動かして足せば」とあるので、再び、定理3.4の証明の(2)から、
Ai={a'idi|1≦a'i≦ni,(a'i,ni)=1}を考えると、di×(A'iの総和)はAiの総和と一致する。」も具体例から分かって貰えるだろうか。

続きは次回。また、こちらhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14184899839を利用した別解もやりますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/1 07:36削除
解説の続き
>すなわち、
∑(d|n)f(d)/d=(n-1)/2を得る。反転公式(定理3.7)と定理3.6より、
f(n)/n=∑(d|n){(d-1)/2}μ(n/d)
=(1/2)∑(d|n)(d-1)μ(n/d)
=(1/2)∑(d|n)dμ(n/d)-(1/2)∑(d|n)μ(d)
=(1/2)φ(n)-(1/2)・0=φ(n)/2
∴f(n)=nφ(n)/2

∑(d|n)f(d)/d=(n-1)/2を得る。ここで、反転公式を使うと、

定理3.7(メビュースの反転公式)
F(n),f(d)を整数の集合ℤからℤへの関数とする。このとき、F(n)=∑(d|n)f(d)が成り立てば、
f(n)=∑(d|n)μ(d)F(n/d)が成り立つ。

f(n)/n=∑(d|n)μ(d){(n/d-1)/2}
=∑(d|n)μ(n/d){(d-1)/2}(約数dが全ての約数を取る時、集合としてdとn/dは等しいので入れ換えた。)
=(1/2)∑(d|n)μ(n/d)(d-1)
=(1/2)∑(d|n)dμ(n/d)-(1/2)∑(d|n)μ(n/d)(上の(1/2)∑(d|n)μ(d)は誤植ではなく、次の段階を先取りしているだけです。)
=(1/2)∑(d|n)(d/n)μ(d)-(1/2)∑(d|n)μ(d)(dとn/dを入れ換えた。)
ここで、定理3.6より、

定理3.6
nを自然数とするとき、つぎの式が成り立つ。
∑(d|n)μ(d)=1(n=1)
       =0(n>1)

∑(d|n)μ(d)=0 これを上の式に代入すると、
f(n)/n=(1/2)∑(d|n)(d/n)μ(d)———①となる。
ところで、定理3.4より、

定理3.4
nを自然数とするとき、次の等式が成り立つ。
∑(d|n)φ(d)=n

∑(d|n)φ(d)=n これにメビュースの反転公式を使うと、

定理3.7(メビュースの反転公式)
F(n),f(d)を整数の集合ℤからℤへの関数とする。このとき、F(n)=∑(d|n)f(d)が成り立てば、
f(n)=∑(d|n)μ(d)F(n/d)が成り立つ。

φ(n)=∑(d|n)μ(d)(n/d)———②
①,②より、f(n)/n=(1/2)φ(n)
∴f(n)=nφ(n)/2
よって、示された。(ご苦労様でした。)

>また、こちらhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14184899839を利用した別解もやりますね。

これは次回にしますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/10/2 07:54削除
演習問題6
nを1より大きい正の整数とする。nより小さく、nと互いに素な正の整数をa1,a2,・・・,aφ(n)とするとき、次を求めよ。
a1+a2+・・・+aφ(n)=∑((x,n)=1,0≦x<n)x

>また、こちらhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14184899839を利用した別解もやりますね。

別解というより、「nより小さく、nと互いに素な正の整数をa1,a2,・・・,aφ(n)とするとき、a1+a2+・・・+aφ(n)=nφ(n)/2で求められる」証明。

(ⅰ)n=2の場合、φ(2)=1よりnφ(n)/2=2・1/2=1でOK。
(ⅱ)n≧3の場合、nは奇素数を含む数かまたは2^k(k∈ℕ)と表される。
nが奇素数を含む場合は、n=n'p(pは奇素数)と置くと、定理3.2より、φ(n)=φ(n'p)=φ(n')φ(p)

定理3.2
オイラーの関数は乗法的である。すなわち、n=n1・n2のとき、
(n1,n2)=1⇒φ(n)=φ(n1)・φ(n2)
が成り立つ。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

ところで、pは素数よりφ(p)=p-1=偶数より、φ(n)は偶数となる。
また、n=2^kの場合は、2^kと互いに素なものは1から2^kまでの全ての奇数なので、2^k/2=2^(k-1)個である。よって、φ(n)=偶数
どちらの場合もφ(n)は偶数個である。
例えば、n=15とすると、
A={1,2,4,7,8,11,13,14}
ここで、こちらhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14184899839の性質を考えると、
m∈Aならばn-m∈Aで、m+(n-m)=n
つまり、Aの総和は、n×{φ(n)/2}である。
∴a1+a2+・・・+aφ(n)=nφ(n)/2

補足
m∈Aならばn-m∈Aの証明
mとnは互いに素より共通因数がないので、n-mとnも互いに素なので、n-m∈A

念のため、基本的に私のオリジナルではありません。1周目の時にネットで調べたものだと思います。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/28 20:35 (No.919460)削除
問題
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%96%87%E7%B3%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AB%E5%8F%97%E9%A8%93%E3%81%A7-%E6%95%B0%E5%AD%A6-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%A3%E3%81%A6-%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B-%E6%96%87%E7%90%86%E8%9E%8D%E5%90%88/ar-AA1hnlbV?ocid=msedgntp&cvid=8f105c442f5e4e159486a48b4fd7ee4c&ei=17#image=1

何も見ないで、図と数式の意味を解説して下さい。

おまけ:
「16 主なる神は、こう言われる、君たる者が、もしその嗣業から、その子のひとりに財産を与える時は、それはその子らの嗣業の所有となる。
17 しかし彼がその奴隷のひとりに、嗣業の一部分を与える時は、それは彼の解放の年まで、その人に属していて、その後は君たる人に帰る。彼の嗣業は、ただその子らにだけ伝わるべきである。
18 君たる者はその民の嗣業を取って、その財産を継がせないようにしてはならない。彼はただ、自分の財産のうちから、その子らにその嗣業を、与えなければならない。これはわが民のひとりでも、その財産を失わないためである」。」
「エゼキエル書」第46章16節~18節(口語訳)

「46:16主なる神はこう言われる。「君主が、その子のだれかに嗣業を贈与するならば、それはその子の所有地となり、それは嗣業に含まれる。 46:17君主が家臣のだれかに嗣業の一部を贈与すれば、それは解放の年まで彼のものとなる。しかしその後、君主に返さねばならない。君主の嗣業を所有できるのは、その子らだけである。 46:18君主は民の嗣業を取り上げてはならない。彼らの所有地を奪ってはならない。自分の所有地は自分の子らに相続させねばならない。それは、わが民の一人でも、その所有地から追い立てられることがないためである。」」
「エゼキエル書」第46章16節~18節(新共同訳)
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/30 16:56削除
解説
①S=(1/2)abは三角形の面積。
②S=pr,p=(a+b+c)/2は、Sが三角形の面積でrが内接円の半径。つまり、3分割した面積の和。
③S=ahaは、平行四辺形の面積。
④S=(1/2)ahaも三角形の面積。
⑤cosC=(a^2+b^2-c^2)/2abは余弦定理。
⑥S=(1/2)d1d2はひし形の面積。ただし、凧型でも良い。
⑦S=πr^2は、半径rの円の面積。
⑧a/x=b/yは角の二等分線の定理の変形。つまり、図の三角形の内部の線分は角の二等分線を表している。
⑨R=abc/4Sは三角形の3辺をa,b,c,外接円の半径をR,面積をSとすると、どんな三角形でもこういう関係が出来るという事。
証明
正弦定理より、a/sinA=2R———①
また、三角形の面積の公式より、S=(1/2)bcsinA
∴sinA=2S/bc———②
②を①に代入すると、a/(2S/bc)=2R
∴abc/2S=2R ∴R=abc/4S

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/28 16:32 (No.919054)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910190000/

暗算で2通りで解いてみました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910170000/

これも暗算で2通りで解いてみました。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201910150000/

これも暗算で2通りで解けました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/29 07:55削除
問題1の解法1
点M,Nは各辺の中点より、点Dは△ABCの重心である。∴AD:DM=2:1
よって、△BDM=(1/3)△BAM
=(1/3)×{(1/2)△ABC}
=(1/6)△ABC=(1/6)×(3×4÷2)
=1cm^2
よって、答えは、1cm^2

解法2
△ACMと直線BNでメネラウスの定理を使うと、
(1/1)(DM/AD)(2/1)=1 ∴DM/AD=1/2
∴AD:DM=2:1
メネラウスの定理を使わない場合は、MからBMと平行な直線を引き、ACとの交点をLとすると、NL=LC
∴AL:LC=2:1 よって、△ADN∽△AMLでAD:DM=2:1と求めれば良い。
ここで、解法1と同様に求めても良いが、DからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△DMH∽△AMCで相似比1:3より、DH=1cm
∴△DBM=2×1÷2=1cm^2

問題2
次の計算をしてください。
(2-1)(2+1)+(3-2)(3+2)+(4-3)(4+3)+・・・+(100-99)(100+99)

解法1 多分、特殊な解法という奴
(a-b)(a+b)=a^2-b^2という公式を使うと、
与式=2^2-1^2+3^2-2^2+4^2-3^2+・・・+100^2-99^2=-1^2+100^2=10000-1=9999
よって、答えは、9999

解法2
各項の前の括弧だけ計算すると、
与式=3+5+7+・・・+199
=1+3+5+・・・+199-1
ここで、1+3+5+・・・+(2n-1)=n^2という公式を使うと、
=100^2-1=10000-1=9999
よって、答えは、9999

因みに、S=3+5+7+・・・+199と置いて逆から書くと、S=199+197+・・・+3
で縦に全て足すと、2S=202+202+・・・+202となり、右辺の項数は2n-1を199としてn=100だが、初めの1項目の1がないので、99個。
よって、2S=202×99
よって、S=101×99=9999
よって、3+5+7+・・・+199=9999
と求めても良い。
等差数列の和の公式を使う場合は、Sの項数を今のと同様に99個と求め、S=(初項+末項)×項数÷2で求めれば良い。
つまり、S=(3+199)×99÷2=202×99÷2=101×99=9999

問題3は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/29 19:55削除
問題3の解法1
ABは直径より∠ADB=90°また、AD=6cm,AB=8cmより、△DABは3:4:5の直角三角形である。∴DB=8cm
また、条件の弧AD=弧CDより、∠DBA=∠DAC また、∠ADE=∠ADB=90°より、△DAB∽△DEAで△DEAも3:4:5の直角三角形である。
∴DE=(3/4)AD=(3/4)×6=9/2cm
∴EB=8-9/2=7/2cm
また、△DEA∽△CEBより△CEBも3:4:5の直角三角形。∴BC=(4/5)EB=(4/5)×(7/2)=14/5cm よって、答えは、14/5cm

解法2
ABは直径より∠ADB=90°また、AD=6cm,AB=8cmより、△DABは3:4:5の直角三角形である。
また、条件の弧AD=弧CDより、∠DBA=∠DAC
よって、DからACに垂線を下ろしその足をHとすると、△DAB∽△HDAより△HDAも3:4:5の直角三角形。また、△DACは二等辺三角形より点HはACの中点。
よって、AH=(4/5)×6=24/5cm
∴AC=(24/5)×2=48/5cm
∴AC:AB=48/5:10=48:50
=24:25
ところで、ABは直径より∠ACB=90°
よって、△ABCは7:24:25の直角三角形である。∴BC=(7/25)×10=14/5cm
よって、答えは、14/5cm

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/28 10:50 (No.918783)削除
次の文章を完全解説して下さい。

演習問題5
∑(d|n)|μ(d)|=2^k(*)を証明せよ。ただし、kはnの相異なる素因数の個数である。

証明
n=1のとき、定義よりμ(1)=1であり、nの素因数の個数は0であるから式(*)は成り立つ。
n>1として、nの素因数分解をn=p1^α1・p2^α2・・・pk^αk(piは素数)とする。
このとき、nの約数はp1^β1・・・pk^βk(0≦βi≦αi)という形をしている。
∑(d|n)|μ(d)|=∑(d|n)|μ(p1^β1・・・pk^βk)|(βi=0または1)
=|μ(1)|+|μ(p1)|+・・・+|μ(pk)|+|μ(p1p2)|+・・・+|μ(pk-1pk)|+・・・+|μ(p1p2・・・pk)|
=1+kC1+kC2+・・・+kCk=2^k
最後のところの等式は、n個の集合のべき集合の個数であることに注意しよう。
「演習 群・環・体 入門」新妻弘著より

具体的には、

>∑(d|n)|μ(d)|=∑(d|n)|μ(p1^β1・・・pk^βk)|(βi=0または1)

>|μ(1)|+|μ(p1)|+・・・+|μ(pk)|+|μ(p1p2)|+・・・+|μ(pk-1pk)|+・・・+|μ(p1p2・・・pk)|
=1+kC1+kC2+・・・+kCk=2^k

>最後のところの等式は、n個の集合のべき集合の個数であることに注意しよう。

この3ヶ所ぐらいですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/9/28 13:40削除
解説
>∑(d|n)|μ(d)|=∑(d|n)|μ(p1^β1・・・pk^βk)|(βi=0または1)

βi≧2の場合は、メビュース関数の定義よりμ(d)=0だから。

定義3.2
n=1であるとき   μ(1)=1
nが素数の2乗で割り切れるとき μ(n)=0
nが相異なるr個の素数の積であるとき 
μ(n)=(-1)^r

>|μ(1)|+|μ(p1)|+・・・+|μ(pk)|+|μ(p1p2)|+・・・+|μ(pk-1pk)|+・・・+|μ(p1p2・・・pk)|
=1+kC1+kC2+・・・+kCk=2^k

結局、約数の指数は全て1乗で、
d=p1,p2,・・・,p1p2,・・・,p1p2p3,・・・,(p1p2・・・pk)となり、これに約数1を加えると、
|μ(1)|+|μ(p1)|+・・・+|μ(pk)|+|μ(p1p2)|+・・・+|μ(pk-1pk)|+・・・+|μ(p1p2・・・pk)|となる。
また、定義3.2より、
=|1|+|(-1)^1|+・・・+|(-1)^2|+・・・+|(-1)^k|
=1+kC1+kC2+・・・+kCkとなる。
p1p2・・・piという素数がi個の積の約数の個数は、k個からi個を選ぶ組み合わせより、kCi個で、
|(-1)^i|×kCi=kCi
つまり、∑(i=0~k)kCi=1+kC1+kC2+・・・+kCkという事である。念のため、i=0の場合は、帳尻合わせをした。実際はμ(1)=1は別扱い。

>最後のところの等式は、n個の集合のべき集合の個数であることに注意しよう。

最後の所の等式とは、1+kC1+kC2+・・・+kCk=2^kである。ところで、「n個の集合のべき集合の個数であることに注意しよう」の「n個」は誤植で「k個」である。
また、「べき集合」とはある集合の部分集合全体の集合の事である。ここでは、{p1,p2,・・・,pk}の部分集合全体の要素の個数の事である。
つまり、{φ},{p1},{p2},・・・,{pk},{p1,p2},{p1,p3},・・・,{pk-1,pk},・・・,{p1,p2,・・・,pk}の個数の事である。数え方は、1+kC1+kC2+・・・+kCk個である事が分かるだろう。また、この部分集合の個数はp1が入っているか入っていないかで2通り,p2が入っているか入っていないかで2通り,・・・,pkが入っているか入っていないかで考えると、2^k個とも考えられる。
(具体的に、{1,2,3}の部分集合を考えると、{φ},{1},{2},{3},{1,2},{1,3},{2,3},{1,2,3}で、8個=2^3(1,2,3の3個)である事が分かるだろう。
よって、1+kC1+kC2+・・・+kCk=2^kが成り立つという訳である。
ただし、2項定理で考えると、
(a+b)^k=a^k+kC1a^(k-1)b+・・・+kCkb^k
これにa=b=1を代入すると、
2^k=1+kC1+kC2+・・・+kCkである。
これは公式、
nC0+nC1+・・・+nCn=2^nがあるので覚えておいた方が良い。(数学掲示板を覗くような人には常識だが。)

おまけ:
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