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数学好きの人は、誰でも投稿して下さい。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/3 12:01 (No.865121)削除
次の文章を解説して下さい。

§6 同値関係
集合Aの直積集合A×Aの部分集合Fが与えられているとする。x,y∈Aであって(x,y)∈Fであるとき、x~yと書きxとyは~という関係にある。
特に関係のうち、次の3つの条件を満足するものを同値関係という。
(1)反射律 a~a
(2)対称律 a~b⇒b~a
(3)推移律 a~b,b~c⇒a~c
~を集合Aにおける同値関係とする。Aの元aに同値であるAの元の全体をCaで表して、Caをaの同値類といい、aを同値類Caの代表元という。
Ca={x∈A|x~a}
aの同値類Caの全体の集合をAの同値関係~による商集合といい、A/~で表す。すなわち、
A/~={Ca|a∈A}
すべての同値類から1つずつ元を選んで集めた集合をΓとする。このとき、
A=⋃(a∈Γ)Ca かつ a≠b(a,b∈Γ)ならば
Ca∩Cb=φ
すなわち、もとの集合Aは同値類Ca(a∈Γ)によって分割されている。このことを集合Aは同値関係~によって類別されるといい、Γをこの同値関係~の完全代表系という。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

具体的には、

>集合Aの直積集合A×Aの部分集合Fが与えられているとする。x,y∈Aであって(x,y)∈Fであるとき、x~yと書きxとyは~という関係にある。

具体的に分からせて下さい。

他の所も具体的に解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/4 20:54削除
解説
>集合Aの直積集合A×Aの部分集合Fが与えられているとする。x,y∈Aであって(x,y)∈Fであるとき、x~yと書きxとyは~という関係にある。

例えば、Aを整数全体の集合とし、Fをその部分集合の3の倍数の集合とすると、x,yが共にFの元である時、x~yと書きxとyは共に3の倍数(同値類)という関係にある。

>特に関係のうち、次の3つの条件を満足するものを同値関係という。
(1)反射律 a~a
(2)対称律 a~b⇒b~a
(3)推移律 a~b,b~c⇒a~c
~を集合Aにおける同値関係とする。

例えば、等号関係など。~を=に変えてみれば成り立つ事が分かるだろう。また、不等号は成り立たない。
例えば、a<aは成り立たないだろう。a<b⇒b<aも成り立たない。

>Aの元aに同値であるAの元の全体をCaで表して、Caをaの同値類といい、aを同値類Caの代表元という。

例えば、Caを3の倍数の集合とすると、aは3でも6でも0でも何でも良いが、基本的に0が代表的には良いだろう。

>aの同値類Caの全体の集合をAの同値関係~による商集合といい、A/~で表す。すなわち、
A/~={Ca|a∈A}

例えば、{3の倍数の集合,3で割って1余る数の集合,3で割って2余る数の集合}など集合の集合。

>すべての同値類から1つずつ元を選んで集めた集合をΓとする。このとき、
A=⋃(a∈Γ)Ca かつ a≠b(a,b∈Γ)ならば
Ca∩Cb=φ

例えば、Caを3で割って1余る数の集合,Cbを3で割って2余る数の集合とすると、Ca∩Cb=φは自明だろう。
また、Γ={0,1,2}(3で割って0余る,1余る,2余るの0,1,2)など(代表)である。

>すなわち、もとの集合Aは同値類Ca(a∈Γ)によって分割されている。このことを集合Aは同値関係~によって類別されるといい、Γをこの同値関係~の完全代表系という。

今までの事を理解していれば意味が分かるはずである。
つまり、整数全体の集合Aは3で割って余る数という同値関係によって類別されており、Γ={0,1,2}をこの同値関係の完全代表系という。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/4 10:23 (No.865948)削除
ライアーゲーム

うんざりはちべえと壊れた扉の予想
1~p-1までのp-1個の自然数の全ての2~p-2個の組み合わせの積の総和はそれぞれpの倍数になる。
例えば、p=7の場合のp-2個の場合、1・2・3・4・5+1・2・3・4・6+1・2・3・5・6+1・2・4・5・6+1・3・4・5・6+2・3・4・5・6=120+144+180+240+360+720=1764=252・7で7の倍数。よって、pの倍数になる。
引用元:https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/1336

証明
うんざりはちべえと壊れた扉の定理1より、
N(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}は必ず、
(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}-・・・・
-a(s-3)(N^3-N)+a(s-2)(N^2-N)の形に変形出来る。
そこで、具体例としてS-1=4(Sが素数の例)の場合を考える。
N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)=N^5-(a+b+c+d)N^4
+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)N^3
-(abc+abd+acd+bcd)N^2+abcdN
=(N^5-N)-(a+b+c+d)(N^4-N)+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)(N^3-N)-(abc+abd+acd+bcd)(N^2-N)
a=1,b=2,c=3,d=4であるので、左辺は連続する5整数の積であるので、少なくとも1つは5の倍数より全体も5の倍数である。
また、フェルマーの小定理よりN^5-Nは5の倍数である。
(フェルマーの小定理は、N^(p-1)≡1(mod p)でNとpは互いに素という条件が付いているが、それはN^p≡N(mod p)で最終段階で両辺をNで割る時に合同式の約束で条件が付くので、N^p≡N(mod p)の形なら条件は付かない。)
つまり、N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)=(N^5-N)-(a+b+c+d)・(N^4-N)+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)(N^3-N)
-(abc+abd+acd+bcd)(N^2-N)の5を一般の素数としても左辺とN^5-Nはpの倍数になる。
ところで、このNはどんな自然数(整数)でも成り立つので、
a+b+c+d,ab+bc+cd+ac+ad+bd,abc+abd+acd+bcdは全てpの倍数である。ところで、d=p-1より、
1~p-1までのp-1個の自然数の全ての1個~p-2個の組み合わせの積の総和は全てpの倍数になる。
(上の例では、5-2=3個まで。)
よって、示された。

間違いがある場合は、ここがおかしいだろうレベルじゃなくてはっきりと具体的に否定して下さい。

補題
うんざりはちべえと壊れた扉の定理1
N(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}は必ず、
(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}-・・・・
-a(s-3)(N^3-N)+a(s-2)(N^2-N)の形に変形出来る。

証明
N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)=N^5-(a+b+c+d)N^4
+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)N^3
-(abc+abd+acd+bcd)N^2+abcdN
=(N^5-N)-(a+b+c+d)(N^4-N)+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)(N^3-N)-(abc+abd+acd+bcd)(N^2-N)
-abcdN+N-(a+b+c+d)N+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)N-(abc+abd+acd+bcd)N
(%i8) factor(a*b*c*d+1-(a+b+c+d)+(a*b+b*c+c*d+a*c+a*d+b*d)-(a*b*c+a*b*d+a*c*d+b*c*d));因数分解せよ
(%o8) (a - 1) (b - 1) (c - 1) (d - 1)

よって、N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)=(N^5-N)-(a+b+c+d)・(N^4-N)+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)(N^3-N)
-(abc+abd+acd+bcd)(N^2-N)+(a - 1) (b - 1) (c - 1) (d - 1)
と変形出来て、a=1から、N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)=(N^5-N)-(a+b+c+d)(N^4-N)+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)(N^3-N)-(abc+abd+acd+bcd)(N^2-N)と出来る。
また、何次でも-abcdN+N-(a+b+c+d)N+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)N-(abc+abd+acd+bcd)Nの部分はNの項になり、解と係数の関係と同じで±が交互になり、必ず ±(a - 1) (b - 1) (c - 1) (d - 1)…と因数分解でき(相殺部分なので係数が同じだから)、a=1より、
N(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}
=(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}-・・・・
-a(s-3)(N^3-N)+a(s-2)(N^2-N)の形に出来る。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/4 13:49削除
ライアーゲームの回答
嘘である。

>つまり、N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)=(N^5-N)-(a+b+c+d)・(N^4-N)+(ab+bc+cd+ac+ad+bd)(N^3-N)
-(abc+abd+acd+bcd)(N^2-N)の5を一般の素数としても左辺とN^5-Nはpの倍数になる。
ところで、このNはどんな自然数(整数)でも成り立つので、
a+b+c+d,ab+bc+cd+ac+ad+bd,abc+abd+acd+bcdは全てpの倍数である。

左辺とN^p-Nがpの倍数でも右辺の係数が全てpの倍数とは限らない。
例えば、N^561-Nは561の倍数である。https://www.wolframalpha.com/input?i=Table%5B%28N%5E561-N%29mod561%2C%7BN%2C2%2C30%7D%5D&lang=ja(念のため、561は素数ではない。)
また、左辺はN(N-1)(N-2)・・・(N-560)で連続する561整数の積より561の倍数である。
ここで、補題より、
N(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}は必ず、
(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}-・・・・
-a(s-3)(N^3-N)+a(s-2)(N^2-N)の形に変形、
a2の係数は、s(s-1)(s-2)(3s-1)/24で求められるので、
N(N-1)(N-2)・・・(N-560)のa2の係数は、
561(561-1)(561-2)(3・561-1)/24
=561・560・599・1682/24
=561・70・599・1682/3
ところが、599も1682も3の倍数ではない(各桁の和が3の倍数ではない)ので、561が3で割り切れて整数になる。つまり、a2は561の倍数ではない。
よって、「左辺とN^p-Nがpの倍数でも右辺の係数が全てpの倍数とは限らない」事が示された。ただし、多分pが素数の場合はそうなる。それが「うんざりはちべえと壊れた扉の予想」の内容である。

念のため、N^561-Nが561の倍数の補足。https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/1265

補題
N(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}は必ず、
(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}-・・・・
-a(s-3)(N^3-N)+a(s-2)(N^2-N)の形に変形、
a2の係数は、s(s-1)(s-2)(3s-1)/24で求められる。

証明
N(N-a)(N-b)(N-c)(N-d)(N-e)(N-f)
=N^7-(f+e+d+c+b+a)N^6
+ {(e+d+c+b+a)f+(d+c+b+a)e+(c+b+a)d+(b+a)c+ab} N^5
- [{(d+c+b+a)e+(c+b+a)d+(b+a)c+ab}f+{(c+b+a)d+(b+a)c+ab}e+{(b+a)c+ab}d+abc] N^4
+ [{{(c+b+a)d+(b+a)c+ab}e+{(b+a)c+ab}d +abc)}f+{{(b+a)c+ab}d+abc}e+abcd] N^3
- [{{{(b+a)c+ab}d+abc}e+abcd}f+abcde] N^2
+ abcdef N

この展開の係数と(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}-・・・・-a(s-3)(N^3-N)+a(s-2)(N^2-N)の係数は一致しているので、上の展開式を利用する。
(e+d+c+b+a)f+(d+c+b+a)e+(c+b+a)d+(b+a)c+abは、a=1,b=2,…,f=s-1で、それぞれの括弧の右の数字は括弧の最後の数字の次の数字になっているので、fをn番目とすると、
Σ(n=1~s-1){n(n-1)/2}nで求められる。
∴Σ(n=1~s-1){n(n-1)/2}n=Σ(n=1~s-1){n^2(n-1)/2}
=(1/2)Σ(n=1~s-1)(n^3-n^2)
=(1/2)Σ(n=1~s-1)n^3-(1/2)Σ(n=1~s-1)n^2
=(1/2){s(s-1)/2}^2-(1/2){s(s-1)(2s-1)/6}
=s^2(s-1)^2/8-s(s-1)(2s-1)/12
=3s^2(s-1)^2/24-2s(s-1)(2s-1)/24
=s(s-1){3s(s-1)-2(2s-1)}/24=s(s-1)(3s^2-7s+2)/24
=s(s-1)(s-2)(3s-1)/24
よって、a2の係数はs(s-1)(s-2)(3s-1)/24で求められる。

念のため、s=5とすると、
s(s-1)(s-2)(3s-1)/24=5・4・3・14/24=35で、一方、
N(N-1)(N-2)(N-3)(N-4) =(N^5-N)-10(N^4-N)+35(N^3-N)-50(N^2-N)でa2の係数は35でOK。
s=6とすると、
s(s-1)(s-2)(3s-1)/24=6・5・4・17/24=85で、一方、
N(N-1)(N-2)(N-3)(N-4)(N-5)=(N^6-N)-15(N^5-N)+85(N^4-N)-225(N^3-N)+274(N^2-N)でa2の係数は85でOK。

おまけ:
「オウム真理教のキーワードが「カルマ」や「タントラ」などの用語だとすれば、オウム真理教に対して批判的な論調の合い言葉は「反社会性」である。
 これに対して、オウム真理教擁護の論陣を張る論客も出てきた。その代表的存在が、宗教学者の中沢新一氏だ。
 中沢氏はみずからオウム真理教の「弁護人」と称し、さまざまな機会をとらえて弁護活動を展開している。
「そりゃ、オウム真理教は反社会的かもしれないけど、あらゆる宗教で反社会的でない宗教なんてあり得ないんだよね。人間の欲やシットがつくる社会なるものに絶対的な価値をおかないところから宗教が始まるわけでしょ。それをやめて社会と添い寝するようになったら、もう宗教なんて言えないよ。ところが今やマスコミはこぞって社会のスタンダードと添い寝する存在となりつつあるでしょ」(「クレア」1989年12月号)
 これには麻原氏も意を強くしたらしい。みずから、「オウム真理教は、もともと反社会的な存在なのです」「「狂気」と言われているものにつきましても、はっきり私たちは狂気の悟りをめざしているのだ、と語ってきたのです」と居直るようになる。」
「救世主の野望」江川紹子著
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/3 07:52削除
何でもありの解法
模範解答と同じように△ABEとしAEの中点をCとする。
ここで、A,EからBCとその延長上に垂線を下ろしその足をそれぞれH,Iとすると、△ACHと△ECIは合同な直角二等辺三角形になる。
そこで、AH=CH=EI=CI=1,BC=x,●=θと置くと、tan2θ=1/(x-1)———①
tanθ=1/(x+1)———②が成り立つ。
①より、2tanθ/(1-tan^2θ)=1/(x-1)
∴(1-tan^2θ)/2tanθ=x-1———①'
②より、1/tanθ=x+1———②'
①'+②'より、
2x=(1-tan^2θ)/2tanθ+1/tanθ
=(3-tan^2θ)/2tanθ
∴x=(3-tan^2θ)/4tanθ
∴x+1=(3-tan^2θ)/4tanθ+1
=(3-tan^2θ+4tanθ)/4tanθ
∴1/(x+1)=4tanθ/(3-tan^2θ+4tanθ)———③
ただし、3-tan^2θ+4tanθ≠0とする。―――☆
②,③より、tanθ=4tanθ/(3-tan^2θ+4tanθ)
∴tanθ(3-tan^2θ+4tanθ)=4tanθ
ところで、tanθ≠0(0<θ<180°より)より、
3-tan^2θ+4tanθ=4 
∴tan^2θ-4tanθ+1=0
∴tanθ=2±√3 
また、△CBEの内対角の和より、θ<45°
∴tanθ<tan45°=1 ∴tanθ=2-√3———ア
ここで、tan15°を調べてみると、
tan(45°-30°)
=(tan45°-tan30°)/(1+tan45°tan30°)
=(1-1/√3)/(1+1/√3)
=(√3-1)/(√3+1)=(√3-1)^2/2
=(4-2√3)/2=2-√3
∴tan15°=2-√3———イ
ア,イより、θ=15°
∴∠x=45°

ところで、☆より、3-tan^2θ+4tanθ=0とすると、tan^2θ-4tanθ-3=0
∴tanθ=2±√7
よって、アのtanθ=2-√3と一致しないので☆式が成り立ち問題ない。

次回はこちらの別解を作ってみて下さい。https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/other/%E8%A7%92%E5%BA%A6%E5%BD%93%E3%81%A6%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA-vol-332-x%E3%81%AE%E8%A7%92%E5%BA%A6%E3%81%AF%E4%BD%95%E5%BA%A6/ar-AA1eClw5?ocid=msedgntp&cvid=87ed08e2c9bb422583c84eaf1bafa58f&ei=14#image=1
もちろん、模範解答の方法では瞬殺でしたが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/4 07:56削除
問題
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/other/%E8%A7%92%E5%BA%A6%E5%BD%93%E3%81%A6%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA-vol-332-x%E3%81%AE%E8%A7%92%E5%BA%A6%E3%81%AF%E4%BD%95%E5%BA%A6/ar-AA1eClw5?ocid=msedgntp&cvid=87ed08e2c9bb422583c84eaf1bafa58f&ei=14#image=1

別解
左の直角三角形を△ABC,右の直角三角形を△DBC,BCの中点をMとすると、定石によりMA=MB=MC,MD=MB=MC(小学生用には長方形を対角線で斜め半分に切った形だから。)
よって、△MBA,△MBD,△MAC,△MDCはそれぞれ二等辺三角形である。
よって、∠MBD=∠MDB=○,∠MAC=∠MCA=×と置くと、∠MBA=○+40°より、∠MAB=○+40°よって、∠BAC=○+40°+×=90°
よって、○+×=50°———①
また、ACとBDの交点をE,BDとAMの交点をF,ACとDMの交点をGとすると、
△EABと△EDCにおいて対頂角と直角の2角が等しいので、残りの1角も等しい。よって、∠DCE=∠ABE=40°よって、∠MCD=×+40°ところで、△MDCは二等辺三角形より、∠MDC=×+40°
よって、△DGCの内角の和より、∠DGC=180°-40°-(×+40°)=100°-×
よって、対頂角より、∠EGM=100°-×
同様に△ABFの内角の和より、∠AFB=180°-40°-(○+40°)=100°-○
よって、対頂角より、∠EFM=100°-○
また、△EABの内対角の和より、∠FEG=40°+90°=130°
よって、四角形EFMGの内角の和より、
∠x=360°-130°-(100°-×)-(100°-○)=30°+○+×———②
①を②に代入すると、∠x=30°+50°=80°
よって、答えは、80°

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/1 22:42 (No.863738)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201905260000/

系だけど、3通り作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/2 07:52削除
解法1 思いついた順
BPの延長とADの延長との交点をEとすると、△PED∽△PBCで相似比2:3でBC=3cmより、
DE=2cm ∴AE=3+2=5cm
また、AH=3cmより△AEHは3:4:5の直角三角形。∴HE=4cm ∴BE=3+4=7cm
∴△ABE=7×3×(1/2)=21/2cm^2
ところで、△ABE∽△DPE∽△CPBで相似比5:2:3 よって、面積比は25:4:9
よって、△ABE=25a,△DPE=4a,△CPB=9aと置くと、
四角形ABCD=25a-4a+9a=30a———①
また、△ABE=25a=21/2cm^2より、
5a=21/10cm^2 
∴30a=63/5cm^2―――②
①,②より、四角形ABCD=63/5cm^2

解法2
△ABE=7×3×(1/2)=21/2cm^2までは同じ。
ここで、CからADに垂線を下ろしその足をⅠとすると、
△BAE=5×CI×(1/2)=21/2が成り立つので、
CI=21/5cm
∴平行四辺形ABCD=3×(21/5)=63/5cm^2

解法3
△ABE=7×3×(1/2)=21/2cm^2までは同じ。
ここで、BからDAの延長上に垂線を下ろしその足をIとし、AI=x,BI=yと置くと、△HABは直角二等辺三角形よりAB=3√2cmより、△ABI,△EBIで三平方の定理を使うと、
x^2+y^2=(3√2)^2———① 
(x+5)^2+y^2=7^2―――②
①-②より、-10x-25=18-49
∴10x=49-25-18=6 ∴x=3/5
これを①に代入すると、
y^2=18-9/25=450/25-9/25
=441/25 y>0より、y=21/5
∴BI=21/5cm
∴平行四辺形ABCD=3×(21/5)=63/5cm^2

解法4 今朝追加しました。
BE=3+4=7cmまでは同じ。
また、BP:PE=AD:DE=3:2より、
BP=(3/5)BE=21/5cm
∴△ABP=(21/5)×3×(1/2)=63/10cm^2
ところで、△ABPを等積変形すると=△ABCでその2倍が平行四辺形ABCDの面積より、
答えは、63/5cm^2

おまけ:
「33 また昔の人々に『いつわり誓うな、誓ったことは、すべて主に対して果せ』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。
34 しかし、わたしはあなたがたに言う。いっさい誓ってはならない。天をさして誓うな。そこは神の御座であるから。
35 また地をさして誓うな。そこは神の足台であるから。またエルサレムをさして誓うな。それは『大王の都』であるから。
36 また、自分の頭をさして誓うな。あなたは髪の毛一すじさえ、白くも黒くもすることができない。
37 あなたがたの言葉は、ただ、しかり、しかり、否、否、であるべきだ。それ以上に出ることは、悪から来るのである。」
「マタイによる福音書」第5章33節~37節

「16 盲目な案内者たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは言う、『神殿をさして誓うなら、そのままでよいが、神殿の黄金をさして誓うなら、果す責任がある』と。
17 愚かな盲目な人たちよ。黄金と、黄金を神聖にする神殿と、どちらが大事なのか。
18 また、あなたがたは言う、『祭壇をさして誓うなら、そのままでよいが、その上の供え物をさして誓うなら、果す責任がある』と。
19 盲目な人たちよ。供え物と供え物を神聖にする祭壇とどちらが大事なのか。
20 祭壇をさして誓う者は、祭壇と、その上にあるすべての物とをさして誓うのである。
21 神殿をさして誓う者は、神殿とその中に住んでおられるかたとをさして誓うのである。
22 また、天をさして誓う者は、神の御座とその上にすわっておられるかたとをさして誓うのである。」
「マタイによる福音書」第23章16節~22節
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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/1 14:18 (No.863308)削除
次の文章を解説して下さい。

定理3
どんな有限体Kにも、原始根が存在する。

<定理3の証明>
有限体Kの位数をqとし、Kの0でない要素で位数が最大のものをα,その位数をrとする。以下r<q-1と仮定して、矛盾を導く。αは方程式
Ⅹ^r-1=0
の解であるが、この方程式のKの中での解はr個を超えないから、r<q-1なら、この方程式をみたさない、0でない要素β∈Kがある。βの位数をsとおくと、sはrの約数ではない(さもないと、β^r-1=0になってしまう)。
rとsは「互いに素」とは限らないが、ここで第1章で扱った次の事実が役に立つ:
整数r,sは、同じ素因数の積として、次のように表せる:
r=p1^k1×p2^k2×…×pt^kt
s=p1^h1×p2^h2×…×pt^ht
ここで素因数pjの順序を適当に変えれば、
k1≧h1,k2≧h2,…,kj≧hj,kj+1<hj+1,…,
kt<ht
としてよい―――sはrの約数ではないので、j+1≦t(kt<htとしてよい)。そこで
r1=p1^k1×…×pj^kj,r2=pj+1^kj+1×…×pt^kt
s1=p1^h1×…×pj^hj,s2=pj+1^hj+1×…×pt^ht
とおくと、もちろん
r=r1×r2,s=s1×s2
であるが、さらに
α2=α^r2,β1=β^s1
とおくと、次のことが成り立つ:
(ア)α2の位数はr1,β1の位数はs2である。
実際、α2^r1=(α^r2)^r1=α^(r2×r1)=α^r=1であるが、r2より小さな指数ではα2は1にならない(もしなったとすれば、rがαの指数であることに反する)。β1の指数についても同様である。
(イ)r1,s1は互いに素である。
それは共通因数がないのだから、あたりまえである。
したがってα2×β1の指数は、事実6から
r1×s2=p1^k1×…×pj^kj×pj+1^hj+1×…×pt^ht
で、r2<s2だからこれはrより大きい。これは「rが最大の指数である」という仮定に反するので、r=q-1でなければならない。<証明終わり>

事実6
αの位数がr,βの位数がsで、r,sが互いに素ならば、要素の積αβの位数はもとの位数の積rsに一致する。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

誤植を4ヶ所指摘した上で完全解説して下さい。(見方によっては5ヶ所かもしれません。)因みに、第3刷です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/1 20:57削除
解説
誤植は、
(ア)α2の位数はr1,β1の位数はs2である。
実際、α2^r1=(α^r2)^r1=α^(r2×r1)=α^r=1であるが、r2より小さな指数ではα2は1にならない(もしなったとすれば、rがαの指数であることに反する)。β1の指数についても同様である。
(イ)r1,s1は互いに素である。
それは共通因数がないのだから、あたりまえである。
したがってα2×β1の指数は、事実6から
r1×s2=p1^k1×…×pj^kj×pj+1^hj+1×…×pt^ht
で、r2<s2だからこれはrより大きい。これは「rが最大の指数である」という仮定に反するので、r=q-1でなければならない。<証明終わり>

3行目の「r2」→「r1」
4行目の「指数」→「位数」
5行目の「指数」→「位数」
8行目の「指数」→「位数」
12行目の「指数」→「位数」

定理3
どんな有限体Kにも、原始根が存在する。

<定理3の証明>
有限体Kの位数をqとし、Kの0でない要素で位数が最大のものをα,その位数をrとする。以下r<q-1と仮定して、矛盾を導く。
(事実5より、「位数qの体Kの、0でない要素αの位数は、q-1を超えない」ので、r≦q-1だが、r=q-1である事を示したい(原始根の位数はr=q-1だから)ので、背理法でr<q-1と仮定する。)
αは方程式Ⅹ^r-1=0の解である(αの位数がrよりα^r=1だから)が、r<q-1ならⅩ^r-1=0を満たさないKの元が存在する。(Ⅹ^r-1=0の解は高々r個だから。)その元をβ∈Kとする。
ここで、βの位数をsと置くと、sはrの約数ではない(約数とすると、r=s・mと置け、β^s=1の両辺をm乗すると、(β^s)^m=1 ∴β^sm=1 ∴β^r=1 よって、β^r-1=0となり、Ⅹ^r-1=0を満たしてしまうから)。
今、整数r,sを、同じ素因数の積として、次のように表すと、
r=p1^k1×p2^k2×…×pt^kt
s=p1^h1×p2^h2×…×pt^ht
ここで素因数pjの順序を適当に変えれば、
k1≧h1,k2≧h2,…,kj≧hj,kj+1<hj+1,…,
kt<ht
として良い(要は、指数が大きい方は大きい方で小さい方は小さい方で左右に分けるという事)。
「sはrの約数ではないので、j+1≦t(kt<htとしてよい)」この表現は間違っていると思うが、要はsはrの約数じゃないから、「kj+1<hj+1,…,kt<ht」の部分が出来るという事だろう。
そこで
r1=p1^k1×…×pj^kj,r2=pj+1^kj+1×…×pt^kt
s1=p1^h1×…×pj^hj,s2=pj+1^hj+1×…×pt^ht
と置く(要は、rとsの指数が大きい部分と小さい部分の素因数を4つに分けるという事)と、
r=r1×r2,s=s1×s2
であるが、さらに
α2=α^r2,β1=β^s1
とおくと、次のことが成り立つ:
(ア)α2の位数はr1,β1の位数はs2である。
実際、α2^r1=(α^r2)^r1=α^(r2×r1)=α^r=1であるが、r1より小さな指数ではα2は1にならない(もしなったとすれば、rがαの位数であることに反する)。(r1より小さな指数でα2が1になったらそっちが位数だから否定している訳である。)
β1の位数についても同様である。
(イ)r1,s1は互いに素である。
それは共通因数がないのだから、あたりまえである。(4つの分け方を考えれば自明。)
したがってα2×β1の位数は、事実6から
r1×s2=p1^k1×…×pj^kj×pj+1^hj+1×…×pt^ht
で、r2<s2だからこれはrより大きい。これは「rが最大の位数である」という仮定に反するので、r=q-1でなければならない。
よって、どんな有限体Kにも、原始根が存在する。
<証明終わり>

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 19:36 (No.862563)削除
問題
https://www.excite.co.jp/news/article/E1690720921975/

別解を作ってみて下さい。模範解答より簡単だと思いますよ。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/1 19:38削除
別解
三角形を反時計回りにA~Cと振り、辺BC上の点をDとする(40°の所の点)と、△DACの内対角の和より、∠DAC=40°-20°=20°
よって、∠DAC=∠DCAより、
△DACは二等辺三角形。
よって、DA=CD———①
ここで、BDを1辺とする正三角形EBDを描くと、
∠EDA=60°-40°=20°
よって、∠EDA=∠ACD———②
また、条件よりCA=BD 
また、正三角形よりBD=DE
よって、DE=CA―――③
①,②,③より、二辺挟角が等しいので、
△AED≡△DAC
よって、△AEDも二等辺三角形。
ところで、△BEDは正三角形で△AEDは底辺を共有した二等辺三角形より、対称性によりBAは∠Bを二等分している。よって、∠ABD=60°÷2=30°
よって、∠x=30°

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/30 14:00 (No.861385)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201905280000/

何通りか作れますが、比較的エレガントなものだけに限ります。
例えば、BC=xと置いて∠Bの二等分線を引いて、角の二等分線の定理と角の二等分線の長さの公式で方程式を作れますが、面倒臭そうでやっていません。因みに、3通り作ってみました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 20:54削除
解法1 多分、模範解答
∠Bの二等分線を引き、ACとの交点をDとすると、2角が等しいので、△ABD∽△ACB
∴AD:3=3:5 ∴AD=9/5cm
∴DC=5-9/5=16/5cm
ところで、△DBCは二等辺三角形より、
DB=DC=16/5cm
よって、再び△ABD∽△ACBを使うと、
3:16/5=5:BCが成り立つ。
∴3BC=16 ∴BC=16/3cm

因みに、DC=5-9/5=16/5cmから、角の二等分線の定理を使うと、
3:BC=9/5:16/5が成り立つので、
9BC=48 ∴BC=16/3cm

解法2,3は難しいと思います。
解法2のヒント:∠Aの二等分線を引いて下さい。
解法3のヒント:△ABCの外接円を描いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/8/1 07:56削除
解法2
∠Aの二等分線を引き、BCとの交点をDとし、AC上にAE=ABとなる点Eを取ると、二辺挟角が等しいので△ABD≡△AED ∴∠AED=∠ABD=○○
よって、△EDCの内対角の和より、∠EDC=○○-○=○ ∴∠ECD=∠EDC
よって、△EDCは二等辺三角形よりED=EC=5-3=2cm ∴BD=ED=2cm
ところで、角の二等分線の定理より、BD:DC=AB:AC ∴2:DC=3:5 ∴DC=10/3cm
∴BC=2+10/3=16/3cm

解法3
△ABCの外接円を描き、∠Bの二等分線を引き、円との交点をD,ACとの交点をEとすると、△EBCが二等辺三角形よりBEの延長とCEの延長は左右対称で四角形ABCDは等脚台形になる。(厳密な証明は簡単で省略。)
よって、△BDCと△CABは合同である。
また、2角が等しいので、△BAE∽△BDC
よって、AB:AE=DB:DC=AC:AB
∴3:AE=5:3 ∴AE=9/5cm
∴EC=5-9/5=16/5cm ∴BE=16/5cm
∴3:16/5=5:BC ∴3BC=16
∴BC=16/3cm

おまけ:
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返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 11:20 (No.862206)削除
問題
代数系(ℝ1[Ⅹ],⊕,⊗)の中での、3X+4の乗法の逆元を求めなさい。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

注:ℝ1[Ⅹ]≃ℝ[Ⅹ]/(X^2+1)で、
ℝ1[X]={aX+b|a,b∈ℝ}

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 13:32削除
問題
代数系(ℝ1[Ⅹ],⊕,⊗)の中での、3X+4の乗法の逆元を求めなさい。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

注:ℝ1[Ⅹ]≃ℝ[Ⅹ]/(X^2+1)で、
ℝ1[X]={aX+b|a,b∈ℝ}

解答
p.126の定理4とp.125の事実13より、
aX+bは、aX+b+c(X^2+1)と表される。
(a,b,c∈ℝ)
よって、逆元の条件を考え合わせると、
(3X+4)(aX+b)=1+c(X^2+1)と表される。
∴3aX^2+3bX+4aX+4b=1+cX^2+c
∴(3a-c)X^2+(4a+3b)X+4b-c-1=0
ところでXは変数よりこれを恒等式と見ると、
3a-c=0―――① 4a+3b=0―――②
4b-c-1=0―――③
①-③より、3a-4b+1=0―――④
また、②より、3b=-4a ∴b=-4a/3
これを④に代入すると、3a+16a/3=-1
∴25a/3=-1 ∴a=-3/25
∴b=4/25
∴aX+b=(-3/25)X+4/25
よって、答えは、(-3/25)X+4/25

定理4
Bが環(A,+,×)のイデアルであれば、代数系(A/B,+,×)は環になる。ただしA/Bは同値関係~BでAを類別した同値類系を表す。これを「Aの、イデアルBによる商環」という。

事実13
環(A,+,×)の任意のイデアルBから、2項関係”~B”を

x ~B yとは、x+(-y)∈Bが成り立つことである

と定義すると、次のことが成り立つ。
(1)この関係~Bは同値関係で、xを含む同意類はB+xで表される。
(2)この同値関係は演算+,(-),×と両立する。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

念のため、上では、B=(X^2+1)とした訳である。( )はイデアルを表す。

おまけ:
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返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 10:06 (No.862143)削除
返信
うんざりはちべえさん、おはようございます。

>N(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}=(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}・・・・-a(s-2)(N^3-N)+a(s-1)(N^2-N)
が上の結果から成り立つはずである。
うまい証明はないだろうか?

N(N-a)(N-b)(N-c)=N^4-(a+b+c)N^3+(ab+bc+ac)N^2-abcN
=(N^4-N)-(a+b+c)(N^3-N)+(ab+bc+ac)(N^2-N)
-abcN+N-(a+b+c)N+(ab+bc+ac)N={-abc+1-(a+b+c)+(ab+bc+ac)}N
(%i5) factor(-a*b*c+1-(a+b+c)+(a*b+b*c+a*c));因数分解せよ
(%o5) - (a - 1) (b - 1) (c - 1)

よって、N(N-a)(N-b)(N-c)=(N^4-N)-(a+b+c)(N^3-N)+(ab+bc+ac)(N^2-N)+{-abc+1-(a+b+c)+(ab+bc+ac)}N

∴N(N-a)(N-b)(N-c)=(N^4-N)-(a+b+c)(N^3-N)+(ab+bc+ac)(N^2-N) - (a - 1) (b - 1) (c - 1)N

ここで、a=1より、N(N-a)(N-b)(N-c)=(N^4-N)-(a+b+c)(N^3-N)+(ab+bc+ac)(N^2-N)

ところで、{-abc+1-(a+b+c)+(ab+bc+ac)}Nの部分は要らない部分を相殺して作ったので、必ず- (a - 1) (b - 1) (c - 1)Nの形に因数分解出来る。ここの所は、n次方程式の解と係数の関係の作り方を参考にしてみて下さい。
http://indoctus2.blogspot.com/2015/03/2ax2bxc0alphabeta-begineqnarray-left.html

よって、必ずN(N-1)(N-2)(N-3)・・・・{N-(S-1)}=(N^S-N)-a1{N^(S-1)-N}+a2{N^(S-2)-N}・・・・-a(s-2)(N^3-N)+a(s-1)(N^2-N)の形に出来る。

因みに、符号が±で交替していたのは解と係数の関係と同じ事だったのですね。
https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/1336
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 10:08削除
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/28 22:07 (No.860055)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201906010000/

何通りか作って下さい。ただし、算数なので未知数は使わないで下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/30 07:56削除
解法1
円と接線の関係より、CE=CB=5cm(小学生は△ABCと円をABで折り返して二等辺三角形と内接円をイメージすると良い。)
よって、AE=13-5=8cm
また、∠Aを共有していて∠AED=∠ABC=90°で2角が等しいので、△AEDと△ABCは相似。
よって、△AEDも5:12:13の直角三角形より、
AD=(13/12)AE=(13/12)×8=26/3cm
よって、答えは、26/3cm

解法2
DCを結び、△DACと△DBCの面積を比較すると、半径よりDB=DEで高さが等しいので、面積は底辺の比と等しい。
よって、△DAC:△DBC=13:5
ここで、この2つの三角形の見方を変えると、
△CAD:△CDB=13:5
よって、AD:DB=13:5
よって、AD=(13/18)AB=(13/18)×12
=26/3cm
よって、答えは、26/3cm

解法3
半径よりDB=DE また、∠DBC=∠DEC=90°より、直角三角形の斜辺と他の1辺が等しいので、△DBCと△DECは合同。
よって、∠BCD=∠ECD=○と置いて、BからACと平行な直線を引きCDの延長との交点をFとすると、錯角より∠BFC=○となり△BFCは二等辺三角形になる。
よって、BF=BC=5cm
また、FB//ACより△DBFと△DACは相似で相似比は5:13になる。よって、AD:BD=13:5
よって、AD=(13/18)AB=(13/18)×12
=26/3cm
よって、答えは、26/3cm

解法4
∠BCD=∠ECD=○までは同じ。
ここで、CDの延長上にA,Bから垂線を下ろしその足をH,Iとすると、△CAHと△CBIは相似で相似比は13:5
よって、AH:BI=13:5
また、△DAHと△DBIも相似となり相似比は13:5より、AD:BD=13:5
以後同じ。

解法5
∠BCD=∠ECD=○までは同じ。
ここで、BからDCと平行な直線を引き、ACの延長との交点をGとすると、錯角と同位角より、∠CBG=∠CGB=○となる。
よって、△CBGは二等辺三角形よりCG=CB=5cm
また、DC//BGより、
AD:DB=AC:CG=13:5
よって、AD:DB=13:5より以後同じ。

解法6
∠BCD=∠ECD=○までは同じ。
DからBCと平行な直線を引き、ACとの交点をFとすると、錯角より∠FDC=○となり△FDCは二等辺三角形になる。よって、FC=FD
ところで、DF//BCよりAD:DB=AF:FC
よって、AD:DB=AF:FD———①
また、AF:FD=AC:AB=13:5―――②
①,②より、AD:DB=13:5
以後同じ。

まだ、あと2通りぐらいは作れますが、面白くないので省略。(気が向いたらやるかもしれませんが。)
2通り作れれば合格です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/31 07:53削除
解法7
半径よりDB=DE また、∠DBC=∠DEC=90°より、直角三角形の斜辺と他の1辺が等しいので、△DBCと△DECは合同。
よって、∠BCD=∠ECD=○と置く。
ここで、CD上に∠CBF=∠CAD=×となる点Fを取ると、2角が等しいので、△CBFと△CADは相似で相似比は5:13 
よって、AD:BF=13:5———①
また、△FBCの内対角の和より、∠BFD=○+×
また、△DACの内対角の和よち、∠BDF=○+×
よって、∠BFD=∠BDFより△BDFは二等辺三角形。
よって、BF=BD―――②
②を①に代入すると、AD:BD=13:5
よって、AD=(13/18)AB=(13/18)×12
=26/3cm
よって、答えは、26/3cm

解法8
∠BCD=∠ECD=○までは同じ。
ここで、AからACに垂線を立てCDの延長との交点をFとすると、2角が等しいので△CBDと△CAFは相似で相似比は5:13
よって、AF:BD=13:5———①
また、対頂角より∠ADF=∠BDC———ア
また、△CBDと△CAFが相似より、
∠AFD=∠AFC=∠BDC———イ
ア,イより、∠ADF=∠AFD
よって、△AFDは二等辺三角形よりAF=AD―――②
②を①に代入すると、AD:BD=13:5
以後同じ。

因みに、解法8は先にCDの延長上にAF=ADとなる点Fを取り、△CBD∽△CAFを言ってからも解けます。(解法8の系)

まだ、作れるかもしれませんが、これで打ち切りにします。

おまけ:
https://twitter.com/satndRvjMpc4tl7/status/1685276262791782400
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/26 18:57 (No.857887)削除
問題
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/other/%E8%A7%92%E5%BA%A6%E5%BD%93%E3%81%A6%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%BA-vol-323-x%E3%81%AE%E8%A7%92%E5%BA%A6%E3%81%AF%E4%BD%95%E5%BA%A6/ar-AA1emLx4?ocid=msedgntp&cvid=9a2a3ba6c42b4154935c36ceff5706e2&ei=15

別解を作ってみて下さい。因みに、私は何でもありと算数の別解を作ってみました。念のため、算数の解法は模範解答を見る前に解きました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/27 07:43削除
算数の解法(別解)
右上の頂点から反時計回りに△ABCとし、内部の点をDとする。
ここで、DからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、△DBCは二等辺三角形より点HはBCの中点。
また、DからACに垂線を下ろしその足をIとすると、四角形DHCIは3直角になるので長方形である。
よって、DI=HC=BC/2 
また、AB=BC=ADより、DI=AD/2
よって、△ADIは30°,60°,90°の直角三角定規型である。よって、∠DAI=30°
よって、∠ADC=∠ACD=75°
∠DCB=90°-75°=15°
よって、∠BDC=180°-15°×2=150°
よって、∠x=360°-75°-150°=135°
よって、答えは、135°

何でもありの解法は次回。
方針:|と||の辺の比を求めれば、最悪でも電卓の逆三角関数機能でキーとなる角度を求められますよね。

おまけ:
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12813234926.html
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/28 07:56削除
何でもありの解法1
右上の頂点から反時計回りに△ABCとし、内部の点をDとする。
ここで、AからDCに垂線を下ろしその足をH,DからBCに垂線を下ろしその足をIとすると、△ACH∽△CDIとなる。(証明は簡単で省略。)
よって、AC=BC=x,DC=yと置くと、CH=y/2,CI=x/2,
AH=√{x^2-(y/2)^2}=√(x^2-y^2/4)より、
√(x^2-y^2/4):x=x/2:yが成り立つ。
∴y√(x^2-y^2/4)=x^2/2
∴2y√(x^2-y^2/4)=x^2
∴4y^2(x^2-y^2/4)=x^4
∴4x^2y^2-y^4=x^4
∴x^4+y^4-4x^2y^2=0
∴(x^2+y^2)^2-6x^2y^2=0
∴(x^2+y^2+√6xy)(x^2+y^2-√6xy)=0
∴x^2+y^2+√6xy=0,x^2+y^2-√6xy=0
x^2+√6yx+y^2=0を解の公式で解くと、
x={-√6y±√(6y^2-4y^2)}/2
=(-√6±√2)y/2
x>0よりどちらも不適。
x^2-√6yx+y^2=0を解の公式で解くと、
x={√6y±√(6y^2-4y^2)}/2
=(√6±√2)y/2
点Dは△ABCの内部の点なので、x>y
そこで、(√6-√2)/2を近似計算すると、約0.515<1でx<y(y=0.515xより)となり不適。
一方、(√6+√2)/2を近似計算すると、約1.925>1で適正。
∴x=(√6+√2)y/2
∴x:y=(√6+√2)/2:1=√6+√2:2
∴x:y/2=√6+√2:1=4:√6-√2
∴x:y/2=4:√6-√2
ここで、cos75°を調べてみると、
cos(45°+30°)
=cos45°cos30°-sin45°sin30°
=(1/√2)(√3/2)-(1/√2)(1/2)
=√3/2√2-1/2√2
=√6/4-√2/4=(√6-√2)/4
∴cos75°=(√6-√2)/4
また、cos∠ACH=(y/2)/x=(√6-√2)/4
∴∠ACH=75°
∴∠DCB=90°-75°=15°
よって、∠BDC=180°-15°×2=150°
よって、∠x=360°-75°-150°=135°
よって、答えは、135°

何でもありの解法2は次回。(ついでに「点Dは△ABCの内部の点なので、x>y」の証明も。)

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d49235d03e9050c145c8791a81880e776c0b5d1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/29 07:56削除
何でもありの解法2
右上の頂点から反時計回りに△ABCとし、内部の点をDとする。
ここで、点Bをxy座標の原点に置き、直交座標を考えると、A(a,a),C(a,0),D(a/2,d)と置ける。
2点間の距離の公式より、
AD=√{(a-a/2)^2+(a-d)^2} 
また、AC=aより、
√{(a-a/2)^2+(a-d)^2}=aが成り立つ。
∴(a/2)^2+(a-d)^2=a^2
∴a^2/4+a^2-2ad+d^2=a^2
∴d^2-2ad+a^2/4=0
∴4d^2-8ad+a^2=0
∴d={4a±√(16a^2-4a^2)}/4
=(4a±2√3a)/4={(2±√3)/2}a
ところで、d<a/2(中点連結定理より自明)より、
d={(2-√3)/2}a
∴D(a/2,{(2-√3)/2}a)
∴tan∠DBC=2-√3
ここで、tan15°を調べると、
tan15°=tan(45°-30°)
=(tan45°-tan30°)/(1+tan45°tan30°)
=(1-1/√3)/{1+1・(1/√3)}
=(√3-1)(√3+1)
=(√3-1)^2/2=(4-2√3)/2
=2-√3
∴tan∠DBC=tan15°∴∠DBC=15°
∴∠DCB=15°,∠ACD=90°-15°=75°∴∠ADC=75°また、∠BDC=180°-15°×2=150°より、
∠x=360°-75°-150°=135°

こちらの方がずっと楽(優秀)ですね。座標はとんでもなく計算が大変になる場合もありますが、ツボにはまると威力を発揮しますね。

前回の「点Dは△ABCの内部の点なので、x>y」の証明
△ABCは直角二等辺三角形なので、CからABに垂線を下ろしその足をHとすると、左右対称なので、△CHAの場合だけを考えれば良い。
ここで、ACを直径とする半円を描くと、△HACはその内部(接点も入れる)にあるので、△HACの内部の点をPとすると、∠APCは全て鈍角である。
よって、CP<ACである。(直角とすると、三平方の定理でAP^2+CP^2=AC^2で鈍角だからAP^2+CP^2<AC^2 ここでAP=0としてもCP^2<AC^2 ∴CP<ACだから。)
∴y<x よって、示された。

おまけ:
https://twitter.com/cx_mezamashi/status/1674558877944406017
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/27 11:54 (No.858577)削除
次の文章を解説して下さい。

定理2
Kが体で、γがある既約多項式f(X)∈K[X]について方程式
f(γ)=0
をみたすなら、K[γ]は商環K[X]/(f(X))と同型である。

<証明>
まずK[γ]の要素がどのように表せるかを調べておこう。
条件f(γ)=0は、fがn次多項式であるとすれば
anγ^n+an-1γ^(n-1)+・・・+a2γ^2+a1γ+a0=0
と書けるが、an≠0(でKは体)だから
γ^n=-an^-1・(an-1γ^(n-1)+・・・+a2γ^2+a1γ+a0)…(*)
が成り立つ。この等式(*)を使えば、K[γ]の任意の要素(γの任意次数の多項式)はn次以上の項を消せるから、(n-1)次以下のある多項式
bn-1γ^(n-1)+・・・+b2γ^2+b1γ+b0
に等しい。だから集合K[γ]を、次のように表すことができる:
K[γ]={g(γ)|g(X)はn-1次以下の、K係数の多項式}
一方、K[X]/(f(X))の要素は同値関係
g(X) ~(f(X)) h(X)
に基づく同値類であるから、次のことが言える。
(ア)同じ同値類に属する任意の要素h(X),g(X)について、h(γ)=g(γ)が成り立つ。
実際、g(X) ~(f(X)) h(X)だからh(X)-g(X)はf(X)で割り切れるので、X=γのとき0になる:h(γ)-g(γ)=0だから当然、h(γ)=g(γ)が成り立つ。
(イ)もしh(γ)=g(γ)であれば、h(X)とg(X)は同じ同値類に属している。
実際、k(X)=h(X)-g(X)とおくとk(γ)=0なので、事実3からk(X)はf(X)で割り切れ、したがって
h(X) ~(f(X)) g(X)
が成り立つ。そこで、

1つの同値類Cに、その中の関数g(X)∈Cを任意に選んで、g(γ)を対応させる

ことにすると、(ア)からg(X)をどう選んでも結果g(γ)は変わらないので、これは同値類系K[X]/(f(X))からK[γ]への関数になる。その関数をΨとすると、次のことが成り立つ。
① Ψは対応もれがない:任意のg(γ)∈K[γ]に対して、
Ψ((f(X))+g(X))=g(γ)だから、それはあたりまえである。
② Ψは1対1の関数である:もし
Ψ((f(X))+g(X))=Ψ((f(X))+h(X))
なら、g(γ)=h(γ)、したがって(イ)から(f(X))+g(X)と(f(X))+h(X)は同じ同値類である。
③ Ψは準同型写像の条件をみたす。
これは両立性から機械的に検証できるので、一部だけ示す。
Ψ({(f(X))+g(X)}+{(f(X))+h(X)})
=Ψ((f(X))+g(X)+h(X))=g(γ)+h(γ)
Ψ((f(X))+g(X))+Ψ((f(X))+h(X))
=g(γ)+h(γ)
したがって、任意の同値類C,C’について
Ψ(C+C')=Ψ(C)+Ψ(C')
が成り立つ。
このように商環K[X]/(f(X))は環K[γ]と同型である。<証明終わり>

事実3
A⊆ℂ,γ∈ℂで、γがある既約多項式f(X)∈A[X]について
f(γ)=0
をみたす場合には、g(γ)=0をみたす任意の多項式g(X)∈A[X]は、f(X)で割り切れる。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

具体的には、

>γ^n=-an^-1・(an-1γ^(n-1)+・・・+a2γ^2+a1γ+a0)…(*)
が成り立つ。この等式(*)を使えば、K[γ]の任意の要素(γの任意次数の多項式)はn次以上の項を消せるから、(n-1)次以下のある多項式
bn-1γ^(n-1)+・・・+b2γ^2+b1γ+b0
に等しい。

>実際、g(X) ~(f(X)) h(X)だからh(X)-g(X)はf(X)で割り切れるので、X=γのとき0になる

>① Ψは対応もれがない:任意のg(γ)∈K[γ]に対して、
Ψ((f(X))+g(X))=g(γ)だから、それはあたりまえである。

>② Ψは1対1の関数である:もし
Ψ((f(X))+g(X))=Ψ((f(X))+h(X))
なら、g(γ)=h(γ)、したがって(イ)から(f(X))+g(X)と(f(X))+h(X)は同じ同値類である。

これぐらいですね。また、これが終わったら別解をやりますね。この証明は非常に為になりました。🙇

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/27 14:09削除
解説
>γ^n=-an^-1・(an-1γ^(n-1)+・・・+a2γ^2+a1γ+a0)…(*)
が成り立つ。この等式(*)を使えば、K[γ]の任意の要素(γの任意次数の多項式)はn次以上の項を消せるから、(n-1)次以下のある多項式
bn-1γ^(n-1)+・・・+b2γ^2+b1γ+b0
に等しい。

いわゆる次数下げ(を繰り返す)という事だが、n次以上の式は、anγ^n+an-1γ^(n-1)+・・・+a2γ^2+a1γ+a0で割って余りを求めると、余りはn-1次以下で、この式(上の式)は=0なので、n次以上の式はn-1次以下の式に変換出来る。
よって、「(n-1)次以下のある多項式bn-1γ^(n-1)+・・・+b2γ^2+b1γ+b0に等しい」という事である。

>実際、g(X) ~(f(X)) h(X)だからh(X)-g(X)はf(X)で割り切れるので、X=γのとき0になる

p.125の事実13より、g(X) ~(f(X)) h(X)とは、
g(X)+(-h(X))∈(f(X))が成り立つ事である。
つまり、h(X)-g(X)はf(X)で割り切れるという事である。また、因数定理より「X=γのとき0になる」。

事実13
環(A,+,×)の任意のイデアルBから、2項関係”~B”を
x(~B)yとは、x+(-y)∈Bが成り立つことである
と定義すると、次のことが成り立つ。
(1)この関係~Bは同値関係で、xを含む同値類はB+xで表される。
(2)この同値関係は演算+,(-),×と両立する。

具体的には、K[X]/(f(X))のある同値類を、
(f(X))+m(X)(下の①を参照)として、f(X)=X^2+2,m(X)=2X-1と置くと、
g(X)=2X-1+P(X)(X^2+2)
((f(X))はイデアル)
h(X)=2X-1+Q(X)(X^2+2)と置け、
h(X)-g(X)=(Q(X)-P(X))(X^2+2)となるので、h(X)-g(X)はX^2+2で割り切れる。
つまり、「h(X)-g(X)はf(X)で割り切れる」。

>① Ψは対応もれがない:任意のg(γ)∈K[γ]に対して、
Ψ((f(X))+g(X))=g(γ)だから、それはあたりまえである。

任意のg(γ)に対して、(f(X))+g(X)のg(X)が対応しているからである。

>② Ψは1対1の関数である:もし
Ψ((f(X))+g(X))=Ψ((f(X))+h(X))
なら、g(γ)=h(γ)、したがって(イ)から(f(X))+g(X)と(f(X))+h(X)は同じ同値類である。

「これは同値類系K[X]/(f(X))からK[γ]への関数になる。その関数をΨとする」から、
Ψ:K[X]/(f(X))→K[γ]として、行った先の2つの元g(γ),h(γ)をg(γ)=h(γ)とすると、
Ψ((f(X))+g(X))=Ψ((f(X))+h(X))
ところで、(イ)よりg(γ)=h(γ)ならばg(X)とh(X)は同じ同値類に属しているので、
(f(X))+g(X)=(f(X))+h(X)である。
よって、行った先が同じならば元(もと)も同じなので、Ψは単射である。
よって、「Ψは1対1の関数である」。

おまけ:
「6その日には、狼と子羊がいっしょに休み、
ひょうと子やぎは大の仲良しになります。
子牛や丸々と太った家畜が
ライオンの間にいても心配はなく、
小さい子どもがその群れを追って行きます。
7牛は熊の間に入り込んで草を食べ、
その子らはじゃれ合い、
ライオンは牛のように草を食べます。」
「イザヤ書」第11章6節~7節
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/27 16:02削除
定理2
Kが体で、γがある既約多項式f(X)∈K[X]について方程式
f(γ)=0
をみたすなら、K[γ]は商環K[X]/(f(X))と同型である。

別証
次のような環の準同型写像(代入の原理は準同型写像)
σ:K[X]→K[γ]
  f(Ⅹ)→f(γ)
を考えると、f(γ)=0より、σ(f(X))=0
∴f(X)∈kerσ ∴(f(X))⊂kerσ
ところで、f(X)は既約多項式より定理4.11により、
(f(X))は極大イデアルである。∴(f(X))=kerσ
(定理3.2(と定義3.3)よりkerσはイデアルで、kerσ≠K[X]だから。(この理由は、σ(K[X])=0(零写像)ではないから。))
ここで、準同型定理3.5を使うと、
K[X]/kerσ≃f(γ)より、K[X]/(f(X))≃K[γ]
よって、示された。

定理4.11
K[X]を体K上の多項式環で、f(X)∈K[X]とするとき、つぎの5つの命題は同値である。
(1)f(X)は既約多項式である。
(2)(f(X))=f(X)K[X]は素イデアルである。
(3)(f(X))=f(X)K[X]は極大イデアルである。
(4)K[X]/(f(X))は整域である。
(5)K[X]/(f(X))は体である。

定理3.2
fをRからR'への環の準同型写像とし、0_R'をR'の零元とすると
f^-1(0_R')={x|x∈R,f(x)=0_R'}
はRのイデアルである。

定義3.3
定理3.2の環Rのイデアルf^-1(0_R')を準同型写像fの核という。
環の準同型写像fの核は加法群の準同型写像としての核と同じであるから、加法群の場合と同じ記号kerfを用いて表す。

定理3.5(準同型定理)
R,R'を環,f:R→R'をRからR'への準同型写像であるとする。写像
|f:R/kerf→R'
    |a→f(a)
は剰余環R/kerfから環R'への単準同型写像である。すなわち、
R/kerf≃f(R)
また、|fはf=|f◦πを満たす。

補足:極大イデアルの定義
Pを可換環Rのイデアルとする。Pを含んでいるRの真のイデアルが存在しないとき、すなわちIをRのイデアルとするとき
P⊂I⇒P=IまたはI=R
を満たすとき、Pを可換環Rの極大イデアルという。

「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著p.243の定理6.3(2)の証明を利用しましたが、細かい所は自分で考えたので正しいかどうか検証して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/28 13:29削除
定理2
Kが体で、γがある既約多項式f(X)∈K[X]について方程式
f(γ)=0
をみたすなら、K[γ]は商環K[X]/(f(X))と同型である。

別証2(系)
次のような環の準同型写像(代入の原理は準同型写像)
σ:K[X]→K[γ]
  f(Ⅹ)→f(γ)
を考えると、f(γ)=0より、σ(f(X))=0
∴f(X)∈kerσ ∴(f(X))⊂kerσ———①
また、g(X)∈kerσとすると、g(X)∈K[X]で、
σ(g(X))=0より、g(γ)=0
ここで、除法の定理4.5より、
g(X)=f(X)q(X)+r(X) 
ただし、r(X)=0 または degr(X)<degf(X)
と置ける。
これにX=γを代入すると、
g(γ)=f(γ)q(γ)+r(γ)となり、g(γ)=0,f(γ)=0より、0=0+r(γ) ∴r(γ)=0
ところで、f(X)は既約多項式でr(X)の次数はf(X)の次数未満なので下の定理によりf(X)=0とr(X)=0は共通解を持たない。よって、r(γ)=0のγは解ではないので、係数が全て0である。∴r(X)=0
∴g(X)=f(X)q(X)
∴g(X)=f(X)q(X)∈(f(X))
∴kerσ⊂(f(X))———②
①,②より、kerσ=(f(X))
ここで、準同型定理3.5を使うと、
K[X]/kerσ≃f(γ)より、K[X]/(f(X))≃K[γ](代入の原理は全射だから。)
よって、示された。

定理4.5(除法の定理)
Kを体とする。2つの多項式f(X),g(X)∈K[X]について、g(X)≠0とすると
f(X)=q(X)g(X)+r(X)
を満足する多項式q(X),r(X)∈K[X]が存在する。ただしr(x)は0であるか、または次数がg(X)の次数より小さい多項式である。しかも、このようなq(X)とr(X)はf(X)とg(X)により一意的に定まる。

定理(「ガロア理論の頂を踏む」p.213より)
p(x)をℚ上の既約多項式とする。f(x),g(x)はℚ上の多項式とする。
(4)f(x)の次数が1次以上,p(x)の次数未満のとき、方程式p(x)=0,f(x)=0は共通の解を持たない。

これはℚの場合ですが、一般的なKの場合でも使えますよね。

因みに、「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著p.191例3.5,例3.6を参考に作りましたので、よく吟味して下さい。

おまけ:
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/sci/top/interview/in03_i.html
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