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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/19 11:05 (No.851077)削除
次の文章を解説して下さい。

事実13
環(A,+,×)の任意のイデアルBから、2項関係”~B”を
x(~B)yとは、x+(-y)∈Bが成り立つことである
と定義すると、次のことが成り立つ。
(1)この関係~Bは同値関係で、xを含む同値類はB+xで表される。
(2)この同値関係は演算+,(-),×と両立する。

<証明>
関係~Bは、集合Aの中の関係として、可換群(A,+)において正規部分群(B,+)から定まる同値関係~Bと同じなので、(1)~Bが同値関係で、xを含む同値類はB+xで表されること、(2)~Bは+,-と両立すること、までは証明済みである。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

事実6
(1)この関係~Hは、同値関係である。
なおこの同値関係から決まる同値類の集合(同値類系)を、記号G/Hで表す。
(2)その同値関係~Hによる同値類で、要素aを含むもの
C(a)={x∈G|x(~H)a}
は、次のように表せる:
C(a)=H△a
(証明は省略)

事実7
部分群Hが次の条件(#):
任意のx∈Gに対して、x△H=H△x・・・(#)
を満たすときには、同値関係~Hは演算△と両立する。
(証明は省略)

イメージ出来るように解説して下さい。(この本を持っている前提で他の定義や事実を使うかもしれません。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/19 13:37削除
解説
>(1)~Bが同値関係で、xを含む同値類はB+xで表されること、(2)~Bは+,-と両立すること、までは証明済みである。

念のため、これは事実6と事実7の事である。
(1)の方は事実6の(2)の
「(2)その同値関係~Hによる同値類で、要素aを含むもの
C(a)={x∈G|x(~H)a}
は、次のように表せる:
C(a)=H△a」
のH△aがB+xという事である。(演算△を+にする。)

>事実13
環(A,+,×)の任意のイデアルBから、2項関係”~B”を
x(~B)yとは、x+(-y)∈Bが成り立つことである
と定義すると、次のことが成り立つ。
(1)この関係~Bは同値関係で、xを含む同値類はB+xで表される。
(2)この同値関係は演算+,(-),×と両立する。

因みに、事実6の前に定義6というのがあって、

定義6
(H,△)が(G,△)の部分群であるとき、x,y∈Gに対して
x△y'∈H
が成り立つことを、「xとyはHを法として合同である」といって、記号x(~H)yで表す。

とあるので、事実13の2項関係x(~B)yを、
x≡y(mod B)と置いてみると、
x-y≡0(mod B)
これをx-y∈Bと考えると辻褄が合うだろう。(x△y'∈Hの△を+とすると、y'は逆元より-yだから、
x+(-y)∈Hで事実13のx+(-y)∈Bと同じになる。)

ここで、Bを具体的にnℤ(nの倍数の集合)としてみると、x-y≡0(mod nℤ)でx-y∈nℤよりx-yがnの倍数。よって、x≡y(mod nℤ)はnで割った余りが等しい集合でx+nℤ=y+nℤを表している。
よって、事実13の(1)の「xを含む同値類はB+xで表される」も納得出来るだろう。x+nℤのnℤをBに戻すと、x+BでB+xだから。(加法だから逆にしたが、これはBが正規部分群という意味でもある。)

>関係~Bは、集合Aの中の関係として、可換群(A,+)において正規部分群(B,+)から定まる同値関係~Bと同じ

これは直前の定義11を見れば良い。

定義11
性質(1B)~(3B)をみたすAの部分集合Bを、環(A,+,×)のイデアルという。Bがイデアルなら、(B,+)は可換群(A,+)の正規部分群である。

事実13は「環(A,+,×)の任意のイデアルBから」とあるので、イデアルについての事である。よって、環をやっているのに正規部分群の事実7に戻った訳である。

しかし、初見だったら挫折していただろう。私だったら誰でもわかる本が書けそうだが。笑(まだ全然無理。)
まぁ、結局、演習問題をやり込まないとピンと来ないのかもしれないが。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 20:58 (No.850614)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201906130000/

暗算で解く解法を作ってみました。無理はしない暗算です。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201906120001/

何通りか作れると思いますが、簡単または分かり易いの2通りで良いです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/19 07:56削除
問題1の暗算用の解答
△ABCと△PBQと△RQCが相似である事は自明で、
△PBQと△RQCも3:4:5の直角三角形である。
よって、RQ=③,RC=④と置くと、PQ=③より、
△PBQと△RQCの相似比はPQ:RC=3:4
よって、BQ:QC=3:4より、BQ:BC=3:7
よって、△PBQと△ABCの相似比は3:7より、
面積比は3×3:7×7=9:49
よって、△PBQ=(9/49)△ABC=(9/49)×6
=54/49cm^2
よって、答えは、54/49cm^2

算数用に解きましたが、普通はAP=PQ=xと置いて、
PB=3-xより、3-x:x=3:4
∴3x=4(3-x)  ∴7x=12 ∴x=12/7
∴PB=3-12/7=9/7cm
また、PQ=12/7cm
∴△BPQ=(9/7)×(12/7)×(1/2)=54/49cm^2と求めるのではないでしょうか。

問題2
9個の連続する自然数の和が90になるとき、連続する自然数の最初の数字を求めてください。
□+□+□+□+□+□+□+□+□=90

解法1
連続する整数なので、真ん中の数の前後の2つの数の和は±1,±2,…が相殺されて真ん中の数の2倍になる。つまり、その2数の平均値は真ん中の数字と同じである。
全ての前後の組で同じ事が言えるので、真ん中の数字は9個の和の平均値である。
よって、90÷9=10
あとは、真ん中を10にして連続する数字を前後で4個ずつ書くと、
6+7+8+9+10+11+12+13+14
より、答えは、6

解法2
最初の数字をaと置くと、
a+(a+1)+(a+2)+・・・+(a+8)=90
よって、a×9+1+2+・・・+8=90
よって、a×9+36=90
よって、a×9=54
よって、a=6
よって、答えは、6

他にも、等差数列の和の公式や1+2+3+・・・+n=n(n+1)/2を2つ使う方法などあると思うが、面倒臭いので省略。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 11:36 (No.850200)削除
問題
三辺の長さが13,14,15の三角形の内接円の半径を求めて下さい。ただし、面積は使わないで求めて下さい。
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/other/%E5%9B%B3%E5%BD%A2%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%88%86%E3%81%AE%E9%9D%A2%E7%A9%8D%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%88-vol-106/ar-AA1dZSFw?ocid=msedgntp&cvid=3e5fa7de9c784f8e93e1a76b139d1710&ei=30#image=4

結構、面白い(難しい)と思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 20:00削除
問題
三辺の長さが13,14,15の三角形の内接円の半径を求めて下さい。ただし、面積は使わないで求めて下さい。
https://www.excite.co.jp/news/article/E1689338153496/

解答
AB=13,BC=14,CA=15の△ABCを描き、内接円の中心をIとし、円とBCとの接点をTとする。
ここで、AIの延長とBCとの交点をDとすると、角の二等分線の定理より、BD:CD=13:15
∴BD=(13/28)BC=(13/28)×14
=13/2
また、公式より、
BT=(BA+BC-CA)/2=(13+14-15)/2=6 
∴DT=13/2-6=1/2———①
(公式を使わない場合は、円とABとの接点をSとして、BT=BS=xと置くと、(13-x)+(14-x)=15を解けば良い。)
また、AからBCに垂線を下ろしその足をHとし、AH=12,BH=5と置くと、CH=14-5=9より、
CH:AH:AC=9:12:15=3:4:5で△ACHが直角三角形である事に合う。
よって、逆にBH=5,AH=12,AB=13の直角三角形とCH=9,AH=12,AC=15の直角三角形をAHでくっつけるとBHCは一直線になり、AB=13,BC=5+9=14,CA=15の三角形になる。∴AH=12
(念のため、AH=x,BH=yと置いて2つの三角形で三平方の定理を使うのが無難な方法。)
また、DH=13/2-5=3/2―――②
ところで、IT⊥BC,AH⊥BCより、
△DIT∽△DAH ∴IT:AH=DT:DH
∴r:12=1/2:3/2=1:3
∴r=4
よって、内接円の半径は、4

おまけ:
「俺がアンダードッグ(負け犬)扱いをされるってことは、俺は舐められてる。そういうことだろ。色々なコメントを聞いたし、目にしたよ。『パワーがない』とか『あいつは顎が弱点だ』と、『イノウエはなんだかんだ』ってね。そういう声を聞くのも嫌いじゃないよ。全く悪くない。俺を疑っているってことだろ? だったら信じさせてやるだけだ」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5043a19af2fdc83ccc0457e795b61b92ccdb9ba0

https://nikkan-spa.jp/1603010/2
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/17 22:25 (No.849842)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904040001/

あまりこういうのはやりませんが、簡単でした。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904020002/

2通り作ってみましたが、10秒以内で解く方法は分かりませんね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 18:59削除
問題1
数学記号を使って式を成立してください。
9 9 9 =4

解答
√9+9÷9=3+1=4

問題2
A、B、Cに入る数字は?
ABC÷BC=29

解法1
ABC=29×BCより、
 29
×BC
――――
ABC

9×Cの一の位がCよりC=0か5しかない。
Cが0の場合、
 29
×B0
――――
AB0

また、29×Bが2桁なので、B=1,2,3
よって、
 29   29   29
×10  ×20  ×30
―――― ———— ————
290  580  870

よって、290÷10=29,580÷20=29
    870÷30=29で、どれも不適。

Cが5の場合、
 29
×B5
――――
AB5

また、29×Bが2桁なので、B=1,2,3
よって、
 29   29    29
×15  ×25   ×35
―――― ———— —————
435  725  1025

よって、435÷15=29,725÷25=29より、
725÷25=29が適正。
よって、ABC=725より、
A=7,B=2,C=5

解法2
ABC=29×BCより、
100A+10B+C=29×(10B+C)
∴100A+10B+C=290B+29C
∴100A=280B+28C=28(10B+C)
∴25A=7(10B+C)
ここで、25と7は互いに素より、Aは7の倍数で1桁よりA=7(A≠0より)
∴10B+C=25 ∴B=2,C=5
∴A=7,B=2,C=5

どちらも10秒じゃ解けませんよね。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 11:20 (No.850193)削除
次の文章を解説して下さい。

ここからが本書で扱う環論の、数学的にいちばんおもしろいところである。
整域(A,+,×)において、集合Aの中での同値関係
x~y
を考える。これが演算+,(-),×と両立するための条件、すなわち以下の条件が、どんな場合に成り立つかを考えてみよう。
(1)a~b,c~d ならば a+c~b+d
(2)a~b ならば -a~-b
(3)a~b,c~d ならば a×c~b×d
このような同値関係~に対して
B={x|x~0}
とおくと、Bは次の性質をもっている。
(1B)x,y∈B ならば x+y∈B
<証明> x~0,y~0ならばx+y~0+0=0
(2B)x∈Bならば-x∈B
<証明> x~0ならば-x~-0=0から明らか。
以上から、(B,+)は(A,+)の部分群であることがわかる(可換だから、正規部分群でもある)。
(3B)x∈Bならば、任意のy∈Aに対してx×y∈B
注意 y∈Bでなくてもよいから、これは強い条件である。これがあるため、もし1∈BだとB=Aになってしまう。
<証明> x~0ならば、任意のy∈Aに対してy~y(反射性)であるから、
x×y~0×y=0
すなわちx×y∈Bである。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

補足
同値類系と演算
同値関係が定義されている集合Sに、何かの演算が定義されていて、しかもその演算が「同値関係と、相性がいい」場合には、同値類の間にも演算が導入できる。

定義1
集合Sの要素x,y∈Sに対して定義されている演算x△yと、同値関係x~yとが「両立する(相性がいい)」とは、任意のa,b,c,d∈Sに対して次の性質が成り立つことをいう。

もしa~bでしかもc~dならば、a△c~b△d
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

感想
上の同値関係と演算+,×は共に相性がいいんですね。

具体的には、

>このような同値関係~に対して
B={x|x~0}
とおく

もっとイメージし易く解説して下さい。

>(3B)x∈Bならば、任意のy∈Aに対してx×y∈B
注意 y∈Bでなくてもよいから、これは強い条件である。これがあるため、もし1∈BだとB=Aになってしまう。

これ読んで一発で分かる人っているんですか? 昔、社会人で大学の数学科に入った時にこういうのを一発で理解している人がいて天才だなぁと思っていたが、推薦入試とか内部進学の人だったので、先取り勉強をしていたのだろう。まぁ、それを考えても天才な人はいるものである。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 13:18削除
解説
>このような同値関係~に対して
B={x|x~0}
とおく

例えば、B={x|x≡0(mod n)}と置くと、

>Bは次の性質をもっている。
(1B)x,y∈B ならば x+y∈B
<証明> x~0,y~0ならばx+y~0+0=0
(2B)x∈Bならば-x∈B
<証明> x~0ならば-x~-0=0から明らか。

Bはnの倍数の集合より、1Bの性質は当然である。nの倍数とnの倍数を足してもnの倍数だから。
また、2Bもnの倍数のマイナス1倍はnの倍数だから当然である。
念のため、B={x|x≡0(mod n)}はただの1例である。

>(3B)x∈Bならば、任意のy∈Aに対してx×y∈B
注意 y∈Bでなくてもよいから、これは強い条件である。これがあるため、もし1∈BだとB=Aになってしまう。

その上の文章から「(B,+)は(A,+)の部分群である」ので、x,yは共にBに属していなくても片方はAの任意の元でもx×y∈Bとなる。
これもB={x|x≡0(mod n)}で考えれば当然である。nの倍数に何を掛けてもnの倍数になるからである。

>もし1∈BだとB=Aになってしまう。

Bがnの倍数の集合だとすると、例えば、3の倍数の集合だったら1なんか入っている訳がない。つまり、1∈Bだとすると、n=1の場合で1の倍数全体の集合より、
B={x|x≡0(mod n)}とした場合は整数全体の集合という事である。
つまり、B⊂Aだったのが、B=Aになるという事。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/17 20:57 (No.849767)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904040002/

算数でも暗算で秒殺でした。まぁ、こんなのばっかりやってますからね。一応、三平方の定理でも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/18 07:56削除
算数の解法
円の中心をOとし、円とAD,AB,BCとの接点をそれぞれS,T,Uとすると、等脚台形の対称性と円と接線の関係より、
AT=AS=8÷2=4cm,BT=BU=10÷2=5cm
また、台形の性質より∠A+∠B=180°(ただの平行線の性質。)
また、内接円の性質よりOA,OBはそれぞれ∠A,∠Bの二等分線。
よって、∠OAB+∠OBA=(∠A+∠B)÷2
=180°÷2=90°
よって、∠AOB=180°-90°=90°
また、円の中心と接線との関係より、OT⊥AB
よって、△OABは直角三角形で直角から斜辺に垂線OTが降りている形なので、△OATと△BOTは相似である。(厳密な証明は△BAOがそれぞれの三角形と2角が等しいので相似である事を言えば簡単(1つの角を共有と直角が等しい)。もちろん、直接2角が等しい事を示しても良い。)
よって、OT×OT=AT×BT(相似の比を計算するとこうなる。アーキタスの定理を覚えておくと楽。)
よって、OT×OT=4×5=20
ところで、OTは円の半径より、円の面積は、
20×3.14=62.8cm^2

解法2 数学の解法
円の中心をOとし、円とAD,AB,BCとの接点をそれぞれS,T,Uとすると、等脚台形の対称性と円と接線の関係より、AT=AS=8÷2=4cm,BT=BU=10÷2=5cm ∴AB=4+5=9cm
ここで、AからBCに垂線を下ろしその足をHとすると、等脚台形の対称性より、
BH=(10-8)÷2=1cm
よって、△ABHで三平方の定理を使うと、
AH=√(9^2-1^2)=√80=4√5cm
∴台形ABCD=(8+10)×4√5×(1/2)
=36√5cm^2———①
また、内接円の半径をrと置くと、
台形ABCD=8r/2+10r/2+(9r/2)×2
=18r———②
①,②より、18r=36√5を解くと、
r=2√5cm
よって、内接円の面積は、
S=(2√5)^2×3.14=20×3.14
=62.8cm^2

おまけ:
https://twitter.com/kanokire/status/1414111515116859397?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1414111515116859397%7Ctwgr%5E2e8327fb45ef8cb38ad0ac61cba7ebccba8ffd2f%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fmyjitsu.jp%2Farchives%2F294493
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/17 13:48 (No.849436)削除
問題
k桁の自然数の各位の和がnとなる個数をPn(k)とする。
1<k<nの時、Pn(k)の最大値を求めよ

解き方が分かりません、よろしくお願いします🙇‍♀️

No.1312
わっぱー
7月14日 19:33

n を固定して k を変化させたときの最大値
k を固定して n を変化させたときの最大値
2 つの意味に取れますが、前者でいいんですかね?

k 桁の自然数で、各位の数の和が n で、かつ「一の位が 0 である」個数を Qn(k) とします。
(1) 2<k<n 範囲で、Pn(k-1) と Qn(k) の関係は?
(2) 1<k<n 範囲で、Pn(k) と Qn(k) はどちらが大きい?
(3) 2<k<n 範囲で、Pn(k-1) と Pn(k) はどちらが大きい?
(4) 1<k<n 範囲で、Pn(k) が最大になるのは k がいくつのとき?
(5) n<10 範囲で、(4) のときの Pn(k) の値は?
---- ここまで簡単、ここから難問 ----
(6) n≧10 範囲で、(4) のときの Pn(k) の値は?

No.1313
DD++
7月14日 21:09
引用元:https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/1312

解答
(1)等しい。
(2)Pn(k)
(3)Pn(k)
因みに、(1),(2)を考えなくても、例えば、n=7としてk=3の場合とk=4の場合を考えれば、124と1024の入れ換えの多さやk=4の方は1114などもあるので、Pn(k-1)<Pn(k)は簡単。
(4)k=n-1の時。((3)から。)
(5)k桁の数字を考えて、a1a2a3・・・akと置くと、
条件より、a1+a2+a3+・・・+ak=n(0≦ai≦9)
ただし、a1≠0
よって、A1,A2,A3,…,An-1のn-1個の箱から重複を許してn個取り出す重複組み合わせを考える。ただし、a1≠0より初めにa1に1個確保しておくと、重複を許してn-1個取り出す重複組み合わせより、n-1Hn-1=n-1+n-1-1Cn-1=2n-3Cn-1
=(2n-3)!/[{2n-3-(n-1)}!(n-1)!]
=(2n-3)!/{(n-2)!・(n-1)!}
よって、1<k<n≦9の時、Pn(k)の最大値は、
Pn(k)=(2n-3)!/{(n-1)!・(n-2)!}

因みに、(6)は分かりませんが、前回の自作問題で、

問題
3桁の自然数の各桁の数字の和が12となる場合の数を求めて下さい。

解法1 思い付いた順
3桁の整数をabcとすると、a+b+c=12
ここで、a,b,cの限定を解除して考えると、重複組み合わせの定石問題なので場合の数は、
3H12=3+12-1C12=14C12=14C2=14・13/2=91通り
しかし、これは限定解除した上に百の位の0も入れてしまっている値である。
そこで、重複組み合わせの原理を考えて、A,B,Cの3つの箱から重複を許して12個を取り出す組み合わせは91通りであるが、初めにaにだけ1個確保しておくと、
A,B,Cの3つの箱から重複を許して11個を取り出す組み合わせで、百の位の0を除いた値が出る。つまり、
3H11=3+11-1C11=13C11=13C2=13・12/2=78通り
これから、十の位と一の位の10以上の場合を除く。
(1,1,10),(2,0,10),(1,0,11),(12,0,0)で全てである。
(1,1,10)は入れ換え3通り。
(2,0,10)は百の位の0を除いた入れ換え4通り。
(1,0,11)も百の位の0を除いた入れ換え4通り。
(12,0,0)はこれ1通り。
よって、計3+4+4+1=12通り
よって、答えは、78-12=66通り

66通りは、3H10=12C2=66となっていて、上の問題の範囲は1<k<n≦9kで、下の問題の12は9+kまたは4kとも考えられるので、kごとに何通りも解があるとかでも、nHn-1のようなきれいな形で求まるのかもしれませんね。
私はうんざりはちべえさんのように追究できませんので、これ以上は考えません。(その人は凄いですよ。私が放っておいたものを半年後ぐらいに解決して持ってきたりしますからね。)
もっとも、DD++さんは即答しているようですが。

おまけ:
返信
返信0
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/16 14:19 (No.848534)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904060001/

あまりにも簡単過ぎなので、問題追加。弧BDが円全体の1/4で弧ACが円全体の1/8である時、∠Pの大きさを求めて下さい。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904050002/

別解として「小学生は知っておきたい図形の性質!」を推理して解いて下さい。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904050001/

一応、何でもありでも解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/17 07:56削除
問題1の解答
方べきの定理より、x・8=3・9 ∴x=27/8
相似の解法もあるが省略。

改題
弧BDが円全体の1/4で弧ACが円全体の1/8である時、∠Pの大きさを求めて下さい。

解答
アルハゼンの定理より、
∠P=弧BDの円周角-弧ACの円周角
=45°-22.5°=22.5°
アルハゼンの定理を使わない解法もあるが省略。

問題2の解法1
青色部分の面積=半円+半円+半円+半円-正方形
ここで、正方形の1辺の長さを2とすると、
青色部分の面積=1×1×3.14÷2×4-2×2
=6.28-4=2.28
よって、2.28/4=228/400=57/100
=0.57より、0.57倍

解法2
正方形ABCDを十字で4等分して、その1/4の正方形と青色い部分の比率を求めれば良い。
多分、それを定石化していて0.57と暗記しているのだろう。よって、答えは、0.57倍。

正方形の内部のラグビーボール型と正方形の比率
正方形の1辺の長さを1とすると、
ラグビーボール型の面積=1×1×3.14×(1/4)×2-1×1=1.57-1=0.57
よって、1:0.57

問題3の算数の解法
底辺の25cmの左右の正方形の底辺部分を上に90°折ると、25+8+3cmが中央の正方形の3辺分の長さになる。よって、中央の正方形の1辺の長さは、
36÷3=12cm
よって、左の正方形の1辺の長さは、12-8=4cm
右の正方形の1辺の長さは、12-3=9cm
よって、答えは、12×12+4×4+9×9
=144+16+81=160+81=241cm^2

何でもありの解法
左の正方形の1辺の長さをx,中央の正方形の1辺の長さをy,右の正方形の1辺の長さをzと置くと、
x+y+z=25―――①
y=x+8―――②
y=z+3―――③
②,③より、x+8=z+3 ∴z=x+5―――④
②,④を①に代入すると、x+x+8+x+5=25
∴3x=12 ∴x=4
これを②に代入すると、y=12
これを③に代入すると、z=9
∴x^2+y^2+z^2=4^2+12^2+9^2
=16+144+81=241
よって、答えは、241cm^2

因みに、算数脳が発達していない人でも、①+②+③をすれば算数と同じ効果が出る事が分かるだろう。

因みに、この(6)は分からない。https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/1312
(5)までは次回やろう。大学入試問題の難問かな?

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/15 07:30 (No.847399)削除
問題作ってみました。

問題
3桁の自然数の各桁の数字の和が12となる場合の数を求めて下さい。

念のため、444などが何通り出来るかという問題で048などは2桁。そんなに難しくありませんが、自作問題なので余裕がある人は2通りで裏を取って下さい。
因みに、私はpythonで3通り作ってみました。本当にpythonは楽で役に立ちますね。(3分ぐらいで出来ました。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/16 07:42削除
問題
3桁の自然数の各桁の数字の和が12となる場合の数を求めて下さい。

解法1 思い付いた順
3桁の整数をabcとすると、a+b+c=12
ここで、a,b,cの限定を解除して考えると、重複組み合わせの定石問題なので場合の数は、
3H12=3+12-1C12=14C12=14C2=14・13/2=91通り
しかし、これは限定解除した上に百の位の0も入れてしまっている値である。
そこで、重複組み合わせの原理を考えて、A,B,Cの3つの箱から重複を許して12個を取り出す組み合わせは91通りであるが、初めにaにだけ1個確保しておくと、
A,B,Cの3つの箱から重複を許して11個を取り出す組み合わせで、百の位の0を除いた値が出る。つまり、
3H11=3+11-1C11=13C11=13C2=13・12/2=78通り
これから、十の位と一の位の10以上の場合を除く。
(1,1,10),(2,0,10),(1,0,11),(12,0,0)で全てである。
(1,1,10)は入れ換え3通り。
(2,0,10)は百の位の0を除いた入れ換え4通り。
(1,0,11)も百の位の0を除いた入れ換え4通り。
(12,0,0)はこれ1通り。
よって、計3+4+4+1=12通り
よって、答えは、78-12=66通り

解法2 数え上げ。
129の入れ換え6通り。
138の入れ換え6通り。
147の入れ換え6通り。
156の入れ換え6通り。
228の入れ換え3通り。
237の入れ換え6通り。
246の入れ換え6通り。
255の入れ換え3通り。
336の入れ換え3通り。
345の入れ換え6通り。
444は1通り。
039は百の位の0を除いた入れ換え4通り。
048は百の位の0を除いた入れ換え4通り。
057は百の位の0を除いた入れ換え4通り。
066は百の位の0を除いた入れ換え2通り。
よって、6×7+4×3+3×3+2+1
=42+12+9+3=54+12=66通り
よって、答えは、66通り

または、039などを6通り、066を3通りと考えて、百の位が0になる場合の数2+2+2+1=7通りを全体から引いても良い。その場合は、
6×10+3×4+1-7=60+12-6=66通り

解法3 pythonはいいですね。(邪道解)
count = 0
ans = [ ]
for a in range(1,10):
for b in range(0,10):
for c in range(0,10):
if a + b + c == 12:
ans.append((a,b,c))
count += 1
print('場合の数は{0}通り,{1}'.format(count,ans))

結果:場合の数は66通り,[(1, 2, 9), (1, 3, 8), (1, 4, 7), (1, 5, 6), (1, 6, 5), (1, 7, 4), (1, 8, 3), (1, 9, 2), (2, 1, 9), (2, 2, 8), (2, 3, 7), (2, 4, 6), (2, 5, 5), (2, 6, 4), (2, 7, 3), (2, 8, 2), (2, 9, 1), (3, 0, 9), (3, 1, 8), (3, 2, 7), (3, 3, 6), (3, 4, 5), (3, 5, 4), (3, 6, 3), (3, 7, 2), (3, 8, 1), (3, 9, 0), (4, 0, 8), (4, 1, 7), (4, 2, 6), (4, 3, 5), (4, 4, 4), (4, 5, 3), (4, 6, 2), (4, 7, 1), (4, 8, 0), (5, 0, 7), (5, 1, 6), (5, 2, 5), (5, 3, 4), (5, 4, 3), (5, 5, 2), (5, 6, 1), (5, 7, 0), (6, 0, 6), (6, 1, 5), (6, 2, 4), (6, 3, 3), (6, 4, 2), (6, 5, 1), (6, 6, 0), (7, 0, 5), (7, 1, 4), (7, 2, 3), (7, 3, 2), (7, 4, 1), (7, 5, 0), (8, 0, 4), (8, 1, 3), (8, 2, 2), (8, 3, 1), (8, 4, 0), (9, 0, 3), (9, 1, 2), (9, 2, 1), (9, 3, 0)]

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/16 16:56削除
解法1の補足
重複組み合わせを使いたくない人のために。

解法1-2
>3桁の整数をabcとすると、a+b+c=12
ここで、a,b,cの限定を解除して考えると、重複組み合わせの定石問題なので場合の数は、
3H12=3+12-1C12=14C12=14C2=14・13/2=91通り
(中略)
百の位の0を除いた値が出る。つまり、
3H11=3+11-1C11=13C11=13C2=13・12/2=78通り

12個の○を描いて、○○○○○○○○○○○○
これを2ヶ所で区切ると、例えば、
○○○|○○○○○|○○○○ 354が作れる。
つまり、○と○の隙間11ヶ所のどの2ヶ所に|を入れるかで、11C2=11・10/2=55通り。
また、これでは0が入るものが作れないので、別途考えると、(1,0,11),(2,0,10),(3,0,9),(4,0,8),(5,0,7),(6,0,6),(12,0,0)で全部で、
(1,0,11)などの入れ換えは百の位が0を除いた入れ換え4通り。また、(6,0,6)は2通り。(12,0,0)は1通りより、4×5+2+1=23通りを加えると、
55+23=78通り

解法1-3
12個の○と|2本を描いて、||○○○○○○○○○○○○
これらの入れ換えを考えると、14C2=14・13/2=91通り
これは3数の和が12の全ての場合を表していて、百の位も0が入った値なので、百の位が0の場合を別途考える。(上の図は0,0,12を表している。)
(0,1,11),(0,2,10),(0,3,9),(0,4,8),(0,5,7),(0,6,6),(0,0,12)
(0,1,11)の十の位と一の位の入れ換え2通り。
(0,6,6)は1通り。
(0,0,12)の十の位と一の位の入れ換え2通り。
よって、2×6+1=13通りを引くと、
91-13=78通り

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/16 16:58削除
>解法1-3
12個の○と|2本を描いて、||○○○○○○○○○○○○

変な所で切れていましたね。
訂正:||○○○○○○○○○○○○
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/12 22:24 (No.845003)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904080001/

普通に解いても面白くないので、色々考えてみて下さい。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904070001/

普通の中学生の知識で2通り作ってみて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/14 07:57削除
問題1の解法1
∠ADEと∠GDCの和が90°で、また、△ADEの内角の和より∠ADEと∠EADの和も90°なので、
つまり、∠GDC=∠EADである。
また、∠G=∠E=90°より2角が等しいので、△ADEと△DCGは相似でAD=DCより合同である。
∴AE=DG
ここで、AE=DG=5cmとしてみると、DE=5+7=12cm また、AD=13cmより△ADEは5,12,13の直角三角形で合う。よって、AE=5cmである。
また、△FDAと△ADEは∠ADEを共有していて∠A=∠E=90°より2角が等しいので、相似である。
よって、△FDAも5:12:13の直角三角形。
∴AF=(5/12)AD=(5/12)×13=65/12cm

AE=5cmの所は、厳密には、AE=DG=xと置いて△ADEで三平方の定理を使うと、x^2+(x+7)^2=13^2 ∴2x^2+14x-120=0 ∴x^2+7x-60=0
∴(x+12)(x-5)=0 ∴x=5 ∴AE=5cm

解法2
BからCGに垂線を下ろしその足をHとし、BHと直線l(エル)との交点をⅠ(アイ)とすると、四角形ABCDが正方形より対称性で4つの直角三角形は全て合同になり、中央の四角形GEIHは正方形になる。
よって、AE=xcmと置くとDE=x+7cmで面積を考えると、
13^2={x(x+7)/2}×4+7^2が成り立つ。
∴169=2x^2+14x+49 
∴2x^2+14x-120=0 ∴x^2+7x-60=0
∴(x+12)(x-5)=0 ∴x=5 ∴AE=5cm
以後同じ。

他にも多少の別解は作れるが、あまり面白くないので省略。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/14 13:47削除
やっぱり、解法3
ただし、今一である。

問題1の解法3
BからCGに垂線を下ろしその足をHとし、BHと直線l(エル)との交点をⅠ(アイ)とすると、四角形ABCDが正方形より対称性で4つの直角三角形は全て合同になり、中央の四角形GEIHは正方形になる。
よって、△AED=(13^2-7^2)÷4=30cm^2
ここで、EからADに垂線を下ろしその足をJとすると、
EJ=30×2÷13=60/13cm
今、AJ=x,DJ=yと置いて、アーキタスの定理を使うと、(60/13)^2=xyが成り立つ。
https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86(4番目)
また、x+y=13
よって、解と係数の関係より、x,yは、
t^2-13t+(60/13)^2=0の2つの解である。
これを解の公式で解くと、
t=[13±√{13^2-4(60/13)^2}]/2
=[13±√{(13^4-120^2)/13^2}]/2
=[13±√{(169^2-120^2)/13^2}]/2
={13±√(49・289/13^2)}/2
=(13±7・17/13)/2
=(169±119)/26
=288/26,50/26=144/13,25/13
x<yより、x=25/13,y=144/13
また、x+y=13より、
DJ:DA=y:x+y=144/13:13=144:169
∴AF=(169/144)EJ=(169/144)×(60/13)=13・5/12=65/12cm
よって、答えは、65/12cm

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/15 17:30削除
問題2の解法1
∠DFC=180°-60°-90°=30°
ここで、DからFEの延長上に垂線を下ろしその足をHとすると、直角三角形の斜辺と他の1角が等しいので、
△FDH≡△FDC ∴DH=DC また、DC=DAより、DH=DA
よって、直角三角形の斜辺と他の1辺が等しいので、
△DEA≡DEH ∴∠DEA=∠DEH
また、∠FEB=180°-90°-60°=30°より、∠AEH=180°-30°=150°
∴∠x=∠DEA=150°÷2=75°
よって、答えは、75°

解法2
EからFDに垂線を下ろしその足をIとし、ABとFDの交点をGとすると、△GEFは底角が30°の二等辺三角形で、△EGIと△FGBは合同な1:2:√3の直角三角形になる。
よって、GB=GI=1とすると、FB=EⅠ=√3 
また、△FDCも1:2:√3の直角三角形より、BC=DC=xと置くと、x+√3:x=√3:1
∴√3x=x+√3 ∴(√3-1)x=√3
∴x=√3/(√3-1)=√3(√3+1)/2
=(3+√3)/2
∴DC=(3+√3)/2より、FD=3+√3
また、FⅠ=2+1=3より、ⅠD=√3
∴EI=ID よって、△EIDは直角二等辺三角形。
∴∠IED=45°また、∠GEI=30°より、
∠x=30°+45°=75°

因みに、15°,75°,90°の三辺比を使えばもっとずっと簡単である。が、つまらない。

おまけ:
返信
返信3
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/13 11:48 (No.845472)削除
次の文章を完全解説して下さい。

事実8
素元pと任意の要素xは、xがpの倍元でなければ、互いに素である。

<例> ℝ[X]において、1次式(X-α),(X-β)は既約多項式(したがって素元)であるから、α≠βならば、互いに素である。

<証明>
「xとpが互いに素でなければ、xはpの倍元である」ことを証明すればよい。p,xの最大公約元をsとし、p=p'×s,x=x'×sとする。「xとpは互いに素でない」と仮定するとsは単元ではないので、pは素元だからp'は単元で逆元p''があり(事実3)、s=p''×pはpの倍元。したがってx=x'×s=x'×p''×pもpの倍元である。<証明終わり>

事実3
どの単元にも乗法についての逆元があり、その逆元も単元である。また単元同士の積も単元である。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

具体的には、

>「xとpが互いに素でなければ、xはpの倍元である」ことを証明すればよい。

簡単ですが、一応理由を付けて下さい。

>pは素元だからp'は単元で逆元p''があり(事実3)、s=p''×pはpの倍元。

ここももうちょっと易しく解説して下さい。

>pは素元だからp'は単元

これは蛇足に近いですが、素元の定義は、

定義5.4
Rを整域とする。Rの可逆元でも0でもない元をaとする。a=bc(b,c∈R)ならば、bまたはcがRの可逆元でなければならないとき、aをRの既約元という。また、Rの元b,cに対して、a|bcであるとき、a|bかまたはa|cの少なくとも一方が成り立つ、という条件を満足しているときaをRの素元という。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

念のため、可逆元の別名が単元である。つまり、素元の定義ではなく可逆元の定義を使って証明しているのである。(p=p'×sでp'が単元という事。)大丈夫な理由を述べて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/13 13:49削除
解説
>「xとpが互いに素でなければ、xはpの倍元である」ことを証明すればよい。

事実8
素元pと任意の要素xは、xがpの倍元でなければ、互いに素である。

の対偶で、対偶は真偽が一致するからである。

>pは素元だからp'は単元で逆元p''があり(事実3)、s=p''×pはpの倍元。

もうちょっと上の「p=p'×s」の両辺に左からp''をかけると、p''×p=p''×p'×s=(p''×p')×s=e×s=s
よって、s=p''×p

>つまり、素元の定義ではなく既約元の定義を使って証明しているのである。(p=p'×sでp'が単元という事。)大丈夫な理由を述べて下さい。

素元ならば既約元だから既約元の定義で証明しても問題ない。(因みに、逆はある条件がないと成り立たない。)

ついでに、

<例> ℝ[X]において、1次式(X-α),(X-β)は既約多項式(したがって素元)であるから、α≠βならば、互いに素である。

既約多項式と素元は同値である。その理由の前に、上のある条件とは一意分解整域である事である。

問5.14
一意分解整域においては、既約元と素元は同値な概念であることを示せ。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

では、理由は、まず、ℝ[X]は実数ℝは体より体K上の既約多項式についてである。そこで、

定理4.10
体K上の多項式は既約多項式の積として、因子の順序とKの元の積を除いて一意的に分解される。

より、上の<例>は一意分解整域での話だから既約多項式=素元なのである。

補足:定理4.7
体K上の1変数の多項式環K[X]のイデアルはすべて単項イデアルである。すなわち、K[X]は単項イデアル整域である。

もっとも、こんな長々と証明じみた事をしなくても、

定義4.6
f(X)を次数がn(>0)の体K上の多項式とする。f(X)が次数が共に1以上の二つの多項式に分解されるとき、f(X)は可約であるといい、そうでないとき既約であるという。既約な多項式を既約多項式という。
 体K上の3つの多項式f(X),g(X),h(X)について、f(X)が既約多項式であれば、定理4.9によって、
f(X)|g(X)h(X)⇒f(X)|g(X)またはf(X)|h(X)
が成り立つ。

とあり、これが素元の定義と同じである事を考えれば、既約多項式と素元が同値である事は自明だが。因みに、既約元と素元の定義はもっと後の別のセクションにあるので2回ぐらい読まないと気付けない。

念のため、「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著での素元の定義は、

定義5
単元でない要素xについて、x=y×zのような”分解”が、yまたはzが単元の場合しかありえないとき、xを素元という。

と、既約元の定義だが、最小限で理解させるための選択をしたのだろう。

定義5.4
Rを整域とする。Rの単元でも0でもない元をaとする。a=bc(b,c∈R)ならば、bまたはcがRの単元でなければならないとき、aをRの既約元という。また、Rの元b,cに対して、a|bcであるとき、a|bかまたはa|cの少なくとも一方が成り立つ、という条件を満足しているときaをRの素元という。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より

可逆元の所を単元に変えてみた。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/13 13:53削除
補足
定理5.3
Rを整域とし、pをRの元とする。pが素元であれば、pは既約元である。
「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著より
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/11 19:43 (No.843906)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904090003/

しばらく考えたら出来ました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904090001/

理詰めで解いて下さい。そんなに面倒な問題ではありません。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904080002/

たまたま解けた感じですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/11 22:34削除
問題1
並び替えて単語を作ってください!
んさんきなゃがちぽ

解答
ながさきちゃんぽん

問題2の解答
○は1個しか使われていないので、2か4のどちらか1つだけである。
まず、アを2gとすると、イは奇数なので3gとすると左の天秤皿は2+3=5gとなるが、それより軽い組み合わせ(右の天秤皿より)は存在しないので、イは5gしかない。
その場合、左の天秤は2+5=7gとなり、それより軽い奇数の組み合わせは1gと3gだけでエを1gとしても3gとしてもイの5gより軽いので右の天秤に矛盾する。
よって、アは4gに決定である。
その場合、イを5gとすると、左の天秤皿は4+5=9gとなり、それより軽い奇数の組み合わせは1gと3gであるが、どちらもイの5gより軽いので右の天秤に矛盾する。
また、イを1gとすると、左の天秤皿は4+1=5gとなり、それより軽い奇数の組み合わせは存在しないので、イは3gしかない。
その場合、左の天秤皿は4+3=7gでそれより軽い奇数の組み合わせは1gと5gである。ここで、エを5gとすると、イは3gで右の天秤も矛盾しない。
よって、答えは、ア4g,イ3g,ウ1g,エ5g
で、これしか存在しない。

問題3は次回。

おまけ:
https://magazineworld.jp/anan/anan-editors-2149-2/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/12 07:47削除
問題3
次の式を計算し、整数値で答えてください。
√{(11^4+100^4+111^4)/2}

解答
111^4=(100+11)^4として二項定理で展開すると、
(100+11)^4=100^4+4C1・100^3・11
+4C2・100^2・11^2+4C3・100・11^3
+11^4
=100^4+44・100^3+6・11^2・100^2
+400・11^3+11^4

∴11^4+100^4+111^4=11^4+100^4
+100^4+44・100^3+6・11^2・100^2
+400・11^3+11^4
=2・11^4+2・100^4+44・100^3
+6・11^2・100^2+400・11^3

∴(11^4+100^4+111^4)/2=11^4+100^4
+22・100^3+3・11^2・100^2
+200・11^3
=(11^2+100^2)^2-2・11^2・100^2
+22・100^3+3・11^2・100^2
+200・11^3
=(11^2+100^2)^2+11^2・100^2
+22・100^3+200・11^3
=(11^2+100^2)^2+(11・100)^2
+22・100^3+200・11^3
={(11^2+100^2)+11・100}^2
-2・11・100(11^2+100^2)
+22・100^3+200・11^3
={(11^2+100^2)+11・100}^2
-2・11・100(11^2+100^2)
+2・11・100(100^2+11^2)
={(11^2+100^2)+11・100}^2
=(121+10000+1100)^2
=11221^2

∴(11^4+100^4+111^4)/2=11221^2
∴√{(11^4+100^4+111^4)/2}=11221
よって、答えは、11221

因みに、解いた後に検索してみたら数学オリンピックの問題でもっとエレガントな解法がありました。
次回はそれを解説しますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/7/13 07:54削除
問題3の模範解答の解説

問題3
次の式を計算し、整数値で答えてください。
√{(11^4+100^4+111^4)/2}



要は、a=11,b=100とおいて、
a^4+b^4+(a+b)^4=a^4+2a^3b+3a^2b^2+2ab^3+b^4(展開作業は省略。)
a^4+2a^3b+3a^2b^2+2ab^3+b^4を因数分解する問題である。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13154644193
こちらの人達も省略して(a^2+ab+b^2)^2としている。
https://ange1.hateblo.jp/entry/2016/01/27/213950
こちらの人は1変数にして解説している。これは4次の相反方程式の定石ですね。ただし、もう20年ぐらい前だと思うが、私は別の定石を作り出したので、今回のものに応用してみよう。
a^4+2a^3b+3a^2b^2+2ab^3+b^4
=(a^2+b^2)^2-2a^2b^2+2a^3b+3a^2b^2+2ab^3
=(a^2+b^2)^2+a^2b^2+2ab(a^2+b^2)
={(a^2+b^2)+ab}^2
=(a^2+ab+b^2)^2
実に単純である。皆、本当には自分で解いていないのである。(4次以外はどうだったか忘れたが、全てこの方式で代用出来る。)
念のため、ダメ出しではない。質より量をこなさないといけないので、一々全部自分で考えてはいられないですよね。

おまけ:
https://rikeilabo.com/reciprocal-equation(こちらの問題で試してみて下さい。ずっと楽に出来ますよ。)
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