壊
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/30 22:42 (No.829643)削除次の文章を解説して下さい。
事実2
群Rから導かれる同値類の個数
=(すべてのμ∈Rに対するW(μ)の総和)÷|R|
<応用1> お皿を1種類減らしたX={1,2,3,4,5,6},Y={A,B}について、R={ι,σ,σ^2,…,σ^5}に基づく同値類の個数は、次のように計算できる。
(0)すべての関数f:X→Yはιで変わらないから、W(ι)=2^6=64
(1)f・σ(x)=f(σ(x))=f(x)であるためには、すべての場所に同じお料理がなければならない(図9参照)。したがって、ありうる並べかたは「オールA」か「オールB」の2通りしかない:W(σ)=2
(2)W(σ^2)=2^2=4
(3)W(σ^3)=2^3=8
(4)W(σ^4)=2^2=4
(5)W(σ^5)=2^1=2
したがって事実2から、同値類の個数dは以下のように計算できる:
d=(64+2+4+8+4+2)÷6=84÷6=14
これは当然ながら、前に求めた結果と一致する。
<応用2> お皿が3種類の、本来の問1については、同値類の個数は次のように計算される。
(0)W(ι)=3^6=729
(1)W(σ)=3^1=3
(2)W(σ^2)=3^2=9
(3)W(σ^3)=3^3=27
(4)W(σ^4)=3^2=9
(5)W(σ^5)=3^1=3
したがって、
同値類の個数=(729+3+9+27+9+3)÷6=780÷6=130
これは「手の運動」ではまず求められない、なかなかの結果である!
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より
>(2)W(σ^2)=2^2=4
残念ながら準同型写像のようにW(σ^2)=(W(σ))^2=2^2=4として良い理由が分からないので、別の方法で確認して下さい。念のため、全部。<応用2>の方も。
注:W(μ)=「g・μ=gをみたす(μで変わらない)」関数gの個数
注2:ところで「お皿を時計回りにずらす」変換は、「番号を逆時計回りにずらす」変換と同じ効果があるが、そういう“番号の回転”は、次のような関数で表される:
σ=(612345)(上の段の123456は省略した。)
おまけ: