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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/26 16:10 (No.825459)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903260001/

細かい別解は沢山作れますが、これだという2通りだけで良いです。念のため、中学数学です。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/27 07:55削除
解法1 最短の解法
△ABCは3:4:5の直角三角形よりAC=4cm よって、△BACで角の二等分線の定理を使うと、
AP:PC=3:5より、
AP=(3/8)AC=3/2cm
また、△ABCは直角三角形でARは直角から斜辺に垂線が下りている形なので、定石により、
△ABC∽△RBA∽△RAC(証明は簡単で省略。)
よって、△RBAも3:4:5の直角三角形である。
∴AR=(4/5)AB=12/5cm
また、△BARで角の二等分線の定理を使うと、AQ=(5/8)AR=(5/8)×(12/5)=3/2cm
ここで、PからAQに垂線を下ろしその足をHとすると、△APH∽△ACRで△ACRは3:4:5の直角三角形より△APHも3:4:5の直角三角形。
∴PH=(4/5)AP=(4/5)×(3/2)=6/5cm
∴△APQ=(3/2)×(6/5)×(1/2)=9/10cm^2
よって、答えは、9/10cm^2

因みに、この解法は条件のAD//BCも△PAD部分も使いません。また、ARは相似で3:4:5の直角三角形の3辺比を使わなくても、△ABCの面積を利用して、5AR=6からAR=6/5cmと求められます。また、最後の垂線はQからAPに下ろしても同様ですね。念のため、条件のAD//BCなどを使えば角の二等分線の定理を使わなくても求められます。
解法2は次回。結構面白いと思います。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/27 19:02削除
解法2
錯角より∠ADB=∠DBC=○ また、∠ABD=○より、∠ADB=∠ABD
よって、△ABDは二等辺三角形。また、∠RAD=90°,∠BAC=90°より∠RAD=∠BAC
この両辺から共通部分の∠QAPを引くと、∠DAP=∠BAQ よって、△ABDが二等辺三角形で∠DAP=∠BAQより対称性より△QAPは二等辺三角形である。(厳密な証明は簡単で省略。)
また、△ABCは3:4:5の直角三角形よりAC=4cm
また、△PAD∽△PCBでAD=3cm,BC=5cmより相似比は3:5 
∴AP=(3/8)×4=3/2cm
ここで、AからQPに垂線を下ろしその足をHとし、AHの延長とRCとの交点をEとすると、AHは∠Aの二等分線よりAEも∠Aの二等分線。よって、△ARCで角の二等分線の定理を使う。ところで、△ABCは直角三角形でARは直角から斜辺に垂線が下りている形なので、定石で△RBAも△RACも3:4:5の直角三角形である。
∴RE:EC=AR:AC=3:5 
∴RE=(3/8)RC=(3/8)×(16/5)=6/5cm(RC=(4/5)ACより)
また、AR=(3/5)AC=12/5cm
∴AR:RE=2:1
ところで、△AQH∽△AERよりAH:HQ=2:1
また、△AQH≡△APHより、PH=QH=xと置くと、AH=2xで、△APHで三平方の定理を使うと、
x^2+(2x)^2=(3/2)^2 ∴5x^2=9/4
∴x^2=9/20―――①
また、△APQ=2x×2x×(1/2)=2x^2―――②
①を②に代入すると、△APQ=9/10cm^2

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/27 11:54 (No.826174)削除
次の文章を解説して下さい。

上の定理3から、以下の事実が初等的に導かれる―――証明はここではしないので、ざっと眺めておいてほしい(定理2を前提とすれば、どれもあたりまえのことばかりである)。

事実4 正整数x,yの公倍数mは、最小公倍数Lの倍数である。
<例> 24と30の公倍数120,240,360,480,…はどれも最小公倍数120の倍数である。なお「最小」とは正の範囲でいう。

事実5 正整数x,yの公約数dは、最大公約数Dの約数である。
<例> 24と30の公約数は1,2,3,6であるが、どれも最大公約数6の約数である。

事実6 正整数x,yの最小公倍数をL,最大公約数をDとすると、
x×y=L×D
<例> 24×30=720=120×6

事実7 x,yが互いに素で、積y・zがxで割り切れるなら、zがxで割り切れる。
<例> 7と24は互いに素であるから、24×91=2184が7で割り切れるとすれば、91が7で割り切れるはずである(事実、2184=312×7,91=13×7である)。

事実7から「素因数分解の一意性」(定理2の一部)が導かれるのであるが、証明はあとでまとめて、ずっと一般的な形で行う。

<例題>
自然数m,nの少なくとも一方に含まれる素因数をp1,p2,…,pkとすると、m,nは次のように表せることを示せ:
m=p1^r1・p2^r2・…・pk^rk
n=p1^s1・p2^s2・…・pk^sk

事実3 mがnの倍数であるための必要十分条件は、上の例題のような表示において、すべての素因数pjの指数rj,sjの間に次の不等式が成り立つことである:
rj≧sj

<例題>
m,nを事実3ように表したとき、
tj=rj,sjの大きいほう(等しいときはどちらでもよい),
dj=rj,sjの小さいほうとおくと
L=p1^t1・p2^t2・…・pk^tkはm,nの最小公倍数,
D=p1^d1・p2^d2・…・pk^dkはm,nの最大公約数
になることを示せ。
(引用終わり)

事実4,5は本当に当たり前の事で証明は事実3と<例題>を使えば出来るので、あまり当たり前かどうか分からない事実6を何も見ないで証明して下さい。因みに、事実7はここまで出て来た事実では証明出来ないので、ちょっと調べて証明して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/27 13:52削除
解説
事実6 正整数x,yの最小公倍数をL,最大公約数をDとすると、
x×y=L×D

証明
x=x'D,y=y'D(x'とy'は互いに素)と置ける。(x'とy'が互いに素でないとすると共通因数が存在しそれをDの方に移せばx'とy'は必ず互いに素となり、その変化したDが真の最大公約数となる。)
この2式を掛け合わせると、
xy=x'y'D^2=D・x'y'D―――☆

ここで、<例題>
m,nを事実3ように表したとき、
tj=rj,sjの大きいほう(等しいときはどちらでもよい),
dj=rj,sjの小さいほうとおくと
L=p1^t1・p2^t2・…・pk^tkはm,nの最小公倍数,
D=p1^d1・p2^d2・…・pk^dkはm,nの最大公約数

また、x=x'D,y=y'Dを
x=x'^1y'^0D,y=x'^0y'^1Dと見ると、xとyの最小公倍数は、L=x'^1y'^1D=x'y'D―――①
①を☆に代入すると、
xy=D・L ∴x×y=L×D

事実7 x,yが互いに素で、積y・zがxで割り切れるなら、zがxで割り切れる。

証明
定理より、xとyが互いに素ならば、ある整数a,bが存在して、ax+by=1と出来る。
この両辺にzを掛けると、axz+byz=z
ここで、条件よりyzがxで割り切れるので左辺はxで割り切れる。よって、右辺もxで割り切れるのでzはxで割り切れる。よって、示された。

一応、定理について補足。
定理1.7
2つの整数a,bの最大公約数をdとすれば、d=ax+byを満足する整数x,yが存在する。
(a,b)=d⇒∃x,y∈ℤ,ax+by=d

これにd=1を代入したものである。(この定理の証明は自分で調べて下さい。)
因みに、「xとyが互いに素ならば、ある整数a,bが存在して、ax+by=1と出来る」はイメージ的には当たり前のような事である。aとbが互いに素でなかったら共通因数があるので1に出来る訳がない(その共通因数の倍数になるから)。ただし、
aとbに共通因数がある⇒ax+by≠1 この対偶を取ると、ax+by=1⇒aとbは互いに素である
この逆の証明は自明ではない。
つまり、「xとyが互いに素ならば、ある整数a,bが存在して、ax+by=1と出来る」の証明は自明ではない。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/26 12:08 (No.825227)削除
次の文章を解説して下さい。

残った2,3,5,7,11,13,17,19,23,29が、30以下の素数のすべてである。

補足 エラトステネスは紀元前3~2世紀に活躍したギリシャの数学者・天文学者・地理学者で、「2つの地点で、太陽が井戸の真上に来る時刻の差」から地球の大きさを計算したことで有名である。ついでながら当時すでに学者の間では、地球が球体で「静止した水面は、地球の中心を中心とする球面である」ことまで知られていた。彼の「篩」の方法は、素数の倍数を消してゆくだけの「原始的な方法」という人もいるが、なかなかどうして、コンピュータに素数をリストアップさせるための、今でも有力な方法である。ただいろいろな工夫はあって、手計算でも知っていると便利なのは、次のようなことである。
① 2が素数であることはすでにわかっているとして、最初から偶数は消して、奇数だけのリストを作る。
② ○がついた数pの倍数(奇数倍)を消すとき、「p以上の数」倍を消せばよい:7の倍数を消すとき、3×7や5×7はすでに消されているので、7×7から先を消せばよい。
③ Nまでの素数のリストを作りたいとき、新しく○がついた数pの2乗p^2がNを超えたら、そこでやめてよい―――残っている数は、○がついていてもいなくても、すべて素数である。
<例>N=30の場合は、5の倍数までを消せば、7^2>30だから、そこから先に残っている7,11,13,17,19,23,29はすべて素数である。

 素数については、次の事実が基本的である(定理1の証明は省略するが、定理2の証明は第3章で行う)。
定理1 素数は無限に存在する。
「なっとくする群・環・体」野﨑昭弘著より

具体的には、

>「2つの地点で、太陽が井戸の真上に来る時刻の差」から地球の大きさを計算したことで有名である。

何も見ないで、どういう事か推理して解説して下さい。(ただし、私もあまり自信がない。)

>③ Nまでの素数のリストを作りたいとき、新しく○がついた数pの2乗p^2がNを超えたら、そこでやめてよい―――残っている数は、○がついていてもいなくても、すべて素数である。
<例>N=30の場合は、5の倍数までを消せば、7^2>30だから、そこから先に残っている7,11,13,17,19,23,29はすべて素数である。

これも何も見ないで解説して下さい。

>定理1 素数は無限に存在する。

これも何も見ないで証明して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/26 13:33削除
解説
>「2つの地点で、太陽が井戸の真上に来る時刻の差」から地球の大きさを計算したことで有名である。

何も見ないで、どういう事か推理して解説して下さい。(ただし、私もあまり自信がない。)

円(地球)を描き、その中心をOとする。Oの真上の点をAとし、ちょっと右にずれた点をBとする。ここで、太陽光線を考えると、A地点でもB地点でも同じOA(の延長)と平行な直線である。(太陽は巨大だから。)
まず、弧ABの長さは移動距離で実測できる。また、OBの延長上に点Cを取り、点Bにおける太陽光線の直線上に点Dを取ると、同位角より∠CBD=∠BOA=θと置き、円の半径をrと置くと、
m=2πr×(θ/360°)―――①が成り立つ。
ところで、地点Bで井戸の真上との角度差が計れればθが求まりそれで良いが、多分無理である。そこで、地球は1日で1回転する事に着目して「2つの地点で、太陽が井戸の真上に来る時刻の差」をt分とすると、θ/360=t/(24×60)=t/1440より、
θ/360=t/1440―――②
②を①に代入すると、m=2πr×(t/1440)
∴2πr=1440m/t
ここで、mは実測できるしtも実測できるので、2πrが求まる。よって、地球の周の長さが分かるという事だろう。

投稿した後に裏を取ってみるつもりです。

>③ Nまでの素数のリストを作りたいとき、新しく○がついた数pの2乗p^2がNを超えたら、そこでやめてよい―――残っている数は、○がついていてもいなくても、すべて素数である。
<例>N=30の場合は、5の倍数までを消せば、7^2>30だから、そこから先に残っている7,11,13,17,19,23,29はすべて素数である。

例えば、合成数の26だったら2×13=13×2なので、2の方で先に消されているので13で消す必要がないという事である。つまり、30までだったら√30までの素数でやれば良いという事である。

>定理1 素数は無限に存在する。

素数が有限個しかないと仮定すると、最大の素数が存在し、それをpと置く。
今、全ての素数の積を考えると、2・3・5・・・pである。そして、この数に1を加えた数を考えると、
2・3・5・・・p+1である。この数は2,3,・・・など全ての素数で割ると1余る数である。つまり、全ての素数で割り切れないので合成数ではなく素数である。
ところが、この数は最大の素数pより明らかに大きい素数である。よって、矛盾が生じる。
よって、背理法により、素数は無限に存在する。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/26 14:11削除
>エラトステネスは紀元前3~2世紀に活躍したギリシャの数学者・天文学者・地理学者で、「2つの地点で、太陽が井戸の真上に来る時刻の差」から地球の大きさを計算したことで有名である。

何か時刻差を使っていませんね。https://www.nippo1.co.jp/earth/02.html

「彼は、ある時期になると太陽が、決まってエジプトのシエネにある井戸の真上にくることを知っていた。また、そのときシエネから800キロメートルほど離れたアレキサンドリアから太陽を見上げてみると7.2度傾いていたという。
 さて、地球が丸いとするならば、上の図のようになるだろう。シエネ-アレキサンドリア間は800キロメートル、そしてその距離がつくる角度は7.2度である。先ほど説明した「弧の長さとその弧がつくる角度が比例する」ということから、地球の円周の長さは、
地球の円周×(360/7.2)×800=40,000(km)
となる。現在知られている赤道の長さが40,077キロメートルであることを考えれば驚異的な正確さだといえるだろう。
 地球の大きさを測るだけでなく、人工衛星を打ち上げるときの初速も、いまのような簡単な数学の知識さえあればおおまかにはわかる。
 現代社会で生きていくために、数学の知識がますます必要とされてきているが、基本的な数学の考え方さえきちんと身につけていれば解決できるケースが結構多いことがわかるだろう。」
「数学トリック」樺旦純著より

23年前に買った本です。結構、覚えているものですね。時間差の方は謎だが。(あれでも良いのだろうか。)

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/25 21:16 (No.824680)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903280001/

正直な所、うっかりしました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903270001/

暗算で秒殺でした。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903260002/

筆算で秒殺でした。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/26 07:59削除
問題1
4つの5と数学記号を使って「=8」になるようにしてください。
5555=8

解答
5!÷(5+5+5)=120÷15=8
よって、答えは、5!÷(5+5+5)

5!はすぐに思い付いたのですが、何故か5!÷5とか5!±5とかを先にやって辿り着きませんでした。まぁ、検索ありの時代ですからね。(自作問題も検索でチェックしないとダメですね。)
うっかりというよりメイク10とかに慣れていないせいだと思います。(数独とかもやった事がない。)

問題2の解答
正方形ABCDの面積が2cm^2より、AC・BD/2=2
∴AC・AC=4 ∴AC=2cm
(普通の中学生以上はAD=√2cmより、AC=2cmと求める。)
また、△DACは直角二等辺三角形より、ACの中点をMとするとAC⊥DM 
また、AM=CM=DM=1cm,AE=3×2=6cmより、ME=6-1=5cm 
よって、△DMEで三平方の定理を使うと、
DE^2=1^2+5^2=26
よって、正方形DEFGの面積は26cm^2

問題3
どう解く?
2/3+2/15+2/35+2/63

解答
与式=2/(1・3)+2/(3・5)+2/(5・7)
+2/(7・9)
=(1/1-1/3)+(1/3-1/5)+(1/5-1/7)
+(1/7-1/9)(中間は±で相殺されて)
=1/1-1/9=1-1/9=8/9
よって、答えは、8/9

因みに、これは定石問題である。算数・数学など慣れればある程度までなら誰でも出来るようになる。当然、数学が出来るからと言って数独が得意とは限らない。何事も好きでやっているかどうかにかかっているだろう。

一応、別解。
与式=2・3・5・7/5・7・9+2・3・7/5・7・9+2・9/5・7・9+2・5/5・7・9
=210/5・7・9+42/5・7・9+18/5・7・9+10/3・5・7
=280/5・7・9=40/5・9=8/9
よって、答えは、8/9

因みに、下書きなしで解きながら書いてみました。頭がいいとか悪いとか言う前にとりあえずやってみる事が大事である。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/24 12:49 (No.823360)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903290002/

閃き問題ですね。私も初めてです。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903290001/

実に普通で面白くない問題ですね。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903280002/

20秒じゃ解けないと思います。当然、解ける人は解けますが、高校入試問題ばかりやっている人でしょう。または、角度問題。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/25 07:57削除
問題1の解法1
アの図形は、1辺が6cmの立方体の中心を頂点として各面を底面とした四角錘と合同なので、その体積は立方体の体積の1/6(正六面体より)
また、イの図形は1辺が6cmの立方体を水平に半分に切った形なので、その体積は立方体の体積の1/2
よって、アの体積はイの体積の1/3である。
よって、答えは、1/3

解法2
小学生でも底面と高さが等しい立体は体積も等しい事は分かるだろう。(三角形で底辺と高さが等しいと形状が違っても面積が等しい事を知っているだろうから。)
そこで、まず、アの立体を底面を対角線で半分に切った立体2つに分けると、底面が1辺6cmの直角二等辺三角形で高さが3cmの三角錐2個分である。
次に、イがこの三角錐何個分かを考える。そこで、上面の左手前の頂点をAとして反時計回りにA~Dと振り、それに対応する底面の頂点をE~Hと振る。
まず、全体を平面DBFHで切り二等分し、次に、平面HABで三角錐H-ABDと四角錘H-AEFBに分けると、三角錐H-ABDの底面は1辺が6cmの直角二等辺三角形で高さが3cmより先程のアの方の三角錐と体積が等しい。
また、平面HAFで四角錘H-AEFBを2つに分けると、三角錐H-AEFと三角錐H-ABFは底面と高さが等しいので体積も等しい。
ここで、三角錐H-AEFの見方を変えると三角錐A-EFHであり、これは底面が1辺6cmの直角二等辺三角形で高さが3cmの三角錐である。
つまり、三角柱ABD-EFHはアの方の三角錐3個分である。(四角錘H-AEFBを2つに分けた三角錐H-AEFと三角錐H-ABFはアの方の三角錐2個分だから。)
よって、イはアの方の三角錐6個分である。
よって、アの体積はイの体積の1/3である。
よって、答えは、1/3

どちらの方がお好みでしょうか。

問題2と問題3は次回。

おまけ:
https://lifenews-media.com/inookei-josiana/
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/25 19:41削除
問題2の解答
△ABHで三平方の定理を使うと、BH=3cm
△ACHで三平方の定理を使うと、CH=2√5cm
∴BC=3+2√5cm
∴△ABC=(3+2√5)×4×(1/2)=2(3+2√5)cm^2
よって、答えは、2(3+2√5)cm^2

問題3の解答
対称性から、弧FGは四分円。また、弧GHも四分円でさらに対称性より、弧GPは円の1/8。
よって、1/4+1/8=3/8より、弧FPは円の3/8
よって、∠x=∠FEP=180°×(3/8)=22.5°×3=67.5°
よって、答えは、67.5°

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/22 22:37 (No.821923)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903310002/

簡単ですね。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903300003/

多分大丈夫だと思います。

問題3
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903300002/

これも大丈夫だと思います。

問題4
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201903300001/

面白いのはこれぐらいですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/24 07:21削除
問題1の解答
まず、曲線部の長さは、四分円の弧の長さより、
8×π÷4=2πcm
また、長方形(正方形に見える)部分の対辺どうしを平行移動させると直線部の合計は円の2つ半径になるので、
直線部の長さは4+4=8cm
よって、答えは、2π+8cm

問題2の回答
イジワルマッチ棒クイズなので、まともに考えても無駄である。そこで、2つの正方形の左側面のマッチ棒2本を取り、片方の正方形に移動させると、

ー  ー
 |   |
ー  ー
     |
   ー

3つコが出来る。念のため、「マッチ棒2本を動かして2つある正方形を3コにしてください。」の「3コ」である。

問題3
3☆4=12
2☆4=24
5☆7=210
7☆9=504
4☆7=?
「?」にあてはまる数字は?

回答
3☆4=3×4=12
2☆4=2×3×4=24
5☆7=5×6×7=210
7☆9=7×8×9=504
となっているので、
4☆7=4×5×6×7=840だろう。
ただし、4×56×7=1568の可能性もある。
因みに、2段目,3段目,4段目は☆の両脇の数字×その平均でもあるので、5段目も4×7×{(4+7)/2}=14×11=154の可能性も考えたが、それだと1段目が3×4×(7/2)=42で合わないので却下した。
とにかく、中途半端な問題である。それとも私が気が付かない何かがあるのだろうか。その場合は🙇

問題4は次回。

解答の投稿場所を間違えていたので訂正。(再掲)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/24 07:58削除
問題4の解答
中央の三角形を△ABCとし、左の正方形をADEB,右の正方形をACFGとする(上の三角形は△ADGとなる)。
ここで、∠DAG=360°-90°×2-∠BAC=180°-∠BACより、∠DAGと∠BACは補角をなしている。よって、1つの角が補角をなしている三角形の面積比の公式を知っている人なら△ABCと△ADGの面積が等しい事は一発で分かる。
ただし、ここでは普通の小学生用の解法で解く事にする。
∠ABC+∠ADG=360°-90°×2=180°
よって、この2つの角を足すと一直線になる。ところで、AC=AGより、△ADGを点Aを中心にAGがACにくっつくまで90°回転移動させ、点Dの行き先をD'とすると、BAD'は一直線になり、BA=AD=AD'である。
よって、△CBA=△CAD' つまり、△ABCと△ADGの面積は等しい。
よって、△ADG=△ABC=(6+15)×8÷2=21×4=84cm^2
また、AからBCに下ろした垂線の足をH,CBの延長上にEから下ろした垂線の足をI,BCの延長上にFから下ろした垂線の足をJとすると、正方形の周りの定石の形(対称性)より、△EIBと△BHAは合同で△AHCと△CJFも合同である。(それぞれ1辺がIH,HJの正方形を描けば分かると思う。厳密な証明は省略。)
よって、EI=BH=6cm,FJ=CH=15cm
よって、四角形EBCF=台形EIJF-△EIB-△FJC=(6+15)×(8+6+15+8)÷2-6×8÷2-8×15÷2=21×37÷2-24-60=388.5-84=304.5cm^2
四角形EBCF=304.5cm^2―――①
また、六角形DEBCFG=△ABC+△ADG+正方形ADEB+正方形ACFG=84+84+10×10+17×17=168+100+289=557cm^2―――②
②-①より、
色部分の面積=557-304.5=252.5cm^2
よって、答えは、252.5cm^2

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/23 13:54 (No.822428)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理2
aの位数をn<∞とすれば、
<a>={e,a,…,a^(n-1)}
であり、a^i(0≦i≦n-1)は異なる。(したがって、|<a>|=nである。)

証明
これは簡単な定理であるが、第2章、準同型定理を使って証明してみよう。ℤを整数全体の作る加群とし、写像
φ:ℤ∋m→a^m∈G
を考える。(1)によりφは(加群ℤから乗法群Gへの)準同型で、その像Imφは<a>である。ユークリッドのアルゴリズムにより、m∈ℤを
m=qn+r,0≦r≦n-1
とかけば、a^n=eであるから、
a^m=(a^n)^q・a^r=a^r
よって
a^m=e⇔a^r=e⇔r=0⇔m=qn
いいかえれば、Kerφ=nℤ したがって準同型定理により
<a>≃ℤ/nℤ={[0],[1],…,[n-1]}
この同型対応はa^i↔[i](=i+nℤ)によって与えられる。よって
<a>={e,a,…,a^(n-1)}
特に|<a>|=nである。            (証終)
同様に、aの位数が∞のときには、<a>≃ℤである。

(1)a^m・a^n=a^(m+n),(a^m)^n=a^mn(m,n∈ℤ)

第2章、準同型定理
準同型φ:G→G'が与えられているとき、
Kerφ={x∈G|φ(x)=e'}
Imφ={φ(x)|x∈G}
とおく。このとき次の定理が成立する。
定理3
KerφはGの正規部分群、ImφはG'の(ただの)部分群で、対応
a・Kerφ→φ(a)(a∈G)
により、同型 G/Kerφ≃Imφ
が成立する。
「代数学への誘い」佐武一郎著より

具体的には、

>(1)によりφは(加群ℤから乗法群Gへの)準同型

>同様に、aの位数が∞のときには、<a>≃ℤである。

この2ヶ所ぐらいですね。

注1:
「簡単のため、剰余類a+7ℤを[a]とかくことにする。」(p.26より)

注2:
定義3
G,G'を二つの群とする。GからG'(の中)への写像φは、任意のa,b∈Gに対して、条件
φ(ab)=φ(a)φ(b)
をみたすとき、GからG'への準同型であるという。(p.35)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/23 15:30削除
解説
>(1)によりφは(加群ℤから乗法群Gへの)準同型

(1)a^m・a^n=a^(m+n),(a^m)^n=a^mn(m,n∈ℤ)

φ:ℤ∋m→a^m∈G

より、φ(m)=a^mである。よって、
φ(m+n)=a^(m+n)=a^m・a^n=φ(m)・φ(n)
∴φ(m+n)=φ(m)・φ(n)

ところで、
注2:
定義3
G,G'を二つの群とする。GからG'(の中)への写像φは、任意のa,b∈Gに対して、条件
φ(ab)=φ(a)φ(b)
をみたすとき、GからG'への準同型であるという。

この左辺のabという演算を加法にして右辺のφ(a)φ(b)という演算を乗法にすると、
φ(m+n)=φ(m)・φ(n)は準同型写像である。

ただし、「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著にはこの例は出て来ない。「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著には出て来たのでOKである。

>同様に、aの位数が∞のときには、<a>≃ℤである。

上から、

a^n=eであるから、
a^m=(a^n)^q・a^r=a^r
よって
a^m=e⇔a^r=e⇔r=0⇔m=qn
いいかえれば、Kerφ=nℤ したがって準同型定理により
<a>≃ℤ/nℤ={[0],[1],…,[n-1]}
この同型対応はa^i↔[i](=i+nℤ)によって与えられる。よって
<a>={e,a,…,a^(n-1)}

aの位数が∞の場合、a^n=eとなるnは0のみである。よって、同様に準同型定理により、
<a>≃ℤ/nℤ=ℤ/0ℤ=ℤ/(0)=ℤ
(ℤ/(0)=ℤ+{0}=ℤ)
∴<a>≃ℤ

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/22 11:51 (No.821295)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
二つの相異なる傍系A,Bは共通元をもたない、いいかえれば(対偶)、A∩B≠φ⇒A=Bであることを示せ。
(ヒント:x∈aH⇒xH=aHをいえばよい。)

注:Hを部分群とし、a∈Gに対し、
aH={ah|h∈H},Ha={ha|h∈H}で定義される集合をHの傍系という。
二つの傍系A=aH,B=bH
「代数学への誘い」佐武一郎著より

全体的に分かるように解説してから問題を解いて下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/22 13:57削除
解説
>二つの相異なる傍系A,Bは共通元をもたない、いいかえれば(対偶)、A∩B≠φ⇒A=Bである

「二つの相異なる傍系A,Bは共通元をもたない」の対偶は、「傍系A,Bが共通元を持つならば二つは同一である」であり、これを言い換えると、「傍系AとBの交わりが空集合でないならばA=Bである」となる。
よって、A∩B≠φ⇒A=B

>A∩B≠φ⇒A=Bであることを示せ。
(ヒント:x∈aH⇒xH=aHをいえばよい。)

A=aHより、「Aの元xで作った傍系は全てAと等しくなる」を言えば良いという事である。どういう事かというと、Aの元で作った傍系がA以外の傍系Bになったらその傍系にはAの元が使われているので、AとBに交わりが出来て共通元があるという事になるという事である。

x∈aH⇒xH=aHの証明
x∈aHより、x=ah(∃h∈H)と表される。
∴xH=(ah)H=a(hH)=aH(定理4.1の系より)
∴xH=aH よって、示された。

定理4.1の系
Gを群,HをGの部分群とする。このとき、Gの任意の元aについて次の(1),(2),(3)は同値である。
(1)a∈H,(2)aH=H,(3)Ha=H

因みに、「A∩B≠φ⇒A=Bであることを示せ」からヒントを使わないと、

A∩B≠φより、∃c∈A∩B ∴c∈Aかつc∈B
ところで、A=aH,B=bH
よって、c∈aHよりc=ah(∃h∈H)と表される。
また、c∈bHよりc=bh'(∃h'∈H)とも表される。
∴ah=bh' この両辺に右からh^-1をかけると、
a=bh'h^-1
ところで、示したいのはA=BよりaH=bH
∴aH=(bh'h^-1)H=b(h'h^-1)H=bH(h',h∈HでHは群だからh'h^-1∈H また、定理4.1の系より(h'h^-1)H=Hだから。)
∴aH=bH ∴A=B よって、示された。

因みに、定理4.1の系を使わない場合は、

x∈aH⇒xH=aHの別証
x∈aHより、x=ah(∃h∈H)と表される。
(ⅰ)xH⊂aHを示す。
xh'∈xH(∀h'∈H)
xh'にx=ahを代入すると、
xh'=(ah)h'=a(hh')∈aH(h,h'∈HでHは群だから。)∴xH⊂aH
(ⅱ)xH⊃aHを示す。
ah''∈aH(∀h''∈H)
ここで、x=ahの両辺に右からh^-1をかけると、
xh^-1=a ∴a=xh^-1 これをah''に代入すると、
ah''=(xh^-1)h''=x(h^-1h'')∈xH
∴aH⊂xH
(ⅰ),(ⅱ)より、xH=aH
よって、示された。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/20 20:23 (No.819834)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904010002/

数学が出来なくても答えだけは求められそうな問題。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904010001/

あまり意味がありませんが、2通り作ってみました。念のため、中学数学縛りです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/20 20:59削除
問題1
(2n+1)/(n-2)が整数になるような整数nの値をすべて求めてください。

解答
(2n+1)/(n-2)={2(n-2)+5}/(n-2)
=2+5/(n-2)
これが整数より、n-2は5の約数である。そして、5は素数より、n-2=±1,±5
∴n=3,1,7,-3

補足1
(2n+1)/(n-2)=m(mは整数)と置くと、
2n+1=m(n-2) ∴2n+1=mn-2m
∴mn-2m-2n=1 ∴(m-2)(n-2)-4=1
∴(m-2)(n-2)=5 ∴n-2=±1,±5
∴n=-3,1,3,7

補足2
2n+1は奇数よりそれを割り切るn-2も奇数である。
よって、nも奇数である。
ここで、試しに(2n+1)/(n-2)に1を代入すると-3となりOK。3を代入してもOK。5はダメで7はOK。
マイナスの方も-1を代入するとダメだが、-3を代入すると、1となりOK。
よって、答えは、1,-3,7,-3

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/22 07:56削除
問題2の解法1
BFを結ぶと、AFは直径より∠ABF=90°
∴∠ABF=∠BDC
また、円周角より∠AFB=∠ACB=∠BCD
よって、2角が等しいので△ABF∽△BDC
ところで、△ABDは3:4:5の直角三角形よりBD=3cm また、CD=10-4=6cm
よって、△BDCは直角を挟む二辺の比が1:2の直角三角形より、それと相似な△ABFも1:2:√5の直角三角形である。∴AF=√5AB=5√5cm
よって、直径の長さは、5√5cm

解法2
OBを結ぶと、中心角と円周角の関係より∠AOB=2∠ACB ∴∠ACB=(1/2)∠AOB
また、△OABは二等辺三角形よりOからABに垂線を下ろしその足をHとすると、
∠AOH=(1/2)∠AOB
∴∠AOB=∠ACB=∠BCD
また、直角が等しいので2角が等しく、
△OAH∽△CBDである。
ところで、BD=3cm,CD=6cmより、△CBDは1:2:√5の直角三角形で、それと相似な△OAHも1:2:√5の直角三角形である。
また、AH=5/2cm
∴OA=√5AH=5√5/2cm
∴AF=2OA=5√5cm
よって、直径の長さは、5√5cm

ワンポイントアドバイス
この問題を見て、すぐにBD,BCの長さが求められる事は分かるだろう。つまり、△ABCで正弦定理を使えば直径が求められる。よって、△ABEの方はカムフラージュだと気付いて、補助線BFに気付き易くなるだろう。
もっとも、正弦定理は高校の知識だが。(大人向け。)

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/20 16:38 (No.819600)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904020001/

一応、算数で2通り作ってみました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201904010003/

全然面白くありませんが、たまたま0.5秒ぐらいで出来たので挙げてみました。また、何通りの単語が作れるか求めて下さい。念のため、実際にあるかどうかは関係ありません。(ある程度の理論上という事。)

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/20 19:25削除
問題1の解法1
大きい方の正方形を左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、小さい方の正方形をCEFGとする。(反時計回り)
色部分=△BCD+△FCB+△FCD=12×12÷2+12×6÷2+12×6÷2=72+36+36=144cm^2
よって、答えは、144cm^2

解法2
DFとCGの交点をHとすると、△DCHと△FGHは相似で相似比は2:1より、CH =(2/3)×6=4cm
よって、BH=12+4=16cm
色部分=△DBH+△FBH=16×(12+6)÷2=8×18=144cm^2
よって、答えは、144cm^2

問題2の解答
せいねんがっぴ

>また、何通りの単語が作れるか求めて下さい。

「ん」と「っ」から始まる言葉は普通はないので、初めの1字は5通り。また、2番目以降に制限はないので残りは6!通りより、答えは、5×6!=5×(6×5×4×3×2×1)=5×720=3600通り

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/21 07:55削除
>問題2の解答
せいねんがっぴ

生年月日と言えば、テレビ朝日の斎藤ちはるアナの誕生日は1997年〈平成9年〉2月17日で私の誕生日と同じであるが、こんな話がある。

「ここでは名前の不思議さを示す例をひとつだけ挙げておきます。皇室に嫁いだお二人の名前ですが、よく見てください。ジグザグに読んでも二人の名前になるのです。まったく縁のなかった二人ですが、皇室に入ることが運命づけられているかのような名前になっています。これは、偶然の領域を超えていませんか?名前って本当に不思議なんです。」     「人生が100倍楽しくなる名前セラピー」
(毎日コミュニケーションズ)より抜粋

お  か
わ  わ
だ  し
ま  ま
さ  き
こ  こ

問題
同じ6文字の名前の人がこういう関係になる確率を求めて下さい。1/365より上か下か。

因みに、2月17日と言えば、ノアの大洪水の始まった日である。

「11 それはノアの六百歳の二月十七日であって、その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、
12 雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。」
「創世記」第7章11節~12節

おまけ:
「もう一つの噂、TBS系「スーパーサッカー」の収録現場で、メインMCの加藤浩次(50)から「台本ばっかり見るな」と注意され、その台本を投げ捨てたというエピソードについて聞かれると、「これは本当です」とあっさり告白。宇垣が「イラっとしたんで…」と言うと、松本人志(55)は「お前のほうがよっぽど極楽とんぼやな」と心の底からあきれていた。」
引用元:https://hochi.news/articles/20190713-OHT1T50034.html?page=1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/21 20:53削除
「ここでは名前の不思議さを示す例をひとつだけ挙げておきます。皇室に嫁いだお二人の名前ですが、よく見てください。ジグザグに読んでも二人の名前になるのです。まったく縁のなかった二人ですが、皇室に入ることが運命づけられているかのような名前になっています。これは、偶然の領域を超えていませんか?名前って本当に不思議なんです。」     「人生が100倍楽しくなる名前セラピー」
(毎日コミュニケーションズ)より抜粋

お  か
わ  わ
だ  し
ま  ま
さ  き
こ  こ

問題
小和田雅子さんと川嶋紀子さんの名前をひらがなにして縦に並べ、上の図のように斜めに読んでも互いに同じ名前が読める。6文字の名前の2人を適当に選ぶ時、このような関係になる確率を求めよ。

解答
2個目、4個目、6個目がそれぞれ等しいので、これらをx,y,zと置き、他のものはa,b,c,d,e,fと置くと、

a  d
x  x
b  e
y  y
c  f
z  z

斜めに読むと、axbycz,dxeyfz
よって、縦に読んでも等しくなる。つまり、2個目と4個目と6個目がそれぞれ等しければ良い。
ところで、名前で使われるひらがなは51音から「ん」と「や行の2音」と「わ行の4音」を抜いた51-1-2-4=44音なので、2個目と4個目と6個目が等しい確率は、
1/(44の3乗)=1/85184 
また、1個目と3個目と5個目が等しくても同様に成り立つので、
求める確率は、2/85184=1/42592
=0.00234%

よって、1/365=0.27397%より100倍以上低い確率である。
因みに、日本国民から適当に2人選んでその二人が同じ文字数である確率はデータがないので分からないが、5文字と6文字と7文字と8文字が同じ比率で4文字以下と9文字以上を全部まとめて、5文字,6文字,7文字,8文字と同じ比率と考えると、適当に選んだ2人が同じ文字数である確率は、5部門から重複を許して2人を選ぶ場合の数より、重複組み合わせで5H2=6C2=15通りより、1/15
よって、上の確率に掛けると、
(1/42592)×(1/15)=1/638880
よって、約60万分の1の確率か。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/21 21:16削除
これは6文字で一致する場合でしたね。
一応、4倍すると、
4/638880=1/159720
よって、約16万分の1か。
返信
返信4
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/21 11:59 (No.820321)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
q=p^r(r≧1)とし、nを自然数とする。次のことを証明せよ。
(1)Fq[X]に属する次数がnの約数であるようなモニック既約多項式すべての積はX^(q^n)-Xである。
(2),(3)は省略。

証明
(1)g(X)=X^(q^n)-Xとおく。演習問題11によれば、g(X)のモニック既約多項式である因子は次数がnの約数である。逆に、次数がnの約数であるFq[X]のモニック既約多項式はg(X)を割り切る。
また、g'(X)=-1であるから、g(X)=0は重根をもつことはない(補題3)。したがって、nの約数を次数とするFq[X]のモニック既約多項式はg(X)の既約多項式の中に一度だけ現れる。

演習問題11
q=p^r(r≧1)とし、f(X)∈Fq[X]を次数mの既約多項式とする。そのとき、次のことを証明せよ。
f(X)|X^(q^n)-X⇔m|n

補題3
K[X]を体K上の多項式環とし、f(X)∈K[X]とする。また、αをKのある拡大体Lの元でf(α)=0であるとする。このとき、次の命題が成立する。
(1)αがf(X)の重根である⇔αがf(X)とf'(X)の共通根である。
(2)f(X)が既約であるとするとき、αがf(X)の重根であることと、f'(X)=0であることは同値である。
(引用終わり)

具体的には、

>また、g'(X)=-1であるから、

これぐらいですね。詳しく解説して下さい。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/21 13:36削除
解説
>また、g'(X)=-1であるから、

g(X)=X^(q^n)-Xの両辺をXで微分すると、
g'(X)=(q^n)X^(q^n-1)-1―――①
定理6.6より、Fq^nの元はX^(q^n)-X=0の根であり、また、Fq^nは部分体としてFqを含むので、Fqの元は全てFq^nの元である。
よって、X{X^(q^n-1)-1}=0とすると、
X=0,X^(q^n-1)=1のXにFqの元は全て含まれる。
これらを①に代入すると、
g'(X)=-1,q^n-1

定理6.6
Kをq個(q=p^r,r≧1)の元からなる体とすると、Kは多項式X^q-Xの互いに異なるq個の根で構成されている。したがって、X^q-XはK[X]の中で1次式の積に分解される。

g'(X)=q^n-1の方も示しておいた方が良いのではないでしょうか。ただし、教科書の方のp.249の定理6.6の証明の所でも、f'(X)=-1しか書いていないので、私の気付かない何かがあるのかもしれません。

ところで、ようやく2回目読み終わりました。次は、「なっとくする群・環・体」野崎 昭弘著を読んでみるつもりです。それを読み終わったら、3回目を読んでみようかなと考えています。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/20 11:59 (No.819311)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
q=p^r(r≧1)とし、f(X)∈Fq[X]を次数mの既約多項式とする。そのとき、次のことを証明せよ。
f(X)|X^(q^n)-X⇔m|n

証明
「f(X)|X^(q^n)-X⇒m|n」を示す:αをFqのある拡大体におけるf(X)=0の根とする。そのとき、α^(q^n)=αであるから、α∈Fq^nである。それで、Fq(α)はFq^nの部分体と考えられる。ゆえに、
[Fq^n:Fq]=[Fq^n:Fq(α)]・[Fq(α):Fq]
が成り立つ。ここで、f(X)がαの最小多項式であるから[Fq(α):Fq]=m 一方、[Fq^n:Fq]=nであるので、m|nが得られる。
「f(X)|X^(q^n)-X⇐m|n」を示す:Fq^nは部分体としてFq^mを含む(定理6.10)。
αをFqのある拡大体におけるf(X)=0の根とする。このとき、[Fq(α):Fq]=mであり、Fq(α)=Fq^m⊂Fq^nであるから、α∈Fq^nである。したがって、α^(q^n)=αが成り立ち、αはX^(q^n)-X∈Fq[X]の根である。よって、f(X)はX^(q^n)-Xを割り切る(補題2)。

定理6.10
q=p^r(r≧1)とし、Kをq個の元からなる体とする。さらに0<k<r,q'=p^kとする。このとき、Kがq'個の元からなる部分体を含むための必要十分条件はk|rとなることである。

補題2
Kを体、αをKの拡大体Lの元であって、K[X]に属する既約多項式f(X)の根であるとする。このとき、K[X]の多項式g(X)がg(α)=0をみたせば、g(X)はf(X)で割り切れなければならない。
(引用終わり)

具体的には、

>αをFqのある拡大体におけるf(X)=0の根とする。そのとき、α^(q^n)=αであるから、α∈Fq^nである。

「α^(q^n)=αである」理由と「α∈Fq^nである」理由をもっと詳しく述べて下さい。

>それで、Fq(α)はFq^nの部分体と考えられる。

この理由ももっと詳しく述べて下さい。

>ここで、f(X)がαの最小多項式であるから[Fq(α):Fq]=m

>Fq(α)=Fq^m⊂Fq^nであるから、α∈Fq^nである。

>したがって、α^(q^n)=αが成り立ち、αはX^(q^n)-X∈Fq[X]の根である。

これぐらいですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/6/20 14:03削除
解説
>αをFqのある拡大体におけるf(X)=0の根とする。そのとき、α^(q^n)=αであるから、α∈Fq^nである。

f(X)|X^(q^n)-Xより、X^(q^n)-X=f(X)・h(X)と置ける。(h(X)∈Fq[X])
∴α^(q^n)-α=f(α)・h(α)=0(f(α)=0より)
∴α^(q^n)=α
ここで、α^(q^n)-α=0とすると、定理6.6より、Fqの元はX^q-X=0の根だから、αはFq^nの元である。
∴α∈Fq^n

定理6.6
Kをq個(q=p^r,r≧1)の元からなる体とすると、Kは多項式X^q-Xの互いに異なるq個の根で構成されている。したがって、X^q-XはK[X]の中で1次式の積に分解される。

>それで、Fq(α)はFq^nの部分体と考えられる。

例6.3から分かる。

例6.3
定理6.1によれば有限体Lの乗法群L^*は巡回群であるから、L^*の生成元の1つをαとすればL^*=<α>である。したがって、Lの任意の部分体Kに対してL=K(α)となっている。すなわち、有限体Lはその任意の部分体Kの単純拡大である。

これは例えば、F8のある元をαとすると、F8=F2(α)となっているという事である。
そして、α∈Fq^nでFq^nはFqの拡大体(F8とF2の関係と同じ)なので、Fq^n=Fq(α)と表されるので、「Fq(α)はFq^nの部分体と考えられる」という事である。

>ここで、f(X)がαの最小多項式であるから[Fq(α):Fq]=m

定理6.4より。

定理6.4
K⊂L,α∈Lとしてαを体K上代数的な元とする。αのK上の最小多項式をp(X)の次数がnであるとする。このとき、{1,α,α^2,…,α^(n-1)}は体K(α)のK上のベクトル空間としての基底である。したがって、[K(α):K]=nである。

念のため、問題文から「f(X)∈Fq[X]を次数mの既約多項式とする」からmである。

>Fq(α)=Fq^m⊂Fq^nであるから、α∈Fq^nである。

Fq(α)⊂Fq^nから、Fq係数の多項式にαを代入したものはFq^nの元なので、αも元の1つである。∴α∈Fq^n

>したがって、α^(q^n)=αが成り立ち、αはX^(q^n)-X∈Fq[X]の根である。

(上から)α∈Fq^nで、定理6.6よりFqの元はX^q-X=0の根なので、αはX^(q^n)-X=0の根である。
∴α^(q^n)-α=0 ∴α^(q^n)=α
また、X^(q^n)-Xの係数は1と-1でFqは体なので乗法の単位元1とその加法の逆元-1を含むので、X^(q^n)-XはFq係数の多項式である。
∴X^(q^n)-X∈Fq[X] また、α^(q^n)-α=0より、
「αはX^(q^n)-X∈Fq[X]の根である」という事である。
念のため、何故こんな事をわざわざ言うのかは、補題2を適用するためである。

補題2
Kを体、αをKの拡大体Lの元であって、K[X]に属する既約多項式f(X)の根であるとする。このとき、K[X]の多項式g(X)がg(α)=0をみたせば、g(X)はf(X)で割り切れなければならない。

同じFq[X]の多項式である必要があるという事である。

おまけ:
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