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壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/20 20:57 (No.762879)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901150001/

暗算で解いて、ちょっとだけ別解法の暗算で検算してみました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901140001/

1分以内に解けましたが、6通りぐらい作れますね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/22 07:54削除
問題1の解答
△DAEの内対角の和より、∠EDF=∠DAE+∠DEA=15°+15°=30°
また、△EDFは二等辺三角形より∠EFD=∠EDF=30°よって、△EAFの内対角の和より∠FEC=15°+30°=45°
また、△FECも二等辺三角形より∠FCE=∠FEC=45°
よって、△FACの内対角の和より∠BFC=15°+45°=60°よって、△FBCは1つの角が60°の二等辺三角形より正三角形。
よって、∠B=60°また、BF=4cm
ところで、△EDFは頂角が120°の二等辺三角形より二辺比は1:√3 ∴DF=4√3cm
∴AB=4+4√3+4=8+4√3cm
ここで、BCの延長上にAから垂線を下ろしその足をHとすると、△ABHは1:2:√3の直角三角形より、BH=AB/2=4+2√3cm,AH=√3BH=4√3+6cm
∴△ABC=4×(4√3+6)×(1/2)=2(4√3+6)=8√3+12cm^2
よって、答えは、8√3+12cm^2

最後の所がくどいのは暗算用だからである。引き続き、検算で使用した暗算の解法。

ABが8+4√3cmと分かってから、CからBFに垂線を下ろしその足をIとすると、CI=2√3cm
∴△ABC=(8+4√3)×2√3×(1/2)=(8+4√3)×√3=8√3+12cm^2
よって、OK。

因みに、今朝思い付いたが、△FBCが正三角形と分かった後、EからDFに垂線を下ろせば△EDHは1:2:√3の直角三角形になるので、EH=4÷2=2cm ∴△EDA=4×2÷2=4cm^2
また、△FECは1辺が4cmの直角二等辺三角形より、△FEC=4×4÷2=8cm^2
また、△EDFは頂角が120°の二等辺三角形よりEHで切って組み直すと1辺が4cmの正三角形になる。
よって、△ABCの面積は12cm^2+1辺が4cmの正三角形4個分である。1辺が4cmの正三角形の面積は、4×2√3÷2=4√3cm^2なので、
答えは、12+8√3cm^2

これが暗算で一番簡単な解法でしたね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/22 19:41削除
問題2の解法1
DからABと平行な直線を引き、ACとの交点をEとすると、錯角より∠ADE=40°となり△DAEは底角が70°の二等辺三角形になる。
よって、DE=DA=6cm また、△CDE∽△CBAで相似比が4:9より、AB=(9/4)×6=27/2cm
よって、答えは、13.5cm

解法2
DからACと平行な直線を引き、ABとの交点をFとすると、解法1と同様に△ADFは二等辺三角形になりAF=AD=6cm
また、DF//CAよりBF:FA=BD:DC ∴BF:6=5:4 ∴BF=30/4=15/2cm
∴AB=6+15/2=27/2=13.5cm

解法3
BAの延長上にCからADと平行な直線を引き、その交点をGとすると、∠CAG=180°-40°-70°=70°また、同位角より∠G=40°より△GACは頂角が40°の二等辺三角形になる。また、△BAD∽△BGCで相似比5:9より、GC=(9/5)AD=(9/5)×6=54/5cm
∴GA=GC=54/5cm 
∴AB=(5/4)GA=(5/4)×(54/5)=27/2=13.5cm

解法4
ADの延長上にCからABと平行な直線を引き、その交点をHとすると、△DHC∽△DABで相似比4:5より、DH=(4/5)DA=(4/5)×6=24/5cm
∴HA=24/5+6=54/5cm
また、錯角より△HACは頂角が40°となり内角を計算すると二等辺三角形になる。∴HC=HA=54/5cm
∴AB=(5/4)×(54/5)=54/4=27/2=13.5cm

解法5
ADの延長上にBからACと平行な直線を引き、その交点をIとすると、△DIB∽△DACで相似比5:4より、DI=(5/4)DA=(5/4)×6=15/2cm
∴AI=15/2+6=27/2=13.5cm
また、錯角より∠DIB=70°よって、△ABIの内角の和より△ABIは頂角が40°の二等辺三角形になる。
∴AB=AI=13.5cm

解法6
BAの延長上にAJ=AD=6cmとなる点Jを取ると、∠JAC=180°-40°-70°=70°より、∠DAC=∠JAC  
また、ACは共通より二辺挟角が等しいので、△DAC≡△JAC ∴CJ=CD=④ 
また、∠ADC=∠ADJよりCAは∠BCJの二等分線。よって、△CBJで角の二等分線の定理を使うと、
AB:AJ=CB:CJ 
∴AB:6=⑤+④:④=9:4
∴AB=54/4=27/2=13.5cm

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/21 11:01 (No.763354)削除
次の文章を完全解説して下さい。

問題
ℤ[X]のイデアル(2,X)は単項イデアルではないことを証明せよ。

証明
(2,X)がある多項式f(X)∈ℤ[X]によって生成されている。すなわち
(2,X)=(f(X)),f(X)∈ℤ[X]
と仮定する。2∈(2,X)=(f(X))であるから、2=f(X)・g(X)(∃g(X)∈ℤ[X])
ここで、ℤは整域であるから、定理4.1より
degf+degg=deg2=0
ここで、f(X)≠0,g(X)≠0であるから0≦degf(X),0≦degg(X)である。したがって、degf(X)=degg(X)=0でなければならない。すなわち、f(X)とg(X)は定数である。そこで、
f(X)=a∈ℤ^*,g(X)=b∈ℤ^*
とおく。一方、X∈(2,X)=(f(X))=(a)=aℤ[X]
であるから
X=a・h(X),h(X)∈ℤ[X]……①
と表される。両辺の次数を比較するとdegh(X)=1である。したがって、
h(X)=bX+c,b,c∈ℤ
と表される。ゆえに、これを①式に代入すると
X=a(bX+c)=abX+ac
これより、ab=1,ac=0を得る。a≠0であるからc=0 また、a,bは整数でab=1より、a=b=1かまたはa=b=-1である。したがって、a=±1 このとき、
(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]
ゆえに、
2・ξ(X)+X・η(X)=1,ξ(X),η(X)∈ℤ[X]
なる関係がある。ここで、X=0とすると、2・ξ(0)=1 これは、ξ(0)∈ℤであるから矛盾である。したがって、(2,X)は単項イデアルではない。

定理4.1
Rを整域とする。多項式環R[X]の元f(X),g(X)について、積f(X)g(X)の次数はf(X)の次数とg(X)の次数の和である。すなわち、
degf(X)g(X)=degf(X)+degg(X)
(引用終わり)

具体的には、

>一方、X∈(2,X)=(f(X))=(a)=aℤ[X]

X∈(2,X)の理由ですが、これは簡単ですね。

>したがって、a=±1 このとき、
(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]

a=-1の場合を述べない理由を解説して下さい。

>このとき、
(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]
ゆえに、
2・ξ(X)+X・η(X)=1,ξ(X),η(X)∈ℤ[X]

(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]から、2・ξ(X)+X・η(X)=1と出来る理由ですね。2・ξ(X)+X・η(X)=Xとかではないのかとか。または、2・ξ(X)+X・η(X)=2とか。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/21 13:54削除
解説
>一方、X∈(2,X)=(f(X))=(a)=aℤ[X]

X∈(2,X)の理由ですが、これは簡単ですね。

(2,X)はℤ[X]のイデアルだから、2ℤ[X]+Xℤ[X]という形をしていて、0=f(X)∈ℤ[X],1=g(X)∈ℤ[X]を選べば、X=2・0+X・1∈2ℤ[X]+Xℤ[X]=(2,X)より、
X∈(2,X)

>したがって、a=±1 このとき、
(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]

a=-1の場合を述べない理由を解説して下さい。

定理2.8(1)より、(1)=(-1)だからである。

定理2.8
有理整数環ℤにおいて、次のことが成り立つ。
(1)(a)=(b)ならばa=±bであり、また逆も成り立つ。

つまり、1=-(-1)⇔(1)=(-1)という事。

>このとき、
(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]
ゆえに、
2・ξ(X)+X・η(X)=1,ξ(X),η(X)∈ℤ[X]

(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]から、2・ξ(X)+X・η(X)=1と出来る理由ですね。2・ξ(X)+X・η(X)=Xとかではないのかとか。または、2・ξ(X)+X・η(X)=2とか。

この前の時点で、「X=a(bX+c)=abX+ac
これより、ab=1,ac=0を得る。」
また、更にその前の「2∈(2,X)=(f(X))であるから、2=f(X)・g(X)(∃g(X)∈ℤ[X])」と「そこで、f(X)=a∈ℤ^*,g(X)=b∈ℤ^*とおく。」
から、2=ab=1で矛盾とした方が良い。

話を元に戻して、

(2,X)=(f(X))=(a)=(1)=ℤ[X]
ゆえに、
2・ξ(X)+X・η(X)=1

これはおかしいね。「(1)=ℤ[X]」もおかしいが、(1)=ℤとしても1に限定は出来ないだろう。もちろん、反例的に1つ不適を挙げれば良いという考え方もあるが。この場合は1しかあり得ないのは上の証明からも明らか。

因みに、(2,X)=2・ξ(X)+X・η(X)という単項イデアルではないという条件を使わないで示せるのはおかしいという人もいるかもしれないが、その条件は、2∈(2,X)とX∈(2,X)で2回使っている。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/20 13:34 (No.762498)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901160002/

一応、何でもありで別解を考えてみて下さい。こういうのもありです。https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/926(名前の所をクリックすると飛びます。)

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901160001/

さすがにこれは何でもありでは簡単なので、算数で解いて下さい。一応、2通り作れます。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/20 20:25削除
問題1
1~200までの整数のうち、6または10の倍数はいくつありますか?

解答
1~200までの6の倍数は、200÷6=33…2より33個。
また、1~200までの10の倍数は、20個。
また、6と10の最小公倍数は30より、1~200までの30の倍数は、200÷30=6…20で6個。
よって、ベン図で考えると、答えは、33+20-6=47個

別解
python先輩を使ってみました。思い付いた順。

L = [ ]
for n in range(1,201):
if n % 6 == 0 or n % 10 == 0:
L.append(n)
count = len(L)
print(count)
結果:47

count = 0
for n in range(1,201):
if n % 6 == 0 or n % 10 == 0:
count += 1
print(count)
結果:47

因みに、全てを書き出したいなら、

L = [ ]
for n in range(1,201):
if n % 6 == 0 or n % 10 == 0:
L.append(n)
count = len(L)
print(L)
結果:[6, 10, 12, 18, 20, 24, 30, 36, 40, 42, 48, 50, 54, 60, 66, 70, 72, 78, 80, 84, 90, 96, 100, 102, 108, 110, 114, 120, 126, 130, 132, 138, 140, 144, 150, 156, 160, 162, 168, 170, 174, 180, 186, 190, 192, 198, 200]

本当に便利ですね。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/21 07:55削除
問題2の解法1
大外の正方形の左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、内部の正方形の左上の頂点から反時計回りにE~Hと振る。
また、円と辺DA,AB,BC,CDとの接点をそれぞれP~S,円の中心をOと振ると、
弓形HGSは半径OGで中心角90°の扇形から直角二等辺三角形OHGを引いた形で、△OQRと△OHGは合同な直角二等辺三角形(OHとOQを比べると共に大円の半径で等しいから)なので、
弓形HGSを弓形QRFの所に移動させるとぴったりとはまり、色付き部分の面積は、直角二等辺三角形BQRと等しくなる。
また、HG=4cm(小円の直径)より、QR=4cm よって、BからQRに垂線を下ろしその足をIとすると、2つの直角二等辺三角形が出来、BI=QR÷2=4÷2=2cm
よって、△BQR=4×2÷2=4cm^2
よって、答えは、4cm^2

解法2
大外の正方形の左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、内部の正方形の左上の頂点から反時計回りにE~Hと振る。
また、円と辺DA,AB,BC,CDとの接点をそれぞれP~S,円の中心をO,円OとHGとの接点をTと振ると、
△OHGは斜辺HGが4cmの直角二等辺三角形で点TはHGの真ん中の点になるので、OT=4÷2=2cm
よって、△OHG=4×2÷2=4cm^2
また、△OHG=OH×OG÷2でもあるので、OH×OG=8cm^2 
よって、大円の半径×半径=8―――①
よって、弓形HGS=8×3.14÷4-4=2.28cm^2―――☆
また、図形QBRF=正方形OQBR-扇形OQR
=8-8×3.14÷4(①より)=8-6.28
=1.72cm^2―――☆☆
☆,☆☆より、色付き部分=2.28+1.72=4cm^2
よって、答えは、4cm^2

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/18 16:21 (No.760738)削除
問題
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901170001/

何でもありで解いて下さい。一応、算数でも解説しますが。算数オリンピックでも正答率0%だったそうです。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/19 07:43削除
何でもありの解法1 中学数学の解法
BD=CD=x,AD=yと置いて、AからBDに垂線を下ろしその足をHとすると、△ADHは直角二等辺三角形になるので、AH=DH=y/√2cm
∴CH=x+y/√2cm よって、△ACHで三平方の定理を使うと、(x+y/√2)^2+(y/√2)^2=9.5^2が成り立つ。
∴x^2+√2xy+y^2=9.5^2―――①
また、BH=x-y/√2cmより、△ABHで三平方の定理を使うと、
AB^2=(x-y/√2)^2+(y/√2)^2=x^2-√2xy+y^2
∴AB^2=x^2-√2xy+y^2―――②
ところで、条件より、2x・(y/√2)・(1/2)=15が成り立つ。∴xy=15√2―――③
③を①に代入すると、
x^2+y^2=9.5^2-30=90.25-30=60.25
∴x^2+y^2=60.25―――④
また、③,④を②に代入すると、
AB^2=60.25-30=30.25
∴AB=5.5cm

何でもありの解法2 高校数学の解法
BD=CD=x,AD=yと置いて、△ABCで中線定理を使うと、
AB^2+9.5^2=2(x^2+y^2)―――①
また、△DACで余弦定理を使うと、
9.5^2=x^2+y^2-2xycos135°―――②
また、条件より、2x・(y/√2)・(1/2)=15が成り立つので、xy=15√2―――③
③を②に代入すると、
9.5^2=x^2+y^2+2(15√2)(1/√2)
∴x^2+y^2=9.5^2-30―――④
④を①に代入すると、
AB^2+9.5^2=2(9.5^2-30)
∴AB^2=9.5^2-60=90.25-60=30.25
∴AB=5.5cm

算数の解法は次回。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/20 07:46削除
算数の解法
分かっている長さが9.5cmしかないので、これを1辺とする正方形AEFCをACに関して点B側に作る。
また、∠DCA=●,∠DAC=×と置くと、△DACの内対角の和より∠ADB=●+×=45°
ここで、正方形AEFCの内側に△DACと合同な三角形△GEA,△HFE,△ICFを描くと、正方形の対称性より四角形DGHIも正方形になる。(対称性から各辺の長さが等しくなりひし形になり、また対称性から各角の大きさが等しくなり正方形になる。)
ところで、∠GAE=∠DCA=●,∠DAC=×より、
∠GAD=90°-●-×=90°-45°=45°
よって、∠GAD=45°また、∠BDA=180°-135°=45°より、∠GAD=∠BDA―――①
また、△DCAと△GAEは合同より、AG=CD 
また、条件よりCD=DB よって、AG=DB―――②
また、AD=DA―――③
①,②,③より、二辺挟角が等しいので、△ADGと△DABは合同。よって、四辺形AGDCの面積は△ABCの面積と等しく15cm^2である。
よって、正方形AEFCから正方形DGHIをくり抜いた部分の面積はこの4倍で60cm^2である。
よって、正方形DGHI=9.5×9.5-60=90.25-60=30.25cm^2
よって、DG=5.5cm よって、AB=5.5cm
よって、答えは、5.5cm
アイデア引用元:https://sansu-seijin.jp/sansu-orympic/4672/

おまけ:
返信
返信2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/19 11:22 (No.761410)削除
https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/602

うんざりはちべえさんが作ったフェルマーの最終定理(ただし、cは素数)の初等的証明を紹介しよう。
http://y-daisan.private.coocan.jp/html/pdf/felmer-5-4.pdf

しかし、否定的な人は読むのが面倒臭いので、補題が正しいかどうか分からないのでスルーするだろう。
そこで、今回DD++さんという方のアイデアで補題が非常に簡単に証明されたので、改めてフェルマーの最終定理(ただし、cは素数)の初等的証明を紹介しよう。
念のため、名前が私の名前になっているのはうんざりはちべえさんが一度放棄されて私に託されたためで、認められたらすぐに返す予定である。
以前に(2023/3/31 22:14の投稿)紹介したフェルマーの最終定理の初等的証明の間違い探しと共に中高生の数学教育に役立てて欲しいものである。

因みに、cが素数なら簡単に証明出来るのだろうと考える人は間違っている。例えば、n=2の場合は、3^2+4^2=5^2とか5^2+12^2=13^2とかで簡単に成り立ってしまうのだから。

おまけ:
フェルマーの最終定理cが素数の場合 その2
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/19 14:26削除
> n>=3という前提があるのです。
> それを無視すれば、フェルマーの主張は間違っています。

> 前提条件を無視するのは、おかしくありませんか?

証明の中で使っていない前提は、証明から除去しても、証明の正しさは保存される(結論も保存される)。
FLTではn>=3の前提は必須なので、FLTの証明が正しければ、必ずその証明中で使われることになる。

うんさりはちべえさんのFLTの初等的証明(No.590)は、n>=3の前提を全く使っていないので、誤りである。(証明終わり)
No.619
H.Nakao
3月11日 09:05
引用元:https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/602

> このように、一見n≧3は使われているように見えませんが、ちゃんと使われているのですよ。
No.590の証明では使われていない。(どこにも書いていない)
初等的な証明というのであれば、その中で使った補助定理は、うんさりはちべえさんによって、全て証明できるはずです。証明で使われた補助定理の少なくとも1つにはn>=3の前提が含まれるので、書いていなくても使われているは詭弁ですよ。
No.632
H.Nakao
3月12日 09:00
引用元は上と同じ。

因みに、No.590とは、次のものである。

DD++様、おはようございます。
余計なことを削除すればいいことに気づきました。

********
フェルマーの最終定理の初等的証明を考える。
a^n+b^n=c^nにおいて、a,b,cは自然数であり、n≧3では、成り立たないという問題である。

a,b,cは、互いに素な自然数であるとする。

さて、公式より、
c^n-b^n=(c-b){c^(n-1)+c^(n-2)b+c^(n-3)b^2+c^(n-4)b^3+・・・+cb^(n-2)+b^(n-1)}
また、c^n-b^n=a^n
よって、
a^n=(c-b){c^(n-1)+c^(n-2)b+c^(n-3)b^2+c^(n-4)b^3+・・・+cb^(n-2)+b^(n-1)} ---(a)

ここで、{}の中は、初項c^(n-1)、項比b/c,項数nの等比級数である。

a^n=(c-b)c^(n-1){1+b/c+(b/c)^2+(b/c)^3+・・・+(b/c)^(n-2)+(b/c)^(n-1)} ---(b)

(b)式の両辺をa^tで割ると、a,cは互いに素であるから、c^(n-1)/a^tは割り切れない。
ただし、tはt<nの自然数である。
すると、(b)は、左辺は割り切れるが、右辺は少なくともc^(n-1)/a^tが割り切れないので、成り立たない。ゆえに、(a)式は成り立たず、c^n-b^n=a^nは成り立たない。

よって、フェルマーの最終定理は、初等的に証明された。
No.590
うんざりはちべえ
3月9日 07:06

確かに使われていないね。でも、その上のNo.579では使われている。https://bbs1.rocketbbs.com/shochandas/posts/579

「nが偶数の時は、無限下降法で、フェルマーによって証明済みであり、nが奇数の合成数ならば、構成する最小の素数を考えればよい。→wikipedia参照
したがって、nは、奇数の素数でよい。」

ここである。nが奇数の素数という事でn≧3である。念のため、これは詭弁ではない。ただし、このうんざりはちべえさんの証明が誤りである事は言うまでもない。(ずっと前に作った間違い探しの方がよっぽど秀作である。)

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/18 19:53 (No.760894)削除
定理
適当に選んだ(区間の)連続した整数の和が2^nになる事はない。(うんざりはちべえさん作)

証明
m~nまで連続する自然数の和は、等差数列の和の公式より、
S=(m+n)(n-m+1)/2 ∴(m+n)(n-m+1)=2S
ここで、m+nと-m+nの偶奇は一致している。よって、m+nと-m+n+1の偶奇は分かれている。
よって、両方とも偶数になる事はないので、Sが2^nの形になる事はない。よって、示された。

おまけ:
返信
返信0
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/18 13:49 (No.760651)削除
問題
連続する正の数からその一部の連続するいくつかの数を足したら総和が1000になった。この数の組を求めよ。

誤解しないように解説。例えば、50~100までの和とその一部の70~80までの和を足したら1000になったという問題ではなく、単純に自然数をm~nまで足したら1000になった時、m~nを求めよ、ただし、1組とは限りませんよという問題である。

検索なしで解いて下さい。因みに、引用元のURLは分からなくなってしまったので、PDFファイルを挙げておく。(私のパソコンは一度取り込まないとまともには読めない。(PDFファイルだけ。))

この人は自分で解いているね。相変わらず、面白い。

おまけ:
suukenn-1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/18 19:23削除
問題
連続する正の数からその一部の連続するいくつかの数を足したら総和が1000になった。この数の組を求めよ。

解答
要は、m~nまで連続する自然数の和が1000になるm,nの組を全て求めれば良い。
そこで、等差数列の和の公式より、S=(m+n)(n-m+1)/2=1000が成り立つ。
∴(m+n)(-m+n+1)=2000
また、1+2+3+・・・+n=n(n+1)/2の公式で求めると、
n(n+1)/2-m(m-1)/2=1000が成り立つ。
∴n(n+1)-m(m-1)=2000 ∴n^2+n-m^2+m=2000 ∴-(m^2-n^2)+m+n=2000
∴-(m+n)(m-n)+m+n=2000
∴(m+n)(-m+n+1)=2000

ここで、m+nと-m+nの偶奇は一致している。これは定石だが、m,nを奇数,偶数で場合分けして考えれば分かる。よって、m+nと-m+n+1の偶奇は分かれている。
これは別の考え方をすれば、m+nと-m+n+1の和が2n+1で奇数なので偶数と奇数に分かれていると分かる。(念のため、奇数=偶数+奇数しかないという事。奇数+奇数=偶数,偶数+偶数=偶数)
また、m,nは自然数より、m+n>-m+n+1である。
よって、(m+n)(-m+n+1)=2^4・5^3のm+nと-m+n+1は偶奇が分かれていてm+n>-m+n+1である。
(ⅰ)-m+n+1が奇数の場合、
①-m+n+1=1の場合、m=nで不適。(m<nだから。)
②-m+n+1=5の場合、-m+n=4 よって、m+n=2^4・5^2=400 2式の和より、2n=404 ∴n=202 ∴m=198
よって、198~202
③-m+n+1=5^2の場合、-m+n=24 よって、m+n=2^4・5=80 2式の和より、2n=104 ∴n=52 ∴m=28
よって、28~52
④-m+n+1=5^3の場合、-m+n=124 よって、m+n=2^4=16 2式の和より、2n=140 ∴n=70 ∴m=-54 m>0より不適。
(ⅱ)m+nが奇数の場合、m+n>-m+n+1より、m+n=5^3の場合しかあり得ない。m+n=5^2=25とすると、-m+n+1=2^4・5^3/5^2=80で、m+n<-m+n+1となるから。
∴m+n=125,-m+n+1=2^4=16 ∴-m+n=15 よって、2式の和より、2n=140 ∴n=70 ∴m=55
よって、55~70
(ⅰ),(ⅱ)より、198~202,28~52,55~70
因みに、④から-54~70と出るが、-54~54は相殺されるので、55~70と出る。

あまり他人の指摘はしたくないが、このレポートの1ページ目の「左辺は整数だからS=apと置ける」というのは間違っているね。
ここは、「左辺は整数だから2S=apと置ける」としなければいけない。レポートではその後aは奇数となっているが、aはここで言う所のm~nの間なんだから偶数でも奇数でもどちらにもなる。
実際、1ページ目の終わりの方の数式a+2n+1=2S/aのaを2(偶数)としても成り立つだろう。

検索はしていないが、模範解答もこんなものだろう。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/16 16:55 (No.758905)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901180001/

普通に図を描いて解きました。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901170002/

ある程度理詰めであとは適当に解きました。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/18 07:56削除
問題1の解答
点A,B,Dの行き先をそれぞれA',B',D'として長方形A'B'CD'を描くと、点Aの軌道(軌跡)は点Cを中心とした半径CAの円で、その扇形の中心角はDがD'までの回転と同じなので90°である。
また、点Dの軌跡は点Cを中心とした半径CDの四分円の円周である。
よって、辺ADが通過する部分の面積は、図形ADD'A'であり、その面積は、扇形CAA'+△A'CD'-△ACD-扇形CDD'である。
△A'CD'と△ACDは合同なので相殺され、求める面積は扇形CAA'-扇形CDD'である。
ここで、△ACDで三平方の定理を使うと、
AC=√(2^2+4^2)=√20=2√5cm
よって、図形ADD'A'=扇形CAA'-扇形CDD'
=π(2√5)^2×(1/4)-π2^2×(1/4)=5π-π
=4πcm^2
よって、答えは、4πcm^2

問題2
0,1,2,3,4,5,6の7つの数字を1つずつ○に入れて式を完成させてください。
○×○=○○=○○÷○

解答
①×②=③④=⑤⑥÷⑦として、まず0の入る位置を考えてみる。
①か②に入れると③,④も0になってしまうので1個ずつという約束に反してしまうのでダメである。
また、⑦には入れてはいけない事は小学生でも知っているだろう。(0で割ってはいけないという事。)
③や⑤に入れると③④や⑤⑥が一桁になってしまうので完璧にあり得ないという訳でもないが、まぁ、後回しの選択である。
また、④を0にすると⑥も0になるので、1個ずつという約束に反してしまうのでダメである。(例えば、③④を20とすると⑤⑥÷⑦=20で⑤⑥=20×⑦だからである。)
よって、⑥を0とする。
①×②=③④=⑤0÷⑦
次に⑤を考えて1とを入れてみると⑦で割るので大きい数から入れた方が良い。そこで、最大の6を入れると、
①×②=③④=60÷⑦
次に⑦に5を入れてみると、①×②=③④=60÷5
③④=12で①×②=3×4で合う。
よって、答えの1つは、3×4=12=60÷5である。

理詰めで考えていないので、他に解がある可能性は否定出来ない。まぁ、証明すればいいだけだけど、興味がないのでスルーしよう。

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/15 17:27 (No.757991)削除
問題
実数係数のn次方程式anx^n+an-1x^(n-1)+…+a1x+a0=0がある。この方程式が虚数解αを解に持つ時、その共役複素数|αも解に持つ事を示せ。

証明
https://examist.jp/mathematics/complex-equation/kyouyaku-syoumei/

エレガントですね。別解を考えてみました。

別証
代数学の基本定理より複素数係数のn次方程式は重解を含めてn個の解を複素数の範囲に持つ。実数も複素数の内なので、実数係数のn次方程式は複素数の範囲でn個の解を持つ。
https://manabitimes.jp/math/799
その内の1つをx=a+bi(a,bは実数)と置くと、bi=x-a ∴-b^2=x^2-2ax+a^2 ∴x^2-2ax+a^2+b^2=0 これを解の公式で解くと、x=a±√{a^2-(a^2+b^2)}=a±√(-b^2)=a±bi
また、もう1つ複素数解を取ると、x=c+di(c,dは実数)で同様に、x^2-2cx+c^2+d^2=0となる。
(ⅰ)n次方程式のnが偶数の場合、これらを掛け合わせていけば全てのn次方程式が表せ、x=a±biから共役複素数解を持つ。(実数は四則演算について閉じているので係数は実数のまま。)
(ⅱ)n次方程式のnが奇数の場合、少なくとも1つは実数解を持ち、偶数の場合にさらにx-α=0(αは実数)を掛け合わせれば、実数係数の方程式になりx=a±biから共役複素数解を持つ。
(ⅰ),(ⅱ)より、実数係数のn次方程式はその共役複素数も解に持つ。

nが奇数の場合、少なくとも1つは実数解を持つ証明は中間値の定理から簡単に証明出来る。http://indoctus2.blogspot.com/2015/03/blog-post_92.html

どうでしょうか。代数学の基本定理は別に使う必要もないと思いますが。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/15 19:59削除
「抜け」があったね。
nが奇数の場合は実数解が重解を含めて奇数個である事を述べておかなければいけなかったね。まぁ、証明自体に問題はないだろう。
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/15 22:26削除
よく考えたら循環論法と言われても仕方なかった。
そこで、2次方程式ax^2+bx+c=0(a,b,cは実数)の解と係数の関係を考えると、
α+β=-b/a,αβ=c/a
ここで、α=p+qi(p,qは実数)とすると、-b/a,c/aが実数より虚数部分が相殺されるには、β=p-qiしかあり得ない。
そこで、実数係数のn次方程式anx^n+an-1x^(n-1)+…+a1x+a0=0の1つの複素数解をx=a+bi(a,bは実数)とすると、bi=x-a ∴-b^2=x^2-2ax+a^2 ∴x^2-2ax+a^2+b^2=0
として良い。(しかあり得ない。)
また、もう1つ複素数解を取ると、x=c+di(c,dは実数)で同様に、x^2-2cx+c^2+d^2=0となる。
(ⅰ)n次方程式のnが偶数の場合、これらを掛け合わせていけば全てのn次方程式が表せ、x=a±biから共役複素数解を持つ。(実数は四則演算について閉じているので係数は実数のまま。)
(ⅱ)n次方程式のnが奇数の場合、重解を含めて実数解が奇数個になる。偶数の場合にさらに(x-α)(x-β)…(x-ω)=0(α~ωは実数,奇数個)を掛け合わせれば、実数係数の方程式になりx=a±biから共役複素数解を持つ。
(ⅰ),(ⅱ)より、実数係数のn次方程式はその共役複素数も解に持つ。

念のため、厳密な証明ではない。また、3次方程式の解と係数の関係では、α+β+γ=-b/a,αβ+βγ+γα=c/a,αβγ=-d/aで1つの解が実数解である事を考えれば残り2つは虚数部分が相殺されるしかないので共役である事が分かる。また、4次方程式の解と係数の関係を自分で作っても2組の共役複素数である必要がある事は自明だろう。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/16 07:28削除
改題
実数係数の3次方程式a3x^3+a2x^2+a1x+a0=0がある。この方程式が虚数解αを解に持つ時、その共役複素数|αも解に持つ事を示せ。

具体的に3次で厳密に示してみました。

解答
3次方程式の解と係数の関係より、3つの解をα,β,γとすると、α+β+γ=-a2/a3―――①
αβγ=-a0/a3―――②
また、3次方程式の少なくとも1つの解は実数解よりγを実数解とし、α=p+qi,β=r+si(p,q,r,sは実数)と置くと、
①より、(p+qi)+(r+si)+γ=-a2/a3
∴p+r+γ+a2/a3+(q+s)i=0
p,r,γ,a2/a3,q,sは実数より、
p+r+γ+a2/a3=0,q+s=0 
∴s=-q―――③
また、②より、(p+qi)(r+si)γ=-a0/a3
∴pr+psi+qri-qs+a0/a3=0
∴pr-qs+a0/a3+(ps+qr)i=0
pr,qs,a0/a3,ps,qrは実数より、
∴pr-qs+a0/a3=0,ps+qr=0―――④
③を④に代入すると、pq-qr=0 
∴q(p-r)=0
ここで、条件よりα,βは複素数解(γが実数解)よりq≠0 ∴p-r=0 ∴p=r―――⑤
③,⑤をβ=r+siに代入すると、β=p-qi
ところで、これはα=p+qiの共役複素数解|αである。
よって、複素数解αを持つならば共役複素数解|αも解に持つ。よって、示された。

n次の場合も構造的に同じである事は言うまでもない。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/17 07:42削除
問題
実数係数のn次方程式anx^n+an-1x^(n-1)+…+a1x+a0=0がある。この方程式が虚数解αを解に持つ時、その共役複素数|αも解に持つ事を示せ。

証明
https://examist.jp/mathematics/complex-equation/kyouyaku-syoumei/

エレガントですね。別解を考えてみました。

別証
2次方程式ax^2+bx+c=0(a,b,cは実数)の2つの解を複素数解α,βとすると、解と係数の関係より、
α+β=-b/a,αβ=c/a
実数は四則演算について閉じているので右辺は実数より、左辺の2つの解は共役関係の2つの解しかあり得ない。(厳密な証明は上の3次の場合を参照。)
ここで、n次方程式のn個の解(代数学の基本定理より)をα1,α2,…,αnと置くと、解と係数の関係より、
α1+α2+…+αn=-an-1/an
α1α2…αn=±a0/an(nが奇数の場合は負でnが偶数の場合は正)
nが偶数の場合は偶数個の実数解を含み、2次の場合と同様に共役関係のペアの複数組しかあり得ない。
nが奇数の場合は奇数個の実数解を含み、2次の場合と同様に共役関係のペアの複数組しかあり得ない。
よって、n次方程式が虚数解αを解に持つ時、その共役複素数|αも解に持つ事が示された。

因みに、実数係数のn次方程式anx^n+an-1x^(n-1)+…+a1x+a0=0の1つの解をx=p+qi(p,qは実数)と置いて、qi=x-p ∴-q^2=x^2-2px+p^2
∴x^2-2px+p^2+q^2=0
この方程式が実数係数になる時点で上のn次方程式はこの式で割り切れ(x=p+qiを含むから)x=p-qiも解を含む証明にならないのだろうか。念のため、厳密な証明とは思っていないが。(循環論法なのか?)
関係ないけど、x^2-2px+p^2+q^2はℝ上既約多項式である。

おまけ:
返信
返信4
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/12 20:58 (No.755421)削除
問題1
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901210001/

「頭を和らかくして考えてください!」ってあるけど、普通に地味に解くしかないような気がする。

問題2
https://plaza.rakuten.co.jp/difkou/diary/201901200000/

すぐ解けたけど正解かどうかは分からない。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/16 21:43削除
問題1の解答
正方形を左上の頂点から反時計回りにA~Dと振り、ひし形を正面上の頂点から反時計回りにP~Sと振る。
また、正方形とひし形の中心をOとし、PSとAD,DCとの交点をそれぞれE,Fとし、OSとDCとの交点をGとすると、OS=8÷2=4cm,OG=4÷2=2cmより、GS=4-2=2cm
また、△POSと△FGSは相似で△POSの2辺比はひし形の対角線の比と同じで8:5より△FGSの二辺比も8:5 よって、FG:2=5:8 
よって、FG=5/4cm
よって、DF=2-5/4=3/4cm
また、△FDEも相似で二辺比が5:8より、
DE=(8/5)×(3/4)=6/5cm
よって、△DEF=(6/5)×(3/4)×(1/2)
=9/20cm^2
色部分の面積=4×4-(9/20)×4=16-9/5
=71/5cm^2 よって、答えは、71/5cm^2

問題2の解答
中央の縦2本のマッチ棒の上のマッチ棒を60°ぐらい回転させてひし形にすると、
上から見ると、□ □ → □□□
        □     □
みたいになり3個から4個になる。

おまけ:
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaad739a90d058fa3a211428e14bb8364b2ccf2a
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/14 20:31 (No.757268)削除
次の文章を完全解説して下さい。

定理1.18
(ℤ/2^nℤ)^*≃(ℤ/2^(n-2)ℤ)×(ℤ/2ℤ)(n≧2)
注:ℤ/nℤの剰余類のうちnと互いに素であるものだけを(ℤ/nℤ)^*と書き、既約剰余類と呼ぶ。

証明
補題(ⅰ)より5のmod2^nにおける位数は2^(n-2)ですから、
定理1.15(ⅰ)より、
1,5,5^2,…,5^(2^(n-2)-1)
はmod2^nで見てすべて異なり、全部で2^(n-2)個あります。
5^k≡1^k=1(mod4)であり、1~2^nには4で割って1余る数は2^(n-2)個ありますから、1,5,5^2,…,5^(2^(n-2)-1)をmod2^nで見ると4で割って1余る数がすべて出てきます。
同様に、
-1,-5,-5^2,…,-5^(2^(n-2)-1)
はmod2^nで見てすべて異なり、全部で2^(n-2)個あります。
-5^k≡-1^k=3(mod4)であり、1~2^nには4で割って3余る数は2^(n-2)個ありますから、-1,-5,-5^2,…,-5^(2^(n-2)-1)をmod2^nで見ると4で割って3余る数がすべて出てきます。
結局、
5^i(-1)^j(0≦i≦2^(n-2)-1,j=0,1)
で表される2^(n-2)×2=2^(n-1)個の数をmod2^nで見ると、(ℤ/2^nℤ)^*の元がちょうど1回ずつすべて出てきています。
同型写像を作っておきましょう。
(ℤ/2^nℤ)^*から(ℤ/2^(n-2)ℤ)×(ℤ/2ℤ)への写像φを以下のように決めましょう。|(5^i(-1)^j)の形で表された(ℤ/2^nℤ)^*の元からの移り先を次のように決めます。
φ:(ℤ/2^nℤ)^*→(ℤ/2^(n-2)ℤ)×(ℤ/2ℤ)
 |(5^i(-1)^j)→(|i,|j)(0≦i≦2^(n-2)-1,j=0,1)
で定めます。すると、φは全単射であり、
φ(|(5^i(-1)^j)・|(5^k(-1)^l))=φ(|(5^(i+k)(-1)^(j+l)))=(|(i+k),|(j+l))
φ(|(5^i(-1)^j))+φ(|(5^k(-1)^l))=(|i,|j)+(|k,|l)=(|(i+k),|(j+l))
が成り立ちます。ここで、5の指数はmod2^(n-2)で、(-1)の指数はmod2で計算します。
結局、φ(|(5^i(-1)^j)・|(5^k(-1)^l))=φ(|(5^i(-1)^j))+φ(|(5^k(-1)^l))となり、φは同型写像です。(定理1.18の証明終わり)

補題
n≧2のとき、
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。
(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))

定理1.15
mをmodpにおけるaの位数とする。
(ⅰ)1(=a^0),a,a^2,…,a^(m-1)はmodpで見てすべて異なる。
(ⅱ)a^x≡1(modp)となるxはmの倍数である。
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より引用

解説
>5^k≡1^k=1(mod4)であり、1~2^nには4で割って1余る数は2^(n-2)個ありますから、

5≡1(mod4)であり、この両辺をk乗すると、5^k≡1^k=1(mod4)
また、1~2^nの間に4の倍数は2^n÷4=2^(n-2)個あるので、4で割って1余る数も2^(n-2)個ある。(同じ周期の個数という事。)

>結局、
5^i(-1)^j(0≦i≦2^(n-2)-1,j=0,1)
で表される2^(n-2)×2=2^(n-1)個の数をmod2^nで見ると、(ℤ/2^nℤ)^*の元がちょうど1回ずつすべて出てきています。

1,5,5^2,…,5^(2^(n-2)-1)をmod2^nで見ると4で割って1余る数がすべて出てきて、-1,-5,-5^2,…,-5^(2^(n-2)-1)をmod2^nで見ると4で割って3余る数がすべて出てくる。
ところで、4で割って1余る数は1,5,9,13,…
4で割って3余る数は3,7,11,15,…で2つを合わせると全ての奇数である。よって、(ℤ/2^nℤ)^*の元がちょうど1回ずつすべて出てくる。(既約剰余類の定義より2^nと互いに素なものだが、これは全ての奇数を意味している。)

>φ:(ℤ/2^nℤ)^*→(ℤ/2^(n-2)ℤ)×(ℤ/2ℤ)
 |(5^i(-1)^j)→(|i,|j)(0≦i≦2^(n-2)-1,j=0,1)
で定めます。すると、φは全単射であり、

別の見方をすると、(ℤ/2^nℤ)^*の個数は2^nと互いに素なものの個数より2^nまでの全ての奇数より2^n÷2=2^(n-1)個。
また、(ℤ/2^(n-2)ℤ)×(ℤ/2ℤ)の個数は、2^(n-2)×2=2^(n-1)個なので、2つの集合の個数は等しい。よって、全単射の関係がある。

>結局、φ(|(5^i(-1)^j)・|(5^k(-1)^l))=φ(|(5^i(-1)^j))+φ(|(5^k(-1)^l))となり、φは同型写像です。(定理1.18の証明終わり)

よって、(ℤ/2^nℤ)^*≃(ℤ/2^(n-2)ℤ)×(ℤ/2ℤ)

次回はこれを解説して下さい。

>ここで、5の指数はmod2^(n-2)で、(-1)の指数はmod2で計算します。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/15 08:00削除
解説2
>ここで、5の指数はmod2^(n-2)で、(-1)の指数はmod2で計算します。

前者は、補題(ⅰ)より5のmod2^nにおける位数は2^(n-2)だから、5^2^(n-1)≡1(mod2^n)だからです。
つまり、指数が2^(n-1)ごとに5^2^(n-1)の値(mod2^nでの値)が1になるので、指数をmod2^(n-1)で計算すれば良いという事。
後者は、(-1)^2≡1(mod2)だからですね。

これだけじゃ面白くないので、pythonで5^2^(n-1)≡1(mod2^n)がn=2~9ぐらいまで本当に成り立つか調べてみました。

for n in range(2,10):
print('nが{0}の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは{1}'\
.format(n,5**2**(n-2) % 2**n))
結果
nが2の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが3の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが4の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが5の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが6の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが7の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが8の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1
nが9の時、5^2^(n-2)を2^nで割った余りは1

OKですね。次はこの式自体を証明してみましょう。

5≡1(mod2^2)は自明。
よって、5=2^2・q+1が成り立つ。
この両辺を2^(n-2)乗すると、
5^2^(n-2)=(2^2・q+1)^2^(n-2)
この右辺を2項定理(a+1)^n=a^n+(nC1)a^(n-1)+…+(nCn-2)a^2+(nCn-1)a+1
=a^n+(nC1)a^(n-1)+…+(nC2)a^2+(nC1)a+1で展開すると、
(2^2・q+1)^2^(n-2)=(2^2・q)^2^(n-2)+(2^(n-2)C1)(2^2・q)^(2^(n-2)-1)+…+(2^(n-2)C2)(2^2・q)^2+(2^(n-2)C1)(2^2・q)+1
=前半省略+2^(n-3)(2^(n-2)-1)・2^4・q^2+2^(n-2)・2^2・q+1
=前半省略+2^(n+1)(2^(n-2)-1)・q^2+2^n・q+1
これをmod2^nで見ると、≡1である。
∴5^2^(n-2)=(2^2・q+1)^2^(n-2)≡1(mod2^n)
∴5^2^(n-2)≡1(mod2^n)

念のため、前半は2^nで割り切れるのが自明だから省略した。(n≧2)

おまけ:
返信
返信1
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/13 16:59 (No.756150)削除
次の文章を完全解説して下さい。

補題
n≧2のとき、
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。
(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))

(ⅰ),(ⅱ)を一緒に数学的帰納法で示します。
n=2のとき、
(ⅰ)5のmod2^2での位数は2^(2-2)=1でO.K.です。
(ⅱ)5^2^(2-2)≡1+2^2(mod2^(2+1))が成り立ちO.K.です。
nのとき成り立つとします。
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。
(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))
(帰納法の仮定)
n+1のときを考えます。
5^x≡1(mod2^(n+1))……①
を満たすxについて考えます。①が成り立つとき、5^x≡1(mod2^n)が成り立ちます。帰納法の仮定(ⅰ)より、5のmod2^nでの位数は2^(n-2)ですから、
定理1.15により、xは2^(n-2)の倍数です。
そこで、2^(n-2)の倍数を小さい方からxに代入して①を満たすものを探してみます。小さい方から、2^(n-2),2×2^(n-2)=2^(n-1),3×2^(n-2),…
x=2^(n-2)のとき、帰納法の仮定(ⅱ)を用いて、
5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))となるので不適です。
x=2^(n-1)のとき、
5^2^(n-1)=(5^2^(n-2))^2≡(1+2^n)^2=1+2^(n+1)+2^(2n)≡1(mod2^(n+1))
これより、5のmod2^(n+1)での位数は2^(n-1)です。
帰納法の仮定(ⅱ) 
5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))を、ある整数jを用いて等式にすると、
5^2^(n-2)+j2^(n+1)=1+2^n 
2乗して、(5^2^(n-2)+j2^(n+1))^2=(1+2^n)^2
∴5^2^(n-1)+5^2^(n-2)・j2^(n+2)+j^2・2^(2n+2)=1+2^(n+1)+2^(2n)
これをmod2^(n+2)で見ると、
5^2^(n-1)≡1+2^(n+1)(mod2^(n+2))
となります。
よって、帰納法により題意が示されました。(補題の証明終わり)

定理1.15
mをmodpにおけるaの位数とする。
(ⅰ)1(=a^0),a,a^2,…,a^(m-1)はmodpで見てすべて異なる。
(ⅱ)a^x≡1(modp)となるxはmの倍数である。

位数の定義
a^x≡1(modp)となるxのうち、最小となる正の整数をmとします。このようなmをaの位数といいます。
「ガロア理論の頂を踏む」石井俊全著より引用
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%82%A2%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%AE%E9%A0%82%E3%82%92%E8%B8%8F%E3%82%80-BERET-SCIENCE-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E4%BF%8A%E5%85%A8/dp/4860643631/ref=sr_1_1?adgrpid=54805103953&hvadid=649115456869&hvdev=c&hvlocphy=1009304&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=11586245477196459280&hvtargid=kwd-335104269028&hydadcr=27703_14653689&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%82%A2%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%AE%E9%A0%82%E3%82%92%E8%B8%8F%E3%82%80&qid=1681371693&sr=8-1&asin=4860643631&revisionId=&format=4&depth=1

先に「群・環・体 入門」新妻弘・木村哲三著を読んでいなかったら途中で挫折していたかもしれない。(よく分からないし、面白さを感じなくて途中で止めてしまった可能性がある。)もっとも、まだ全体の1/5も行っていないぐらいだからこれからだけど。

おまけ:
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/14 08:01削除
解説
中学生用に合同式と数学的帰納法と指数法則という武器の解説から始めても良いが、それは次回にして、普通に高校数学の知識を持っている人用に解説する。

>補題
n≧2のとき、
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。
(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))

(ⅰ),(ⅱ)を一緒に数学的帰納法で示します。
n=2のとき、
(ⅰ)5のmod2^2での位数は2^(2-2)=1でO.K.です。
(ⅱ)5^2^(2-2)≡1+2^2(mod2^(2+1))が成り立ちO.K.です。

(ⅰ)式にn=2を代入すれば、5のmod2^2=5のmod4での位数は2^(2-2)=2^0=1であるとなる。
ここで、位数の定義を見ると、

位数の定義
a^x≡1(modp)となるxのうち、最小となる正の整数をmとします。このようなmをaの位数といいます。

つまり、「5のmod4での位数」とは5^x≡1(mod4)となる最小のxという事で、x=1である。
よって、2^(2-2)=2^0=1と等しいのでO.K.である。
(ⅱ)式の方もn=2を代入すると、
5^2^(2-2)≡1+2^2(mod2^(2+1))となり、
5^1≡5(mod8)よりO.K.

>nのとき成り立つとします。
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。
(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))
(帰納法の仮定)
n+1のときを考えます。
5^x≡1(mod2^(n+1))……①
を満たすxについて考えます。①が成り立つとき、5^x≡1(mod2^n)が成り立ちます。

>①が成り立つとき、5^x≡1(mod2^n)が成り立ちます。

①式は、5^xを2^(n+1)で割った余りが1という意味なので、5^x=q・2^(n+1)+1と書ける。
この式のmod2^nの合同式を書くと、
5^x≡q・2^(n+1)+1(mod2^n)
∴5^x≡1(mod2^n)
よって、示された。

>帰納法の仮定(ⅰ)より、5のmod2^nでの位数は2^(n-2)ですから、
定理1.15(ⅱ)により、xは2^(n-2)の倍数です。

定理1.15
mをmodpにおけるaの位数とする。
(ⅰ)1(=a^0),a,a^2,…,a^(m-1)はmodpで見てすべて異なる。
(ⅱ)a^x≡1(modp)となるxはmの倍数である。

「nのとき成り立つとします。
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。」
(上から引用。)

よって、位数の定義より、5^2^(n-2)≡1(mod2^n)で2^(n-2)がmという事である。

位数の定義
a^x≡1(modp)となるxのうち、最小となる正の整数をmとします。このようなmをaの位数といいます。

そして、定理1.15(ⅱ)より、xはmの倍数なので、xは2^(n-2)の倍数という訳である。(①式が成り立っているから。)

>そこで、2^(n-2)の倍数を小さい方からxに代入して①を満たすものを探してみます。小さい方から、2^(n-2),2×2^(n-2)=2^(n-1),3×2^(n-2),…
x=2^(n-2)のとき、帰納法の仮定(ⅱ)を用いて、
5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))となるので不適です。
x=2^(n-1)のとき、
5^2^(n-1)=(5^2^(n-2))^2≡(1+2^n)^2=1+2^(n+1)+2^(2n)≡1(mod2^(n+1))
これより、5のmod2^(n+1)での位数は2^(n-1)です。

>x=2^(n-2)のとき、帰納法の仮定(ⅱ)を用いて、
5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))となるので不適です。

5^x≡1(mod2^(n+1))……①にx=2^(n-2)を代入すると、5^2^(n-2)≡1(mod2^(n+1))―――☆
ここで、帰納法の仮定(ⅱ)を見ると、
(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))
よって、☆式は不適です。念のため、1+2^nは2^(n+1)で割っても余りが1にならないから。

>x=2^(n-1)のとき、
5^2^(n-1)=(5^2^(n-2))^2≡(1+2^n)^2=1+2^(n+1)+2^(2n)≡1(mod2^(n+1))
これより、5のmod2^(n+1)での位数は2^(n-1)です。

5^x≡1(mod2^(n+1))……①にx=2^(n-1)を代入すると、5^2^(n-1)=(5^2^(n-2))^2
ここで帰納法の仮定(ⅱ)を使うと、
≡(1+2^n)^2=1+2^(n+1)+2^(2n)≡1(mod2^(n+1))
∴5^2^(n-1)≡1(mod2^(n+1))
よって、5のmod2^(n+1)での位数は2^(n-1)です。
よって、n+1の時も成り立つ。

「nのとき成り立つとします。
(ⅰ)5のmod2^nでの位数は2^(n-2)である。」

念のため、これのnをn+1にするという事である。

(ⅱ)は次回。

おまけ:
https://instagrammernews.com/detail/3079261791382536920
壊れた扉さん (8ewhcx4n)2023/4/14 10:09削除
解説の続き
>帰納法の仮定(ⅱ) 
5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))を、ある整数jを用いて等式にすると、
5^2^(n-2)+j2^(n+1)=1+2^n 
2乗して、(5^2^(n-2)+j2^(n+1))^2=(1+2^n)^2
∴5^2^(n-1)+5^2^(n-2)・j2^(n+2)+j^2・2^(2n+2)=1+2^(n+1)+2^(2n)
これをmod2^(n+2)で見ると、
5^2^(n-1)≡1+2^(n+1)(mod2^(n+2))
となります。

5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))は、5^2^(n-2)を2^(n+1)で割った余りが1+2^nという意味なので、
5^2^(n-2)=k・2^(n+1)+1+2^nと書ける。
∴5^2^(n-2)-k・2^(n+1)=1+2^n
ここで、-k=jと置くと、
5^2^(n-2)+j2^(n+1)=1+2^nという等式で表現できる。(合同式慣れしている人は一発で納得出来る話だが、一応、細かく解説した。)
また、この式の両辺を2乗すると、
(5^2^(n-2)+j2^(n+1))^2=(1+2^n)^2
∴5^2^(n-1)+5^2^(n-2)・j2^(n+2)+j^2・2^(2n+2)=1+2^(n+1)+2^(2n)
(a+b)^2=a^2+2ab+b^2という展開公式と指数法則を知っていれば問題ないだろう。
この式をmod2^(n+2)で見ると、
5^2^(n-1)≡1+2^(n+1)(mod2^(n+2))となる。
よって、n+1の時も成り立つ。

(ⅱ)5^2^(n-2)≡1+2^n(mod2^(n+1))

念のため、この式のnにn+1を代入した式という事。
よって、数学的帰納法によって補題が証明された。

武器1:合同式
私は大学で初めて知ったが、最近は高校でやるようである。https://lets-math.com/congruent_expression/
因みに、20年ぐらい前の「高校への数学 日日のハイレベル演習」には使われているので、20年ぐらい前の優秀な中学生には暗黙の了解だったのだろう。
基本的な事は簡単なので省略。読めば分かる。

武器2:数学的帰納法
これは整数問題だけに使えるかなり効果的な武器である。
例えば、1+2+3+…+n=n(n+1)/2という式があって、試しにn=1~3ぐらいまで代入してみると、
n=1の時、1=1(1+1)/2=1で成り立つ。
n=2の時、1+2=2(2+1)/2 よって、3=3で成り立つ。
n=3の時、1+2+3=3(3+1)/2 よって、6=6で成り立つ。 
よって、この等式は正しそうであるが、これを永遠に繰り返しても証明にはならない。
そこで、数学的帰納法である。
(ⅰ)n=1の時成り立つ事を示す。
(ⅱ)n=kの時成り立つ事を仮定して、n=k+1の時成り立つ事を示す。
(ⅰ)と(ⅱ)を示せればこの等式が正しい事が証明されるのである。具体的に1+2+3+…+n=n(n+1)/2が成り立つ事を証明してみよう。

(ⅰ)n=1の時、1=1(1+1)/2=1で成り立つ。
(ⅱ)n=kの時成り立つと仮定すると、
1+2+3+…+k=k(k+1)/2―――①という式が成り立つ。
n=k+1の時を考える。
1+2+3+・・・+(k+1)という式を考えると、
1+2+3+・・・+k+(k+1)―――②であるので、②に①を代入すると、
1+2+3+・・・+(k+1)=k(k+1)/2+(k+1)
=k(k+1)/2+2(k+1)/2=(k+1)(k+2)/2
=(k+1){(k+1)+1}/2
よって、
1+2+3+・・・+(k+1)=(k+1){(k+1)+1}/2
この式は、1+2+3+…+n=n(n+1)/2にn=k+1を代入した式である。つまり、n=k+1の時にも、
1+2+3+…+n=n(n+1)/2という式は成り立つ。
よって、(ⅰ),(ⅱ)により数学的帰納法によって証明された。

意味が分からなくてもこれで整数問題は証明されるのである。では、意味を解説しよう。
(ⅱ)式の意味は、(ⅱ)式が証明されれば、例えば、n=5の時正しければn=6の時も正しいという事である。そして、n=6の時も正しいのでn=7の時も正しいのである。つまり、n=5の時さえ正しい事が証明出来れば、ドミノ倒し的に永遠に正しい事が証明されるのである。
そこで、n=1から始めれば全ての自然数で成り立つ事が証明出来る訳である。
だから、n=1の時を証明する事とn=kの時成り立つと仮定してn=k+1の時に成り立つ事を証明する事が大事なのである。(念のため、n=5以上の場合正しい事を証明すれば良い場合は、n=5の時成り立つ事とn=kの時成り立つと仮定してn=k+1の時に成り立つ事を証明すれば良い。)

因みに、帰納法とは実験的証明法という意味だが、数学的帰納法は完璧に論理的な証明法(演繹法という)である。
例えば、三角形の内角の和が180°である証明は、帰納法では適当に何個か三角形を描いて切り取り、3つの角も切り取って合わせるとどんな三角形も180°になる事が分かり実験的証明になるが、演繹法では、平行線を描いて錯角や同位角を使って完璧に論理的な証明をする。

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